JPH0985629A - 研磨体 - Google Patents

研磨体

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JPH0985629A
JPH0985629A JP25050895A JP25050895A JPH0985629A JP H0985629 A JPH0985629 A JP H0985629A JP 25050895 A JP25050895 A JP 25050895A JP 25050895 A JP25050895 A JP 25050895A JP H0985629 A JPH0985629 A JP H0985629A
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JP
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polishing
polishing layer
layer
thickness
water
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JP25050895A
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English (en)
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Minoru Kanazawa
實 金澤
Masaaki Fujiyama
正昭 藤山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な研磨力を維持しつつスクラッチの発生
を抑制する。 【解決手段】 非磁性支持体2上に、研磨剤31と水難溶
性の結合剤32を含む下層の研磨層3を設け、この上に研
磨剤41と水溶性の結合剤42を含む上層の研磨層4を設け
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スク用基板の表面を研磨するために用いられる研磨テー
プ等の研磨体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、主に研磨剤粒子と結合剤(バ
インダー)からなる研磨層を、支持体上に有してなる研
磨テープ等の研磨体が、各種の研磨を行う際に使用され
ている。
【0003】例えば、ハードディスク(以下、「HD」
と称する)は、通常アルミニウムからなる基板の表面に
磁性層を設けて作製されるものであり、上記基板表面に
は、HD使用時のヘッド吸着を防止するために、研磨
(テクスチャー処理)によって適度に細かい「スジ」を
形成しているが、このテクスチャー処理を研磨テープ等
の研磨体を使用して行っている。
【0004】また、通常の研磨体においては、研磨層に
用いる結合剤は水難溶性であり、研磨剤は研磨層より離
脱することなく研磨作用し、そのため研磨力が強く、被
研磨物を傷つけスクラッチが発生しやすい問題がある。
【0005】上記のような点から、前記テクスチャー処
理を行う研磨体として、例えば特開平7−100769
号、特開平6−304874号等に見られるように、研
磨層の結合剤を水溶性バインダーで構成して、研磨時に
クーラント液(洗浄水)を使用し、結合剤が溶解するこ
とで結合剤を遊離砥粒として研磨し、スクラッチの発生
を低減するようにしているが、これでは研磨力の低下も
伴う問題を有している。
【0006】また、通常の研磨体においては、研磨層に
含まれる研磨剤は何の処理もしないでそのまま使用し、
研磨力の調整は、研磨剤の粒子サイズを変えたり、硬さ
の異なる種類の研磨剤を使用して行っていた。
【0007】ところで、上記研磨体としては、研磨力が
大きく短時間で所定の研磨が終了することと、被研削物
の表面性が所定の状態で、その表面に予期せざる大きな
異常研磨傷(スクラッチ)が生じないことが要求される
が、両者は相反する要求である。すなわち、研磨層に含
まれる研磨剤の粒子サイズは研磨力と傷の発生に関係
し、例えば研磨層に大きな粒子サイズの研磨剤を含有す
れば、研磨力は大きいが、傷は発生しやすくなる。一
方、研磨層に小さな粒子サイズの研磨剤を含有すれば、
傷は発生し難くなるが、研磨力は小さくなり、上記のよ
うな研磨力の調整では両要求を同時に満たすことはでき
なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、表層の研磨層に含まれる研磨剤を遊離砥粒としてス
クラッチの発生を低減するについて、研磨力の低下を抑
制する方法について鋭意検討した結果、複数の研磨層の
設置により研磨力が大きくて、かつスクラッチが発生し
難いという相矛盾する要求を同時に満たすことができる
