JPH0834822A - 補強ポリブタジエンの製造法 - Google Patents
補強ポリブタジエンの製造法Info
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- JPH0834822A JPH0834822A JP20156591A JP20156591A JPH0834822A JP H0834822 A JPH0834822 A JP H0834822A JP 20156591 A JP20156591 A JP 20156591A JP 20156591 A JP20156591 A JP 20156591A JP H0834822 A JPH0834822 A JP H0834822A
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- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【発明の目的】沸騰n−ヘキサン可溶分と沸騰n−ヘキ
サン不溶分からなる補強ポリブタジエンを二段重合法に
より製造する方法において、第2段目の重合触媒の重合
活性が高く、且つ沸騰n−ヘキサン不溶分の主成分であ
る1,2−ポリブタジエンの固有粘度の高いものが得ら
れる製造法を提供することを目的とする。 【発明の構成】(a)可溶性コバルト化合物及び(b)
有機アルミニウムハライドからなるシス−1,4重合触
媒で、1.3−ブタジエンをシス−1,4重合させ、続
いてこの重合系に(c)可溶性コバルト化合物、(d)
有機アルミニウムハライド、(e)有機マグネシウム化
合物、及び(f)二硫化炭素若しくはイソチオシアン酸
フェニルからなる1,2重合触媒を存在させて、1,2
重合を行う。
サン不溶分からなる補強ポリブタジエンを二段重合法に
より製造する方法において、第2段目の重合触媒の重合
活性が高く、且つ沸騰n−ヘキサン不溶分の主成分であ
る1,2−ポリブタジエンの固有粘度の高いものが得ら
れる製造法を提供することを目的とする。 【発明の構成】(a)可溶性コバルト化合物及び(b)
有機アルミニウムハライドからなるシス−1,4重合触
媒で、1.3−ブタジエンをシス−1,4重合させ、続
いてこの重合系に(c)可溶性コバルト化合物、(d)
有機アルミニウムハライド、(e)有機マグネシウム化
合物、及び(f)二硫化炭素若しくはイソチオシアン酸
フェニルからなる1,2重合触媒を存在させて、1,2
重合を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、補強ポリブタジエン
の新規な製造法に関する。
の新規な製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シス−1,4−ポリブタジエンを
主成分とするn−ヘキサン可溶分と、シンジオ−1,2
−ポリブタジエンを主成分とするn−ヘキサン不溶分の
2相からなる補強ポリブタジエンが開発され、優れた機
械的特性や耐熱性で注目されている。
主成分とするn−ヘキサン可溶分と、シンジオ−1,2
−ポリブタジエンを主成分とするn−ヘキサン不溶分の
2相からなる補強ポリブタジエンが開発され、優れた機
械的特性や耐熱性で注目されている。
【0003】補強ポリブタジエンの製造法としては、
1,3−ブタジエンを第1段目でシス−1,4重合し、
第2段目で1,2−重合する2段重合法が行われてい
る。従来、2段重合法としては、第1段目のシス−1,
4重合を、可溶性コバルト化合物と有機アルミニウムハ
ライドからなるシス−1,4重合触媒を用いて行い、次
いでこの系に、二硫化炭素又はイソチオシアン酸フェニ
ルとトリアルキルアルミニウムを添加して1,2重合を
行う方法が、知られていた(特公昭49−17666
号)。
1,3−ブタジエンを第1段目でシス−1,4重合し、
第2段目で1,2−重合する2段重合法が行われてい
る。従来、2段重合法としては、第1段目のシス−1,
