JPH0332065B2 - - Google Patents

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JPH0332065B2
JPH0332065B2 JP56192395A JP19239581A JPH0332065B2 JP H0332065 B2 JPH0332065 B2 JP H0332065B2 JP 56192395 A JP56192395 A JP 56192395A JP 19239581 A JP19239581 A JP 19239581A JP H0332065 B2 JPH0332065 B2 JP H0332065B2
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JP56192395A
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JPS5895358A (ja
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Masahiro Yoshioka
Masahiro Murakami
Yoichiro Irie
Tsugio Nakanishi
Eiji Tsutsui
Noryuki Iwao
Junichi Hirobe
Takahiro Wakikaido
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP84115737A priority patent/EP0163770B1/en
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Priority to DE8888102181T priority patent/DE3280432T2/de
Priority to EP82110161A priority patent/EP0080605B1/en
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Priority to US06/732,328 priority patent/US4568170A/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/041Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with variable magnification
    • G03G15/0415Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with variable magnification and means for controlling illumination or exposure
    • GPHYSICS
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、可変倍率静電複写方法、更に詳しく
は、静電潜像又はトナー像の転写の際に複写紙の
片側縁部を感光体の片側縁から所定幅だけはみ出
させて複写紙を感光体に接触せしめる可変倍率静
電複写方法に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
当業者には周知の如く、回転ドラムの如き支持
基体上に配設された感光体上に静電潜像又はトナ
ー像を形成し、次いで感光体の表面に複写紙を接
触せしめて感光体上の静電潜像又はトナー像を複
写紙上に転写する所謂転写式静電複写方法が広く
実用に供されている。かような静電複写方法にお
いては、感光体の表面に複写紙が静電荷の作用に
より相当強く密着し、それ故に、転写の後に感光
体から複写紙を剥離することは必ずしも容易では
ない。そこで、通常、支持基体の片側部に複写紙
分離用の溝を形成し、感光体をかかる溝の内側に
配設している。そして、複写紙はその片側縁部を
感光体の片側縁から所定幅だけ外側へはみ出させ
