JPH095047A - モード干渉型レーザ走査顕微鏡 - Google Patents
モード干渉型レーザ走査顕微鏡Info
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- JPH095047A JPH095047A JP7150324A JP15032495A JPH095047A JP H095047 A JPH095047 A JP H095047A JP 7150324 A JP7150324 A JP 7150324A JP 15032495 A JP15032495 A JP 15032495A JP H095047 A JPH095047 A JP H095047A
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- waveguide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】照明光を導波路中で0次モードのみで伝搬し
て、中心対称な光スポットを被検物体に照射することの
できるモード干渉型レーザ走査顕微鏡を提供する。 【構成】光源102から出射された光を、枝導波路10
5、主幹導波路125の順にTMモードで伝搬し、主幹
導波路125の端面から被検物体111へ向けて照射す
る。被検物体111からの反射光を主幹導波路125の
端面から入射させ、主幹導波路125、両脇の枝導波路
106、107の順にTEモードで伝搬して、検出器1
03、104で検出する。ここで、主幹導波路125
は、TMモード光について、金属膜115による装荷形
のシングルモード導波路、TEモード光に対して、ダブ
ルモード導波路となるように形成する。
て、中心対称な光スポットを被検物体に照射することの
できるモード干渉型レーザ走査顕微鏡を提供する。 【構成】光源102から出射された光を、枝導波路10
5、主幹導波路125の順にTMモードで伝搬し、主幹
導波路125の端面から被検物体111へ向けて照射す
る。被検物体111からの反射光を主幹導波路125の
端面から入射させ、主幹導波路125、両脇の枝導波路
106、107の順にTEモードで伝搬して、検出器1
03、104で検出する。ここで、主幹導波路125
は、TMモード光について、金属膜115による装荷形
のシングルモード導波路、TEモード光に対して、ダブ
ルモード導波路となるように形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路におけるモー
ド間の干渉を利用して、物体の段差や反射率分布等を検
出するモード干渉型レーザ走査顕微鏡に関する。
ド間の干渉を利用して、物体の段差や反射率分布等を検
出するモード干渉型レーザ走査顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信、光計測の分野で光導波路
が注目されている。その理由は、光導波路を用いること
によって、光学系の小型、軽量化を図ることができ、ま
た、光軸の調整が不要になるという利点が生じるからで
ある。
が注目されている。その理由は、光導波路を用いること
によって、光学系の小型、軽量化を図ることができ、ま
た、光軸の調整が不要になるという利点が生じるからで
ある。
【0003】光導波路を利用した計測器の一つとして、
モード干渉型レーザ走査顕微鏡が知られている。モード
干渉型レーザ走査顕微鏡は、例えば、特開平4−208
913号公報に記載されている。
モード干渉型レーザ走査顕微鏡が知られている。モード
干渉型レーザ走査顕微鏡は、例えば、特開平4−208
913号公報に記載されている。
【0004】モード干渉型レーザ走査顕微鏡の構成につ
いて、図3を用いて簡単に説明する。
いて、図3を用いて簡単に説明する。
【0005】図3のように、モード干渉型レーザ走査顕
微鏡は、被検物体11に集光光学系10によって、レー
ザ光を集光する。このレーザスポットの集光光学系10
によるスポット像位置に、チャネル導波路を備えてい
る。チャネル導波路は、スポット像位置に端面を持つダ
ブルモード導波路8と、このダブルモード導波路8から
分岐部15によって3本のシングルモード導波路5、
6、7とにより構成される。3本のシングルモード導波
路のうち中央の1本のシングルモード導波路5の端面に
は、被検物体11に光を照射するための光源2が配置さ
れており、両脇の2本のシングルモード導波路6、7の
端面には、導波してきた光の光量を検出するための検出
器3、4が配置されている。中央の1本のシングルモー
ド導波路5の中心線は、ダブルモード導波路8の中心線
と一致するように配置されている。
微鏡は、被検物体11に集光光学系10によって、レー
ザ光を集光する。このレーザスポットの集光光学系10
によるスポット像位置に、チャネル導波路を備えてい
る。チャネル導波路は、スポット像位置に端面を持つダ
ブルモード導波路8と、このダブルモード導波路8から
分岐部15によって3本のシングルモード導波路5、
6、7とにより構成される。3本のシングルモード導波
路のうち中央の1本のシングルモード導波路5の端面に
は、被検物体11に光を照射するための光源2が配置さ
れており、両脇の2本のシングルモード導波路6、7の
端面には、導波してきた光の光量を検出するための検出
器3、4が配置されている。中央の1本のシングルモー
ド導波路5の中心線は、ダブルモード導波路8の中心線
と一致するように配置されている。
【0006】光源2から発せられた照明光は、中央のシ
ングルモード導波路5を伝搬し、さらにダブルモード導
波路8を伝搬し、ダブルモード導波路8の端面から出射
されて被検物体11に照射される。中央のシングルモー
ド導波路5の中心線とダブルモード導波路8の中心線と
が、一致するような位置関係にあるため、中央のシング
ルモード導波路5からダブルモード導波路8へ入射した
光は、ダブルモード導波路8で0次モードのみを励振す
る。したがって、ダブルモード導波路8の端面からは、
光強度および位相が正規分布のスポット光が、被検物体
11に出射される。
ングルモード導波路5を伝搬し、さらにダブルモード導
波路8を伝搬し、ダブルモード導波路8の端面から出射
されて被検物体11に照射される。中央のシングルモー
ド導波路5の中心線とダブルモード導波路8の中心線と
が、一致するような位置関係にあるため、中央のシング
ルモード導波路5からダブルモード導波路8へ入射した
光は、ダブルモード導波路8で0次モードのみを励振す
る。したがって、ダブルモード導波路8の端面からは、
光強度および位相が正規分布のスポット光が、被検物体
11に出射される。
【0007】被検物体11に、傾斜や段差がある場合に
は、反射光の光スポットに位相分布が生じ、被検物体1
1に反射率分布がある場合は、反射光の光スポットに強