4重合を、可溶性コバルト化合物と有機アルミニウムハ
ライドからなるシス−1,4重合触媒を用いて行い、次
いでこの系に、二硫化炭素又はイソチオシアン酸フェニ
ルとトリアルキルアルミニウムを添加して1,2重合を
行う方法が、知られていた(特公昭49−17666
号)。
【0004】
【本発明の解決すべき課題】しかし、上記の方法におい
ては、第2段目の1,2重合において、触媒の重合活性
が低いという問題があった。又、得られた補強ポリブタ
ジエンについても、沸騰n−ヘキサン不溶分の主成分で
ある1,2−ポリブタジエンの固有粘度が低いという問
題があった。又、第2段目で、触媒成分として二硫化炭
素だけでなくトリアルキルアルミニウムを添加している
ので、プロセスが複雑になるという問題もあった。
ては、第2段目の1,2重合において、触媒の重合活性
が低いという問題があった。又、得られた補強ポリブタ
ジエンについても、沸騰n−ヘキサン不溶分の主成分で
ある1,2−ポリブタジエンの固有粘度が低いという問
題があった。又、第2段目で、触媒成分として二硫化炭
素だけでなくトリアルキルアルミニウムを添加している
ので、プロセスが複雑になるという問題もあった。
【0005】本発明は、2段重合法による補強ポリブタ
ジエンの製造法において、上に示した従来法の欠点を解
決することを目的とする。
ジエンの製造法において、上に示した従来法の欠点を解
決することを目的とする。
【0006】
【本発明の構成】本発明の補強ポリブタジエンの製造法
は、 (a)1,3−ブタジエンの重合溶媒溶液中で、
(b)可溶性コバルト化合物、及び有機アルミニウムハ
ライドから得られるシス−1,4重合触媒の存在下に、
1,3−ブタジエンを重合して、シス−1,4−ポリブ
タジエンを生成させ、 続いてこの重合系に(a)可溶性コバルト化合物、
(b)有機アルミニウムハライド、(c)有機マグネシ
ウム化合物、及び(d)二硫化炭素若しくはイソチオシ
アン酸フェニルから得られる1,2重合触媒を存在させ
て、1,3−ブタジエンを重合し、 ・沸騰n−ヘキサン不溶分が5〜30重量%、 ・沸騰n−ヘキサン可溶分が95〜70重量%、 である補強ポリブタジエンを生成させる、という構成を
有している。
は、 (a)1,3−ブタジエンの重合溶媒溶液中で、
(b)可溶性コバルト化合物、及び有機アルミニウムハ
ライドから得られるシス−1,4重合触媒の存在下に、
1,3−ブタジエンを重合して、シス−1,4−ポリブ
タジエンを生成させ、 続いてこの重合系に(a)可溶性コバルト化合物、
(b)有機アルミニウムハライド、(c)有機マグネシ
ウム化合物、及び(d)二硫化炭素若しくはイソチオシ
アン酸フェニルから得られる1,2重合触媒を存在させ
て、1,3−ブタジエンを重合し、 ・沸騰n−ヘキサン不溶分が5〜30重量%、 ・沸騰n−ヘキサン可溶分が95〜70重量%、 である補強ポリブタジエンを生成させる、という構成を
有している。
【0007】本発明の補強ポリブタジエンの製造法は2
段重合法である。第1段目では可溶性コバルト化合物と
有機アルミニウムハライドからなるシス−1,4重合触
媒で1,3−ブタジエンをシス−1,4重合し、第2段
目では可溶性コバルト化合物、有機アルミニウムハライ
ド、有機マグネシウム化合物、及び二硫化炭素若しくは
イソチオシアン酸フェニルからなる1,2重合触媒で
1,2重合を行うというものである。そして、沸騰n−
ヘキサン可溶分と沸騰n−ヘキサン不溶分からなり、沸
騰n−ヘキサン可溶分が95〜70%であり、沸騰n−
ヘキサン不溶分は5〜30%である補強ポリブタジエン
を得るというものである。
段重合法である。第1段目では可溶性コバルト化合物と
有機アルミニウムハライドからなるシス−1,4重合触
媒で1,3−ブタジエンをシス−1,4重合し、第2段
目では可溶性コバルト化合物、有機アルミニウムハライ
ド、有機マグネシウム化合物、及び二硫化炭素若しくは