て上記溝が形成されている領域即ち複写紙分離用
非像域に位置せしめて感光体に接触せしめ、感光
体から複写紙を剥離する際には上記溝内に突出す
る剥離爪の作用によつて感光体から複写紙を確実
に剥離するようにしている。
かような構成において、実質上等倍で複写工程
を遂行する場合、支持基体に対する複写紙の幅方
向位置に整合せしめて原稿の像を支持基体上に投
射、即ち実質上等倍で支持基体上に投射される原
稿の像を、その片側縁部が所定幅だけ感光体の片
側縁からはみ出て溝が形成されている領域即ち複
写紙分離用非像域に位置するように幅方向に位置
付けて支持基体上に投射している。従つて、原稿
の片側縁部における所定幅の部分は、複写紙の片
側縁部における所定幅に対応して位置し、複写紙
上において複写像として作像されない非複写部と
なる。しかしながら、通常、原稿の片側縁部にお
ける所定幅即ち非複写幅は、作像すべき像がない
所謂白地である故に、非複写部となつても特に不
都合は生じない。
然るに、従来の可変倍率静電複写方法において
は、全幅がW1である原稿に対して全幅がW2であ
る複写紙を使用して長さ比でM倍(M=W2
W1)の複写倍率で複写工程を遂行する場合にも、
長さ比でM倍に縮小(又は拡大)されて支持基体
上に投射される原稿の像を、実質上等倍で複写工
程を遂行する場合と同様に、支持基体に対する複
写紙の幅方向位置に整合せしめて、即ち支持基体
上の投射像の片側縁部における所定幅の部分が感
光体の片側縁からはみ出て溝が形成されている領
域即ち複写紙分離用非像域に位置するように幅方
向に位置付けて支持基体上に投射していた。かよ
うな従来の可変倍率静電複写方法においては、長
さ比でM倍の複写倍率で複写工程を遂行する場
合、複写紙上において複写像が作像されない片側
縁部の幅は等倍複写の場合と同様であるが、原稿
において考察すると、支持基体の複写紙分離用非
領域に投射される原稿の片側縁部の非複写幅は、
等倍複写の場合の非複写幅W1に対してW2(W2
W1/M)に拡大(又は縮小)され、幅W2の部分
が複写像として作像されないことになつてしま
う。即ち、実質上等倍で複写工程を遂行する場合
には原稿の片側縁部における非複写幅はW1であ
るのに対して、長さ比でM倍の複写倍率で複写工
程を遂行する場合には、原稿の片側縁部における
非複写幅はW2(K2=W1/M)になつてしまう、
という不自然さが生成される。特に縮小複写の場
合、即ちM<1の場合には、原稿の片側縁部にお
ける複写像として作像されない非複写幅がW1
らW2(W2=W1/M)に拡大されてしまつて原稿
の片側縁部における所謂白地領域のみならず原稿
の複写すべき画像が存在する部分も複写像として
作像されなくなつてしまうという不都合が発生す
る。
従来の可変倍率静電複写方法における上記の通
りの問題乃至欠点を解決するために、特開昭55−
28068号公報には、縮小(又は拡大)複写の場合、
原稿の全幅W1と使用される複写紙の全幅W2との
比M(M=W2/W1)よりも原稿の全幅W1と支持
基体上に投射される像の全幅W3の比M′(M′=
W3/W1)を小さく(又は大きく)してW3=W2
−W1にせしめ、支持基体上に長さM′で投射され
る原稿の像を複写紙の作像部(即ち片縁部におけ
る幅W1以外の部分)に整合せしめて幅方向に位
置付けることが開示されている。かようにすれ
ば、縮小(又は拡大)複写の場合には、原稿の全
幅W1が複写紙の作像部(W2−W1)に複写像と
して作像される。しかしながら、特開昭55−
28068号公報に開示されている上記の通りの方式
には、(イ)実質上等倍で複写工程を遂行する場合に
は原稿の片側縁部における非複写幅W1の部分
(かかる部分は通常は所謂白地である)が複写紙
において複写像として作像されないのに対して、
縮小(又は拡大)複写の場合には非複写幅が存在
せず原稿の全幅W1が複写紙の作像部(W2−W1
に複写像として作像される。(従つて原稿の片側
縁部が所謂白地である場合には、複写紙において
はその片側縁部にW1よりも相当幅広の所謂白地
部が生成される)という不自然さが発生する、(ロ)
