JPH1114627A - 免疫学的診断試薬 - Google Patents
免疫学的診断試薬Info
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- JPH1114627A JPH1114627A JP16711197A JP16711197A JPH1114627A JP H1114627 A JPH1114627 A JP H1114627A JP 16711197 A JP16711197 A JP 16711197A JP 16711197 A JP16711197 A JP 16711197A JP H1114627 A JPH1114627 A JP H1114627A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不溶性担体に担持される融合タンパク質とし
て水溶性のより高い融合タンパク質を用い、より感度の
高い免疫学的診断試薬を提供する。 【解決手段】 診断学上有用である抗原タンパク質
(例、梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質)とマル
トース結合タンパク質との融合タンパク質が、不溶性担
体(例、スチレン−メタクリル酸共重合体粒子)に、担
持されていることを特徴とする免疫学的診断試薬(例、
免疫学的梅毒診断試薬)。
て水溶性のより高い融合タンパク質を用い、より感度の
高い免疫学的診断試薬を提供する。 【解決手段】 診断学上有用である抗原タンパク質
(例、梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質)とマル
トース結合タンパク質との融合タンパク質が、不溶性担
体(例、スチレン−メタクリル酸共重合体粒子)に、担
持されていることを特徴とする免疫学的診断試薬(例、
免疫学的梅毒診断試薬)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、診断学上有用であ
る抗原タンパク質、特に梅毒トレポネーマ表面抗原タン
パク質が担持された不溶性担体からなる免疫学的診断試
薬に関する。
る抗原タンパク質、特に梅毒トレポネーマ表面抗原タン
パク質が担持された不溶性担体からなる免疫学的診断試
薬に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に感染症では、感染しているか否か
は、血液中の細菌やウイルス等に対する抗体の存在によ
り判断される。また、ある種のガンにおいてはガン細胞
が分泌するタンパク質に対する抗体が出現することが知
られており、ガンの診断に利用されている。臨床検査分
野において、従来より、これら感染症の抗原タンパク質
やガン細胞分泌タンパク質を不溶性担体に担持させ、抗
体との抗原抗体反応により生じた不溶性担体の凝集の度
合いを検出することにより、該抗体を測定する免疫測定
方法が用いられてきた。このような測定方法としては、
赤血球凝集反応法、ラテックス凝集法が知られている。
は、血液中の細菌やウイルス等に対する抗体の存在によ
り判断される。また、ある種のガンにおいてはガン細胞
が分泌するタンパク質に対する抗体が出現することが知
られており、ガンの診断に利用されている。臨床検査分
野において、従来より、これら感染症の抗原タンパク質
やガン細胞分泌タンパク質を不溶性担体に担持させ、抗
体との抗原抗体反応により生じた不溶性担体の凝集の度
合いを検出することにより、該抗体を測定する免疫測定
方法が用いられてきた。このような測定方法としては、
赤血球凝集反応法、ラテックス凝集法が知られている。
【0003】このような方法の一つとして、特表平2−
500403号公報には、梅毒トレポネーマの分子量4
7kDaの抗原を遺伝子工学的に調製し、これを用いて
抗梅毒トレポネーマ抗体を免疫測定することが記載され
ている。
500403号公報には、梅毒トレポネーマの分子量4
7kDaの抗原を遺伝子工学的に調製し、これを用いて
抗梅毒トレポネーマ抗体を免疫測定することが記載され
ている。
【0004】また、特開平7−287017号公報に
は、梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質とグルタチ
オン−S−トランスフェラーゼ(以下、GSTという)
との融合タンパク質を用いて、抗梅毒トレポネーマ抗体
を測定する診断試薬が開示されている。しかしながら、
この試薬においては、梅毒トレポネーマの表面抗原タン
パク質の分子量が大きい場合、その抗原の疎水性のため
にGSTとの融合タンパク質の水溶性が低下してしまう
という欠点があった。
は、梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質とグルタチ
オン−S−トランスフェラーゼ(以下、GSTという)
との融合タンパク質を用いて、抗梅毒トレポネーマ抗体
を測定する診断試薬が開示されている。しかしながら、
この試薬においては、梅毒トレポネーマの表面抗原タン
パク質の分子量が大きい場合、その抗原の疎水性のため
にGSTとの融合タンパク質の水溶性が低下してしまう
という欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであり、その目的は、不溶性担体に担持
される融合タンパク質として水溶性のより高い融合タン
パク質を用い、抗原タンパク質とグルタチオン−S−ト
ランスフェラーゼとの融合タンパク質を用いる場合より
も、より感度の高い免疫学的診断試薬を提供することで
ある。
を解決するものであり、その目的は、不溶性担体に担持
される融合タンパク質として水溶性のより高い融合タン
パク質を用い、抗原タンパク質とグルタチオン−S−ト
ランスフェラーゼとの融合タンパク質を用いる場合より
も、より感度の高い免疫学的診断試薬を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の免疫学的
診断試薬は、診断学上有用である抗原タンパク質とマル
トース結合タンパク質との融合タンパク質が、不溶性担
体に担持されていることを特徴とする。
診断試薬は、診断学上有用である抗原タンパク質とマル
トース結合タンパク質との融合タンパク質が、不溶性担
体に担持されていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の免疫学的診断試薬は、抗原
タンパク質が梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質で
