JPH0950100A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0950100A
JPH0950100A JP20326195A JP20326195A JPH0950100A JP H0950100 A JPH0950100 A JP H0950100A JP 20326195 A JP20326195 A JP 20326195A JP 20326195 A JP20326195 A JP 20326195A JP H0950100 A JPH0950100 A JP H0950100A
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JP
Japan
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group
silver halide
halide emulsion
emulsion layer
sensitive silver
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Application number
JP20326195A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Hirabayashi
茂人 平林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0950100A publication Critical patent/JPH0950100A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発色性、色再現性に優れ、かつ迅速処理性に
も優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供する。 【解決手段】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤
層に6位が置換カルバモイル基のピラゾロトリアゾール
型シアンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ該青
感性ハロゲン化銀乳剤層に下記1等で示されるイエロー
カプラーの少なくとも1種を含有するハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関し、詳しくは感光材料の発色性、色再現性
に優れ、しかも迅速処理性にも優れたハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】直接鑑賞用に供されるハロゲン化銀写真
感光材料(以下、単に「感光材料」とも称す)、例えば
カラー印画紙等においては、色素画像を形成する発色剤
として、通常イエローカプラー、マゼンタカプラー及び
シアンカプラーの組合せが用いられる。これらのカプラ
ーには、得られる色素画像の色再現性、発色性及び保存
耐久性等の基本的性能が要求されるが、特に近年、対象
物の本来の色を忠実に再現すべく、色再現性向上に対す
る要望がユーザー側から高まっている。
【0003】シアン画像形成カプラーとして、従来フェ
ノール系又はナフトール系カプラーが多く用いられてい
る。ところが、これらフェノール系又はナフトール系カ
プラーから得られるシアン画像には色再現上大きな問題
がある。それは、吸収の短波側の切れが悪く、緑領域に
も不要な吸収、即ち不整吸収を持つことである。この
為、ネガフィルムにおいてはマスキング等による不整吸
収の補正を行わざるを得ず、又、ペーパーの場合は補正
の手段がなく、色再現性を可成り悪化させているのが現
状である。
【0004】色再現性の向上を目的として特開昭63−
250649号、同63−250650号、同64−5
54号等にピラゾロアゾール型シアンカプラーが提案さ
れいいる。しかし、これらのカプラーは何れも形成され
る発色色素の吸収波長を満足させるために、電子吸引性
基及び水素結合性基が導入してあるので、良好な色再現
性を示すもののカップリング活性の点で満足できるレベ
ルではなかった。
【0005】更に近年、カラー撮影用及びプリント用感
光材料においては、プリント工程及び現像処理工程が短
縮、迅速化されて来ており、迅速処理が可能であること
が益々強く要求されるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感光
材料の発色性、色再現性に優れ、しかも迅速処理性にも
優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成によって達成される。
【0008】(1)支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀
乳剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀
乳剤層に前記一般式(I)又は一般式(II)〔化1〕で
表されるシアンカプラーの少なくとも1種を含有し、か
つ青感性ハロゲン化銀乳剤層に一般式(1)〔化2〕で
表されるイエローカプラーの少なくとも1種を含有する
ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0009】(2)支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀
乳剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀
乳剤層に前記一般式(I)又は一般式(II)で表される
シアンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ青感性
ハロゲン化銀乳剤層に一般式(2)〔化4〕で表される
イエローカプラーの少なくとも1種を含有するハロゲン
化銀カラー写真感光材料。
【0010】(3)支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀
乳剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀
乳剤層に前記一般式(I)又は一般式(II)で表される
シアンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ青感性
ハロゲン化銀乳剤層に一般式(3)〔化5〕で表される
イエローカプラーの少なくとも1種を含有するハロゲン
化銀カラー写真感光材料。
【0011】(4)支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀
乳剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀
乳剤層に前記一般式(I)又は一般式(II)で表される
シアンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ青感性
ハロゲン化銀乳剤層に一般式(4)〔化6〕で表される
イエローカプラーの少なくとも1種を含有するハロゲン
化銀カラー写真感光材料。
【0012】以下、本発明について詳述する。
【0013】まず、本発明の一般式(I)及び一般式
(II)で表されるシアンカプラーについて詳細に説明す
る。
【0014】
【化7】
【0015】式中、R1及びR3は各々、分岐アルキル
基、置換アルキル基、置換アリール基又は複素環基を表
し、R2及びR4は置換基を表す。X1及びX2は各々、水
素原子又は発色現像主薬の酸化体との反応により離脱し
うる基を表す。
【0016】上記一般式(I)及び一般式(II)におい
て、R1及びR3の表す分岐アルキル基としては、i−プ
ロピル、t−ブチル、sec−ブチル、i−ブチル、t
−オクチル等の各基を挙げることができる。
【0017】置換アルキル基のアルキル成分としては、
直鎖でも分岐でも又、環状でもよく、メチル、エチル、
ブチル、i−プロピル、t−ブチル、sec−ブチル、
i−ブチル、t−オクチル、シクロヘキシル等の各基を
挙げることができる。
【0018】置換アリール基のアリール成分としては、
フェニル基を挙げることができる。
【0019】複素環基としては、2−フリル、2−チエ
ニル、2−イミダゾリル、2−チアゾリル、3−イソオ
キサゾリル、3−ピリジル、2−ピリジル、2−ピリミ
ジル、3−ピラゾリル、2−ベンゾチアゾリル等の各基
を挙げることができる。これらの複素環基は置換基を有
してもよい。
【0020】置換アルキル基、置換アリール基、複素環
基の置換基としては特に制限はないが、代表的にはアル
キル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、スルホンア
ミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニル、シク
ロアルキル等の各基が挙げられるが、この他にハロゲン
原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素環、スル
ホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、カルバモ