原稿の幅W1と複写紙P′の幅W2との比M(M=
W2/W1)に対して原稿の画像と複写紙に作像さ
れた複写像との比M′(M′=W3/W1)との間に相
当な差が存在し不自然感がある、等の不都合があ
る。
従来技術における上述した問題については、後
に添付図面を参照して更に言及する。
〔発明の目的〕
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、縮小或いは拡大複写の場合に
も上記非複写幅に関して不自然さ等の問題を発生
せしめることがない、新規且つ優れた可変倍率静
電複写方法を提供することである。
〔発明の解決手段〕
本発明においては、倍率にかかわらず原稿の片
側縁部における所定幅の内側端縁を支持基体の複
写紙分離用非像域の内側端縁に実質上合致せしめ
て原稿を支持基体上に投射し、支持基体の非像域
に投射されるところの、原稿の片側縁部における
非複写幅を、倍率にかかわらず実質上一定にせし
めることによつて、上記主目的が達成される。
即ち、本発明によれば、表面に感光体が配設さ
れ且つ該感光体の片側縁の外側には複写紙分離用
非像域が形成されている支持基体に、複写すべき
原稿を可変倍率で投射することを含む、該感光体
上に静電潜像又はこれを現像することによつて得
られるトナー像を形成する像形成工程と、 複写紙の片側縁部を該感光体の該片側縁から所
定幅だけはみ出させて該複写紙を該感光体に接触
せしめ、該感光体上の該静電潜像又は該トナー像
を該複写紙に転写せしめる転写工程とを含む可変
倍率静電複写方法において; 倍率にかかわらず該原稿の片側縁部における所
定幅の内側端縁を該支持基体の該非像域の内側端
縁に実質上合致せしめて該原稿を該支持基体に投
射し、該支持基体の該非像域に投射されるところ
の、該原稿の片側縁部における非複写幅を、倍率
にかかわらず実質上一定にせしめることを特徴と
する可変倍率静電複写方法が提供される。
該原稿の他側縁が使用する複写紙の他側縁に実
質上合致せしめられて複写が生成されるように、
縮小複写の場合は該原稿に対する使用する複写紙
の倍率よりも該原稿に対する該支持基体上の投射
像の倍率を小さくせしめ、そして拡大複写の場合
は該原稿に対する使用する複写紙の倍率よりも該
原稿に対する該支持基体上の投射像の倍率を大き
くせしめるのが好ましい。
〔好適具体例〕
以下、添付図面を参照して更に詳細に説明す
る。
複写機全体の概要 まず最初に、本発明に従う可変倍率静電複写方
法の好適具体例を遂行するために使用される可変
倍率静電複写機の一例の全体の構成を、第1図を
参照して概説する。
図示の複写機は、全体を番号2で示す略直方体
形状のハウジングを有する。このハウジング2の
上面部には、複写すべき原稿が載置される透明板
4が配設されている。この透明板4は、ハウジン
グ2の上面部に第1図において左右方向に移動自
在に装着された支持枠(図示していない)に支持
されており、後に詳細に言及する如く、複写工程
が遂行される際には第1図に実線で示す停止位置
から第1図において右方向に2点鎖線4Aで示す
走査露光移動開始位置まで準備移動され、次いで
走査電光移動開始位置から第1図において左方向
に2点鎖線4Bで示す走査露光終了位置まで走査
露光移動され、しかる後に走査露光終了位置から
上記停止位置まで戻り移動せしめられる。透明板
4が支持されている支持枠(図示していない)に
は、更に、透明板4及びこれに載置された原稿を
覆うための開閉動自在な原稿押え(図示していな
い)も装着されている。
ハウジング2内には、ハウジング2内を上部空
間と下部空間に区画している水平基板6が配設さ
れている。そして、下部空間の略中央部には、感
光体の支持基体を構成する円筒状の回転ドラム8
が回転自在に装着され、かかる回転ドラム8の周
表面の少なくとも一部に感光体10が配設されて
いる。回転ドラム8に代えて、当業者には周知の
無端ベルト状要素を使用し、かかる無端ベルト状
要素の表面の少なくとも一部に感光体を配設する
こともできる。
矢印12で示す方向に回転駆動される回転ドラ