ある請求項1記載の免疫学的診断試薬である。
タンパク質が梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質で
ある請求項1記載の免疫学的診断試薬である。
【0008】請求項3記載の免疫学的診断試薬は、不溶
性担体が、ポリスチレン、スチレン−スチレンスルホン
酸(塩)共重合体又はスチレン−メタクリル酸共重合体
からなるラテックス粒子である請求項1又は2記載の免
疫学的診断試薬である。
性担体が、ポリスチレン、スチレン−スチレンスルホン
酸(塩)共重合体又はスチレン−メタクリル酸共重合体
からなるラテックス粒子である請求項1又は2記載の免
疫学的診断試薬である。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明の免疫学的診断試薬は、診断学上有
用である抗原タンパク質とマルトース結合タンパク質と
の融合タンパク質が、不溶性担体に担持されている。
用である抗原タンパク質とマルトース結合タンパク質と
の融合タンパク質が、不溶性担体に担持されている。
【0011】上記マルトース結合タンパク質は、Met
hods in Enzymology 90,459
−463(1982)に記載されている。
hods in Enzymology 90,459
−463(1982)に記載されている。
【0012】本発明で用いられる融合タンパク質は、一
般的には、遺伝子工学的手法により得られる。この手法
を詳しく説明すると、抗原タンパク質の遺伝子が公知の
ものであれば、PCR法により抗原タンパク質のDNA
を増幅、精製し、これをマルトース結合タンパク質遺伝
子を含むプラスミドベクターに導入する。得られたプラ
スミドベクターを大腸菌に導入し、大腸菌に融合タンパ
ク質を大量生産させる。
般的には、遺伝子工学的手法により得られる。この手法
を詳しく説明すると、抗原タンパク質の遺伝子が公知の
ものであれば、PCR法により抗原タンパク質のDNA
を増幅、精製し、これをマルトース結合タンパク質遺伝
子を含むプラスミドベクターに導入する。得られたプラ
スミドベクターを大腸菌に導入し、大腸菌に融合タンパ
ク質を大量生産させる。
【0013】上記プラスミドベクターとしてはマルトー
ス結合タンパク質遺伝子を持っているもので融合タンパ
ク質を作成可能なものであればどのようなものでもよ
い。従って、融合タンパク質を発現させるためのプロモ
ーターまたは薬剤耐性遺伝子などはどのようなものであ
ってもよい。マルトースを含む融合タンパク質を精製す
る過程は、大腸菌を破砕する過程とその抽出液から融合
タンパク質を精製する過程に分けられる。大腸菌の破砕
は、超音波による方法が既知であるが細胞内のタンパク
質を分解しなければどのような方法でもよい。大腸菌抽
出液からの融合タンパク質の抽出はマルトース結合タン
パク質とマルトースとの結合を利用したアフィニティー
クロマトグラフィーにより行う。アフィニティークロマ
トグラフィーの担体はマルトースを構成単位とするアミ
ロースを結合した樹脂が既知であるが、アミロペクチ
ン、グリコーゲンなどでもよい。
ス結合タンパク質遺伝子を持っているもので融合タンパ
ク質を作成可能なものであればどのようなものでもよ
い。従って、融合タンパク質を発現させるためのプロモ
ーターまたは薬剤耐性遺伝子などはどのようなものであ
ってもよい。マルトースを含む融合タンパク質を精製す
る過程は、大腸菌を破砕する過程とその抽出液から融合
タンパク質を精製する過程に分けられる。大腸菌の破砕
は、超音波による方法が既知であるが細胞内のタンパク
質を分解しなければどのような方法でもよい。大腸菌抽
出液からの融合タンパク質の抽出はマルトース結合タン
パク質とマルトースとの結合を利用したアフィニティー
クロマトグラフィーにより行う。アフィニティークロマ
トグラフィーの担体はマルトースを構成単位とするアミ
ロースを結合した樹脂が既知であるが、アミロペクチ
ン、グリコーゲンなどでもよい。
【0014】上記融合タンパク質の作成に用いられる、
診断学上有用である抗原タンパク質としては、本発明の
目的にあった病原体等の抗原タンパク質であれば特に限
定されない。例えば、細菌の抗原タンパク質として、梅
毒トレポネーマ、ヘリコバクター・ピロリ、マイコプラ
ズマ、淋菌などの抗原タンパク質が挙げられる。ウイル
スの抗原タンパク質として、ヒト免疫不全ウイルス、B
型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、G型肝炎ウイル
ス、陰部ヘルペスウイルス、日本脳炎ウイルス、狂犬病
ウイルス、などの抗原タンパク質が挙げられる。また、
ガン細胞が特異的に発現する抗原タンパク質などであっ
てもよい。本発明は、梅毒トレポネーマの表面抗原タン
パク質の場合に特に有効である。
診断学上有用である抗原タンパク質としては、本発明の
目的にあった病原体等の抗原タンパク質であれば特に限
定されない。例えば、細菌の抗原タンパク質として、梅
毒トレポネーマ、ヘリコバクター・ピロリ、マイコプラ
ズマ、淋菌などの抗原タンパク質が挙げられる。ウイル
スの抗原タンパク質として、ヒト免疫不全ウイルス、B
型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、G型肝炎ウイル
ス、陰部ヘルペスウイルス、日本脳炎ウイルス、狂犬病
ウイルス、などの抗原タンパク質が挙げられる。また、
ガン細胞が特異的に発現する抗原タンパク質などであっ
てもよい。本発明は、梅毒トレポネーマの表面抗原タン
パク質の場合に特に有効である。
【0015】上記梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク
質の場合、該抗原タンパク質としては、分子量47kD
aの梅毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Infection
andImmunity 57(1),196-203(1989))、44kDaの梅
毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Journal of Genet
ical Microbiology 133,1793-1803(1987))、42kDa
の梅毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Infection an
d Immunity 57(9),2612-2623(1989)) 、35kDaの梅
毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Infection and Im
munity 59(10),3536-3546(1991))、34kDaの梅毒ト
レポネーマ表面抗原タンパク質(Infection and Immuni
ty 57(11),3314-3323(1989))、17kDaの梅毒トレポ
ネーマ表面抗原タンパク質(Infection and Immunity 6
1,1202-1210(1993) )、15kDaの梅毒トレポネーマ
表面抗原タンパク質(MolecularMicrobiology 4,1371-1
379(1990)) などが知られており、これらはいずれも使
用可能である。これらの中でも、梅毒トレポネーマの主
要な表面抗原タンパク質と考えられている47kDaの
表面抗原タンパク質、17kDaの表面抗原タンパク
質、15kDaの表面抗原タンパク質などが好ましい。
このうち特に47kDaの表面抗原タンパク質が主要抗
原である。
質の場合、該抗原タンパク質としては、分子量47kD
aの梅毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Infection
andImmunity 57(1),196-203(1989))、44kDaの梅
毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Journal of Genet
ical Microbiology 133,1793-1803(1987))、42kDa
の梅毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Infection an
d Immunity 57(9),2612-2623(1989)) 、35kDaの梅
毒トレポネーマ表面抗原タンパク質(Infection and Im
munity 59(10),3536-3546(1991))、34kDaの梅毒ト
レポネーマ表面抗原タンパク質(Infection and Immuni
ty 57(11),3314-3323(1989))、17kDaの梅毒トレポ
ネーマ表面抗原タンパク質(Infection and Immunity 6
1,1202-1210(1993) )、15kDaの梅毒トレポネーマ
表面抗原タンパク質(MolecularMicrobiology 4,1371-1
379(1990)) などが知られており、これらはいずれも使
用可能である。これらの中でも、梅毒トレポネーマの主
要な表面抗原タンパク質と考えられている47kDaの
表面抗原タンパク質、17kDaの表面抗原タンパク
質、15kDaの表面抗原タンパク質などが好ましい。
このうち特に47kDaの表面抗原タンパク質が主要抗
原である。
【0016】本発明の免疫学的診断試薬において、上記
の梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質のように、一
つの細菌、ウイルス又はガン細胞などに対して、複数の
抗原タンパク質が公知となっているものの場合、複数の
抗原タンパク質の各々について融合タンパク質を作成
し、それらを適当な比率で混合して不溶性担体に担持さ
せてもよいし、または各々を不溶性担体に担持させた
後、適当な比率で混合してもよい。
の梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質のように、一
つの細菌、ウイルス又はガン細胞などに対して、複数の
抗原タンパク質が公知となっているものの場合、複数の
抗原タンパク質の各々について融合タンパク質を作成
し、それらを適当な比率で混合して不溶性担体に担持さ
せてもよいし、または各々を不溶性担体に担持させた
後、適当な比率で混合してもよい。
【0017】本発明で用いられる不溶性担体としては、
例えば、有機高分子粒子、微生物、血球、細胞膜片など
が挙げられる。
例えば、有機高分子粒子、微生物、血球、細胞膜片など
が挙げられる。
【0018】上記有機高分子粒子としては、例えば、不
溶性アガロース、セルロース、不溶性デキストランなど
の天然高分子粒子;ポリスチレン、スチレン−スチレン
スルホン酸(塩)共重合体、スチレン−メタクリル酸共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、酢酸
ビニル−アクリル酸エステル共重合体などの合成高分子
粒子等が挙げられ、特に合成高分子粒子を均一に懸濁さ
せたラテックスが好ましく、特に、ポリスチレン、スチ
レン−スチレンスルホン酸(塩)共重合体又はスチレン
−メタクリル酸共重合体粒子が好ましい。
溶性アガロース、セルロース、不溶性デキストランなど
の天然高分子粒子;ポリスチレン、スチレン−スチレン
スルホン酸(塩)共重合体、スチレン−メタクリル酸共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、酢酸
ビニル−アクリル酸エステル共重合体などの合成高分子
粒子等が挙げられ、特に合成高分子粒子を均一に懸濁さ
せたラテックスが好ましく、特に、ポリスチレン、スチ
レン−スチレンスルホン酸(塩)共重合体又はスチレン
−メタクリル酸共重合体粒子が好ましい。
【0019】上記ラテックス粒子を用いる場合、粒径
は、0.1〜1.0μmが好ましく、0.1〜0.5μ
mがより好ましい。
は、0.1〜1.0μmが好ましく、0.1〜0.5μ
mがより好ましい。
【0020】上記不溶性担体への融合タンパク質の担持
方法としては、物理化学的吸着を利用する方法、化学反
応により結合させる方法などが挙げられる。
方法としては、物理化学的吸着を利用する方法、化学反
応により結合させる方法などが挙げられる。
【0021】上記化学反応を利用する方法としては、例
えば、水溶性カルボジイミドを用いて縮合反応にて結合
させる方法が挙げられる。この場合は、不溶性担体を懸
濁した懸濁液と融合タンパク質溶液とを混合したもの
に、水溶性カルボジイミド溶液を添加する。これを攪拌
することにより容易にペプチド結合を形成する架橋反応
が起こり、不溶性担体と融合タンパク質を結合すること
ができる。なお、この場合は、不溶性担体表面にカルボ
キシル基が存在するものでなければならない。このよう
な不溶性担体としては、例えば、スチレン−メタクリル
酸共重合体からなるラテックス粒子等が好ましい。
えば、水溶性カルボジイミドを用いて縮合反応にて結合
させる方法が挙げられる。この場合は、不溶性担体を懸
濁した懸濁液と融合タンパク質溶液とを混合したもの