イル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、アリール
オキシ、複素環オキシ、シロキシ、アシルオキシ、スル
ホニルオキシ、カルバモイルオキシ、アミノ、アルキル
アミノ、イミド、ウレイド、スルファモイルアミノ、ア
ルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニル
アミノ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボ
ニル、複素環チオ、チオウレイド、カルボキシル、ヒド
ロキシル、メルカプト、ニトロ、スルホ等の各基、なら
びにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化合物残基等も挙
げられる。
【0021】一般式(I)及び(II)において、R2
びR4の表す置換基としては特に制限はないが、代表的
にはアルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、ス
ルホンアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニ
ル、シクロアルキル等の各基が挙げられるが、この他に
ハロゲン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素
環、スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、
カルバモイル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、
アリールオキシ、複素環オキシ、シロキシ、アシルオキ
シ、スルホニルオキシ、カルバモイルオキシ、アミノ、
アルキルアミノ、イミド、ウレイド、スルファモイルア
ミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカ
ルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、複素環チオ、チオウレイド、カルボキシ
ル、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、スルホ等の各
基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化合物残
基等も挙げられる。
【0022】以上の、R1及びR3で表される分岐アルキ
ル基、置換アルキル基、置換アリール基又は複素環基へ
の置換基、及びR2及びR4で表される置換基において、
アルキル基としては炭素数1〜32のものが好ましく、
直鎖でも分岐でもよい。
【0023】アリール基としては、フェニル基が好まし
い。
【0024】アシルアミノ基としては、アルキルカルボ
ニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基等が挙げら
れる。
【0025】スルホンアミド基としては、アルキルスル
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げ
られる。
【0026】アルキルチオ基、アリールチオ基における
アルキル成分、アリール成分としては上記R2及びR4
表される置換基におけるアルキル基、アリール基が挙げ
られる。
【0027】アルケニル基としては、炭素数2〜32の
もの、シクロアルキル基としては炭素数3〜12、特に
5〜7のものが好ましく、アルケニル基は直鎖でも分岐
でもよい。シクロアルケニル基としては、炭素数3〜1
2、特に5〜7のものが好ましい。
【0028】スルホニル基としてはアルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基等;スルフィニル基としては
アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基等;
ホスホニル基としてはアルキルホスホニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基等;アシル基としてはアルキルカルボニ
ル基、アリールカルボニル基等;カルバモイル基として
はアルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基
等;スルファモイル基としてはアルキルスルファモイル
基、アリールスルファモイル基等;アシルオキシ基とし
てはアルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニル
オキシ基等;スルホニルオキシ基としては、アルキルス
ルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基等;カ
ルバモイルオキシ基としてはアルキルカルバモイルオキ
シ基、アリールカルバモイルオキシ基等;ウレイド基と
してはアルキルウレイド基、アリールウレイド基等;ス
ルファモイルアミノ基としてはアルキルスルファモイル
アミノ基、アリールスルファモイルアミノ基等;複素環
基としては5〜7員のものが好ましく、具体的には2−
フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾ
チアゾリル、1−ピロリル、1−テトラゾリル基等;複
素環オキシ基としては5〜7員の複素環を有するものが
好ましく、例えば3,4,5,6−テトラヒドロピラニ
ル−2−オキシ、1−フェニルテトラゾール−5−オキ
シ基等;複素環チオ基としては、5〜7員の複素環チオ
基が好ましく、例えば2−ピリジルチオ、2−ベンゾチ
アゾリルチオ、2,4−ジフェノキシ−1,3,5−ト
リアゾール−6−チオ基等;シロキシ基としてはトリメ
チルシロキシ基、トリエチルシロキシ基、ジメチルブチ
ルシロキシ基等;イミド基としてはスクシンイミド、3
−ヘプタデシルスクシンイミド基、フタルイミド基、グ
ルタルイミド基等;スピロ化合物残基としてはスピロ
[3.3]ヘプタン−1−イル等;有橋炭化水素化合物
残基としてはビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−イ
ル、トリシクロ[3.3.1.13.7]デカン−1−イ
ル、7,7−ジメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−1−イル等が挙げられる。
【0029】R2及びR4の表す置換基としては、アルキ
ル基、アリール基が好ましく、アリール基が特に好まし
い。
【0030】上記の基は、更に長鎖炭化水素基やポリマ
ー残基などの耐拡散性基等の置換基を有してもよい。
【0031】X1及びX2が表す発色現像主薬の酸化体と
の反応により離脱しうる基としては、例えばハロゲン原
子(塩素、臭素、弗素等)及びアルコキシ、アリールオ
キシ、複素環オキシ、アシルオキシ、スルホニルオキ
シ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカル
ボニル、アルキルオキザリルオキシ、アルコキシオキザ
リルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、複素環チ
オ、アルキルオキシチオカルボニルチオ、アシルアミ
ノ、スルホンアミド、N原子で結合した含窒素複素環、
アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールオキシカル
ボニルアミノ、カルボキシル等の各基が挙げられる。
【0032】X1及びX2として好ましくは水素原子、ハ
ロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキ
ルチオ基、アリールチオ基、N原子で結合した含窒素複
素環基等である。
【0033】一般式(I)及び(II)で表されるシアン
カプラーのうち、好ましくは、一般式(I)で表される
ものである。
【0034】以下に、一般式(I)及び(II)で表され
るシアンカプラー(本発明のシアンカプラーと称す)の
具体的化合物を示すが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0035】
【化8】
【0036】
【化9】
【0037】
【化10】
【0038】
【化11】
【0039】
【化12】
【0040】
【化13】
【0041】
【化14】
【0042】
【化15】
【0043】
【化16】
【0044】
【化17】
【0045】
【化18】
【0046】
【化19】
【0047】
【化20】
【0048】本発明のシアンカプラーは、通常ハロゲン
化銀1モル当たり1×10-3〜1モル、好ましくは1×
10-2〜8×10-1モルの範囲で用いることができる。
【0049】本発明のシアンカプラーは、他の種類のシ
アンカプラーと併用することができる。
【0050】次に一般式(1)〜(4)で表されるイエ
ローカプラーについて順次、説明する。
【0051】
【化21】
【0052】式中、R11
【0053】
【化22】
【0054】と共に5員の不飽和複素環を形成するのに