ことを見いだしたものである。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、水溶性の結合剤による研磨層と水難溶性の結合
剤を含む研磨層とを組み合わせることにより高い研磨力
を確保しつつスクラッチの発生を抑制して良好な表面性
を確保できるようにした研磨体を提供せんとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の研磨体は、非磁性支持体上に研磨剤と結合剤を主と
して含む複数の研磨層を有し、この研磨層の内、上層の
研磨層に含まれる結合剤が水溶性結合剤であり、かつ前
記非磁性支持体と上層の研磨層との間に設けた下層の研
磨層に含まれる結合剤が水難溶性の結合剤であることを
特徴とするものである。
【0011】また、前記上層の研磨層に含まれる研磨剤
の平均粒子サイズが、前記下層の研磨層に含まれる研磨
剤の平均粒子サイズより小さいことが望ましい。さら
に、前記上層の研磨層の厚みが1〜3μmであり、前記
下層の研磨層の厚みが5〜10μmであることが好まし
い。
【0012】上記のような研磨体における下層の研磨層
は水難溶性の結合剤で構成し、その表面凹凸形状によっ
て研磨力を高め、かつ上層の研磨層は水溶性の結合剤で
構成することで、研磨の際に水溶性の結合剤が溶解して
研磨剤が離脱した遊離砥粒による研磨を行って、被研磨
物にスクラッチを発生させずに良好な研磨が行える。
【0013】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、支持体側
に水難溶性の下層の研磨層を設け、この下層の表面に適
度の凹凸形状を形成することで、この下層の研磨層の上
に形成した水溶性の上層の研磨層は下層の研磨層の凹凸
形状を反映し、上層の研磨層が溶解する前の状態および
溶解した状態において良好な研磨力を得ることができる
とともに、溶解して遊離した研磨剤が被研磨物表面に大
きく食い込むのが防止でき、スクラッチの発生を低減す
ることができ、研磨力が大きくて、かつ所望の研磨表面
性に研磨することができるものである。
【0014】従って、本発明の研磨体は、例えば、HD
基板のテクスチャー処理のみならず、各種磁気ヘッドの
研磨に、また、各種表面のポリッシング処理、クリーニ
ング等にも使用可能であって、スクラッチを付けること
のない良好な研磨を実現するものとなる。
【0015】特に、上層の研磨剤の粒子サイズが、下層
の研磨剤の粒子サイズより小さいものを使用すると、上
記効果が顕著となり、下層の凹凸形状が大きく研磨力が
高まるとともに、遊離砥粒が細かくスクラッチの発生が
さらに防止できる。さらに、上層の研磨層の厚みを1〜
3μmと薄く形成すると、下層の研磨層の凹凸形状の反
映が顕著となり、研磨力の向上効果が高まる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の研磨体の実施の
形態を示し、本発明をさらに詳細に説明する。図1は本
例の研磨体の構造を示す概略図である。
【0017】本例の研磨体1(研磨テープ)は、非磁性
支持体2上に下層の研磨層3が、該下層の研磨層3上に
上層の研磨層4が形成されたものである。下層の研磨層
3は粒子サイズの大きい研磨剤31が水難溶性の結合剤
32に分散されている。上層の研磨層4は粒子サイズの
小さい研磨剤41が水溶性の結合剤42に分散されてい
る。
【0018】下層の研磨層3の膜厚は5〜10μm、そ
の研磨剤31の粒子サイズは4〜10μmであり、上層
の研磨層4の膜厚は1〜3μm、その研磨剤41の粒子
サイズは1〜3μmである。
【0019】本発明で使用し得る非磁性支持体として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート等のポリエステル類、ポリプロピレン等ポリオレ
フイン類、セルローストリアセテート、セルロースダイ
アセテート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル等の
ビニル系樹脂類、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリ
アミド、ポリスルホン、ポリフェニルスルホン、ポリベ
ンゾオキサゾール等のプラスチックのほかにアルミニウ
ム、銅等の金属、ガラス等のセラミックス等も使用でき
る。これらの支持体は塗布に先立って、コロナ放電処
理、プラズマ処理、下塗処理、熱処理、除塵埃処理、金
属蒸着処理、アルカリ処理を行ってもよい。
【0020】研磨テープ等の場合、これら支持体の中心
線平均表面粗さRaは0.001〜1.5μm(カット
オフ値0.25mm)が好ましい。支持体の厚みは、
2.5〜500μmが望ましく、3〜75μmがさらに