度分布が生じ、各場合において、光スポットは、非対称
になる。
は、反射光の光スポットに位相分布が生じ、被検物体1
1に反射率分布がある場合は、反射光の光スポットに強
度分布が生じ、各場合において、光スポットは、非対称
になる。
【0008】被検物体11からの反射光は、先ほどのダ
ブルモード導波路8の端面から入射して、ダブルモード
導波路8を伝搬する。このとき、光スポットが非対称性
を有する場合には、ダブルモード導波路8中には0次お
よび1次の両モード光が励振され、両モードは、干渉し
ながら、ダブルモード導波路8を伝搬し、分岐部15
で、両脇の2本のチャネル導波路6、7に分岐する。0
次モード光と1次モード光との干渉光は、ダブルモード
導波路8中において、非対称であるため、2本のチャネ
ル導波路6、7を伝搬する光量をそれぞれ検出器3、4
で検出し、両者の差を差動増幅器12で検出することに
よって、被検物体の微視的な傾斜や段差情報や反射率分
布情報が検出される。
ブルモード導波路8の端面から入射して、ダブルモード
導波路8を伝搬する。このとき、光スポットが非対称性
を有する場合には、ダブルモード導波路8中には0次お
よび1次の両モード光が励振され、両モードは、干渉し
ながら、ダブルモード導波路8を伝搬し、分岐部15
で、両脇の2本のチャネル導波路6、7に分岐する。0
次モード光と1次モード光との干渉光は、ダブルモード
導波路8中において、非対称であるため、2本のチャネ
ル導波路6、7を伝搬する光量をそれぞれ検出器3、4
で検出し、両者の差を差動増幅器12で検出することに
よって、被検物体の微視的な傾斜や段差情報や反射率分
布情報が検出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、特開平
4−208913号公報に記載されているモード干渉型
レーザ走査顕微鏡では、中央のシングルモード導波路の
中心線と、ダブルモード導波路の中心線とを一致させ、
しかも、分岐領域部分がこの中心線をはさんで対称な形
状となるように構成することにより、中央のシングルモ
ード導波路からダブルモード導波路へ入射する光を、ダ
ブルモード導波路中で0次モードのみで伝搬するもので
ある。
4−208913号公報に記載されているモード干渉型
レーザ走査顕微鏡では、中央のシングルモード導波路の
中心線と、ダブルモード導波路の中心線とを一致させ、
しかも、分岐領域部分がこの中心線をはさんで対称な形
状となるように構成することにより、中央のシングルモ
ード導波路からダブルモード導波路へ入射する光を、ダ
ブルモード導波路中で0次モードのみで伝搬するもので
ある。
【0010】しかしながら、シングルモード導波路およ
びダブルモード導波路は、幅が数μmと非常に細いた
め、これらの中心線を完全に一致させるのは、製造プロ
セス上困難である。また、分岐領域部分は、数μm幅の
導波路を3分岐させる構成であるため、微細で複雑な形
状である。よって、分岐領域部分を中心線をはさんで完
全に対称な形になるように形成するのは、製造プロセス
上困難である。
びダブルモード導波路は、幅が数μmと非常に細いた
め、これらの中心線を完全に一致させるのは、製造プロ
セス上困難である。また、分岐領域部分は、数μm幅の
導波路を3分岐させる構成であるため、微細で複雑な形
状である。よって、分岐領域部分を中心線をはさんで完
全に対称な形になるように形成するのは、製造プロセス
上困難である。
【0011】そのため、従来のモード干渉型レーザ走査
顕微鏡では、製造プロセスにおいて、導波路の中心線が
ずれたり、分岐領域部分が中心対称でなく非対称になっ
たり、また、ダブルモード導波路の屈折率分布に片寄り
が生じたりすることにより、中央のシングルモード導波
路からダブルモード導波路に光が入射したときに、0次
モードの他に1次モードが励振される現象が生じてい
た。
顕微鏡では、製造プロセスにおいて、導波路の中心線が
ずれたり、分岐領域部分が中心対称でなく非対称になっ
たり、また、ダブルモード導波路の屈折率分布に片寄り
が生じたりすることにより、中央のシングルモード導波
路からダブルモード導波路に光が入射したときに、0次
モードの他に1次モードが励振される現象が生じてい
た。
【0012】1次モードが励振された場合には、ダブル
モード導波路端面から出射され、被検物体に照射される
光スポットは、光強度あるいは位相が正規分布とはなら
ず、非対称となってしまう。図3のモード干渉型レーザ
走査顕微鏡では、被検物体の非対称性を反射光の非対称
性として検出しているため、被検物体への照明光が非対
称であると、被検物体の反射光から被検物体の微視的な
傾斜を正確に検出することができなくなるという問題点
があった。
モード導波路端面から出射され、被検物体に照射される
光スポットは、光強度あるいは位相が正規分布とはなら
ず、非対称となってしまう。図3のモード干渉型レーザ
走査顕微鏡では、被検物体の非対称性を反射光の非対称
性として検出しているため、被検物体への照明光が非対
称であると、被検物体の反射光から被検物体の微視的な
傾斜を正確に検出することができなくなるという問題点
があった。
【0013】本発明は、照明光を導波路中で0次モード
のみで伝搬して、対称な光スポットを被検物体に照射す
ることのできるモード干渉型レーザ走査顕微鏡を提供す
ることにある。
のみで伝搬して、対称な光スポットを被検物体に照射す
ることのできるモード干渉型レーザ走査顕微鏡を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、被検物体に光を照射するための照
明部と、前記被検物体から反射光を検出するための検出
部と、導波路部とを有し、前記導波路部は、主幹導波路
と、主幹導波路を3本の導波路に分岐する分岐部と、分
岐部に接続された3本の枝導波路とを有し、前記照明部
は、前記3本の枝導波路のうちの中央の枝導波路に、光
を入射するように配置され、前記検出部は、前記3本の
枝導波路のうち両脇の枝導波路を伝搬した光を検出する
ように配置され、前記導波路部は、前記照明部が照射し
た光を枝導波路、分岐部、主幹導波路の順に伝搬して主
幹導波路の端面から被検物体に向けて出射し、被検物体
からの反射光を前記端面から入射させて、主幹導波路、
分岐部、枝導波路の順に伝搬して前記検出部に導くよう
に配置され、前記主幹導波路は、少なくとも一部が装荷
形であり、前記主幹導波路の前記装荷形の部分は、TE
モード光およびTMモード光の一方に対してダブルモー
ド導波路であり、他方に対してシングルモード導波路で
あることを特徴とするモード干渉型レーザ走査顕微鏡が
提供される。
に、本発明によれば、被検物体に光を照射するための照
明部と、前記被検物体から反射光を検出するための検出
部と、導波路部とを有し、前記導波路部は、主幹導波路
と、主幹導波路を3本の導波路に分岐する分岐部と、分