ム8の周囲には、その回転方向に見て順次に、充
電用コロナ放電器14、縮小複写時に作動される
除電ランプ16、現像装置18、転写用コロナ放
電器20及びクリーニング装置22が配設されて
いる。充電用コロナ放電器14は、感光体10を
特定極性に実質上一様に充電せしめる。充電用コ
ロナ放電器14と除電ランプ16との間には露光
域24が存在し、かかる露光域24においては後
述する光学装置によつて透明板4上の原稿が投射
され、かくして感光体10上に静電潜像が形成さ
れる。除電ランプ16は、後述するように縮小複
写が遂行される時に作動され、充電用コロナ放電
器14によつて充電されたが露光域24において
原稿が投射されることがないところの感光体10
の片側部を照射し、かかる片側部の電荷を消失せ
しめる。それ自体は周知の適宜の形態のものでよ
い現像装置18は、感光体10上の静電潜像にト
ナー粒子を施し、静電潜像をトナー像に現像す
る。転写用コロナ放電器20は、転写域26にお
いて感光体10の表面に接触せしめられる複写紙
の裏面にコロナ放電を施し、感光体10上のトナ
ー像を複写紙上に転写せしめる。図示のクリーニ
ング装置22は、第1図に実線で示す作用位置と
2点鎖線で示す非作用位置とのいずれかに選択的
に位置付けられる。クリーニング装置22が上記
作用位置に位置付けられると、弾性材料から形成
されているブレード28が感光体10の表面に押
圧され、かかるブレード28の作用によつて転写
の後に感光体10上に残留している残留トナー粒
子が感光体10から除去される。
ハウジング2の下部には、全体を番号30で示
す複写紙供給機構と、この複写紙供給機構30か
ら送給された複写紙を上記転写域26を通して搬
送するための全体を番号32で示す複写紙搬送機
構とが配設されている。図示の複写紙供給機構3
0は、カセツト受部34、このカセツト受部34
に着脱自在に装着される複写紙カセツト36、及
び送給ローラ38を有するそれ自体は周知のもの
である。送給ローラ38は、選択的に矢印40で
示す方向に回転駆動され、複写紙カセツト36内
に収容されている積層状態の複数枚のシート状複
写紙Pを1枚づつ複写紙搬送機構32に送給す
る。図示の複写紙搬送機構32は、複写紙供給機
構30から送給された複写紙Pを受入れて搬送す
るための搬入ローラ対42、案内板対44、搬送
ローラ対46、搬送ローラ対46からの複写紙P
を上記転写域26に導く案内板対48、転写域2
6にて感光体10に接触せしめられた複写紙Pを
感光体10から剥離して転写域26から搬出する
ローラ50、案内板52、定着ローラ対54、案
内板56、搬出ローラ対58、及び搬出ローラ対
58からハウジング2外へ搬出される複写紙Pを
受入れる受皿60を含んでいる。定着ローラ対5
4の一方のローラ、即ち上方に位置するローラ
は、内部に加熱要素(図示していない)を備えて
おり、感光体10から転写されたトナー像を有す
る複写紙Pの表面を加圧すると共に加熱し、かく
してトナー像を複写紙Pに定着せしめる。かかる
ローラには、更に、その表面から複写紙Pを剥離
して下流側に案内する剥離案内部材62が付設さ
れている。上記案内板52の上方には除電ランプ
64が配設されている。この除電ランプ64は、
案内板52上を搬送される複写紙Pに光を照射し
て複写紙P上に残留している電荷を消失せしめる
と共に、上記転写用コロナ放電器20と上記クリ
ーニング装置22との間の領域にて感光体10に
光を照射して転写の後に感光体10上に残留して
いる電荷を消失せしめる。
ハウジング2内の水平基板6よりも上方の上部
空間には、透明板4が2点鎖線4Aで示す走査露
光移動開始位置から2点鎖線4Bで示す走査露光
終了位置まで第1図において左方に走査露光移動
する際に、透明板4上に載置された原稿を感光体
10上に投射してスリツト露光するための、全体
を番号66で示す光学装置が配設されている。図
示の光学装置66は、ハウジング2の上面に形成
されている原稿照射開口68を通して透明板4上
に載置された原稿を照射するための原稿照射ラン
プ70と共に、原稿からの反射光を感光体10上