必要な非金属原子群を表す。R12は水素原子、アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族基又は複素環
基を表し、R13はアルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、芳香族基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複
素環オキシ基又は−NR1415基を表す。R14及びR15
は各々、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基、芳香族基又は複素環基を表し、X3は発色現像
主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表す。Yは
窒素原子又は酸素原子を表し、酸素原子の場合はR12
存在しない。
【0055】一般式(1)において、
【0056】
【化23】
【0057】で示される複素環において2個の窒素原子
(Yが窒素原子の場合)、1個の炭素原子の他の2個の
環形成原子は各々、炭素原子、窒素原子、硫黄原子、セ
レン原子又はテルル原子であるが、好ましいものは炭素
原子及び窒素原子である。この複素環は置換されてもよ
く、又、他の縮合環を有していてもよい。これら縮合環
は更に置換されてもよい。
【0058】上記複素環としては、下記一般式(A)及
び(B)で表されるものが特に好ましい。
【0059】
【化24】
【0060】一般式(A)及び(B)において、R12
一般式(1)におけるR12と同義であり、一般式(B)
においてY′、Z′は各々、炭素原子又は窒素原子を表
す。尚、一般式(A)及び(B)で表される複素環は置
換基を有してもよい。
【0061】一般式(1)において、R12、R13、R14
及びR15で表されるアルキル基としては炭素数1〜30
であり、特に1〜20が好ましく、直鎖又は分岐、鎖状
又は環状の何れであってもよく、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、i−プロピル、i−アミル、2−エチル
ヘキシル、ドデシル、シクロヘキシルなどが挙げられる
が、これらは更に置換されてもよい。
【0062】R12、R13、R14及びR15で表されるアル
ケニル基としては炭素数2〜30であり、特に2〜20
が好ましく、鎖状又は環状の何れであってもよく、例え
ばビニル、アリル、1−メチルビニル、1−シクロペン
テニル、1−シクロヘキセニルなどが挙げられるが、こ
れらは更に置換されてもよい。
【0063】R12、R13、R14及びR15で表されるアル
キニル基としては炭素数2〜30であり、特に2〜20
が好ましく、例えばエチニル、1−プロピニル、3,3
−ジメチル−1−ブチニルなどが挙げられるが、これら
は更に置換されてもよい。
【0064】R12、R13、R14及びR15で表される芳香
族基としては炭素数6〜20であり、特に6〜10が好
ましく、例えばフェニル、ナフチル、アントラセニルな
どが挙げられるが、これらは更に置換されてもよい。
【0065】R12、R13、R14及びR15で表される複素
環基としては、5〜7員環が好ましく、ヘテロ原子とし
ては窒素、酸素及び硫黄原子が好ましく、炭素数は1〜
10が好ましく、例えば2−フリル、2−チエニル、2
−ピリジル、2−ピリミジル、2−イミダゾリル、2−
(1,3−オキサゾリル)などが挙げられるが、これら
は更に置換されてもよい。
【0066】R13で表されるアルコキシ基は−OR16
表され、ここでR16はアルキル基、アルケニル基又はア
ルキニル基を表し、これらは前述のアルキル基、アルケ
ニル基及びアルキニル基と同義であり、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロピルオキシ、i−プロピルオキシ、
i−アミルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、ラウリ
ルオキシ、アリルオキシ、シクロヘキシルオキシ、ビニ
ルオキシ、エチニルオキシ等が挙げられるが、これらは
更に置換されてもよい。
【0067】R13で表されるアリールオキシ基は−OR
16′で表され、ここでR16′は前述の芳香族基と同義で
あり、例えばフェノキシ、1−ナフトキシ、2−ナフト
キシ、1−アンスリルオキシ、9−アンスリルオキシ等
が挙げられるが、これらは更に置換されてもよい。
【0068】R13で表される複素環オキシ基は−O
16″で表され、ここでR16″は前述の複素環基と同義
であり、例えば2−フリルオキシ、2−チエニルオキ
シ、2−ピリジルオキシ、2−ピリミジルオキシ、2−
イミダゾリルオキシ、2−(1,3−オキサゾリル)オ
キシ等が挙げられるが、これらは更に置換されてもよ
い。
【0069】一般式(1)においてR11、R12、R13
14、R15、R16、R16′、R16″及び一般式(A)、
(B)で表される複素環に置換可能な置換基としては、
例えばアルキル基(R12〜R15で表されるアルキル基と
同義)、アルケニル基(R12〜R15で表されるアルケニ
ル基と同義)、アルキニル基(R12〜R15で表されるア
ルキニル基と同義)、芳香族基(R12〜R15で表される
芳香族基と同義)、複素環基(R12〜R15で表される複
素環基と同義)、ハロゲン原子(弗素、塩素、臭素原
子)、シアノ基、ニトロ基又は下記の各基が挙げられ
る。
【0070】−NR1718,−OR17,−OCOR17
−OCONR1718,−OSiR171819,−OSO
217,−N(R17)COR18,−N(R17)CONR
1819,−N(COR17)(COR18),−N(R17
SO2NR1819,−N(R17)COOR18,−N(R
17)SO218,−CONR1718,−COR17,−C
OOR17,−SO2NR1718,−SO217,−SOR
17,−SR17,−SiR171819,−SO2NHCO
17,−SO2NHCOOR17,−CONHCOR17
−CONHSO217,−CONHSO2NR1718,−
PO(OR172 ここでR17〜R19は各々、水素原子、アルキル基(R12
〜R15で表されるアルキル基と同義)、アルケニル基
(R12〜R15で表されるアルケニル基と同義)、アルキ
ニル基(R12〜R15で表されるアルキニル基と同義)、
芳香族基(R12〜R15で表される芳香族基と同義)又は
複素環基(R12〜R15で表される複素環基と同義)を表
す。
【0071】一般式(1)においてR13として好ましい
ものは−NR1415であり、特に好ましいものは−NH
14である。
【0072】R13が−NHR14で表される時、R14とし
て好ましいものは芳香族基であり、特に好ましいものは
フェニル基である。
【0073】一般式(1)において、X3水素原子又は
発色現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる基であ
るが、該カプラーをDIRカプラー等の写真的有用基放
出カプラーとして用いる場合には、X3として写真的有
用基又はそのプレカーサーとしての性質を兼ね備えたも
のを用いるべきである。
【0074】上記X3としては公知の離脱しうる基を用
いることができる。又、公知の写真的有用基又はそのプ
レカーサーを用いることもでき、具体例としては特開平
4−184433号に記載のものを利用できる。
【0075】以下に、一般式(1)で表されるカプラー
の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されない。
【0076】
【化25】
【0077】
【化26】
【0078】
【化27】
【0079】
【化28】
【0080】
【化29】
【0081】一般式(1)で表されるイエローカプラー
は、特開平4−184433号27〜32頁に記載の方
法により合成することができる。
【0082】一般式(2)で表されるカプラーについて
述べる。
【0083】
【化30】
【0084】式中、R21は水素原子を除く1価の置換基
を表し、Qは炭素原子と共に3〜6員の炭化水素環又は
少なくとも1個のN、S、O、Pから選ばれたヘテロ原
子を環内に含む3〜6員の複素環を形成するのに必要な
非金属原子群を表す。R22は水素原子、ハロゲン原子、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル基又はアミ
ノ基を表し、R23はベンゼン環に置換可能な基を表し、
mは0〜4の整数を表す。mが2以上の時、複数のR23
は同じでも異なってもよい。X4は水素原子又は発色現
像主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表す。
【0085】ここでR23の例として、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモ
イル基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、ウ
レイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボ
ニルアミノ基、アルコキシスルホニル基、アシルオキシ
基、ニトロ基、複素環基、シアノ基、アシル基、アシル
オキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アリールスル
ホニルオキシ基が挙げられ、X4の例として、窒素原子
でカップリング活性位に結合する複素環基、アリールオ
キシ基、アリールチオ基、アシルオキシ基、アルキルス
ルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基、複素
環オキシ基、ハロゲン原子が挙げられる。
【0086】一般式(2)における置換基がアルキル基
であるか、又はアルキル基を含む時は、特に規定のない
限り、アルキル基は直鎖状、分岐状又は環状の、置換さ
れても不飽和結合を含んでもよいアルキル基(メチル、
i−プロピル、t−ブチル、シクロペンチル、t−ペン
チル、シクロヘキシル、2−エチルヘキシル、1,1,
3,3−テトラメチルブチル、ドデシル、ヘキサデシ
ル、アリル、3−シクロヘキセニル、オレイル、ベンジ
ル、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチルメトキシエ
チル、エトキシカルボニルメチル、フェノキシエチル
等)を意味する。
【0087】一般式(2)における置換基がアリール基
であるか、又はアリール基を含む時は、特に規定のない
限り、アリール基は置換されてもよい単環又は縮合環の
アリール基(フェニル、1−ナフチル、p−トリル、o
−トリル、p−クロロフェニル、4−メトキシフェニ
ル、8−キノリル、4−ヘキサデシルオキシフェニル、
ペンタフルオロフェニル、p−ヒドロキシフェニル、p
−シアノフェニル、3−ペンタデシルフェニル、2,4
−ジ−t−ペンチルフェニル、p−メタンスルホンアミ
ドフェニル、3,4−ジクロロフェニル)を意味する。
【0088】一般式(2)における置換基が複素環基
か、又は複素環を含む時は、特に規定のない限り、複素
環基はO、N、S、P、Se、Teから選ばれた少なく
とも1個のヘテロ原子を環内に含む3〜8員の置換され
てもよい単環又は縮合環の複素環基(2−フリル、2−
ピリジル、4−ピリジル、1−ピラゾリル、1−イミダ
ゾリル、1−ベンゾトリアゾリル、2−ベンゾトリアゾ
リル、スクシンイミド、フタルイミド、1−ベンジル−
2,4−イミダゾリジンジオン−3−イル等)を意味す
る。
【0089】以下、一般式(2)において好ましく用い
られる置換基について説明する。
【0090】R21は好ましくはハロゲン原子、シアノ基
又は何れも置換されてもよい総炭素数(以下C数と略
す)1〜30の1価の基(例えばアルキル基、アルコキ
シ基)又はC数6〜30の1価の基(例えばアリール
基、アリールオキシ基)であって、その置換基として
は、例えばハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
ニトロ基、アミノ基、カルボンアミド基、スルホンアミ
ド基、アシル基等がある。
【0091】Qは、好ましくはCと共に3〜6員の何れ
も置換されてもよいC数3〜30の炭化水素環又は少な
くともl個のN、S、O、Pから選ばれたへテロ原子を
環内に含むC数2〜30の複素環を形成するのに必要な
非金属原子群を表す。又、QがCと共に作る環は環内に
不飽和結合を含んでもよい。
【0092】QがCと共に形成する環の例として、シク
ロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロプ
ロペン、シクロブテン、シクロペンテン、オキセタン、
オキソラン、l,3−ジオキソラン、チエタン、チオラ
ン、ピロリジン等の環が挙げられる。置換基の例として
は、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルキル基、アリ
ール基、アシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
シアノ基、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ基、
アリールチオ基等が挙げられる。
【0093】一般式(2)において、R22は好ましくは
ハロゲン原子、何れも置換されてもよい、C数1〜30
のアルコキシ基、C数6〜30のアリールオキシ基、C
数1〜30のアルキル基又はC数0〜30のアミノ基を
表し、その置換基としては、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、アリールオキシ基が挙げられる。
【0094】R23は好ましくはハロゲン原子、何れも置
換されてもよい、C数l〜30のアルキル基、C数6〜
30のアリール基、C数l〜30のアルコキシ基、C数
2〜30のアルコキシカルボニル基、C数7〜30のア
リールオキシカルボニル基、C数1〜30のカルボンア
ミド基、C数l〜30のスルホンアミド基、C数l〜3
0のカルバモイル基、C数0〜30のスルファモイル
基、C数l〜30のアルキルスルホニル基、C数6〜3
0のアリールスルホニル基、C数1〜30のウレイド
基、C数0〜30のスルファモイルアミノ基、C数2〜
30のアルコキシカルボニルアミノ基、C数l〜30の
複素環基、C数l〜30のアシル基、C数l〜30のア
ルキルスルホニルオキシ基、C数6〜30のアリールス
ルホニルオキシ基を表し、その置換基としては、例えば
ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、複素環基、ア
ルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アル
キルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アルキル
スルホニル基、アリールスルホニル基、アシル基、カル
ボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモイル基、ス
ルファモイル基、アルコキシカルボニルアミノ基、スル
ファモイルアミノ基、ウレイド基、シアノ基、ニトロ
基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基、アルキルスルホニルオキシ基、
アリールスルホニルオキシ基等が挙げられる。
【0095】mは好ましくはl又は2の整数を表し、R
23の置換位置は、
【0096】
【化31】
【0097】に対してメタ位又はパラ位が好ましい。
【0098】X4は好ましくは窒素原子でカップリング
活性位に結合する複素環基又はアリールオキシ基を表
す。
【0099】X4が複素環基を表す時、X4は好ましくは
置換されてもよい、5〜7員環の単環又は縮合環の複素
環の基であり、その例としてスクシンイミド、マレイン
イミド、フタルイミド、ジグリコールイミド、ピロー
ル、ピラゾール、イミダゾール、l,2,4−トリアゾ
ール、テトラゾール、インドール、インダゾール、ベン
ズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、イミダゾリジン
−2,4−ジオン、オキサゾリジン−2,4−ジオン、
チアゾリジン−2,4−ジオン、イミダゾリジン−2−
オン、オキサゾリジン−2−オン、チアゾリジン−2−
オン、ベンズイミダゾリン−2−オン、ベンゾオキサゾ
リン−2−オン、ベンゾチアゾリン−2−オン、2−ピ
ロリン−5−オン、2−イミダゾリン−5−オン、イン
ドリン−2,3−ジオン、2,6−ジオキシプリン、パ
ラバン酸、1,2,4−トリアゾリジン−3,5−ジオ
ン、2−ピリドン、4−ピリドン、2−ピリミドン、6
−ピリダゾン−2−ピラゾン、2−アミノ−l,3,4
−チアゾリジン、2−イミノ−l,3,4−チアゾリジ
ン−4−オン等があり、これらの複素環は置換されても
よい。置換基としては、ハロゲン原子、ヒドロキシル
基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、スルホ基、
アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスル
ホニル基、アリールスルホニル基、アルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、アシル
オキシ基、アミノ基、カルボンアミド基、スルホンアミ
ド基、カルバモイル基、スルファモイル基、ウレイド
基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルファモイルア
ミノ基等が挙げられる。
【0100】X4がアリールオキシ基を表す時、X4は好
ましくはC数6〜30のアリールオキシ基を表し、X4
が複素環である場合に挙げた置換基群から選ばれる基で
置換されてもよい。アリールオキシ基の置換基として
は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル
基、トリフルオロメチル基、アルコキシカルボニル基、
カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモイル
基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、アリー
ルスルホニル基又はシアノ基が好ましい。