岐部に接続された3本の枝導波路とを有し、前記照明部
は、前記3本の枝導波路のうちの中央の枝導波路に、光
を入射するように配置され、前記検出部は、前記3本の
枝導波路のうち両脇の枝導波路を伝搬した光を検出する
ように配置され、前記導波路部は、前記照明部が照射し
た光を枝導波路、分岐部、主幹導波路の順に伝搬して主
幹導波路の端面から被検物体に向けて出射し、被検物体
からの反射光を前記端面から入射させて、主幹導波路、
分岐部、枝導波路の順に伝搬して前記検出部に導くよう
に配置され、前記主幹導波路は、少なくとも一部が装荷
形であり、前記主幹導波路の前記装荷形の部分は、TE
モード光およびTMモード光の一方に対してダブルモー
ド導波路であり、他方に対してシングルモード導波路で
あることを特徴とするモード干渉型レーザ走査顕微鏡が
提供される。
【0015】
【作用】照明部から出射された光は、中央の枝導波路を
伝搬して、分岐部に接続された主幹導波路に入射する。
中央の枝導波路から主幹導波路に入射した光は、主幹導
波路を0次モードで伝搬する。0次モード光は、中心対
称な分布をもつ光であるので、主幹導波路の端面から被
検物体に向けて、中心対称の光ビームが照射される。
伝搬して、分岐部に接続された主幹導波路に入射する。
中央の枝導波路から主幹導波路に入射した光は、主幹導
波路を0次モードで伝搬する。0次モード光は、中心対
称な分布をもつ光であるので、主幹導波路の端面から被
検物体に向けて、中心対称の光ビームが照射される。
【0016】被検物体に傾斜や段差があったり、反射率
に分布がある場合には、被検物体からの反射光は、非対
称になる。反射光が非対称性を有する場合には、反射光
が主幹導波路の端面から入射されると、主幹導波路がダ
ブルモード導波路である場合、0次および1次の両モー
ド光が励振される。0次モード光と1次モード光は、干
渉しながら、主幹導波路を伝搬し、分岐領域に達し、両
脇の2本の枝導波路に分岐し、検出部で検出される。2
本の枝導波路の光量の差を検出することによって、被検
物体の微視的な傾斜や段差情報や反射率分布情報が検出
される。
に分布がある場合には、被検物体からの反射光は、非対
称になる。反射光が非対称性を有する場合には、反射光
が主幹導波路の端面から入射されると、主幹導波路がダ
ブルモード導波路である場合、0次および1次の両モー
ド光が励振される。0次モード光と1次モード光は、干
渉しながら、主幹導波路を伝搬し、分岐領域に達し、両
脇の2本の枝導波路に分岐し、検出部で検出される。2
本の枝導波路の光量の差を検出することによって、被検
物体の微視的な傾斜や段差情報や反射率分布情報が検出
される。
【0017】本発明では、主幹導波路を装荷形にするこ
とによって、TMモード光の等価屈折率とTEモード光
の等価屈折率とを異なる値にし、TMモード光およびT
Eモード光の一方に対してシングルモード導波路、他方
に対してダブルモード導波路にする。そして、照明部か
らの光は、TMモード光およびTEモード光のうち、主
幹導波路がシングルモード導波路のモードで伝搬し、被
検物体からの反射光は、TMモード光およびTEモード
光のうち、主幹導波路がダブルモード導波路のモードで
伝搬する。
とによって、TMモード光の等価屈折率とTEモード光
の等価屈折率とを異なる値にし、TMモード光およびT
Eモード光の一方に対してシングルモード導波路、他方
に対してダブルモード導波路にする。そして、照明部か
らの光は、TMモード光およびTEモード光のうち、主
幹導波路がシングルモード導波路のモードで伝搬し、被
検物体からの反射光は、TMモード光およびTEモード
光のうち、主幹導波路がダブルモード導波路のモードで
伝搬する。
【0018】これにより、中央の枝導波路の中心線と主
幹導波路の中心線とが、完全に一致していなくとも、照
明部からの光によって、主幹導波路に1次モードが励振
されることがないため、主幹導波路は、常に、0次モー
ドで伝搬した中心対称な光ビームを被検物体に向けて照
射することができる。
幹導波路の中心線とが、完全に一致していなくとも、照
明部からの光によって、主幹導波路に1次モードが励振
されることがないため、主幹導波路は、常に、0次モー
ドで伝搬した中心対称な光ビームを被検物体に向けて照
射することができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0020】まず、本実施例のモード干渉型レーザ走査
顕微鏡の構成について、図1を用いて説明する。
顕微鏡の構成について、図1を用いて説明する。
【0021】本実施例のモード干渉型レーザ走査顕微鏡
は、図1に示すように、レーザ光源102と、検出器1
03、104とが取り付けられた光導波路基板101を
有している。光導波路基板101には、主幹導波路12
5と、分岐部108と、分岐部108に接続された3本
の枝導波路105、106、107とが形成されてい
る。
は、図1に示すように、レーザ光源102と、検出器1
03、104とが取り付けられた光導波路基板101を
有している。光導波路基板101には、主幹導波路12
5と、分岐部108と、分岐部108に接続された3本
の枝導波路105、106、107とが形成されてい
る。
【0022】光源102は、3本の枝導波路105、1
06、107のうちの中央の枝導波路105の端面に取
り付けられている。検出器103、104は、3本の枝
導波路105、106、107のうちの両脇の枝導波路
106、107の端面にそれぞれ取り付けられている。
06、107のうちの中央の枝導波路105の端面に取
り付けられている。検出器103、104は、3本の枝
導波路105、106、107のうちの両脇の枝導波路
106、107の端面にそれぞれ取り付けられている。
【0023】光源102は、枝導波路105のTMモー
ド方向の直線偏光を出射する。中央の枝導波路105
は、TMモードについてシングルモードの埋込み形導波
路である。
ド方向の直線偏光を出射する。中央の枝導波路105
は、TMモードについてシングルモードの埋込み形導波
路である。
【0024】また、両脇の枝導波路106、107は、
TEモードについてシングルモードの埋込み形導波路で
ある。検出器103、104は、TEモード光を検出で
きるように配置されている。
TEモードについてシングルモードの埋込み形導波路で
ある。検出器103、104は、TEモード光を検出で
きるように配置されている。
【0025】主幹導波路125は、TEモード光につい
ては、埋込み形導波路であるが、TMモード光について
は、金属膜115を装荷した装荷形導波路である。具体
的には、TEモード光についてダブルモードの埋込み形
導波路の上に、一対の金属膜115を装荷することによ
り、TMモード光の等価屈折率を低下させ、TMモード
光に対しては、シングルモード導波路として作用する構