望ましい。また支持体の長手もしくは幅方向のいずれか
のヤング率が400Kg/mm2 以上であることが望ま
しい。
【0021】また、上記下層および上層の研磨層に使用
可能な研磨剤としては、アルミナ、酸化クロム、α−ア
ルミナ、炭化珪素、ダイヤモンド、γ−アルミナ、熔融
アルミナ、コランダム、人造ダイヤモンド、ザクロ石、
エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)、ガーネット
等の主としてモース硬度の高い材料を単独または組合わ
せで使用することができる。
【0022】そして上記研磨層には上記研磨剤以外に粒
子サイズの小さい粉末を含有してもよく、この粉末とし
てはカーボンブラックが使用でき、例えば、ゴム用ファ
ーネス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック、アセチレ
ンブラック等を用いることができる。その比表面積は5
〜500m2 /g、DBP吸油量は10〜400ml/
100g、pHは2〜10、含水率は0.1〜10%、
タップ密度は0.1〜1g/cm2 であるのが好まし
い。このカーボンブラックの具体的な例としては、キャ
ボット社製:BLACKPEARLS 2000,13
00,1000,900,800,700、三菱化成工
業社製:650B,950B,3250B,850,9
00,960,980,1000,2300,240
0,2600等があげられる。また、カーボンブラック
を分散剤等で表面処理したり、樹脂でグラファイト化し
たものを用いることもできる。
【0023】前記上層の研磨層に使用される水溶性の結
合剤としては、代表的な例として、カルボキシメチルセ
ルロースのナトリウム塩(CMC)、ヒドロキシエチル
セルロース(HEC)、ポリビニールアルコール(PV
A)、カルボキシル基含有ポリウレタン等を用いる。
【0024】上記水溶性の結合剤の溶剤としては、水、
および、メチルアルコール、エチルアルコール等の水溶
性アルコール、これらの混合液等を使用する。
【0025】また、前記下層の水難溶性の結合剤として
は、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹
脂、電子線硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光線硬
化型樹脂やこれらの混合物を使用することができる。
【0026】そして熱可塑性樹脂としては、軟化温度が
150℃以下、平均分子量が10000〜30000
0、重合度が約50〜2000程度のものでより好まし
くは200〜700程度であり、例えば塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル共重合体、塩化ビニル酢酸
ビニルビニルアルコール共重合体、塩化ビニルビニルア
ルコール共重合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸
エステルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステ
ル塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステルスチレ
ン共重合体、メタクリル酸エステルアクリロニトリル共
重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合
体、メタクリル酸エステルスチレン共重合体、ウレタン
エラストマー、ナイロン−シリコン系樹脂、ニトロセル
ロース−ポリアミド樹脂、ポリフッカビニル、塩化ビニ
リデンアクリロニトリル共重合体、ブタジエンアクリロ
ニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラ
ール、セルロース誘導体(セルロースアセテートブチレ
ート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセ
テート、セルロースプロピオネート、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース、メチルセルロース、プロピルセ
ルロース、メチルエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、アセチルセルロース等)、スチレンブタジ
エン共重合体、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、クロロビニルエーテルアクリル酸エステル共重合
体、アミノ酸樹脂、各種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂お