【0101】次に一般式(2)において特に好ましく用
いられる置換基について説明する。R21は、特に好まし
くはハロゲン原子、アルキル基であって、最も好ましく
はメチル基である。
【0102】Cと共に3〜6員の炭化水素環を形成する
非金属原子群であるQは、例えば下記(a)、(b)、
(c)である。
【0103】
【化32】
【0104】ここで、Rは水素原子、ハロゲン原子又は
アルキル基を表す。ただし、複数のRは同じでも異なっ
てもよい。
【0105】Qとして最も好ましくは、結合するCと共
に3員環を形成する(a)である。
【0106】R22として特に好ましくは、塩素原子、弗
素原子、C数1〜6のアルキル基、(メチル、トリフル
オロメチル、エチル、i−プロピル、t−ブチル等)、
C数l〜8のアルコキシ基(メトキシ、エトキシ、メト
キシエトキシ、ブトキシ等)、C数6〜24のアリール
オキシ基(フェノキシ基、p−トリルオキシ、p−メト
キシフェノキシ等)であり、最も好ましくは塩素原子、
メトキシ基又はトリフルオロメチル基である。
【0107】R23として特に好ましくは、ハロゲン原
子、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アリール
オキシカルボニル基、カルボンアミド基、スルホンアミ
ド基、カルバモイル基又はスルファモイル基であり、最
も好ましくはアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
カルボンアミド基又はスルホンアミド基である。
【0108】X4として特に好ましくは、下記式(X−
1)、(X−2)又は(X−3)で表される基である。
【0109】
【化33】
【0110】式(X−1)において、Zは下記(d)〜
(j)の構造を表す。
【0111】
【化34】
【0112】ここでR4、R5、R8及びR9は各々、水素
原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキ
ルスルホニル基、アリールスルホニル基又はアミノ基を
表し、R6及びR7は各々、水素原子、アルキル基、アリ
ール基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基
又はアルコキシカルボニル基を表し、R10及びR11は各
々、水素原子、アルキル基又はアリール基を表す。R10
とRllは互いに結合してべンゼン環を形成してもよく、
4とR5、R5とR6、R6とR7又はR4とR8は互いに結
合して環(シクロブタン、シクロヘキサン、シクロへプ
タン、シクロヘキセン、ピロリジン、ピペリジン等の
環)を形成してもよい。
【0113】式(X−l)で表される複素環基の内、特
に好ましいものはZが(d),(f)又は(g)である
複素環基である。式(X−l)で表される複素環基のC
数は2〜30、好ましくは4〜20、更に好ましくは5
〜l6である。
【0114】
【化35】
【0115】式(X−2)において、R12及びR13の少
なくとも一つはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ト
リフルオロメチル基、カルボキシル基、アルコキシカル
ボニル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カル
バモイル基、スルファモイル基、アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基又はアシル基から選ばれた基
であり、もう一方は水素原子、アルキル基又はアルコキ
シ基である。R14はR12又はR13と同様の基を表し、n
は0〜2の整数を表す。
【0116】式(X−2)で表されるアリールオキシ基
のC数は6〜30、好ましくは6〜24、更に好ましく
は6〜15である。
【0117】
【化36】
【0118】式(X−3)において、WはNと共にピロ
ール、ピラゾール、イミダゾール又はトリアゾール環を
形成するのに必要な非金属原子群を表す。(X−3)で
表される環は置換基を有してもよく、好ましい置換基の
例としてハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルコキ
シカルボニル基、アルキル基、アリール基、アミノ基、
アルコキシ基、アリールオキシ基又はカルバモイル基を
挙げることができる。
【0119】式(X−3)で表される複素環基のC数は
2〜30、好ましくは2〜24、より好ましくは2〜1
6である。
【0120】X4として最も好ましくは式(X−l)で
表される基である。
【0121】一般式(2)で表されるカプラーは、置換
基R21、Q、X4又は
【0122】
【化37】
【0123】において、2価以上の基を介して互いに結
合する2量体又はそれ以上の多量体を形成してもよい。
この場合、前記の各置換基において示した炭素原子数範
囲の規定外となってもよい。
【0124】一般式(2)における各置換基の好ましい
具体例としては、特開平4−184433号36〜39
頁に示されている。
【0125】次に、一般式(3)で表されるカプラーに
ついて述べる。
【0126】
【化38】
【0127】式中、R31及びR32は各々、水素原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表し、R
33はアルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表
す。R34、R35及びm′は前記一般式(2)のR22、R
23及びmと、それぞれ同義である。X5は水素原子又は
発色現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表
す。
【0128】一般式(2)及び(3)で表されるカプラ
ーの代表例を示す。
【0129】
【化39】
【0130】
【化40】
【0131】
【化41】
【0132】
【化42】
【0133】
【化43】
【0134】
【化44】
【0135】上記一般式(2)で表されるカプラーは開
平4−184433号47〜48頁に記載の方法によ
り、一般式(3)で表されるカプラーは特開昭63−1
23047号、米国特許5,118,599号に記載の
方法により合成することができる。
【0136】次に、一般式(4)で表されるカプラーに
ついて述べる。
【0137】
【化45】
【0138】式中、R41は窒素原子、酸素原子又は炭素
原子で>C=Oと結合する基を表し、R42はカルバモイ
ル基又はスルホニル基を表し、Arは芳香族基又は複素
環基を表す。
【0139】一般式(4)で表されるカプラーの代表的
化合物例を示す。
【0140】
【化46】
【0141】
【化47】
【0142】
【化48】
【0143】
【化49】
【0144】一般式(1)、(2)、(3)及び(4)
で表されるイエローカプラーは2種以上を併用すること
もできるし、他の公知のイエローカプラーと併用するこ
とができる。
【0145】一般式(1)、(2)、(3)及び(4)
で表されるカプラーは、ハロゲン化銀1モル当たり1.
0〜1.0×10-3モルの範囲で用いることができ、好
ましくは5.0×10-1〜5.0×10-2モルであり、
より好ましくは4.0×10-1〜2.0×10-1モルの
範囲である。
【0146】本発明のシアンカプラー、イエローカプラ
ーを感光材料に含有せしめるには、通常のカプラーにお
いて用いられる公知の技術が適用できる。即ち、カプラ
ーを高沸点溶媒に、必要に応じて低沸点溶媒を併用して
溶解し、微粒子状に分散してハロゲン化銀乳剤に添加す
るのが好ましい。この時、必要に応じてハイドロキノン
誘導体、紫外線吸収剤、褪色防止剤等を併用しても差し
支えない。
【0147】本発明のカラー感光材料がフルカラーの感
光材料として用いられる場合は、本発明に係るシアンカ
プラー及びイエローカプラー以外にマゼンタカプラーが
用いられる。マゼンタカプラーは特に制限がなく、例え
ば5−ピラゾロン系カプラー、ピラゾロベンツイミダゾ
ール系カプラー、ピラゾロトリアゾール系カプラー、閉
鎖アシルアセトニトリル系カプラーなど公知のものが使
用できる。
【0148】ハロゲン化銀乳剤層に含有されるハロゲン
化銀粒子としては、塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化
銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等、当分野で用いられる何れ
のハロゲン化銀粒子であってもよく、特に制限はない。
【0149】ハロゲン化銀粒子の組成は、粒子内部から
外部に至るまで均一なものであってもよいし、粒子内部
と外部の組成が異なってもよい。又、粒子内部と外部の
組成が異なる場合、連続的に組成が変化してもよいし、
不連続であってもよい。
【0150】ハロゲン化銀粒子の粒子径は特に制限はな
いが、迅速処理性及び感度等、他の写真性能等を考慮す
ると、好ましくは0.2〜1.6μm、更に好ましくは
0.25〜1.2μmの範囲である。なお、上記粒子径
は、当該技術分野において一般に用いられる各種の方法
によって測定することができる。代表的な方法として
は、ラプランドの「粒子径分析法」(A.S.T.M.