成である。一対の金属膜115は、埋込み形導波路の中
心線を挟んで対称に配置されている。
ては、埋込み形導波路であるが、TMモード光について
は、金属膜115を装荷した装荷形導波路である。具体
的には、TEモード光についてダブルモードの埋込み形
導波路の上に、一対の金属膜115を装荷することによ
り、TMモード光の等価屈折率を低下させ、TMモード
光に対しては、シングルモード導波路として作用する構
成である。一対の金属膜115は、埋込み形導波路の中
心線を挟んで対称に配置されている。
【0026】本実施例では、基板101として、Xカッ
トY伝搬のLiNbO3基板を用い、Ti拡散により埋
込み形の導波路を形成している。埋込み形の導波路の幅
は、枝導波路105、106、107が約4μm、主幹
導波路125が約8μmである。金属膜115は、Al
で形成している。
トY伝搬のLiNbO3基板を用い、Ti拡散により埋
込み形の導波路を形成している。埋込み形の導波路の幅
は、枝導波路105、106、107が約4μm、主幹
導波路125が約8μmである。金属膜115は、Al
で形成している。
【0027】一対の金属膜115の間隔は、TMの0次
モード光は、カットオフされないが、TMの1次モード
光がカットオフされるように予め計算により求めた間隔
に形成されている。
モード光は、カットオフされないが、TMの1次モード
光がカットオフされるように予め計算により求めた間隔
に形成されている。
【0028】光導波路基板101は、主幹導波路125
の端面から出射される光が被検物体111に照射される
ように配置されている。
の端面から出射される光が被検物体111に照射される
ように配置されている。
【0029】主幹導波路125の端面と被検物体111
との光路上には、1/4波長板121と、X−Y2次元
スキャニング装置122と、集光レンズ110とが順に
配置されている。1/4波長板121は、主幹導波路1
25のTMモード光方向の直線偏光を円偏光に変換する
ように配置されている。
との光路上には、1/4波長板121と、X−Y2次元
スキャニング装置122と、集光レンズ110とが順に
配置されている。1/4波長板121は、主幹導波路1
25のTMモード光方向の直線偏光を円偏光に変換する
ように配置されている。
【0030】また、検出器103、104には、これら
の出力の差を出力する差動増幅器112が接続されてい
る。差動増幅器112とスキャニング装置122とは、
制御装置113に接続されている。制御装置113は、
表示装置114に接続されている。
の出力の差を出力する差動増幅器112が接続されてい
る。差動増幅器112とスキャニング装置122とは、
制御装置113に接続されている。制御装置113は、
表示装置114に接続されている。
【0031】つぎに、図1のモード干渉型レーザ走査顕
微鏡の動作について説明する。
微鏡の動作について説明する。
【0032】光源102から出射された光は、シングル
モードの導波路105をTMモードで伝搬し、分岐部1
08を通って、主幹導波路125に入射する。このと
き、分岐部108の形状にわずかでも非対称性がある
と、主幹導波路125がダブルモードである場合には、
0次モードだけではなく、1次モードも励振してしま
う。しかし、前述のように、本実施例では、主幹導波路
125は、金属膜115を装荷することによりTMモー
ド光に対してシングルモードの導波路であるため、0次
モードのみによって、主幹導波路125を伝搬して、端
面から出射される。図2(a)のように、0次モード光
は、光強度および位相が正規分布であるため、中心対称
な光ビームが主幹導波路125の端面から出射される。
この光ビームは、TMモード方向の直線偏光である。
モードの導波路105をTMモードで伝搬し、分岐部1
08を通って、主幹導波路125に入射する。このと
き、分岐部108の形状にわずかでも非対称性がある
と、主幹導波路125がダブルモードである場合には、
0次モードだけではなく、1次モードも励振してしま
う。しかし、前述のように、本実施例では、主幹導波路
125は、金属膜115を装荷することによりTMモー
ド光に対してシングルモードの導波路であるため、0次
モードのみによって、主幹導波路125を伝搬して、端
面から出射される。図2(a)のように、0次モード光
は、光強度および位相が正規分布であるため、中心対称
な光ビームが主幹導波路125の端面から出射される。
この光ビームは、TMモード方向の直線偏光である。
【0033】出射された直線偏光は、1/4波長板12
1によって円偏光に変換され、スキャニング装置122
によって走査され、集光レンズ110によって被検物体
111上に集光される。
1によって円偏光に変換され、スキャニング装置122
によって走査され、集光レンズ110によって被検物体
111上に集光される。
【0034】被検物体111からの反射光は、集光レン
ズ110によって、主幹導波路125の端面に集光さ
れ、これに入射する。被検物体111の反射光は、集光
時に1/4波長板121を通過することにより、照明光
と直交する偏光方向の直線偏光(TEモード方向)に変
換されている。
ズ110によって、主幹導波路125の端面に集光さ
れ、これに入射する。被検物体111の反射光は、集光
時に1/4波長板121を通過することにより、照明光
と直交する偏光方向の直線偏光(TEモード方向)に変
換されている。
【0035】この時、被検物体111に、傾斜や段差が
あると、傾斜や段差による光路差のため、反射光のビー
ムには、非対称な位相分布が生じる。また、被検物体1
11に反射率の分布等があると、反射光強度に分布が生
じるため、反射光のビームには、非対称な強度分布が生
じる。
あると、傾斜や段差による光路差のため、反射光のビー
ムには、非対称な位相分布が生じる。また、被検物体1
11に反射率の分布等があると、反射光強度に分布が生
じるため、反射光のビームには、非対称な強度分布が生
じる。
【0036】主幹導波路125に入射した光は、TEモ
ードで伝搬する。主幹導波路125は、TEモードにつ
いてダブルモードであるので、反射光のビームに非対称
な位相分布または強度分布がある場合には、主幹導波路
125において、0次モードと1次モードが励振され
る。0次モード光は、図2(a)のように中心対称であ
るが、1次モード光は、図2(b)のように非対称であ
るため、0次モード光と1次モード光の両者が励振され
ると、両者の干渉光が、主幹導波路125を蛇行しなが
ら伝搬する。
ードで伝搬する。主幹導波路125は、TEモードにつ
いてダブルモードであるので、反射光のビームに非対称
な位相分布または強度分布がある場合には、主幹導波路
125において、0次モードと1次モードが励振され
る。0次モード光は、図2(a)のように中心対称であ
るが、1次モード光は、図2(b)のように非対称であ