に投射するための第1の反射鏡72、第2の反射
鏡74、第3の反射鏡76、レンズ組立体78及
び第4の反射鏡80を有する。原稿照射ランプ7
0に照射される原稿からの反射光は、第1の反射
鏡72、第2の反射鏡74、第3の反射鏡76に
よつて順次に反射された後に、レンズ組立体78
内に収容されているレンズを通つて第4の反射鏡
80に至り、第4の反射鏡80に反射されて上記
水平基板6に形成されている開口82を通つて露
光域24にて感光体10に至る。開口82と感光
体10との間には、感光体10の色特性を補償す
るためのそれ自体は周知の色ガラス83が配設さ
れている。更に、開口82と感光体10との間に
は、感光体10に至る光路の感光体10の移動方
向(透明板4の移動方向)における幅即ちスリツ
ト露光幅を規制するスリツト露光幅規制部材84
も配設されている。
図示の複写機においては、更に、ハウジング2
の第1図において左側端部に、シロツコ型フアン
から構成された送風機86と、通常の羽根車型フ
アンから構成された送風機88とが配設されてい
る。送風機86は、ハウジング2の上面に形成さ
れている吸引孔90を通してハウジング2外から
空気を吸引し、ハウジン2の左側面に形成されて
いる排出孔92を通して空気を排出し、かくして
原稿照射ランプ70によつて加熱される透明板4
を冷却する。送風機88は、ハウジング2の水平
基板6よりも下方の下部空間の空気を吸引して、
ハウジング2の左側面に形成されている排出孔9
2を通して排出し、かくして例えば定着ローラ対
54からの熱が感光体10に伝えられて感光体1
0が劣化せしめられるのを防止する。
而して、図示の複写機は、少なくとも2個の複
写倍率、例えば実質上等倍での複写と長さ比で約
0.7倍、面積比で約0.5倍の複写倍率での縮小複写
のうちの選択的に設定されるいずれかで複写工程
を遂行し得る可変倍率静電複写機として構成され
ている。かかる点については後に更に詳述する
が、図示の複写機における可変倍率複写の基本原
理について簡単に説明すると次の通りである。
図示の複写機においては、回転ドラム8は複写
倍率の如可にかかわらず常に所定の速度で回転駆
動される。また、複写紙搬送機構32も複写倍率
の如何にかかわらず常に所定の速度で、即ち回転
ドラム8の周表面に配設された感光体10の移動
速度と実質上同一の速度で、転写域26を通して
複写紙Pを搬送する。これに対して、透明板4は
複写倍率に応じて変化せしめられる速度で走査露
光移動せしめられ、光学装置66は透明板4上に
載置された原稿を設定された倍率で感光体10上
に投射する。即ち、実質上等倍で複写工程を遂行
する場合には、透明板4は感光体10の移動速度
(及び転写域26を通る複写紙の移動速度)と実
質上同一の速度で走査露光移動せしめられ、光学
装置66は透明板4上に載置された原稿を実質上
等倍で感光体4上に投射する。しかしながら、所
定の複写倍率即ち長さ比でM倍(例えばM=約
0.7)で複写工程を遂行する場合には、透明板4
は等倍複写の時の速度Vに対してV/Mの速度で
走査露光移動され、かくして感光体10上に形成
される静電潜像の、感光体10の移動方向寸法
(走査露光移動方向寸法)がM倍に縮小(又は拡
大)される。同時に、光学装置66は、図示の具
体例においては後に詳述する如くレンズ組立体7
8と第2の反射鏡74及び第3の反射鏡76とが
夫々所要位置に移動せしめられることによつて、
透明板4上に載置された原稿をM倍で感光体10
上に投射するようにせしめられ、かくして感光体
10上に形成される静電潜像の幅方向寸法がM倍
に縮小(又は拡大)される。かようにして、感光
体10上には長さ比でM倍の縮小(又は拡大)静
電潜像が形成され、かかる縮小(又は拡大)静電
潜像がトナー像に現像され、次いで複写紙に転写
され、かくして縮小(又は拡大)複写画像が得ら
れる。
感光体上における投射像の幅方向位置付け 第1図に図示する複写機の如く、支持基体即ち
回転ドラム8の周表面に配設された感光体10上
に静電潜像又はトナー像を形成し、次いで転写域