に、水溶性カルボジイミド溶液を添加する。これを攪拌
することにより容易にペプチド結合を形成する架橋反応
が起こり、不溶性担体と融合タンパク質を結合すること
ができる。なお、この場合は、不溶性担体表面にカルボ
キシル基が存在するものでなければならない。このよう
な不溶性担体としては、例えば、スチレン−メタクリル
酸共重合体からなるラテックス粒子等が好ましい。
【0022】上記スチレン−メタクリル酸共重合体から
なるラテックス粒子を用いる場合、そのカルボキシル基
の量は、表面荷電が0.03〜0.75meqCOO-
/gが好ましく、0.05〜0.40meqCOO- /
gがより好ましい。
なるラテックス粒子を用いる場合、そのカルボキシル基
の量は、表面荷電が0.03〜0.75meqCOO-
/gが好ましく、0.05〜0.40meqCOO- /
gがより好ましい。
【0023】上記縮合反応を用いる場合、ラテックス粒
子と融合タンパク質の間に、適当なスペーサーを介して
結合させることもできる。このようなスペーサーとして
は、β−アミノアラニン、γ−アミノ酪酸、ε−アミノ
カプロン酸、グルタミン酸などのアミノ酸が好ましい。
子と融合タンパク質の間に、適当なスペーサーを介して
結合させることもできる。このようなスペーサーとして
は、β−アミノアラニン、γ−アミノ酪酸、ε−アミノ
カプロン酸、グルタミン酸などのアミノ酸が好ましい。
【0024】上記水溶性カルボジイミドとしては、例え
ば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩(以下、EDCという)、1−シ
クロヘキシル−3−(2−モルホリノエチル)カルボジ
イミドメト−p−トルエンスルホネート、1−エチル−
3−(3−ジエチルアミノプロピル)カルボジイミド過
塩素酸塩などが挙げられるが、水への溶解度、反応性な
どの点からEDCが好ましい。
ば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩(以下、EDCという)、1−シ
クロヘキシル−3−(2−モルホリノエチル)カルボジ
イミドメト−p−トルエンスルホネート、1−エチル−
3−(3−ジエチルアミノプロピル)カルボジイミド過
塩素酸塩などが挙げられるが、水への溶解度、反応性な
どの点からEDCが好ましい。
【0025】上記EDCを用いる場合、反応液中のED
C濃度は、低くなると十分に反応が進行しなくなり、高
くなるとEDCが溶解せずに析出するので5〜30%
(w/v)が好ましい。
C濃度は、低くなると十分に反応が進行しなくなり、高
くなるとEDCが溶解せずに析出するので5〜30%
(w/v)が好ましい。
【0026】上記EDCによる反応の反応温度は、低く
なると十分に反応が進行しなくなり、高くなると抗原タ
ンパク質が変性して抗原性を失ってしまう恐れがあるの
で、0℃〜40℃が好ましい。
なると十分に反応が進行しなくなり、高くなると抗原タ
ンパク質が変性して抗原性を失ってしまう恐れがあるの
で、0℃〜40℃が好ましい。
【0027】不溶性担体への融合タンパク質の物理吸着
を利用する方法の場合、不溶性担体と融合タンパク質と
を溶液中で接触させることにより、抗原タンパク質と不
溶性担体の荷電により容易に吸着が起こる。
を利用する方法の場合、不溶性担体と融合タンパク質と
を溶液中で接触させることにより、抗原タンパク質と不
溶性担体の荷電により容易に吸着が起こる。
【0028】上記吸着反応の反応温度は、低くなると十
分に反応が進行しなくなり、高くなると抗原タンパク質
またはマルトース結合タンパク質の立体構造が変化した
り、分解する恐れがあるので、0℃〜40℃が好まし
い。
分に反応が進行しなくなり、高くなると抗原タンパク質
またはマルトース結合タンパク質の立体構造が変化した
り、分解する恐れがあるので、0℃〜40℃が好まし
い。
【0029】本発明の免疫学的診断試薬は、検体と混合
されて使用されることにより、測定対象である検体中の
抗体と、本発明の試薬の抗原タンパク質との抗原抗体反
応に基づいて上記抗体を測定することができる。
されて使用されることにより、測定対象である検体中の
抗体と、本発明の試薬の抗原タンパク質との抗原抗体反
応に基づいて上記抗体を測定することができる。
【0030】上記の抗原抗体反応に際しては、検体を、
pH5.0〜9.0の緩衝液を用いて希釈してもよい。
上記の検体の希釈液としては、例えば、リン酸緩衝液、
グリシン緩衝液、ベロナール緩衝液、ホウ酸緩衝液、ク
エン酸緩衝液などが挙げられる。
pH5.0〜9.0の緩衝液を用いて希釈してもよい。
上記の検体の希釈液としては、例えば、リン酸緩衝液、
グリシン緩衝液、ベロナール緩衝液、ホウ酸緩衝液、ク
エン酸緩衝液などが挙げられる。
【0031】上記検体希釈液には、測定感度の向上、及
び抗原抗体反応の促進を目的として種々の増感剤を添加
することができる。上記増感剤としては、例えば、特開
平2−173567号公報に記載されたメチルセルロー
ス、エチルセルロースなどのアルキル化多糖類、特開平
5−180838号公報に記載されたプルラン、ポリビ
ニルピロリドンなどが挙げられる。
び抗原抗体反応の促進を目的として種々の増感剤を添加
することができる。上記増感剤としては、例えば、特開
平2−173567号公報に記載されたメチルセルロー
ス、エチルセルロースなどのアルキル化多糖類、特開平
5−180838号公報に記載されたプルラン、ポリビ
ニルピロリドンなどが挙げられる。
【0032】また、上記検体希釈液には、検体中に存在
する他の物質により起こる非特異反応抑制を目的とし
て、牛血清アルブミン、卵性アルブミンなどを添加する
こともできる。
する他の物質により起こる非特異反応抑制を目的とし
て、牛血清アルブミン、卵性アルブミンなどを添加する
こともできる。
【0033】本発明の免疫学的診断試薬によって、検体
中の抗体を測定する際の測定系としては、例えば、前記
不溶性担体と検体中の抗体との反応による前記不溶性担
体の凝集の程度を測定するものが挙げられ、特に、不溶
性担体としてラテックス粒子を用いるラテックス凝集反
応系が好ましい。
中の抗体を測定する際の測定系としては、例えば、前記
不溶性担体と検体中の抗体との反応による前記不溶性担
体の凝集の程度を測定するものが挙げられ、特に、不溶
性担体としてラテックス粒子を用いるラテックス凝集反
応系が好ましい。
【0034】上記反応により生じた凝集を測定する方法
としては、凝集の程度を光学的に観察する方法あるいは
目視により観察する方法などが挙げられる。
としては、凝集の程度を光学的に観察する方法あるいは