るため、0次モード光と1次モード光の両者が励振され
ると、両者の干渉光が、主幹導波路125を蛇行しなが
ら伝搬する。
【0037】主幹導波路125を伝搬した光は、分岐部
108に達し、両わきの2本の枝導波路106、107
に入射し、TEの0次モードで伝搬する。被検物体11
1に傾斜や段差や反射率分布等の非対称性がある場合に
は、0次モードと1次モードとの干渉光が分岐部108
において非対称であるため、2本の枝導波路106、1
07に入射する光量が異なる。光検出器103、104
は、枝導波路106、107の伝搬光の光量を検出す
る。
108に達し、両わきの2本の枝導波路106、107
に入射し、TEの0次モードで伝搬する。被検物体11
1に傾斜や段差や反射率分布等の非対称性がある場合に
は、0次モードと1次モードとの干渉光が分岐部108
において非対称であるため、2本の枝導波路106、1
07に入射する光量が異なる。光検出器103、104
は、枝導波路106、107の伝搬光の光量を検出す
る。
【0038】差動増幅器112は、光検出器103、1
04の出力の差を求めることにより、物体111上の微
小な段差または反射率変化を検出する。制御装置113
は、スキャニング装置122から得た位置情報と、差動
増幅器112の段差または反射率変化出力とを合成し
て、被検物体111のX−Y2次元画像を、表示装置1
14に表示させる。
04の出力の差を求めることにより、物体111上の微
小な段差または反射率変化を検出する。制御装置113
は、スキャニング装置122から得た位置情報と、差動
増幅器112の段差または反射率変化出力とを合成し
て、被検物体111のX−Y2次元画像を、表示装置1
14に表示させる。
【0039】被検物体111の傾斜や段差等のように、
光ビームに非対称な位相分布を与えるような情報を観察
するときには、主幹導波路125に入射した反射光がダ
ブルモードで伝搬する長さLを、
光ビームに非対称な位相分布を与えるような情報を観察
するときには、主幹導波路125に入射した反射光がダ
ブルモードで伝搬する長さLを、
【0040】
【数1】L=Lc(2m+1)/2 (m=0,1,
2,・・・) にすることにより、最も効率よく検出することができ
る。
2,・・・) にすることにより、最も効率よく検出することができ
る。
【0041】また、被検物体111の反射率分布等のよ
うに、光スポットに強度分布を与えるような情報を観察
するときには、主幹導波路125に入射した反射光がダ
ブルモードで伝搬する長さLを、
うに、光スポットに強度分布を与えるような情報を観察
するときには、主幹導波路125に入射した反射光がダ
ブルモードで伝搬する長さLを、
【0042】
【数2】L=m・Lc (m=1,2,・・・) にすることにより、最も効率よく検出できる。
【0043】但し、Lcは、完全結合長(0次モードと
1次モードの位相差がπとなる長さ)である。
1次モードの位相差がπとなる長さ)である。
【0044】また、位相分布と強度分布とを合わせて検
出したい場合には、(数1)と(数2)の間の任意の長
さLにすることにより、位相分布と強度分布とを任意の
比率で合わせて検出することができる。
出したい場合には、(数1)と(数2)の間の任意の長
さLにすることにより、位相分布と強度分布とを任意の
比率で合わせて検出することができる。
【0045】Lが、(数1)または(数2)を満足する
ように定めた場合に、位相分布または強度分布が最も効
率よく検出できる理由については、特開平4−2089
13号公報に詳細に記されているので、説明を省略す
る。
ように定めた場合に、位相分布または強度分布が最も効
率よく検出できる理由については、特開平4−2089
13号公報に詳細に記されているので、説明を省略す
る。
【0046】ここで、主幹導波路125に入射した光が
ダブルモードで伝搬する長さLとは、主幹導波路125
の端面から入射したTE光がダブルモードで伝搬して、
枝導波路106、107に分岐するまでの長さである
が、この長さは、主幹導波路125の長さとは一致しな
い場合がある。というのは、図1では、中央の枝導波路
105と、両脇の枝導波路106、107とのなす角θ
を大きく図示しているが、実際には、分岐部分の結合効
率を高めるために、角θを1/100rad程度と非常
に小さい角度にすることが望ましい。角θをこのように
小さい角度にした場合、主幹導波路125をダブルモー
ドで伝搬したTEモード光は、主幹導波路125が幾何
学的には3本の枝導波路105、106、107に分岐
した後も、3本の枝導波路105、106、107の間
隔が非常に狭い領域においては、3本の枝導波路10
5、106、107をまたぐようにダブルモードで伝搬
する。従って、主幹導波路125の長さを定める場合に
は、枝導波路105、106、107をダブルモードで
伝搬する領域を考慮して定める必要がある。具体的に
は、主幹導波路125の端面から入射した反射光が、実
際にダブルモードで伝搬する長さ、すなわち、主幹導波
路125の長さと枝導波路をダブルモードで伝搬する領
域の長さとを合わせた長さをLとし、このLが、(数
1)または(数2)を満足するように定める。
ダブルモードで伝搬する長さLとは、主幹導波路125
の端面から入射したTE光がダブルモードで伝搬して、
枝導波路106、107に分岐するまでの長さである
が、この長さは、主幹導波路125の長さとは一致しな
い場合がある。というのは、図1では、中央の枝導波路
105と、両脇の枝導波路106、107とのなす角θ
を大きく図示しているが、実際には、分岐部分の結合効
率を高めるために、角θを1/100rad程度と非常
に小さい角度にすることが望ましい。角θをこのように
小さい角度にした場合、主幹導波路125をダブルモー
ドで伝搬したTEモード光は、主幹導波路125が幾何
学的には3本の枝導波路105、106、107に分岐
した後も、3本の枝導波路105、106、107の間
隔が非常に狭い領域においては、3本の枝導波路10
5、106、107をまたぐようにダブルモードで伝搬
する。従って、主幹導波路125の長さを定める場合に
は、枝導波路105、106、107をダブルモードで
伝搬する領域を考慮して定める必要がある。具体的に
は、主幹導波路125の端面から入射した反射光が、実
際にダブルモードで伝搬する長さ、すなわち、主幹導波
路125の長さと枝導波路をダブルモードで伝搬する領
域の長さとを合わせた長さをLとし、このLが、(数
1)または(数2)を満足するように定める。
【0047】このように本実施例では、主幹導波路12
5を、埋込み形導波路に金属膜115を装荷した構成に
することにより、TEモード光についてはダブルモード
の埋込み形導波路として作用し、TMモード光について
はシングルモードの装荷形導波路として作用するように