26にて感光体10の表面に複写紙Pを接触せし
めて感光体10上の静電潜像又はトナー像を複写
紙P上に転写する所謂転写式静電複写機において
は、当業者には周知の如く、転写域26にて感光
体10の表面に複写紙Pが静電荷の作用により相
当強く密着し、それ故に、転写の後に感光体10
から複写紙Pを剥離することは必ずしも容易では
ない。そこで、第2図に明確に図示する如く、一
般に、回転ドラム8の片側部に複写紙分離用の溝
94を形成し、感光体10はかかる溝94の内側
に配設している。そして、複写紙Pはその片側縁
部を感光体10の片側縁10aから所定幅w1
け外側へはみ出させて上記溝94が形成されてい
る領域即ち複写紙分離用非像域に位置せしめて感
光体10に接触せしめ、感光体10から複写紙P
を剥離する際には上記溝94内に突出する剥離爪
96(第1図)の作用によつて感光体10から複
写紙Pを確実に剥離するようにしている。
かような構成の複写機において、実質上等倍で
複写工程を遂行する場合、第2図に実線で示す如
く、回転ドラム8に対する複写紙Pの幅方向位置
に整合せしめて原稿Oの像を回転ドラム8上に投
射、即ち実質上等倍で回転ドラム8上に投射され
る原稿Oの像を、その片側縁部が所定幅w1だけ
感光体10の片側縁10aからはみ出て溝94が
形成されている領域即ち複写紙分離用非像域に位
置するように幅方向に位置付けて回転ドラム8上
に投射している。従つて、第2図を参照すること
によつて容易に理解される如く、原稿Oの片側縁
部における所定幅w1の部分は、複写紙Pの片側
縁部における所定幅w1に対応して位置し、複写
紙P上において複写像として作像されない非複写
部となる。しかしながら、通常、原稿Oの片側縁
部における所定幅w1即ち非複写幅w1は、作像す
べき像がない所謂白地である故に、非複写部とな
つても特に不都合は生じない。
然るに、従来の可変倍率静電複写においては、
全幅がw1である原稿Oに対して全幅がW2である
複写紙P′を使用して長さ比でM倍(M=W2
w1)の複写倍率で複写工程を遂行する場合にも、
第2図に2点鎖線で示す如く、長さ比でM倍に縮
小(又は拡大)されて回転ドラム8上に投射され
る原稿Oの像を、実質上等倍で複写工程を遂行す
る場合と同様に、回転ドラム8に対する複写紙
P′の幅方向位置に整合せしめて、即ち回転ドラム
8上の投射像の片側縁部における所定幅w1の部
分が感光体10の片側縁10aからはみ出て溝9
4が形成されている領域即ち複写紙分離用非像域
に位置するように幅方向に位置付けて回転ドラム
8上に投射していた。かような従来の可変倍率静
電複写においては、長さ比でM倍の複写倍率で複
写工程を遂行する場合、複写紙P′上において複写
像が作像されない片側縁部の幅は等倍複写の場合
と同様にw1であるが、原稿Oにおいて考察する
と、回転ドラム8の複写紙分離用非像域に投射さ
れる原稿Oの片側縁部の非複写幅は、等倍複写の
場合はw1であるのに対してw2(w2=w1/M)に
拡大(又は縮小)され、幅w2の部分が複写像と
して作像されないことになつてしまう。即ち、実
質上等倍で複写工程を遂行する場合には原稿Oの
片側縁部における非複写幅はw1であるのに対し
て、長さ比でM倍の複写倍率で複写工程を遂行す
る場合には、原稿Oの片側縁部における非複写幅
はw2(w2=w1/M)になつてしまう、という不
自然さが生成される。特に縮小複写の場合、即ち
M<1の場合には、原稿Oの片側縁部における複
写像として作像されない非複写幅がw1からw2
(w2=w1/M)に拡大されてしまつて、原稿Oの
片側縁部における所謂白地領域のみならず原稿O
の複写すべき画像が存在する部分も複写像として
作像されなくなつてしまうという不都合が発生す
る。
従来の可変倍率静電複写における上記の通りの
問題乃至欠点を解決するために、特開昭55−
28068号公報には、縮小(又は拡大)複写の場合、
原稿Oの全幅w1と使用される複写紙の全幅W2
の比M(M=W2/w1)よりも原稿Oの全幅w1
回転ドラム8上に投射される像の全幅W3の比
M′(M′=W3/w1)を小さく(又は大きく)して