イソチオシアン酸フェニルからなる1,2重合触媒で
1,2重合を行うというものである。そして、沸騰n−
ヘキサン可溶分と沸騰n−ヘキサン不溶分からなり、沸
騰n−ヘキサン可溶分が95〜70%であり、沸騰n−
ヘキサン不溶分は5〜30%である補強ポリブタジエン
を得るというものである。
【0008】本発明について、図1にフローチャートを
示す。
示す。
【0009】第2段目の重合において1,2重合触媒を
添加する際には、1,2重合触媒の成分を全て添加して
も良く、又有機マグネシウム化合物と二硫化炭素等のみ
添加してもよい。更に、1,3−ブタジエン及び重合溶
媒を追加してもよい。
添加する際には、1,2重合触媒の成分を全て添加して
も良く、又有機マグネシウム化合物と二硫化炭素等のみ
添加してもよい。更に、1,3−ブタジエン及び重合溶
媒を追加してもよい。
【0010】本発明はバッチ式でも連続法でも実施でき
る。
る。
【0011】バッチ式で実施する場合は、第1段目の重
合を行った後、同一の重合反応器に1,2重合触媒を添
加して第2段目の重合を行ってもよい。本発明を連続法
で実施する場合は、シス−1,4重合域で第1段目の重
合を連続的に行い、次いでこれに連なる1,2重合帯域
で連続的に第2段目の重合を行う等の方法が、可能であ
る。
合を行った後、同一の重合反応器に1,2重合触媒を添
加して第2段目の重合を行ってもよい。本発明を連続法
で実施する場合は、シス−1,4重合域で第1段目の重
合を連続的に行い、次いでこれに連なる1,2重合帯域
で連続的に第2段目の重合を行う等の方法が、可能であ
る。
【0012】本発明において、第1段目のシス−1,4
重合は、シス−1,4構造の含有率が90%以上、特に
95%以上で、固有粘度〔η〕(トルエン中30℃で測
定)が1〜4、特に1.3〜3であるシス−1,4,ポ
リブタジエンが生成するように行うのが好ましい。重合
温度は、−20〜80℃、特に好ましくは20〜70℃
である。重合圧力は常温でもそれよりも高い圧力でもよ
い。重合時間は10分〜5時間の範囲が好ましい。又、
重合溶液中の1,3−ブタジエン濃度は、全重合溶液に
対し5〜40重量%の範囲であればよい。更に、生成す
るポリブタジエンの固有粘度を調節するため、必要に応
じて重合系にシクロオクタジエン(以下「COD」を略
記する)やアレン等の非共益ジエン類、若しくはα−オ
レフィン類等の分子量調節剤を使用することができる。
重合は、シス−1,4構造の含有率が90%以上、特に
95%以上で、固有粘度〔η〕(トルエン中30℃で測
定)が1〜4、特に1.3〜3であるシス−1,4,ポ
リブタジエンが生成するように行うのが好ましい。重合
温度は、−20〜80℃、特に好ましくは20〜70℃
である。重合圧力は常温でもそれよりも高い圧力でもよ
い。重合時間は10分〜5時間の範囲が好ましい。又、
重合溶液中の1,3−ブタジエン濃度は、全重合溶液に
対し5〜40重量%の範囲であればよい。更に、生成す
るポリブタジエンの固有粘度を調節するため、必要に応
じて重合系にシクロオクタジエン(以下「COD」を略
記する)やアレン等の非共益ジエン類、若しくはα−オ
レフィン類等の分子量調節剤を使用することができる。
【0013】第2段目の1,2重合の重合温度は、−1
0〜80℃、特に好ましくは20〜60℃である。重合
圧力は常温でもそれよりも高い圧力でもよい。又、重合
溶液中の1,3−ブタジエン濃度は特に制限されない
が、全重合溶液に対し5〜30重量%の範囲が好まし
い。1,2−重合触媒の各成分の使用量は次の通りが好
ましい。本発明において重合に供される1,3−ブタジ
エンに対して、可溶性コバルト化合物は0.0005〜
0.1モル%、有機アルミニウム化合物は0.01〜
1モル%、二硫化炭素若しくはイソチオシアン酸フェニ
ルは0.001〜1モル%であることが好ましい。ま
あ、有機アルミニウムハライドの割合は、可溶性コバル
ト化合物1モルに対して10〜500ミリモル、特に2