よびこれらの混合物等が使用される。
【0027】また、熱硬化性樹脂あるいは反応型樹脂と
しては、塗布液の状態では200000以下の分子量で
あり、塗布、乾燥後に加熱加湿することにより、縮合、
付加等の反応により分子量は無限大となるものが好適に
用いられる。また、これらの樹脂の中で、樹脂が熱分解
するまでの間に軟化または溶融しないものが特に好まし
い。具体的には例えばフェノール樹脂、フェノキシ樹
脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタンポリカーボネート樹脂、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル
系反応樹脂(電子線硬化樹脂)、エポキシ−ポリアミド
樹脂、ニトロセルロースメラミン樹脂、高分子量ポリエ
ステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、メ
タクリル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマー
の混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネー
トとの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グ
リコール/高分子量ジオール/トリフェニルメタントリ
イソシアネートの混合物、ポリアミン樹脂、ポリイミン
樹脂およびこれらの混合物等である。
【0028】これらの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反
応型樹脂は、主たる官能基以外に官能基としてカルボン
酸(COOM)、スルフィン酸、スルフェン酸、スルホ
ン酸(SO3 M)、燐酸(PO(OM)(OM))、ホ
スホン酸、硫酸(OSO3 M)、およびこれらのエステ
ル基等の酸性基(MはH、アルカリ金属、アルカリ土類
金属、炭化水素基)、アミノ酸類;アミノスルホン酸
類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エステル類、ス
ルフォベタイン、ホスホベタイン、アルキルベタイン型
等の両性類基、アミノ基、イミノ基、イミド基、アミド
基等また、水酸基、アルコキシル基、チオール基、アル
キルチオ基、ハロゲン基(F,Cl,Br,I)、シリ
ル基、シロキサン基、エポキシ基、イソシアナト基、シ
アノ基、ニトリル基、オキソ基、アクリル基、フォスフ
ィン基を通常1種以上6種以内含み、各々の官能基は樹
脂1gあたり1×10-6〜1×10-2eq含むことが好
ましい。
【0029】本発明の研磨体においては、これらのバイ
ンダーが単独で、あるいはそれらが組み合わされたもの
が使われ、他に必要あれば添加剤として分散剤、潤滑
剤、帯電防止剤、酸化防止剤、防黴剤、着色剤、溶剤等
が加えられる。
【0030】本発明の研磨層に硬化剤として用いるポリ
イソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、
4・4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ナフチレン−1・5−ジイソシアネート、o−トル
イジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート等のイソシアネート類、また当該イ
ソシアネート類とポリアルコールとの生成物、またイソ
シアネート類の縮合によって生成した2〜10量体のポ
リイソシアネート、またポリイソシアネートとポリウレ
タンとの生成物で末端官能基がイソシアネートであるも
の等を使用することができる。これらポリイソシアネー
ト類の平均分子量は100〜20000のものが好適で
ある。
【0031】これらポリイソシアネートの市販されてい
る商品名としては、コロネートL、コロネートHL、コ
ロネート2030、コロネート2031、ミリオネート
MR、ミリオネートMTL(日本ポリウレタン株製)、
タケネートD−102、タケネートD−110N、タケ
ネートD−200、タケネートD−202、タケネート
300S、タケネート500(武田薬品株製)、スミジ
ュールT−80、スミジュール44S、スミジュールP
F、スミジュールL、スミジュールN、デスモジュール
L、デスモジュールIL、デスモジュールN、デスモジ
ュールHL、デスモジュールT65、デスモジュール1
5、デスモジュールR、デスモジュールRF、デスモジ
ュールSL、デスモジュールZ4273(住友バイエル
社製)等があり、これらを単独、もしくは硬化反応性の
差を利用して二つもしくはそれ以上の組み合わせによっ