した。これにより、中央の枝導波路105の中心線と
と、主幹導波路の中心線とが、完全に一致していなくと
も、また、分岐部108の構造が完全に対称な形状でな
くとも、照明光のTMモード光は、常に、0次モードで
主幹導波路を伝搬するので、正規分布の光ビームを被検
物体111に照射することができる。
5を、埋込み形導波路に金属膜115を装荷した構成に
することにより、TEモード光についてはダブルモード
の埋込み形導波路として作用し、TMモード光について
はシングルモードの装荷形導波路として作用するように
した。これにより、中央の枝導波路105の中心線と
と、主幹導波路の中心線とが、完全に一致していなくと
も、また、分岐部108の構造が完全に対称な形状でな
くとも、照明光のTMモード光は、常に、0次モードで
主幹導波路を伝搬するので、正規分布の光ビームを被検
物体111に照射することができる。
【0048】したがって、反射光には、被検物体の非対
称情報のみが含まれるので、高精度で被検物体の傾斜や
段差情報、ならびに、反射率分布情報を検出することが
できる。
称情報のみが含まれるので、高精度で被検物体の傾斜や
段差情報、ならびに、反射率分布情報を検出することが
できる。
【0049】主幹導波路125において、金属膜115
による装荷形導波路の中心線は、埋込み形導波路の中心
線と一致していることが望ましいが、必ずしも、一致し
ていなくともよい。一致していない場合には、被検物体
111からの反射光が常に偏って埋込み形導波路に入射
することになるため、被検物体に位相分布や強度分布が
なくとも、1次モードが励振され、検出器103、10
4に検出される光量に差が生じる。この光量の差は、装
荷型導波路と埋込み形導波路との中心線のずれによって
定まる一定量であるため、予めこの光量差を求めてお
き、制御装置113によって、この光量差を補正するよ
うに構成することで対応できる。
による装荷形導波路の中心線は、埋込み形導波路の中心
線と一致していることが望ましいが、必ずしも、一致し
ていなくともよい。一致していない場合には、被検物体
111からの反射光が常に偏って埋込み形導波路に入射
することになるため、被検物体に位相分布や強度分布が
なくとも、1次モードが励振され、検出器103、10
4に検出される光量に差が生じる。この光量の差は、装
荷型導波路と埋込み形導波路との中心線のずれによって
定まる一定量であるため、予めこの光量差を求めてお
き、制御装置113によって、この光量差を補正するよ
うに構成することで対応できる。
【0050】また、金属膜装荷によるシングルモード導
波路を形成するのは、枝導波路105と主幹導波路12
5の中心線を完全に一致させるように形成することより
も、比較的容易に製造することができるため、製造コス
トを低減することができる。
波路を形成するのは、枝導波路105と主幹導波路12
5の中心線を完全に一致させるように形成することより
も、比較的容易に製造することができるため、製造コス
トを低減することができる。
【0051】また、主幹導波路125を形成するため
に、金属膜115の位置に、マスクを形成し、このマス
クとマスクとの間からTiを拡散させて、主幹導波路1
25の埋込み形導波路を形成し、その後このマスクの位
置に金属膜を形成する方法を用いることができる。この
方法を用いることにより、主幹導波路125において、
装荷形導波路と埋込み形導波路との中心線を一致させる
ことができる。
に、金属膜115の位置に、マスクを形成し、このマス
クとマスクとの間からTiを拡散させて、主幹導波路1
25の埋込み形導波路を形成し、その後このマスクの位
置に金属膜を形成する方法を用いることができる。この
方法を用いることにより、主幹導波路125において、
装荷形導波路と埋込み形導波路との中心線を一致させる
ことができる。
【0052】また、図1の構成においては、上述の金属
膜115を電源に接続することにより、主幹導波路12
5に電圧を印加する構成にすることができる。図1で
は、導波路基板101を電気光学効果を有するLiNb
O3によって構成しているため、主幹導波路125に電
圧を印加することにより、LiNbO3の電気光学効果
によって、印加電圧に応じてTEモード光に対する屈折
率が変化する。この屈折率の変化量に応じて、完全結合
長Lcが変化する。したがって、主幹導波路125の幾
何学的な長さLが一定であっても、電圧によってLcを
変化させることにより、(数1)または(数2)を満足
させることができる。
膜115を電源に接続することにより、主幹導波路12
5に電圧を印加する構成にすることができる。図1で
は、導波路基板101を電気光学効果を有するLiNb
O3によって構成しているため、主幹導波路125に電
圧を印加することにより、LiNbO3の電気光学効果
によって、印加電圧に応じてTEモード光に対する屈折
率が変化する。この屈折率の変化量に応じて、完全結合
長Lcが変化する。したがって、主幹導波路125の幾
何学的な長さLが一定であっても、電圧によってLcを
変化させることにより、(数1)または(数2)を満足
させることができる。
【0053】これにより、被検物体の傾斜や段差等の非
対称の位相分布情報を最も感度よく検出したい場合に
は、(数1)を満足する電圧をかけ、光強度分布等を最
も感度よく検出したい場合には、(数2)を満足する電
圧をかける構成にすることができる。また、位相分布情
報と光強度分布情報とを合わせて検出したい場合には、
(数1)および(数2)の間の任意のLの値に設定する
よう電圧をかけることができる。また、電圧を印加して
いない場合に、(数1)および(数2)のいずれか一方
を満足するようにLを定め、電圧を印加したときに他方
を満足するような構成にすることもできる。
対称の位相分布情報を最も感度よく検出したい場合に
は、(数1)を満足する電圧をかけ、光強度分布等を最
も感度よく検出したい場合には、(数2)を満足する電
圧をかける構成にすることができる。また、位相分布情
報と光強度分布情報とを合わせて検出したい場合には、
(数1)および(数2)の間の任意のLの値に設定する
よう電圧をかけることができる。また、電圧を印加して
いない場合に、(数1)および(数2)のいずれか一方
を満足するようにLを定め、電圧を印加したときに他方
を満足するような構成にすることもできる。
【0054】図1の構成においては、金属膜115を主
幹導波路125の長手方向の全体に配置しているが、長
手方向の一部のみに配置する構成にすることもできる。
この場合、主幹導波路125の端面部分が、TMモード
光についてシングルモード導波路になるように、金属膜
115の位置を定める。例えば、金属膜115を端面に
連続する領域に、金属膜115を配置する。
幹導波路125の長手方向の全体に配置しているが、長
手方向の一部のみに配置する構成にすることもできる。