W3=W2−w1にせしめ、回転ドラム8上に長さ比
M′で投射される原稿Oの像を複写紙P′の作像部
(即ち片縁部における幅w1以外の部分)に整合せ
しめて幅方向に位置付けることが開示されてい
る。かようにすれば、縮小(又は拡大)複写の場
合には、原稿Oの全幅w1が複写紙Pの作像部
(W2−w1)に複写像として作像される。しかし
ながら、特開昭55−28068号公報に開示されてい
る上記の通りの方式には、(イ)実質上等倍で複写工
程を遂行する場合には原稿Oの片側縁部における
非複写幅w1の部分(かかる部分は通常は所謂白
地である)が複写紙Pにおいて複写像として作像
されないのに対して、縮小(又は拡大)複写の場
合には非複写幅が存在せず原稿Oの全幅w1が複
写紙P′の作像部(W2−w1)に複写像として作像
される(従つて原稿Oの片側縁部が所謂白地であ
る場合には、複写紙P′においてはその片側縁部に
w1よりも相当幅広の所謂白地部が生成される)
という不自然が発生する、(ロ)原稿Oの幅w1と複
写紙P′の幅W2との比M(M=W2/w1)に対して
原稿Oの画像と複写紙P′に作像された複写像との
比M′(M′=W3/w1)との間に相当な差が存在し
不自然感がある、等の不都合がある。
而して、本発明によれば、複写倍率にかかわら
ず、常に原稿Oの片側縁部における所定幅w1
部分のみが非複写部として支持基体を構成する複
写紙分離用非像域(即ち溝94が形成されている
領域)に投射されるようにせしめることによつ
て、上述した通りの不都合乃至欠点が解決され
る。
第3図を参照して説明すると、実質上等倍で複
写工程を遂行する場合には、従来の場合と同様
に、第3図に実線で示す如く、回転ドラム8に対
する複写紙Pの幅方向位置に整合せしめて原稿O
の像を回転ドラム8上に投射せしめる。従つて、
従来の場合と同様に、原稿Oの片側縁部における
所定幅w1の部分が、複写紙Pの片側縁部におけ
る所定値w1に対応して位置して回転ドラム8上
に複写紙分離用非像域(即ち溝94が形成されて
いる領域)に投射され、複写紙P上において複写
機として作像されない非複写部となる。
一方、長さ比でM倍(M=W2/w1)の複写倍
率で縮小(又は拡大)複写工程を遂行する場合に
は、第3図に2点鎖線で示す如く、実質上等倍で
複写工程を遂行する場合の原稿Oの片側縁部にお
ける非複写部即ち所定幅w1の部分の内側端縁Q
が回転ドラム8上の複写紙分離用非像域の内側端
縁、即ち感光体10の片側縁10aに合致するよ
うに、回転ドラム8上における原稿Oの投射像を
幅方向に位置付け、かくして、複写倍率にかかわ
らず、常に原稿Oの片側縁部における所定幅w1
の部分のみが回転ドラム8の複写紙分離用非像域
に投射されるようにせしめる。かくすると、第3
図を参照することによつて容易に現解される如
く、縮小(又は拡大)複写工程を遂行する場合に
も、実質上等倍で複写工程を遂行する場合と同様
に、原稿Oの片側縁部における所定幅w1の部分
のみが複写紙P又はP′における片側縁部における
所定幅w1の部分内に位置することになり、原稿
Oの片側縁部における非複写幅は複写倍率にかか
わらず常に一定の幅w1に維持される。それ故に、
縮小(又は拡大)複写の場合にも所謂不自然さが
発生しない。
他方、回転ドラム8上に長さ比でM倍(M=
W2/w1)で投射される原稿Oの像を第3図に2
点鎖線で示す通りに位置付けると、第3図を参照
することによつて容易に理解される如く、回転ド
ラム8上の投射像の片側縁R1は、回転ドラム8
に対して常に所定の通りに位置付けられる複写紙
P′の片側縁P′1よりも若干の幅xだけ内側(拡大
複写の場合は外側)に位置する。それ故に、縮小
(又は拡大)複写の場合、回転ドラム8上の投射
像の全幅W2と同一の全幅W2を有する複写紙P′を
使用、換言すれば原稿Oの全幅w1と使用される
複写紙の幅W2との比M(M=W2/w1)と原稿O
の全幅w1と回転ドラム8上の投射像の全幅W2
の比M(M=W2/w1)を実質上同一にすると、
第3図に図示する如く、回転ドラム8上の投射像
の他側縁R2が複写紙P′の他側縁P′2よりも若干の