て使用することができる。
【0032】また、硬化反応を促進する目的で、水酸基
(ブタンジオール、ヘキサンジオール、分子量が100
0〜10000のポリウレタン、水等)、アミノ基(モ
ノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン
等)を有する化合物や、金属酸化物の触媒や鉄アセチル
アセトネート等の触媒を併用することもできる。これら
の水酸基やアミノ基を有する化合物は、多官能であるこ
とが望ましい。これらポリイソシアネートはバインダー
樹脂とポリイソシアネートの総量100重量部あたり2
〜70重量部で使用することが好ましく、より好ましく
は5〜50重量部である。
【0033】上層および下層の研磨層成分の分散、混練
の方法には特に制限はなく、また各成分の添加順序(樹
脂、粉体、潤滑剤、溶媒等)、分散・混練中の添加位
置、分散温度(0〜80℃)などは適宜設定することが
できる。そして研磨層塗料の調製には通常の混練機を用
いることができる。
【0034】支持体上へ下層の研磨層用塗布液を塗布す
る方法、および下層の研磨層上への上層の研磨層用塗布
液を塗布する方法としては、塗布液の粘度を1〜200
00センチストークス(25℃)に調整した上で、エア
ードクターコーター、ブレードコーター、エアナイフコ
ーター、スクイズコーター、含浸コーター、リバースロ
ールコーター、トランスファーロールコーター、グラビ
アコーター、キスコーター、キヤストコーター、スプレ
イコーター、ロッドコーター、正回転ロールコーター、
カーテンコーター、押出コーター、バーコーター、リッ
プコーター等が利用でき、さらにその他の方法も使用可
能であり、これらの具体的説明は朝倉書店発行の『コー
ティング工学』(昭和46.3.20.発行)253頁
〜277頁等に詳細に記載されている。これら塗布液の
塗布の順番は任意に選択でき、また所望の液の塗布の前
に下塗り層あるいは支持体との密着力向上のためにコロ
ナ放電処理等を行ってもよい。
【0035】
【実施例】以下に、本発明の実施例および比較例を示
し、その研磨特性を評価する。
【0036】<実施例1〜5>この実施例は、厚さ25
μmのポリエチレンテレフタレート(PET)による支
持体上に、ポリエステルポリウレタン樹脂からなる下塗
層を0.1μm厚に塗布し、その上に水難溶性結合剤
(ポリウレタン樹脂、スルホン酸ナトリウム1×10-3
量/g樹脂含有、Mw70000 )、溶剤(メチルエチルケ
トン/シクロヘキサノン=2/1)、研磨剤(アルミ
ナ、粒子サイズ5μm)、添加剤を分散した下層の研磨
層用塗布液を、乾燥後の厚さが5〜10μmとなるよう
にバーコート塗布で塗布し、乾燥することにより下層の
研磨層を作成した。
【0037】その後、上記下層の研磨層上に、水溶性結
合剤(CMC)、溶剤(水)、研磨剤(アルミナ、粒子
サイズ1.5μm)、添加剤を分散した上層の研磨層用
塗布液を、乾燥後の厚さが1〜3μmとなるようにバー
コート塗布で塗布し、乾燥することにより上層の研磨層
を設け、研磨テープのサンプルを作成した。
【0038】本例においては、上層研磨層の膜厚と下層
研磨層の膜厚とを変更して、各種実施例品を得ている。
すなわち、上層の膜厚が1μmで下層の膜厚が8μmの
ものが実施例1、上層の膜厚が2μmで下層の膜厚が8
μmのものが実施例2、上層の膜厚が3μmで下層の膜
厚が8μmのものが実施例3、上層の膜厚が2μmで下
層の膜厚が5μmのものが実施例4、上層の膜厚が2μ
mで下層の膜厚が10μmのものが実施例5である。
【0039】<比較例1,2>この比較例は、上記実施
例と同様の支持体上に単層の研磨層を形成したものであ
り、この研磨層の結合剤は上記実施例の下層の研磨層と
同様の水難溶性結合剤を使用し、研磨剤(アルミナ)の
粒子サイズは、比較例1で1.5μm、比較例2で5μ
mであり、研磨層の膜厚は両者とも10μmである。
【0040】<比較例3,4>この比較例は、上記比較
例1,2と同様に単層の研磨層を形成したものであり、
この研磨層の結合剤は上記実施例の上層の研磨層と同様
の水溶性結合剤を使用し、研磨剤(アルミナ)の粒子サ
イズは、比較例3で1.5μm、比較例4で5μmであ
り、研磨層の膜厚は両者とも10μmである。
【0041】<比較例5>この比較例は、上記実施例と
同様に下層の研磨層と上層の研磨層とを有するものであ
るが、両層共に水難溶性の結合剤を使用し、両層の膜厚
と研磨剤の粒子サイズは、前記実施例2と同様に設けて
いる。
【0042】上記のように作成した本発明の実施例1〜
5および比較例1〜5の研磨テープによる研磨テストを
行った結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】上記研磨テストは、前記各研磨テープによ