目視により観察する方法などが挙げられる。
【0035】具体的には、光学的に観察する方法におい
ては、検体を検体希釈液で希釈した液に、本発明の免疫
学的診断試薬を含有する液(通常、リン酸緩衝液、グリ
シン緩衝液、ベロナール緩衝液、ホウ酸緩衝液、クエン
酸緩衝液など)を混合した後、該混合液の散乱光強度、
吸光度又は透過光強度を測定する。測定の波長は300
〜2400nmが使用でき、測定方法は公知の方法に従
い、用いる不溶性担体の粒径、濃度、反応時間によって
散乱光強度、吸光度、又は透過光強度の増加もしくは減
少を測定する。またこれらの方法は単独で用いられても
併用されてもよい。
ては、検体を検体希釈液で希釈した液に、本発明の免疫
学的診断試薬を含有する液(通常、リン酸緩衝液、グリ
シン緩衝液、ベロナール緩衝液、ホウ酸緩衝液、クエン
酸緩衝液など)を混合した後、該混合液の散乱光強度、
吸光度又は透過光強度を測定する。測定の波長は300
〜2400nmが使用でき、測定方法は公知の方法に従
い、用いる不溶性担体の粒径、濃度、反応時間によって
散乱光強度、吸光度、又は透過光強度の増加もしくは減
少を測定する。またこれらの方法は単独で用いられても
併用されてもよい。
【0036】目視により観察する方法においては、通
常、検体と本発明の免疫学的診断試薬を含む液を判定板
上で混合し、揺り動かした後、凝集の有無を判定する。
判定には単に肉眼で判定する以外に、ビデオカメラで撮
影し画像処理を施すことによって判定することもでき
る。
常、検体と本発明の免疫学的診断試薬を含む液を判定板
上で混合し、揺り動かした後、凝集の有無を判定する。
判定には単に肉眼で判定する以外に、ビデオカメラで撮
影し画像処理を施すことによって判定することもでき
る。
【0037】前記抗原抗体反応は通常の条件で行われ、
反応媒体としては、例えば、上記のように、リン酸緩衝
液、クエン酸緩衝液、グリシン緩衝液等が用いられる。
反応時のpHは、4.5〜10.0が好ましく、さらに
好ましくは5.8〜8.0である。反応時の温度は、0
〜50℃が好ましく、さらに好ましくは20〜40℃で
ある。反応時間は適宜決められる。
反応媒体としては、例えば、上記のように、リン酸緩衝
液、クエン酸緩衝液、グリシン緩衝液等が用いられる。
反応時のpHは、4.5〜10.0が好ましく、さらに
好ましくは5.8〜8.0である。反応時の温度は、0
〜50℃が好ましく、さらに好ましくは20〜40℃で
ある。反応時間は適宜決められる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明を実施例につき述べ、その
効果を具体的に説明する。 実施例1(化学結合法による診断試薬の作成) (1)梅毒トレポネーマ47kDa抗原とマルトース結
合タンパク質との融合タンパク質の調製 トレポネーマパリダム(Treponema Pallidum)継代ウサ
ギ睾丸の破砕物(常磐化学社製)より、トレポネーマパ
リダム菌体を抽出し、ゲノムDNAを抽出してDNAラ
イブラリーを作成した。すでに47kDa抗原のDNA
配列は既知であるので、それをもとにDNA合成装置を
用いてプライマーを作成した。このプライマーを用いて
PCR法により、先に作成したDNAライブラリーを用
いて47kDa抗原のDNA断片を得た。次に、マルト
ース結合タンパク質との融合タンパク質を発現するため
に作られたプラスミドベクターpMAL−c2(New
England Biola社製)に、上記のDNA断
片を挿入し、pMAL−47kと命名した。
効果を具体的に説明する。 実施例1(化学結合法による診断試薬の作成) (1)梅毒トレポネーマ47kDa抗原とマルトース結
合タンパク質との融合タンパク質の調製 トレポネーマパリダム(Treponema Pallidum)継代ウサ
ギ睾丸の破砕物(常磐化学社製)より、トレポネーマパ
リダム菌体を抽出し、ゲノムDNAを抽出してDNAラ
イブラリーを作成した。すでに47kDa抗原のDNA
配列は既知であるので、それをもとにDNA合成装置を
用いてプライマーを作成した。このプライマーを用いて
PCR法により、先に作成したDNAライブラリーを用
いて47kDa抗原のDNA断片を得た。次に、マルト
ース結合タンパク質との融合タンパク質を発現するため
に作られたプラスミドベクターpMAL−c2(New
England Biola社製)に、上記のDNA断
片を挿入し、pMAL−47kと命名した。
【0039】次に、pMAL−47kを大腸菌に導入
し、培養した。培養液にイソプロピル−β−(−)チオ
ガラクトピラノシドを加えることにより、47kDa抗
原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク質の発
現を誘導した。十分に融合タンパク質が発現した大腸菌
を超音波処理により菌体を破砕し、遠心分離により細胞
膜、核などを除いた上清を、アミロース樹脂(New
England Biola社製)に通し、融合タンパ
ク質を吸着させた。十分にカラムを洗浄した後、融合タ
ンパク質を10mMマルトース溶液により溶出させた。
次に、溶出液をリン酸緩衝食塩水(以下、PBSとい
う。食塩の濃度0.9重量%、pH7.4)で透析する
ことにより、過剰のマルトースを除去し、トレポネーマ
パリダム47kDa抗原とマルトース結合タンパク質と
の融合タンパク質を得た。
し、培養した。培養液にイソプロピル−β−(−)チオ
ガラクトピラノシドを加えることにより、47kDa抗
原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク質の発
現を誘導した。十分に融合タンパク質が発現した大腸菌
を超音波処理により菌体を破砕し、遠心分離により細胞
膜、核などを除いた上清を、アミロース樹脂(New
England Biola社製)に通し、融合タンパ
ク質を吸着させた。十分にカラムを洗浄した後、融合タ
ンパク質を10mMマルトース溶液により溶出させた。
次に、溶出液をリン酸緩衝食塩水(以下、PBSとい
う。食塩の濃度0.9重量%、pH7.4)で透析する
ことにより、過剰のマルトースを除去し、トレポネーマ
パリダム47kDa抗原とマルトース結合タンパク質と
の融合タンパク質を得た。
【0040】(2)免疫学的梅毒診断試薬の調製 スチレン−メタクリル酸共重合体ラテックス〔カルボキ
シル基0.25meqCOO- /g、粒径0.4μm、
積水化学工業社製、10%(w/v)〕0.2mlに、
pH6.8の50mMリン酸緩衝液(以下、PB緩衝液
という)にEDCを30%(w/v)の割合で溶解した