0〜200ミリモルであることが好ましい。そして有機
マグネシウム化合物の割合は可溶性コバルト化合物1モ
ルに対して5〜200モル、特に10〜100モルが好
ましい。ニ硫化炭素若しくはイソチオシアン酸フェニル
の割合は、可溶性コバルト化合物1モルに対して0.1
〜500モル、特に1〜300モルが好ましい。
0〜80℃、特に好ましくは20〜60℃である。重合
圧力は常温でもそれよりも高い圧力でもよい。又、重合
溶液中の1,3−ブタジエン濃度は特に制限されない
が、全重合溶液に対し5〜30重量%の範囲が好まし
い。1,2−重合触媒の各成分の使用量は次の通りが好
ましい。本発明において重合に供される1,3−ブタジ
エンに対して、可溶性コバルト化合物は0.0005〜
0.1モル%、有機アルミニウム化合物は0.01〜
1モル%、二硫化炭素若しくはイソチオシアン酸フェニ
ルは0.001〜1モル%であることが好ましい。ま
あ、有機アルミニウムハライドの割合は、可溶性コバル
ト化合物1モルに対して10〜500ミリモル、特に2
0〜200ミリモルであることが好ましい。そして有機
マグネシウム化合物の割合は可溶性コバルト化合物1モ
ルに対して5〜200モル、特に10〜100モルが好
ましい。ニ硫化炭素若しくはイソチオシアン酸フェニル
の割合は、可溶性コバルト化合物1モルに対して0.1
〜500モル、特に1〜300モルが好ましい。
【0014】第1段目及び第2段目の重合反応が終了し
た後、重合系から補強ポリブタジエンを回収するために
は、公知の方法を用いることができる。
た後、重合系から補強ポリブタジエンを回収するために
は、公知の方法を用いることができる。
【0015】次に、本発明の製造法において用いられる
シス−1,4重合触媒及び1,2−重合触媒の各成分に
ついて、詳しく説明する。
シス−1,4重合触媒及び1,2−重合触媒の各成分に
ついて、詳しく説明する。
【0016】先ず、可溶性コバルト化合物について説明
する。可溶性コバルト化合物は、使用する重合溶媒に可
溶なものであればどのようなものであってもよい。又、
シス−1,4重合触媒の一成分として用いたものと同じ
ものを、1,2−重合触媒の一成分として用いてもよ
い。具体的には、例えばコバルトのβ−ジケトン錯体や
コバルトのβ−ケトエステル錯体が好ましい。これらの
コバルト錯体の配位子のβ−ジケトンとしては、式1の
一般式で示されるものが挙げられる。
する。可溶性コバルト化合物は、使用する重合溶媒に可
溶なものであればどのようなものであってもよい。又、
シス−1,4重合触媒の一成分として用いたものと同じ
ものを、1,2−重合触媒の一成分として用いてもよ
い。具体的には、例えばコバルトのβ−ジケトン錯体や
コバルトのβ−ケトエステル錯体が好ましい。これらの
コバルト錯体の配位子のβ−ジケトンとしては、式1の
一般式で示されるものが挙げられる。
【0017】
【式1】
【0018】又、β−ケト酸エステルとしては、式2の
一般式で示されるものが挙げられる。
一般式で示されるものが挙げられる。
【0019】
【式2】
【0020】特に好ましい錯体は、コバルト(II)ア
セチルアセトナート、コバルト(III)アセチルアセ
トナート、コバルトアセト酢酸エステル錯体である。ま
た、可溶性のコバルト化合物として、炭素数6以上の有
機カルボン酸のコバルト塩、例えばコバルトオクトエー
ト、コバルトナフテナート、コバルトベンゾエート等を
使用することができる。
セチルアセトナート、コバルト(III)アセチルアセ
トナート、コバルトアセト酢酸エステル錯体である。ま
た、可溶性のコバルト化合物として、炭素数6以上の有
機カルボン酸のコバルト塩、例えばコバルトオクトエー
ト、コバルトナフテナート、コバルトベンゾエート等を
使用することができる。
【0021】更に、可溶性のコバルト化合物として、例
えばハロゲン化コバルト錯体、即ち式3の一般式で示さ
れる錯体も、好適に使用することができる。
えばハロゲン化コバルト錯体、即ち式3の一般式で示さ