って被研磨物としてNi−Pメッキされたアルミニウム
基板(ハードディスク基板)を下記条件で研磨(テクス
チャー処理)し、この基板の内周部、中央部、外周部の
それぞれ円周上の4カ所合計12カ所に直径5mmの円マ
ークを設定し、この中を無作為に下記条件でタリステッ
プを用い研磨面の中心線平均表面粗さRaを測定すると
ともに、この円内を微分干渉顕微鏡を用いて800倍で
撮影し、スクラッチの発生本数を測定した。
【0045】(1)上記テクスチャ処理の条件は、 HD基板回転スピード;100rpm テープ送りスピード;8mm/sec 揺動;クロスハッチの交差角が30度 処理時間;20秒間 洗浄液;ジョンソン社製クーラント液 である。
【0046】(2)HD基板表面粗さ(中心線平均粗さ
Ra)の測定方法は、 装置;TAYLOR−HOBSON社製タリステップ 計測長;0.25mm 計測速度;0.025mm/秒 カットオフ;25Hz 高さ倍率;20万倍 である。
【0047】表1の研削力およびスクラッチの特性評
価、総合評価の評価基準は、 (a)研削力 [HDのRa] [評価結果] ◎ … 0.0085μm以上 … 研削力優良レベル ○ … 0.005 〜0.0085μm … 研削力良レベル △ … 0.0035〜0.005 μm … 研削力やや不足だが可 × … 0.0035μm未満 … 研削力不足で不可 (b)スクラッチ [大きなスクラッチ本数] [評価結果] ◎ … 0〜1本 … スクラッチ優良 ○ … 2〜3本 … スクラッチ良 △ … 4〜11本 … スクラッチやや多いが可 × … 11本以上 … スクラッチ多く不可 (c)総合評価(研削力とスクラッチとを考慮して評価) ◎ … 総合評価優良 ○ … 総合評価良 △ … 総合評価可 × … 総合評価不可 である。
【0048】上記表1の結果から、本発明の実施例によ
るものでは良好な研削力を確保しつつ、スクラッチの発
生が抑制できている。その中でも、上層の研磨層の膜厚
が厚くなると、研削力は低下する一方、スクラッチの発
生は良好となる傾向であり、また、下層の研磨層の膜厚
が厚くなると、同様に研磨力が低下して、スクラッチの
発生が良好となる傾向を示している。
【0049】これに対して比較例1,2および5では、
表面の研磨層が水難溶性であることで、研磨力は良好で
あるが、遊離砥粒でないことで、スクラッチの発生本数
が多く不良品となっている。また、比較例3,4では、
研磨層が全部溶解するので、研磨剤の粒子サイズが小さ
いと研磨力が不足し、粒子サイズが大きいとスクラッチ
の発生が多くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による研磨体の構造を示す概略図
【符号の説明】
1 研磨テープ(研磨体) 2 支持体 3 下層の研磨層 4 上層の研磨層 31,41 研磨剤 32,42 結合剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に研磨剤と結合剤を主と
    して含む複数の研磨層を有する研磨体において、前記研
    磨層の内、上層の研磨層に含まれる結合剤が水溶性結合
    剤であり、かつ前記非磁性支持体と上層の研磨層との間
    に設けた下層の研磨層に含まれる結合剤が水難溶性の結
    合剤であることを特徴とする研磨体。
  2. 【請求項2】 前記上層の研磨層に含まれる研磨剤の平
    均粒子サイズが、前記下層の研磨層に含まれる研磨剤の
    平均粒子サイズより小さいことを特徴とする請求項1に
    記載の研磨体。
  3. 【請求項3】 前記上層の研磨層の厚みが1〜3μmで
    あり、前記下層の研磨層の厚みが5〜10μmであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の研磨体。
JP25050895A 1995-09-28 1995-09-28 研磨体 Withdrawn JPH0985629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349498A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Ricoh Co Ltd 研磨具および研磨具の製造方法

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JP2005349498A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Ricoh Co Ltd 研磨具および研磨具の製造方法

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