シンポジウム・オン・ライト・マイクロスコピー,19
55年,94〜122頁)又は「写真プロセスの理論」
(ミース及びジェームズ共著,第3版,マクミラン社発
行(1966年)の第2章)に記載されている。
【0151】この粒子径は、粒子の投影面積か直径近似
値を使ってこれを測定することができる。粒子が実質的
に均一形状である場合は、粒径分布は直径か投影面積と
して可成り正確に表すことができる。
【0152】ハロゲン化銀粒子の粒子径の分布は、多分
散であってもよいし、単分散であってもよい。好ましく
はハロゲン化銀粒子の粒径分布において、その変動係数
が0.22以下、更に好ましくは0.15以下の単分散
ハロゲン化銀粒子である。なお、変動係数は以下のよう
に計算される。
【0153】変動係数=粒径分布の標準偏差/平均粒径 ハロゲン化銀粒子は酸性法、中性法、アンモニア法の何
れで得られたものでもよい。該粒子は一時に成長させて
もよいし、種粒子を造った後、成長させてもよい。種粒
子を造る方法と成長させる方法は同じであっても、異な
ってもよい。
【0154】可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させ
る形式としては、順混合法、逆混合法、同時混合法それ
らの組合せなど何れでもよいが、同時混合法で得られた
ものが好ましい。更に同時混合法の一形式として、特開
昭54−48521号等に記載されるpAgコントロー
ルド・ダブルジェット法を用いることもできる。
【0155】更に必要であればチオエーテル等のハロゲ
ン化銀溶剤を用いてもよい。又、メルカプト基含有化合
物、含窒素複素環化合物又は増感色素のような化合物を
ハロゲン化銀粒子の形成時、又は粒子形成終了の後に添
加して用いてもよい。
【0156】ハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを用
いることができる。好ましい一つの例は、{100}面
を結晶表面として有する立方体である。
【0157】又、8面体、14面体、12面体等の形状
を有する粒子を用いることもできる。更に、双晶面を有
する粒子を用いてもよい。
【0158】ハロゲン化銀粒子は、単一の形状からなる
粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子が混合された
ものでもよい。
【0159】ハロゲン化銀粒子は、粒子形成過程及び/
又は成長過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウ
ム塩、イリジウム塩又は錯塩、ロジウム塩又は錯塩、鉄
塩又は錯塩を用いて金属イオンを添加し、粒子内部に及
び/又は粒子表面に包含させることができ、又、適当な
還元雰囲気に置くことにより、粒子内部及び/又は粒子
表面に還元増感核を付与できる。
【0160】ハロゲン化銀粒子を含有する乳剤は、ハロ
ゲン化銀粒子の成長の終了後に不要な可溶性塩類を除去
してもよいし、あるいは含有させたままでもよい。該塩
類を除去する場合には、リサーチ・ディスクロージャ
(RD)17643号記載の方法に基づいて行うことが
できる。
【0161】本発明に用いるハロゲン化銀粒子は、好ま
しくは潜像が主として表面に形成される粒子であるが、
潜像が粒子内部に形成される粒子でもよい。
【0162】本発明においては、カルコゲン増感剤を用
いることができる。カルコゲン増感剤とは硫黄増感剤、
セレン増感剤、テルル増感剤の総称であるが、硫黄増感
剤、セレン増感剤が好ましい。硫黄増感剤としては、例
えばチオ硫酸塩、アリルチオカルバジド、チオ尿素、ア
リルイソチオシアナート、シスチン、p−トルエンチオ
スルホン酸塩、ローダニン等が挙げられる。その他、米
国特許1,574,944号、同2,410,689
号、同2,278,947号、同2,728,668
号、同3,501,313号、同3,656,955
号、西独出願公開(OLS)1,422,869号、特
開昭56−24937号、同55−45016号公報等
に記載されている硫黄増感剤も用いることができる。硫
黄増感剤の添加量はpH、温度、ハロゲン化銀粒子の大
きさなどの種々の条件によって相当の範囲に亘って変化
するが、目安としてはハロゲン化銀1モル当たり10-7
〜10-1モル程度が好ましい。
【0163】本発明の乳剤は、還元性物質を用いる還元
増感法、貴金属化合物を用いる貴金属増感法などを併せ
て用いることができる。
【0164】感光材料には、親水性コロイド層にフィル
ター染料としてあるいはイラジエーション防止その他種
々の目的で、水溶性染料を含有してもよい。
【0165】感光材料には他に各種の写真用添加剤を含
有せしめることができる。例えばカブリ防止剤、現像促
進剤、現像遅延剤、漂白促進剤、安定剤、紫外線吸収
剤、色汚染防止剤、蛍光増白剤、色画像褪色防止剤、帯
電防止剤、硬膜剤、界面活性剤、可塑剤、湿潤剤等を用
いることができる(これらに関してはRD17643号
を参照できる)。
【0166】更に競合カプラー及び現像主薬の酸化体と
のカップリングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像
剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カ
ブリ防止剤、化学増感剤、分光増感剤及び減感剤のよう
な写真的に有用なフラグメントを放出する化合物を用い
ることができる。
【0167】本発明の感光材料の支持体は、例えばバラ
イタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン合成紙、
ガラス板、セルロースアセテート、セルロースナイトレ
ート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフ
ィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリスチレンフィルム等があり、透明支持体の場合
は反射層を併用してもよい。これらの支持体は感光材料
の使用目的に応じて適宜選択される。
【0168】乳剤層及びその他の構成層の塗設には、デ
ィッピング塗布、エアードクター塗布、カーテン塗布、
ホッパー塗布等種々の塗布方法を用いることができる。
又、米国特許2,781,791号、同2,941,8
98号に記載の方法による2層以上の同時塗布法を用い
ることもできる。
【0169】本発明においては、各乳剤層の塗設位置を
任意に定めることができるが、支持体側から順次青感性
ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、赤感
性ハロゲン化銀乳剤層の配列とすることが好ましい。
【0170】本発明の感光材料において、目的に応じて
適当な厚さの中間層を設けることは任意であり、更にフ
ィルター層、カール防止層、保護層、アンチハレーショ
ン層等、種々の層を構成層として適宜組み合わせて用い
ることができる。
【0171】これらの構成層には結合剤として親水性コ
ロイドを用いることができ、ゼラチンが好ましく用いら
れる。又、その層中には前記乳剤層中の説明で挙げた種
々の写真用添加剤を含有せしめることができる。
【0172】本発明の感光材料の処理方法については特
に制限はなく、通常知られているあらゆる処理方法が適
用できる。例えば、その代表的なものとしては、発色現
像後、漂白定着処理を行い、必要なら更に水洗及び/又
は安定処理を行う方法、発色現像後、漂白と定着を分離
して行い、必要に応じ更に水洗及び/又は安定処理を行
う方法、何れの方法を用いて処理してもよいが、本発明
のカラー感光材料は、発色現像、漂白定着、水洗(又は
安定化)の工程で迅速に処理されるのに適している。
【0173】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれに限定されない。
【0174】実施例1 紙支持体の片面にポリエチレンをラミネートし、もう一
方の面に酸化チタンを含有するポリエチレンをラミネー
トした支持体上に、以下に示す構成の各層を酸化チタン
を含有するポリエチレン層の側に塗設し、多層カラー感
光材料試料1を作製した。塗布液は下記の如く調製し
た。
【0175】第1層塗布液 イエローカプラー(YY−1)26.7g、色素画像安
定化剤(ST−1)10.0g、(ST−2)6.67
g、添加剤(HQ−1)0.67g、イラジエーション
防止染料(AI−3)0.33g、高沸点有機溶媒(D
NP)6.67gに酢酸エチル60ccを加え溶解し、
この溶液を20%界面活性剤(SU−1)7ccを含有
する10%ゼラチン水溶液220ccに超音波ホモジナ
イザーを用いて乳化分散させてイエローカプラー分散液
を作製した。この分散液を下記条件にて作製した青感性
ハロゲン化銀乳剤(銀8.68g含有)と混合し第1層
塗布液を調製した。
【0176】第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液
と同様に調製した。
【0177】又、硬膜剤として第2層及び第4層に(H
−1)を、第7層に(H−2)を添加した。塗布助剤と
しては界面活性剤(SU−2)、(SU−3)を添加
し、表面張力を調整した。なお、感光材料中の添加量
は、特に記載のない限り1m2当たりのグラム数を示
す。
【0178】
【表1】
【0179】
【表2】
【0180】SU−1:トリ−i−プロピルナフタレン
スルホン酸ナトリウム SU−2:スルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)・ナ
トリウム塩 SU−3:スルホ琥珀酸ジ(2,2,3,3,4,4,
5,5−オクタフルオロペンチル)・ナトリウム塩 DBP:ジブチルフタレート DOP:ジオクチルフタレート DIDP:ジ−i−デシルフタレート PVP:ポリビニルピロリドン HQ−1:2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン HQ−2:2,5−ジ−sec−ドデシルハイドロキノ