溶液を1ml加え、室温で5時間攪拌した。遠心分離に
より未反応のEDCを除去し、PB緩衝液で2回洗浄
後、2mlのpH9.0の100mMホウ酸緩衝液(以
下、BB緩衝液という)に懸濁した。この懸濁液に、上
記(1)で得られた融合タンパク質溶液100μl(融
合タンパク質濃度100μg/ml)を添加し、室温で
12時間攪拌した。遠心分離により未反応の融合タンパ
ク質を除去し、BB緩衝液で2回洗浄後、牛血清アルブ
ミンを1%(w/v)含むPBS4mlに懸濁し、本発
明の免疫学的梅毒診断試薬を得た。
シル基0.25meqCOO- /g、粒径0.4μm、
積水化学工業社製、10%(w/v)〕0.2mlに、
pH6.8の50mMリン酸緩衝液(以下、PB緩衝液
という)にEDCを30%(w/v)の割合で溶解した
溶液を1ml加え、室温で5時間攪拌した。遠心分離に
より未反応のEDCを除去し、PB緩衝液で2回洗浄
後、2mlのpH9.0の100mMホウ酸緩衝液(以
下、BB緩衝液という)に懸濁した。この懸濁液に、上
記(1)で得られた融合タンパク質溶液100μl(融
合タンパク質濃度100μg/ml)を添加し、室温で
12時間攪拌した。遠心分離により未反応の融合タンパ
ク質を除去し、BB緩衝液で2回洗浄後、牛血清アルブ
ミンを1%(w/v)含むPBS4mlに懸濁し、本発
明の免疫学的梅毒診断試薬を得た。
【0041】実施例2 実施例1における梅毒トレポネーマ47kDa抗原の代
わりに、梅毒トレポネーマ15kDa抗原としたことの
他は、実施例1と同様に操作して、本発明の免疫学的梅
毒診断試薬を得た。
わりに、梅毒トレポネーマ15kDa抗原としたことの
他は、実施例1と同様に操作して、本発明の免疫学的梅
毒診断試薬を得た。
【0042】比較例1 (1)梅毒トレポネーマ47kDa抗原とGSTとの融
合タンパク質の調製 実施例1の(1)と同様にして、47kDa抗原のDN
A断片を得た。次に、GSTとの融合タンパク質を発現
するために作られたプラスミドベクターpGEX−4T
−3(ファルマシア社製)に、上記のDNA断片を挿入
し、pGEX−4T−3−47kと命名した。
合タンパク質の調製 実施例1の(1)と同様にして、47kDa抗原のDN
A断片を得た。次に、GSTとの融合タンパク質を発現
するために作られたプラスミドベクターpGEX−4T
−3(ファルマシア社製)に、上記のDNA断片を挿入
し、pGEX−4T−3−47kと命名した。
【0043】次に、pGEX−4T−3−47kを大腸
菌に導入し、培養した。培養液にイソプロピル−β−
(−)−チオガラクトピラノシドを加えることにより、
47kDa抗原とGSTとの融合タンパク質の発現を誘
導した。十分に融合タンパク質が発現した大腸菌を超音
波処理により菌体を破砕し、遠心分離により細胞膜、核
などを除いた上清に、グルタチオンセファロース4B
(ファルマシア社製)を加え、4℃で一晩ゆるやかに振
とうし、融合タンパク質をグルタチオンセファロース4
Bに吸着させた。遠心分離により融合タンパク質が吸着
したグルタチオンセファロース4Bを回収し、これをカ
ラムに充填した。数回洗浄の後、グルタチオン溶液を流
すことにより融合タンパク質がグルタチオンセファロー
ス4Bから遊離し溶出した。溶出液をPBSで透析する
ことにより、過剰のグルタチオンを除去し、融合タンパ
ク質を得た。
菌に導入し、培養した。培養液にイソプロピル−β−
(−)−チオガラクトピラノシドを加えることにより、
47kDa抗原とGSTとの融合タンパク質の発現を誘
導した。十分に融合タンパク質が発現した大腸菌を超音
波処理により菌体を破砕し、遠心分離により細胞膜、核
などを除いた上清に、グルタチオンセファロース4B
(ファルマシア社製)を加え、4℃で一晩ゆるやかに振
とうし、融合タンパク質をグルタチオンセファロース4
Bに吸着させた。遠心分離により融合タンパク質が吸着
したグルタチオンセファロース4Bを回収し、これをカ
ラムに充填した。数回洗浄の後、グルタチオン溶液を流
すことにより融合タンパク質がグルタチオンセファロー
ス4Bから遊離し溶出した。溶出液をPBSで透析する
ことにより、過剰のグルタチオンを除去し、融合タンパ
ク質を得た。
【0044】(2)免疫学的梅毒診断試薬の調製 実施例1の(2)における、47kDa抗原とマルトー
ス結合タンパク質との融合タンパク質の代わりに、上記
(1)で得られた47kDa抗原とGSTとの融合タン
パク質を用いたことの他は、実施例1の(2)と同様に
操作して、免疫学的梅毒診断試薬を得た。
ス結合タンパク質との融合タンパク質の代わりに、上記
(1)で得られた47kDa抗原とGSTとの融合タン
パク質を用いたことの他は、実施例1の(2)と同様に
操作して、免疫学的梅毒診断試薬を得た。
【0045】比較例2 比較例1における梅毒トレポネーマ47kDa抗原の代
わりに、梅毒トレポネーマ15kDa抗原としたことの
他は、比較例1と同様に操作して、免疫学的梅毒診断試
薬を得た。
わりに、梅毒トレポネーマ15kDa抗原としたことの
他は、比較例1と同様に操作して、免疫学的梅毒診断試
薬を得た。
【0046】比較例3 (1)47kDa抗原の精製 実施例1の(1)で作成したトレポネーマパリダム47
kDa抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパ
ク質溶液5ml(融合タンパク質濃度100μg/m
l)に、10unitsのウシ由来ファクターXaを添
加し、37℃で12時間反応させ47kDa抗原とマル
トース結合タンパク質を切断した。次に、アミロース樹
脂カラムに通し、マルトース結合タンパク質を除去し
た。このようにして47kDa抗原を精製した。
kDa抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパ
ク質溶液5ml(融合タンパク質濃度100μg/m
l)に、10unitsのウシ由来ファクターXaを添
加し、37℃で12時間反応させ47kDa抗原とマル
トース結合タンパク質を切断した。次に、アミロース樹
脂カラムに通し、マルトース結合タンパク質を除去し
た。このようにして47kDa抗原を精製した。
【0047】(2)免疫学的梅毒診断試薬の調製 実施例1の(2)における、47kDa抗原とマルトー
ス結合タンパク質との融合タンパク質の代わりに、上記
(1)で得られた47kDa抗原を用いたことの他は、
実施例1の(2)と同様に操作して、免疫学的梅毒診断
試薬を得た。
ス結合タンパク質との融合タンパク質の代わりに、上記
(1)で得られた47kDa抗原を用いたことの他は、