この場合、主幹導波路125の端面部分が、TMモード
光についてシングルモード導波路になるように、金属膜
115の位置を定める。例えば、金属膜115を端面に
連続する領域に、金属膜115を配置する。
【0055】また、上述の実施例の主幹導波路125
は、一対の金属膜115を装荷し、TMモード光につい
て装荷形のシングルモード導波路として作用し、TEモ
ード光については埋込み形のダブルモード導波路として
作用する。しかしながら、この構成に限らず、TEモー
ド光について装荷形のシングルモード導波路として作用
し、TMモード光について埋込み形のダブルモード導波
路として作用する主幹導波路を構成することも可能であ
る。
は、一対の金属膜115を装荷し、TMモード光につい
て装荷形のシングルモード導波路として作用し、TEモ
ード光については埋込み形のダブルモード導波路として
作用する。しかしながら、この構成に限らず、TEモー
ド光について装荷形のシングルモード導波路として作用
し、TMモード光について埋込み形のダブルモード導波
路として作用する主幹導波路を構成することも可能であ
る。
【0056】これは、例えば、主幹導波路125の一対
の金属膜115の代わりに一対のアモルファスシリコン
膜を装荷する構成にすることにより実現できる。という
のは、アモルファスシリコン膜を配置した場合、TMモ
ード光の等価屈折率とTEモード光の等価屈折率は、ア
モルファスシリコン膜の膜厚を選択することによって変
化する。すなわち、ある膜厚では、TMモード光の等価
屈折率には、大きな変化がないが、TEモード光の等価
屈折率は、顕著に小さくなる。また、別の膜厚では、T
Eモード光の等価屈折率には、大きな変化がないが、T
Mモード光の等価屈折率は、顕著に小さくなる。
の金属膜115の代わりに一対のアモルファスシリコン
膜を装荷する構成にすることにより実現できる。という
のは、アモルファスシリコン膜を配置した場合、TMモ
ード光の等価屈折率とTEモード光の等価屈折率は、ア
モルファスシリコン膜の膜厚を選択することによって変
化する。すなわち、ある膜厚では、TMモード光の等価
屈折率には、大きな変化がないが、TEモード光の等価
屈折率は、顕著に小さくなる。また、別の膜厚では、T
Eモード光の等価屈折率には、大きな変化がないが、T
Mモード光の等価屈折率は、顕著に小さくなる。
【0057】したがって、図1の主幹導波路125の構
成で、金属膜115の代わりにアモルファスシリコン膜
を用い、この膜厚を適当に選択することによって、TE
モード光に対して装荷形のシングルモード導波路、TM
モード光に対して埋込み形のダブルモード導波路の主幹
導波路を形成することができる。また、アモルファスシ
リコン膜を別の膜厚にすることによって、TMモード光
に対してシングルモード導波路、TEモード光に対して
ダブルモード導波路の主幹導波路を形成することができ
る。
成で、金属膜115の代わりにアモルファスシリコン膜
を用い、この膜厚を適当に選択することによって、TE
モード光に対して装荷形のシングルモード導波路、TM
モード光に対して埋込み形のダブルモード導波路の主幹
導波路を形成することができる。また、アモルファスシ
リコン膜を別の膜厚にすることによって、TMモード光
に対してシングルモード導波路、TEモード光に対して
ダブルモード導波路の主幹導波路を形成することができ
る。
【0058】また、上述の実施例では、導波路基板とし
て、LiNbO3を用いたが、これに限らず、LiTa
O3、Al2O3、Si、SiO2、GaAs、InP、ソ
ーダガラス、石英等を用いることができる。LiTaO
3、GaAs、および、InPを用いた場合には、金属
膜に電圧を印加することにより電気光学効果により完全
結合長Lcを変化させることができる。また、GaA
s、および、InPを用いた場合には、検出器や光源を
導波路基板上に一体に構成できる。
て、LiNbO3を用いたが、これに限らず、LiTa
O3、Al2O3、Si、SiO2、GaAs、InP、ソ
ーダガラス、石英等を用いることができる。LiTaO
3、GaAs、および、InPを用いた場合には、金属
膜に電圧を印加することにより電気光学効果により完全
結合長Lcを変化させることができる。また、GaA
s、および、InPを用いた場合には、検出器や光源を
導波路基板上に一体に構成できる。
【0059】また、上述の実施例では、基板101の上
に、直接金属膜115を搭載する構成であるが、基板1
01と金属膜115との間に、バッファ層を配置する構
成にすることができる。金属膜115の代わりにアモル
ファスシリコン膜を用いる場合も同様である。
に、直接金属膜115を搭載する構成であるが、基板1
01と金属膜115との間に、バッファ層を配置する構
成にすることができる。金属膜115の代わりにアモル
ファスシリコン膜を用いる場合も同様である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、容易に製造できる構成
でありながら、照明光を導波路中で0次モードのみで伝
搬して、中心対称な光スポットを被検物体に照射するこ
とのできるモード干渉型レーザ走査顕微鏡を提供するこ
とができる。
でありながら、照明光を導波路中で0次モードのみで伝
搬して、中心対称な光スポットを被検物体に照射するこ
とのできるモード干渉型レーザ走査顕微鏡を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例のモード干渉型レーザ走査顕
微鏡の構成を示すブロック図。
微鏡の構成を示すブロック図。
【図2】(a)、(b)導波路を伝搬する0次モードと
1次モードの電界分布を示すグラフ。
1次モードの電界分布を示すグラフ。
【図3】従来のモード干渉型レーザ走査顕微鏡の構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
1、101…光導波路基板、2、102…光源、3、
4、103、104…検出器、5、6、7、105、1
06、107…枝導波路、8、125…主幹導波路、1
5、108…分岐部、10、110…レンズ、11、1
11…被検物体、12、112…差動増幅器、113…
制御装置、114…表示装置、115…金属膜。
4、103、104…検出器、5、6、7、105、1
06、107…枝導波路、8、125…主幹導波路、1
5、108…分岐部、10、110…レンズ、11、1
11…被検物体、12、112…差動増幅器、113…
制御装置、114…表示装置、115…金属膜。
Claims (12)
- 【請求項1】被検物体に光を照射するための照明部と、
前記被検物体から反射光を検出するための検出部と、導
波路部とを有し、 前記導波路部は、主幹導波路と、主幹導波路を3本の導
波路に分岐する分岐部と、分岐部に接続された3本の枝