ン HQ−3:2,5−ジ−sec−テトラデシルハイドロ
キノン HQ−4:2−sec−ドデシル−5−sec−テトラ
デシルハイドロキノン HQ−5:2,5−ジ(1,1−ジメチル−4−ヘキシ
ルオキシカルボニル)ブチルハイドロキノン H−1:テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタン H−2:2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリ
アジン・ナトリウム
【0181】
【化50】
【0182】
【化51】
【0183】
【化52】
【0184】
【化53】
【0185】(青感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)4
0℃に保温した2%ゼラチン水溶液1000cc中に、
下記(A液)及び(B液)をpAg=6.5、pH=
3.0に制御しつつ30分かけて同時添加し、更に(C
液)及び(D液)をpAg=7.3、pH=5.5に制
御しつつ180分かけて同時添加した。pHの制御は硫
酸又は水酸化ナトリウムの水溶液を用いて行い、pAg
の制御は、下記組成の制御液を用いた。制御液の組成
は、塩化ナトリウムと硫化カリウムからなる混合ハロゲ
ン化物塩水溶液であり、塩化物イオンと臭化物イオンの
比は、99.8:0.2とし、制御液の濃度は、A液、
B液を混合する際には、0.1モル/リットル、C液、
D液を混合する際には1モル/リットルとした。
【0186】(A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ccに仕上げた。
【0187】(B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ccに仕上げた。
【0188】(C液) 塩化ナトリウム 102.7g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ccに仕上げた。
【0189】(D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ccに仕上げた。
【0190】添加終了後、花王アトラス社製デモールN
5%水溶液と硫酸マグネシウムの2.0%水溶液を用い
て脱塩を行った後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径
0.85μm、変動係数0.07、塩化銀含有率99.
5モル%の単分散立方体乳剤EMP−1を得た。
【0191】上記乳剤EMP−1に対し、下記化合物を
用い50℃にて90分化学熟成を行い、青感性ハロゲン
化銀乳剤(Em−B)を得た。
【0192】 チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 BS−1 4×10-4モル/モルAgX 増感色素 BS−2 1×10-4モル/モルAgX (緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)(A液)と(B
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.4
3μm、変動係数0.08、塩化銀含有率99.5モル
%の単分散立方体乳剤EMP−2を得た。
【0193】EMP−2に対し、下記化合物を用いて5
5℃で120分化学熟成を行い、緑感性ハロゲン化銀乳
剤(Em−G)を得た。
【0194】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モルAgX 塩化金酸 1.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 GS−1 4×10-4モル/モルAgX (赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)(A液)と(B
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.5
0μm、変動係数0.08、塩化銀含有率99.5モル
%の単分散立方体乳剤EMP−3を得た。
【0195】EMP−3に対し、下記化合物を用いて6
0℃で90分化学熟成を行い、赤感性ハロゲン化銀乳剤
(Em−R)を得た。
【0196】 チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モルAgX 塩化金酸 2.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 RS−1 1×10-4モル/モルAgX STAB−1:1−(3−アセトアミド)フェニル−5−メルカプトテトラゾ ール
【0197】
【化54】
【0198】試料1の第1層のイエローカプラー(YY
−1)及び第5層のシアンカプラー(比較a)を、それ
ぞれ等モル量の表3に示す組合せに変えた以外は同様に
して試料2〜20を作製した。
【0199】このようにして得られた試料は、以下の方
法により各特性を評価した。
【0200】《相対感度》各試料について0.5秒でセ
ンシトメトリー用の階調露光を与えた後、下記の現像処
理を行った。処理済み試料を光学濃度計(コニカ社製:
PDA−65型)を用いて濃度を測定し、赤感性層の感
度及び青感性層の最高濃度(Dmax)を求めた。
【0201】《迅速処理性》各試料について上記と同様
の露光を与えた後、同一処理工程中の発色現像時間を3
0秒とした以外は同様の処理を行い、青感性層の最高濃
度(Dmax′)を求め、迅速処理性の指標とした。上
記Dmaxとの差が小さい程、迅速処理性に優れる。
【0202】《色再現性》まず、カラーネガフィルム
(コニカカラーLV−400:コニカ社製)とカメラ
(コニカFT−1:コニカ社製)を用い、マクベス社製
カラーチェッカーを撮影した。続いてカラーネガ現像処
理(CNK−4:コニカ社製)を行い、得られたネガ像
をコニカカラープリンター(CL−P2000:コニカ
社製)を用いて各試料に82mm×117mmの大きさ
にプリントした(プリンター条件は、カラーチェッカー
上の灰色がプリント上で灰色になるように試料毎に設
定)。得られた実技プリントの色再現性を目視で5段階
評価した。
【0203】処理条件は以下の通りである。
【0204】(処理条件) 処理工程 温 度 時 間 発色現像 35.0±0.3℃ 45秒 漂白定着 35.0±0.5℃ 45秒 安定化 30〜34℃ 90秒 乾 燥 60〜80℃ 60秒発色現像液 純水 800cc トリエタノールアミン 10g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5g 臭化カリウム 0.02g 塩化カリウム 2g 亜硫酸カリウム 0.3g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 1.0g エチレンジアミン四酢酸 1.0g カテコール−3,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩 1.0g ジエチレングリコール 10g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミド エチル−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩(CD−3) 4.5g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンスルホン酸誘導体) 1.0g 炭酸カリウム 27g 水を加えて全量を1リットルとし、pH=10.10に調整する。
【0205】漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミン四酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100cc 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 27.5cc 水を加えて全量を1リットルとし、炭酸カリウム又は氷酢酸でpH=5.7に 調整する。
【0206】安定化液 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.2g 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.3g エチレングリコール 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0g o−フェニルフェノールナトリウム 1.0g エチレンジアミン四酢酸 1.0g 水酸化アンモニウム(20%水溶液) 3.0g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンスルホン酸誘導体) 1.5g 水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又は水酸化カリウムでpH=7.0に 調整する。
【0207】結果を表3に示した。
【0208】
【表3】
【0209】表3からも明らかなように、本発明外のシ
アンカプラーと本発明外のイエローカプラーを使用した
試料1及び2は、感度、最高濃度、迅速処理性、色再現
性共、充分とは言い難い。又、本発明外のシアンカプラ
ーと本発明のイエローカプラーを使用した試料3及び4
は、迅速処理性及び色再現性に若干の改善が認められる
が、未だ不十分であり、他の性能も十分とは言い難い。
【0210】一方、本発明のシアンカプラーと本発明外
のイエローカプラーを使用した試料5は、感度、最高濃
度、色再現性に若干の効果が認められるが、未だ不十分