実施例1の(2)と同様に操作して、免疫学的梅毒診断
試薬を得た。
【0048】比較例4 比較例3の(1)における、実施例1の(1)で作成し
た47kDa抗原とマルトース結合タンパク質との融合
タンパク質の代わりに、実施例2で作成した15kDa
抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク質を
用いたことの他は、比較例3と同様に操作して、免疫学
的梅毒診断試薬を得た。
た47kDa抗原とマルトース結合タンパク質との融合
タンパク質の代わりに、実施例2で作成した15kDa
抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク質を
用いたことの他は、比較例3と同様に操作して、免疫学
的梅毒診断試薬を得た。
【0049】実施例3(物理吸着法による診断試薬の作
成) 実施例1の(1)で作成した47kDa抗原とマルトー
ス結合タンパク質との融合タンパク質の溶液(融合タン
パク質濃度100μg/ml)100μlを、ポリスチ
レンラテックス(平均粒径0.4μm、固形分10%
(w/v)、積水化学工業社製)100μlに添加し、
4℃で1時間攪拌した。次いで、牛血清アルブミン(以
下、BSAという)を1%(w/v)含有するpH7.
4の100mMリン酸緩衝液(以下、100mMPB緩
衝液という)を2ml添加し、1.5時間攪拌した。こ
の液を10℃で30分間、18000rpmで遠心分離
した。得られた沈殿物に、BSAを0.25%(w/
v)含有する100mMPB緩衝液5mlを添加し、ラ
テックス粒子を懸濁させ、融合タンパク質担持ラテック
スを調製し、本発明の免疫学的梅毒診断試薬を得た。
成) 実施例1の(1)で作成した47kDa抗原とマルトー
ス結合タンパク質との融合タンパク質の溶液(融合タン
パク質濃度100μg/ml)100μlを、ポリスチ
レンラテックス(平均粒径0.4μm、固形分10%
(w/v)、積水化学工業社製)100μlに添加し、
4℃で1時間攪拌した。次いで、牛血清アルブミン(以
下、BSAという)を1%(w/v)含有するpH7.
4の100mMリン酸緩衝液(以下、100mMPB緩
衝液という)を2ml添加し、1.5時間攪拌した。こ
の液を10℃で30分間、18000rpmで遠心分離
した。得られた沈殿物に、BSAを0.25%(w/
v)含有する100mMPB緩衝液5mlを添加し、ラ
テックス粒子を懸濁させ、融合タンパク質担持ラテック
スを調製し、本発明の免疫学的梅毒診断試薬を得た。
【0050】実施例4 実施例3における、実施例1の(1)で作成した47k
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、実施例2で作成した15kDa抗原とマ
ルトース結合タンパク質との融合タンパク質を用いたこ
との他は、実施例3と同様に操作して、本発明の免疫学
的梅毒診断試薬を得た。
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、実施例2で作成した15kDa抗原とマ
ルトース結合タンパク質との融合タンパク質を用いたこ
との他は、実施例3と同様に操作して、本発明の免疫学
的梅毒診断試薬を得た。
【0051】比較例5 実施例3における、実施例1の(1)で作成した47k
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例1の(1)で作成した47kDa
抗原とGSTとの融合タンパク質を用いたことの他は、
実施例3と同様に操作して、免疫学的梅毒診断試薬を得
た。
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例1の(1)で作成した47kDa
抗原とGSTとの融合タンパク質を用いたことの他は、
実施例3と同様に操作して、免疫学的梅毒診断試薬を得
た。
【0052】比較例6 実施例3における、実施例1の(1)で作成した47k
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例2で作成した15kDa抗原とG
STとの融合タンパク質を用いたことの他は、実施例3
と同様に操作して、免疫学的梅毒診断試薬を得た。
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例2で作成した15kDa抗原とG
STとの融合タンパク質を用いたことの他は、実施例3
と同様に操作して、免疫学的梅毒診断試薬を得た。
【0053】比較例7 実施例3における、実施例1の(1)で作成した47k
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例3の(1)で作成した47kDa
抗原を用いたことの他は、実施例3と同様に操作して、
免疫学的梅毒診断試薬を得た。
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例3の(1)で作成した47kDa
抗原を用いたことの他は、実施例3と同様に操作して、
免疫学的梅毒診断試薬を得た。
【0054】比較例8 実施例3における、実施例1の(1)で作成した47k
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例4で作成した15kDa抗原を用
いたことの他は、実施例3と同様に操作して、免疫学的
梅毒診断試薬を得た。
Da抗原とマルトース結合タンパク質との融合タンパク
質の代わりに、比較例4で作成した15kDa抗原を用
いたことの他は、実施例3と同様に操作して、免疫学的
梅毒診断試薬を得た。
【0055】感度の測定 実施例1〜4で得られた本発明の免疫学的梅毒診断試
薬、及び比較例1〜8で得られた免疫学的梅毒診断試薬
について、以下のようにして感度を測定した。生化学自
動分析装置(日立7050形、日立製作所社製)によ
り、0、50、100、250、500各タイターユニ
ット(以下、T.U.と略す)の標準梅毒トレポネーマ
陽性血清からなる標準液を測定した。測定条件は、温度
37℃、波長570nmとした。測定方法は、上記標準
液20μlを分注後、直ちに検体希釈液(梅毒診断用試
薬「メディエースTPLA」(積水化学工業社製)に含
まれているものを用いた。)350μlを添加・混合
し、次いで上記免疫学的梅毒診断試薬の50μlを添加
・混合した。反応量は、上記免疫学的梅毒診断試薬添加
後80秒から320秒の間の吸光度変化量とした。この
吸光度変化量を10000倍した値と標準血清のT.