導波路とを有し、 前記照明部は、前記3本の枝導波路のうちの中央の枝導
波路に、光を入射するように配置され、 前記検出部は、前記3本の枝導波路のうち両脇の枝導波
路を伝搬した光を検出するように配置され、 前記導波路部は、前記照明部が照射した光を中央の枝導
波路、分岐部、主幹導波路の順に伝搬して主幹導波路の
端面から被検物体に向けて出射し、被検物体からの反射
光を前記端面から入射させて、主幹導波路、分岐部、両
脇の枝導波路の順に伝搬して前記検出部に導くように配
置され、 前記主幹導波路は、少なくとも一部が装荷形であり、 前記主幹導波路の前記装荷形の部分は、TEモード光お
よびTMモード光の一方に対してダブルモード導波路で
あり、他方に対してシングルモード導波路であることを
特徴とするモード干渉型レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項2】請求項1において、前記主幹導波路は、T
Mモード光に対してシングルモード導波路、かつ、TE
モード光に対してダブルモード導波路であることを特徴
とするモード干渉型レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項3】請求項2において、前記主幹導波路は、T
Mモード光に対して、装荷形の導波路であり、TEモー
ド光に対して、埋込み形の導波路であることを特徴とす
るモード干渉型レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項4】請求項3において、前記主幹導波路は、前
記埋込み形の導波路上に一対の金属膜を装荷し、前記一
対の金属膜は、前記埋込形の導波路の中心線を挟んで配
置されていることを特徴とするモード干渉型レーザ走査
顕微鏡。 - 【請求項5】請求項1において、前記主幹導波路のTM
モード光を伝搬する部分の中心線は、TEモード光を伝
搬する部分の中心線と一致することを特徴とするモード
干渉型レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項6】請求項1において、前記主幹導波路の端面
から出射された光のうちTMモード光を前記被検物体に
照射し、前記被検物体の反射光を、前記主幹導波路のT
Eモード光方向の偏光に変換して主幹導波路の端面に入
射させる偏光手段をさらに備えることを特徴とするモー
ド干渉型レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項7】請求項1において、前記主幹導波路部は、
少なくとも端面部分を含む領域が、TEモードおよびT
Mモード光のうちの一方に対して、シングルモード導波
路であることを特徴とするモード干渉型レーザ走査顕微
鏡。 - 【請求項8】請求項1において、前記導波路部におい
て、前記主幹導波路の端面から入射した光がダブルモー
ドで伝搬する領域の長さLは、この領域における0次モ
ードと1次モードとの完全結合長をLcとするとき、 L=Lc・m (m=1,2,・・・) 、および、 L=Lc(2m+1)/2 (m=0,1,2,・・
・) のうちのいずれかの関係を満たすことを特徴とするモー
ド干渉型レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項9】請求項1において、前記主幹導波路は、電
気光学効果を有する材料によって構成され、 前記主幹導波路の装荷形の部分は、金属膜が装荷された
ものであり、 前記金属膜は、前記主幹導波路に電圧を印加するための
電圧印加部を兼ねていることを特徴とするモード干渉型
レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項10】請求項9において、 前記導波路部において、前記主幹導波路の端面から入射
したTEモード光がダブルモードで伝搬する領域の長さ
Lは、前記金属膜に電圧を印加した場合の前記領域のT
Eモードついての0次モードと1次モードとの完全結合
長をLcとするとき、 L=Lc・m (m=1,2,・・・) 、および、 L=Lc (2m+1)/2 (m=0,1,2,・・
・) のうちのいずれかの関係を満たすことを特徴とするモー
ド干渉型レーザ走査顕微鏡。 - 【請求項11】主幹導波路と、主幹導波路を3本の導波
路に分岐する分岐部と、分岐部に接続された3本の枝導
波路とを有し、 前記枝導波路のうち中央の枝導波路に入射した光を、該
中央の枝導波路、分岐部、主幹導波路の順に伝搬し、前
記主幹導波路に入射した光を、該主幹導波路、分岐部、
両脇の枝導波路の順に伝搬し、 前記主幹導波路は、少なくとも一部が装荷形であり、 前記主幹導波路の前記装荷形の部分は、TEモード光お
よびTMモード光の一方に対してダブルモード導波路で
あり、他方に対してシングルモード導波路であることを
特徴とする光情報検出装置。 - 【請求項12】請求項11において、前記主幹導波路に
入射し、前記分岐部で分岐され、前記両脇の枝導波路を
伝搬してきた光を検出するための検出部をさらに有する
ことを特徴とする光情報検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150324A JPH095047A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | モード干渉型レーザ走査顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150324A JPH095047A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | モード干渉型レーザ走査顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH095047A true JPH095047A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15494537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7150324A Pending JPH095047A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | モード干渉型レーザ走査顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH095047A (ja) |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP7150324A patent/JPH095047A/ja active Pending
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