であり、又、迅速処理性も十分とは言い難い。
【0211】これに対し、本発明の試料6〜20は、何
れも感度、最高濃度が高く、迅速処理性が良好であり、
色再現性についても非常に良好である。
【0212】実施例2 実施例1において、第1層のイエローカプラーを表4に
示す如く変えた以外は実施例1と全く同様にして試料を
作製し、実施例1と同様な評価を行った。
【0213】結果を併せて表4に示す。
【0214】
【表4】
【0215】表4からも明らかなように、本発明外のシ
アンカプラーと本発明外のイエローカプラーを使用した
試料1及び2は、感度、最高濃度、迅速処理性、色再現
性共、充分とは言い難い。又、本発明外のシアンカプラ
ーと本発明のイエローカプラーを使用した試料23及び
24は、迅速処理性及び色再現性に若干の改善が認めら
れるが、未だ不十分であり、他の性能も十分とは言い難
い。
【0216】一方、本発明のシアンカプラーと本発明外
のイエローカプラーを使用した試料5は、感度、最高濃
度、色再現性に若干の効果が認められるが、未だ不十分
であり、又、迅速処理性も十分とは言い難い。
【0217】これに対し、本発明の試料26〜40は、
何れも感度、最高濃度が高く、迅速処理性が良好であ
り、色再現性についても非常に良好である。
【0218】実施例3 実施例1において、第1層のイエローカプラーを表5に
示す如く変えた以外は実施例1と全く同様にして試料を
作製し、実施例1と同様な評価を行った。
【0219】結果を併せて表5に示す。
【0220】
【表5】
【0221】表5からも明らかなように、本発明外のシ
アンカプラーと本発明外のイエローカプラーを使用した
試料1及び2は、感度、最高濃度、迅速処理性、色再現
性とも充分とは言い難い。又、本発明外のシアンカプラ
ーと本発明のイエローカプラーを使用した試料43及び
44は、迅速処理性及び色再現性に若干の改善が認めら
れるが、未だ不十分であり、他の性能も十分とは言い難
い。
【0222】一方、本発明のシアンカプラーと本発明外
のイエローカプラーを使用した試料5は、感度、最高濃
度、色再現性に若干の効果が認められるが、未だ不十分
であり、又、迅速処理性も十分とは言い難い。
【0223】これに対し、本発明の試料46〜60は、
何れも感度、最高濃度が高く、迅速処理性が良好であ
り、色再現性についても非常に良好である。
【0224】実施例4 実施例1において、第1層のイエローカプラーを表6に
示す如く変えた以外は実施例1と全く同様にして試料を
作製し、前記実施例1と同様な評価を行った。
【0225】結果を併せて表6に示す。
【0226】
【表6】
【0227】表6からも明らかなように、本発明外のシ
アンカプラーと本発明外のイエローカプラーを使用した
試料1及び2は、感度、最高濃度、迅速処理性、色再現
性共、充分とは言い難い。又、本発明外のシアンカプラ
ーと本発明のイエローカプラーを使用した試料63及び
64は、迅速処理性及び色再現性に若干の改善が認めら
れるが、未だ不十分であり、他の性能も十分とは言い難
い。
【0228】一方、本発明のシアンカプラーと本発明外
のイエローカプラーを使用した試料5は、感度、最高濃
度、色再現性に若干の効果が認められるが、未だ不十分
であり、又、迅速処理性も十分とは言い難い。
【0229】これに対し、本発明の試料66〜80は、
何れも感度、最高濃度が高く、迅速処理性が良好であ
り、色再現性についても非常に良好である。
【0230】
【発明の効果】本発明により、発色性、色再現性に優
れ、かつ迅速処理性にも優れたカラー感光材料を提供す
ることができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層に下記一般式(I)又は一般式(II)で表されるシア
    ンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ青感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層に下記一般式(1)で表されるイエロー
    カプラーの少なくとも1種を含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 〔式中、R1及びR3は各々、分岐アルキル基、置換アル
    キル基、置換アリール基又は複素環基を表し、R2及び
    4は置換基を表す。X1及びX2は各々、水素原子又は
    発色現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表
    す。〕 【化2】 〔式中、R11は 【化3】 と共に5員の不飽和複素環を形成するのに必要な非金属
    原子群を表す。R12は水素原子、アルキル基、アルケニ
    ル基、アルキニル基、芳香族基又は複素環基を表し、R
    13はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族
    基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基
    又は−NR1415基を表す。R14及びR15は各々、水素
    原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香
    族基又は複素環基を表し、X3は水素原子又は発色現像
    主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表す。Yは
    窒素原子又は酸素原子を表し、酸素原子の場合はR12
    存在しない。〕
  2. 【請求項2】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層に前記一般式(I)又は一般式(II)で表されるシア
    ンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ青感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層に下記一般式(2)で表されるイエロー
    カプラーの少なくとも1種を含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化4】 〔式中、R21は水素原子を除く1価の置換基を表し、Q
    は炭素原子と共に3〜6員の炭化水素環又は少なくとも
    1個のN、S、O、Pから選ばれたヘテロ原子を環内に
    含む3〜6員の複素環を形成するのに必要な非金属原子
    群を表す。R22は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ
    基、アリールオキシ基、アルキル基又はアミノ基を表
    し、R23はベンゼン環に置換可能な基を表し、mは0〜
    4の整数を表す。mが2以上の時、複数のR23は同じで
    も異なっていてもよい。X4は水素原子又は発色現像主
    薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表す。〕
  3. 【請求項3】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層に前記一般式(I)又は一般式(II)で表されるシア
    ンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ青感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層に下記一般式(3)で表されるイエロー
    カプラーの少なくとも1種を含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化5】 〔式中、R31及びR32は各々、水素原子、アルキル基、
    シクロアルキル基又はアリール基を表し、R33はアルキ
    ル基、シクロアルキル基又はアリール基を表す。R34
    35及びm′は前記一般式(2)のR22、R23及びm
    と、それぞれ同義である。X5は水素原子又は発色現像
    主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表す。〕
  4. 【請求項4】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層に前記一般式(I)又は一般式(II)で表されるシア
    ンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ青感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層に下記一般式(4)で表されるイエロー
    カプラーの少なくとも1種を含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化6】 〔式中、R41は窒素原子、酸素原子又は炭素原子で>C
    =Oと結合する基を表し、R42はカルバモイル基又はス
    ルホニル基を表し、Arは芳香族基又は複素環基を表
    す。〕
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7175976B2 (en) 2002-03-01 2007-02-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic light-sensitive material
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WO2016035328A1 (ja) * 2014-09-01 2016-03-10 キヤノン株式会社 化合物、分散剤及びトナー

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