U.との関係を図1(実施例1、比較例1と比較例
3)、図2(実施例2、比較例2と比較例4)、図3
(実施例3、比較例5と比較例7)及び図4(実施例
4、比較例6と比較例8)に示した。
薬、及び比較例1〜8で得られた免疫学的梅毒診断試薬
について、以下のようにして感度を測定した。生化学自
動分析装置(日立7050形、日立製作所社製)によ
り、0、50、100、250、500各タイターユニ
ット(以下、T.U.と略す)の標準梅毒トレポネーマ
陽性血清からなる標準液を測定した。測定条件は、温度
37℃、波長570nmとした。測定方法は、上記標準
液20μlを分注後、直ちに検体希釈液(梅毒診断用試
薬「メディエースTPLA」(積水化学工業社製)に含
まれているものを用いた。)350μlを添加・混合
し、次いで上記免疫学的梅毒診断試薬の50μlを添加
・混合した。反応量は、上記免疫学的梅毒診断試薬添加
後80秒から320秒の間の吸光度変化量とした。この
吸光度変化量を10000倍した値と標準血清のT.
U.との関係を図1(実施例1、比較例1と比較例
3)、図2(実施例2、比較例2と比較例4)、図3
(実施例3、比較例5と比較例7)及び図4(実施例
4、比較例6と比較例8)に示した。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の免疫学的診断試薬の構成
は上記の通りであり、抗原タンパク質とマルトース結合
タンパク質との融合タンパク質が不溶性担体に担持され
ているので、抗原タンパク質とグルタチオン−S−トラ
ンスフェラーゼとの融合タンパク質が不溶性担体に担持
されている免疫学的診断試薬に比べて、融合タンパク質
の水溶性が高く、より感度の高い免疫学的診断試薬を提
供する。請求項2記載の免疫学的診断試薬の構成は上記
の通りであり、梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質
とマルトース結合タンパク質との融合タンパク質が不溶
性担体に担持されているので、梅毒トレポネーマの表面
抗原タンパク質とグルタチオン−S−トランスフェラー
ゼとの融合タンパク質が不溶性担体に担持されている免
疫学的診断試薬に比べて、融合タンパク質の水溶性が高
く、より感度の高い免疫学的診断試薬を提供する。請求
項3記載の免疫学的診断試薬の構成は上記の通りであ
り、不溶性担体が、ポリスチレン、スチレン−スチレン
スルホン酸(塩)共重合体又はスチレン−メタクリル酸
共重合体であるので、より感度の高い免疫学的診断試薬
を提供する。
は上記の通りであり、抗原タンパク質とマルトース結合
タンパク質との融合タンパク質が不溶性担体に担持され
ているので、抗原タンパク質とグルタチオン−S−トラ
ンスフェラーゼとの融合タンパク質が不溶性担体に担持
されている免疫学的診断試薬に比べて、融合タンパク質
の水溶性が高く、より感度の高い免疫学的診断試薬を提
供する。請求項2記載の免疫学的診断試薬の構成は上記
の通りであり、梅毒トレポネーマの表面抗原タンパク質
とマルトース結合タンパク質との融合タンパク質が不溶
性担体に担持されているので、梅毒トレポネーマの表面
抗原タンパク質とグルタチオン−S−トランスフェラー
ゼとの融合タンパク質が不溶性担体に担持されている免
疫学的診断試薬に比べて、融合タンパク質の水溶性が高
く、より感度の高い免疫学的診断試薬を提供する。請求
項3記載の免疫学的診断試薬の構成は上記の通りであ
り、不溶性担体が、ポリスチレン、スチレン−スチレン
スルホン酸(塩)共重合体又はスチレン−メタクリル酸
共重合体であるので、より感度の高い免疫学的診断試薬
を提供する。
【図1】実施例1、比較例1及び比較例3の感度測定の
結果を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
【図2】実施例2、比較例2及び比較例4の感度測定の
結果を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
【図3】実施例3、比較例5及び比較例7の感度測定の
結果を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
【図4】実施例4、比較例6及び比較例8の感度測定の
結果を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 診断学上有用である抗原タンパク質とマ
ルトース結合タンパク質との融合タンパク質が、不溶性
担体に担持されていることを特徴とする免疫学的診断試
薬。 - 【請求項2】 抗原タンパク質が梅毒トレポネーマの表
面抗原タンパク質である請求項1記載の免疫学的診断試
薬。 - 【請求項3】 不溶性担体が、ポリスチレン、スチレン
−スチレンスルホン酸(塩)共重合体又はスチレン−メ
タクリル酸共重合体からなるラテックス粒子である請求
項1又は2記載の免疫学的診断試薬。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16711197A JPH1114627A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 免疫学的診断試薬 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16711197A JPH1114627A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 免疫学的診断試薬 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114627A true JPH1114627A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15843644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16711197A Pending JPH1114627A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 免疫学的診断試薬 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114627A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006208012A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Toray Ind Inc | 選択結合性物質固定化担体 |
| WO2012168988A1 (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-13 | パナソニック株式会社 | 抗体を自己組織化膜上に固定する方法 |
| WO2013005269A1 (ja) * | 2011-07-05 | 2013-01-10 | パナソニック株式会社 | アルブミンを自己組織化膜上に固定する方法 |
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