れる錯体も、好適に使用することができる。
【0022】
【式3】
【0023】式3において、配位子としては、ハロゲン
化コバルトと錯体を形成することが知られている任意の
配位子、例えばピリジン、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ジメチルアニリン等のアミン、メチルアルコ
ール等のアルコール及びN,N’−ジメチルホルムアミ
ド、N,N’−ジメチルアセトアミド、N,N’−ジエ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ピロリド
ン、カプロラクタム等のアミド等を挙げることができ
る。特に好ましいハロゲン化コバルト錯体としては、塩
化コバルトピリジン錯体、塩化コバルトエチルアルコー
ル錯体を挙げることができる。
化コバルトと錯体を形成することが知られている任意の
配位子、例えばピリジン、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ジメチルアニリン等のアミン、メチルアルコ
ール等のアルコール及びN,N’−ジメチルホルムアミ
ド、N,N’−ジメチルアセトアミド、N,N’−ジエ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ピロリド
ン、カプロラクタム等のアミド等を挙げることができ
る。特に好ましいハロゲン化コバルト錯体としては、塩
化コバルトピリジン錯体、塩化コバルトエチルアルコー
ル錯体を挙げることができる。
【0024】更に、可溶性のコバルト化合物としては、
例えばトリス−π−アリルコバルト、ビスアクリロニト
リル−π−アリルコバルト、ビス−π−1,5−シクロ
オクタジエン−第3ブチルイソニトリルコバルト、π−
シクロオクテニル−π−1,5−シクロオクタジエンコ
バルト、π−1,3−シクロヘプタジエニル−π−1,
5−シクロオクタジエンコバルト、ビシクロ−(3,
3,0)−オクタジエニル−1,3−シクロオクタジエ
ンコバルト、ビス−(π−アリル)ハロゲンコバルト、
ビス−(π−アリル)ハロゲンコバルト(但し、ハロゲ
ン原紙は、塩素、臭素、沃素の内から選ばれる)、ビス
−(π−1,3−シクロオクタジエン)エチルコバル
ト、(1,3−ブタジエン)〔1−(2=メチル−3−
ブテニル)−π−アリル〕コバルト等のオレフィン、ジ
オレフィンのバルト錯体も好適に使用することができ
る。
例えばトリス−π−アリルコバルト、ビスアクリロニト
リル−π−アリルコバルト、ビス−π−1,5−シクロ
オクタジエン−第3ブチルイソニトリルコバルト、π−
シクロオクテニル−π−1,5−シクロオクタジエンコ
バルト、π−1,3−シクロヘプタジエニル−π−1,
5−シクロオクタジエンコバルト、ビシクロ−(3,
3,0)−オクタジエニル−1,3−シクロオクタジエ
ンコバルト、ビス−(π−アリル)ハロゲンコバルト、
ビス−(π−アリル)ハロゲンコバルト(但し、ハロゲ
ン原紙は、塩素、臭素、沃素の内から選ばれる)、ビス
−(π−1,3−シクロオクタジエン)エチルコバル
ト、(1,3−ブタジエン)〔1−(2=メチル−3−
ブテニル)−π−アリル〕コバルト等のオレフィン、ジ
オレフィンのバルト錯体も好適に使用することができ
る。
【0025】次に有機アルミニウム化合物について説明
する。有機アルミニウム化合物は、 シス−1,4重合
触媒の一成分として用いたものと同じものを、1,2重
合触媒の一成分として用いてもよい。具体的には、式4
の一般式で示されるような有機アルミニウムハライドが
用いられる。このようなものの例としては、ジエチルア
ルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウムモノ
ブロマイド、ジイソブチルアルミニウムモノクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチルアル
ミニウムジクロライド等を挙げることができる。
する。有機アルミニウム化合物は、 シス−1,4重合
触媒の一成分として用いたものと同じものを、1,2重
合触媒の一成分として用いてもよい。具体的には、式4
の一般式で示されるような有機アルミニウムハライドが
用いられる。このようなものの例としては、ジエチルア
ルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウムモノ
ブロマイド、ジイソブチルアルミニウムモノクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチルアル
ミニウムジクロライド等を挙げることができる。
【0026】
【式4】
【0027】次に、1,2重合触媒の一成分である有機
マグネシウム化合物としては、式5で示されるジアルキ
ルマグネシウム化合物が好適に使用される。
マグネシウム化合物としては、式5で示されるジアルキ
ルマグネシウム化合物が好適に使用される。
【0028】
【式5】
【0029】具体的には、エチルブチルマグネシウム、
ジ−n−ブチルマグネシウム、ジ−n−ヘキシルマグネ
シウム等が用いられる。市販品のジアルキルマグネシウ
ムにおいては、会合度を下げるために少量のトリエチル
アルミニウムが添加されていることがあるが、このよう
なものも好適に用いることができる。
ジ−n−ブチルマグネシウム、ジ−n−ヘキシルマグネ
シウム等が用いられる。市販品のジアルキルマグネシウ
ムにおいては、会合度を下げるために少量のトリエチル
アルミニウムが添加されていることがあるが、このよう
なものも好適に用いることができる。
【0030】
【実施例】次に、実施例及び比較例を示す。本実施例及
び比較例において、補強ポリブタジエンの沸騰n−ヘキ
サン不要分の割合は、2gのサンプルを200mlのn
−ヘキサンに室温で溶解させた後、不要分を4時間ソク
スレー抽出器で抽出し、抽出残分を真空乾燥し、その重
量を秤量して求めた。又、沸騰n−ヘキサン可溶分の割
合は、上記のようにして得られたn−ヘキサン溶解分及
びソクスレー抽出器による抽出分からn−ヘキサンを蒸
発除去した後、真空乾燥し、その重量を秤量して求め
た。シス−1,4重合後のポリブタジエン或いは補強ポ
リブタジエン中の沸騰n−ヘキサン可溶分のシス−1,
4−構造含有率は、赤外線吸収スペクトル(IR)より
測定した。固有粘度〔η〕については、30℃、トルエ
ン中で測定した。補強ポリブタジエン中のn−ヘキサン
不溶分については、1,2−構造含有率は核磁気共鳴
(NMR)により測定し、融点(MP)は自記差動熱量
計(DSC)の吸熱曲線のピーク温度により決定した。
そして固有粘度〔η〕にちては135℃テトラリン中で
測定した。
び比較例において、補強ポリブタジエンの沸騰n−ヘキ
サン不要分の割合は、2gのサンプルを200mlのn
−ヘキサンに室温で溶解させた後、不要分を4時間ソク
スレー抽出器で抽出し、抽出残分を真空乾燥し、その重
量を秤量して求めた。又、沸騰n−ヘキサン可溶分の割
合は、上記のようにして得られたn−ヘキサン溶解分及
びソクスレー抽出器による抽出分からn−ヘキサンを蒸
発除去した後、真空乾燥し、その重量を秤量して求め
た。シス−1,4重合後のポリブタジエン或いは補強ポ
リブタジエン中の沸騰n−ヘキサン可溶分のシス−1,
4−構造含有率は、赤外線吸収スペクトル(IR)より
測定した。固有粘度〔η〕については、30℃、トルエ
ン中で測定した。補強ポリブタジエン中のn−ヘキサン
不溶分については、1,2−構造含有率は核磁気共鳴
(NMR)により測定し、融点(MP)は自記差動熱量
計(DSC)の吸熱曲線のピーク温度により決定した。
そして固有粘度〔η〕にちては135℃テトラリン中で
測定した。
【0031】
【実施例1】温度計、攪拌棒、及び窒素ガス導入管を備
えた、内容量2lのセパラブルフラスコの内部を窒素で
置換し、乾燥した1,3−ブタジエン85gを脱水ベン
ゼン860mlに溶解した、1,3−ブタジエンのベン
ゼン溶液(水分1.0ミリモル含有)を入れ、液温を4
0℃に保ちながら、COD4.6ミリモル、ジエチルア
ルミニウムモノクロライド4.0ミリモル、及びコバル
トオクトエート0.043ミリモルを攪拌しながら順次
添加した後、引き続き攪拌しながら40℃で12分間
1,3−ブタジエンをシス−1,4重合した。生成した
ポリブタジエンは、シス−1,4構造含有率が96%以
上であり、〔η〕が2.4であった。シス−1,4重合
後、直ちにエチルブチルマグネシウム1.5ミリモル及
び二硫化炭素0.13ミリモルを追加した後、攪拌しな
がら40℃で16分間1,2重合を行った。得られたポ
リマー生成物に少量の2,6−ジ−第三ブチル−4−メ
チルフェノール及び塩酸を含む11のメタノールを加
え、重合反応を停止した。析出沈殿したポリマーを濾過
して集め、約20℃で減圧乾燥してポリブタジエン6
0.8gを得た。この補強ポリブタジエンは、沸騰n−
ヘキサン不溶分を11.7%含み、この沸騰n−ヘキサ
ン不溶分中の1,2構造含有率は92.5%であった。
融点は205℃であり、固有粘度〔η〕は4.1であっ
た。一方、沸騰n−ヘキサン可溶分はシス−1,4構造
の含有率が96.5%であり、固有粘度は2.2であっ
た。
えた、内容量2lのセパラブルフラスコの内部を窒素で
置換し、乾燥した1,3−ブタジエン85gを脱水ベン
ゼン860mlに溶解した、1,3−ブタジエンのベン
ゼン溶液(水分1.0ミリモル含有)を入れ、液温を4
0℃に保ちながら、COD4.6ミリモル、ジエチルア
ルミニウムモノクロライド4.0ミリモル、及びコバル
トオクトエート0.043ミリモルを攪拌しながら順次
添加した後、引き続き攪拌しながら40℃で12分間
1,3−ブタジエンをシス−1,4重合した。生成した
ポリブタジエンは、シス−1,4構造含有率が96%以
上であり、〔η〕が2.4であった。シス−1,4重合
後、直ちにエチルブチルマグネシウム1.5ミリモル及
び二硫化炭素0.13ミリモルを追加した後、攪拌しな
がら40℃で16分間1,2重合を行った。得られたポ
リマー生成物に少量の2,6−ジ−第三ブチル−4−メ
チルフェノール及び塩酸を含む11のメタノールを加
え、重合反応を停止した。析出沈殿したポリマーを濾過
して集め、約20℃で減圧乾燥してポリブタジエン6
0.8gを得た。この補強ポリブタジエンは、沸騰n−
ヘキサン不溶分を11.7%含み、この沸騰n−ヘキサ
ン不溶分中の1,2構造含有率は92.5%であった。
融点は205℃であり、固有粘度〔η〕は4.1であっ
た。一方、沸騰n−ヘキサン可溶分はシス−1,4構造
の含有率が96.5%であり、固有粘度は2.2であっ
た。
【0032】
【実施例2】1,3−ブタジエンのベンゼン溶液中の水
分量を1.5ミリモルとし、コバルトオクトエートの使
用量を0.03ミリモルとし、シス−1,4重合の時間
を40分、1,2重合の重合時間を17分にした以外
は、実施例1と同様に重合した。補強ポリブタジエンの
収量は64.0gであり、沸騰n−ヘキサン不溶分の割
合は10%であった。この沸騰n−ヘキサン不溶分の融
点は205℃であり、固有粘度〔η〕は3.8であっ
た。一方、沸騰n−ヘキサン可溶分はシス−1,4構造
の含有率が97.5%であり、固有粘度は2.1であっ
た。
分量を1.5ミリモルとし、コバルトオクトエートの使
用量を0.03ミリモルとし、シス−1,4重合の時間
を40分、1,2重合の重合時間を17分にした以外
は、実施例1と同様に重合した。補強ポリブタジエンの
収量は64.0gであり、沸騰n−ヘキサン不溶分の割
合は10%であった。この沸騰n−ヘキサン不溶分の融
点は205℃であり、固有粘度〔η〕は3.8であっ
た。一方、沸騰n−ヘキサン可溶分はシス−1,4構造
の含有率が97.5%であり、固有粘度は2.1であっ
た。
【0033】
【実施例3】エチルブチルマグネシウムの替わりに7.
5Bu2Mg・AlEt3をマグネシウム当たりの濃度
で1.2ミリモル加えた以外は、実施例1と同様に重合
を行った。補強ポリブタジエンの収量は61.1gであ
り、沸騰n−ヘキサン不溶分の割合は13.9%であっ
た。この沸騰n−ヘキサン不溶分の融点は205℃であ
り、固有粘度〔η〕は5.8であった。一方、沸騰n−
ヘキサン可溶分はシス−1,4構造の含有率が96.2
%であり、固有粘度は2.3であった。
5Bu2Mg・AlEt3をマグネシウム当たりの濃度
で1.2ミリモル加えた以外は、実施例1と同様に重合
を行った。補強ポリブタジエンの収量は61.1gであ
り、沸騰n−ヘキサン不溶分の割合は13.9%であっ
た。この沸騰n−ヘキサン不溶分の融点は205℃であ
り、固有粘度〔η〕は5.8であった。一方、沸騰n−
ヘキサン可溶分はシス−1,4構造の含有率が96.2
%であり、固有粘度は2.3であった。
【0034】
【本発明の効果】本発明の製造法は、従来の2段重合法
による補強ポリブタジエンの製造法と比較して第2段目
の1,2重合において、触媒の重合活性が高い。又、得
られた補強ポリブタジエンについても、沸騰n−ヘキサ
ン不溶分の主成分である1,2−ポリブタジエンの固有
粘度が高い。更に、第2段目において、重合系に新たに
トリエチルアルミニウムを添加する必要はないので、プ
ロセスの面でも大幅に簡略化される。
による補強ポリブタジエンの製造法と比較して第2段目
の1,2重合において、触媒の重合活性が高い。又、得
られた補強ポリブタジエンについても、沸騰n−ヘキサ
ン不溶分の主成分である1,2−ポリブタジエンの固有
粘度が高い。更に、第2段目において、重合系に新たに
トリエチルアルミニウムを添加する必要はないので、プ
ロセスの面でも大幅に簡略化される。
【図1】本発明の補強ポリブタジエンの製造法を示すフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)1,3−ブタジエンの重合溶媒溶
液中で、 (b)可溶性コバルト化合物、及び有機アルミニウムハ
ライドから得られるシス−1,4重合触媒の存在下に、
1,3−ブタジエンを重合して、シス−1,4−ポリブ
タジエンを生成させ、 続いてこの重合系に (a)可溶性コバルト化合物、 (b)有機アルミニウムハライド、 (c)有機マグネシウム化合物、及び (d)二硫化炭素或いはイソチオシアン酸フェニルから
得られる1,2−重合触媒を存在させて、1,3−ブタ
ジエンを重合し、 ・沸騰n−ヘキサン不溶分が5〜30重量%、 ・沸騰n−ヘキサン可溶分が95〜70重量%、 である補強ポリブタジエンを生成させる、補強ポリブタ
ジエンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20156591A JPH0834822A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 補強ポリブタジエンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20156591A JPH0834822A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 補強ポリブタジエンの製造法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57179150A Division JPS5968316A (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 1.3−ブタジエンの重合法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0834822A true JPH0834822A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16443165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20156591A Pending JPH0834822A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 補強ポリブタジエンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0834822A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017179117A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 宇部興産株式会社 | ポリブタジエンゴム及びその製造方法、並びにそれを用いたゴム組成物 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP20156591A patent/JPH0834822A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017179117A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 宇部興産株式会社 | ポリブタジエンゴム及びその製造方法、並びにそれを用いたゴム組成物 |
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