幅xだけ外側(拡大複写の場合は内側)に位置す
る。従つて、実質上等倍で複写工程を遂行する場
合には原稿Oの他側縁O2は複写紙Pの他側縁P2
に実質上整合せしめられるのに対して、縮小複写
の場合には原稿Oの他側縁部における若干の幅
w3の部分が複写紙P′の他側縁P′2からはみ出して
複写像として作像されないという若干の不都合が
発生し(しかしながら、原稿Oの他側縁部におけ
る幅w3の部分は通常は所謂白地であるので、か
かる部分が複写紙P′からはみ出して複写像として
作像されなくとも、通常の場合は特に問題ではな
い)、また拡大複写の場合には原稿Oの他側縁O2
が複写紙の他側縁よりも若干内側に位置するとい
う若干の不都合が発生する。
かような若干の不都合をも解決するためには、
縮小複写の場合には、第4図に示す如く、回転ド
ラム8上に投射される原稿Oの像の全幅を複写紙
P′の全幅W2よりも若干小さい幅W4にせしめる、
換言すれば原稿O全幅w1と複写紙P′の全幅W2
比M(M=W2/w1)よりも原稿Oの全幅w1と回
転ドラム8上の投射像の全幅W4との比M″を若干
小さくすればよい。かくすると、第4図から容易
に理解される如く、回転ドラム8上の投射像の他
側縁R2を複写紙P′の他側縁P′2に整合せしめ、従
つて原稿Oの他側縁O2を複写紙P′の他側縁P′2
整合せしめて縮小複写像を作像することができ
る。また、拡大複写の場合には、回転ドラム8上
に投射される原稿Oの像の全幅を複写紙の全幅よ
りも若干大きい幅にせしめる、換言すれば原稿O
の全幅w1と複写紙の全幅との比よりも原稿の全
幅w1と回転ドラム8上の投射像の全幅との比
M″を若干大きくすればよい。かくすると、回転
ドラム8上の投射像の他側縁を複写紙の他側縁に
整合せしめ、従つて原稿Oの他側縁O2を複写紙
の他側縁に整合せしめて拡大複写像を作像するこ
とができる。
勿論、第4図を参照して説明した通りの方式を
採用すると、原稿Oの幅w1と複写紙P′の幅W2
の比Mに対して原稿Oの画像と複写紙P′に作像さ
れた複写像との比M″(又はM)との間に若干の
相異が存在する。しかしながら、かかる相異は上
述した若干の幅xに対応するものである故に、著
しく小さいものであつて不自然さを生ぜしめる程
のものではない。これに対して、上記特開昭55−
28068号に開示されている方式における対応する
相異は、所定幅w1(w1>x)に対応するものであ
る故に、相当大きく所謂不自然さを生ぜしめる。
光学装置の装着及び移動機構 本発明に従つて構成された第1図に図示する複
写機は、選択的に設定される少なくとも2個の複
写倍率、更に詳しくは、実質上等倍での複写と所
定倍率(例えば長さ比で約0.7倍、面積比で約0.5
倍)での縮小複写とのいずれかで複写工程を遂行
し得るように構成されている。そして、既に言及
した如く、実質上等倍で複写工程を遂行する場合
には、光学装置66は透明板4上に載置された原
稿を実質上等倍で回転ドラム8の周表面に配設さ
れた感光体10上に投射する。所定倍率での縮小
で複写工程を遂行する場合には、光学装置66は
透明板4上に載置された原稿を上記所定倍率で回
転ドラム8の周表面に配設された感光体10上に
投射する。
而して、透明板4上に載置された原稿を感光体
10上に実質上等倍で投射する場合には、光学装
置66の構成要素は第1図に図示する通りの位置
に位置付けられている。これに対して、透明板4
上に載置された原稿を感光体10上に所定倍率で
縮小して投射する場合には、光学装置66の構成
要素の一部、図示の場合はレンズ組立体78並び
に第2の反射鏡74及び第3の反射鏡76が所要
の通りに移動せしめられる。レンズ組立体78
は、回転ドラム8の周表面に配設された感光体1
0に対して縮小された投射像を例えば第3図又は
第4図を参照して説明した通りに位置付けるため
に、光学装置66の光軸に対して所定角度傾斜せ
しめた方向に移動せしめられて感光体10に接近
せしめられる。また、第2の反射鏡74及び第3
の反射鏡76は、レンズ組立体78が感光体10
に対して接近せしめられても、レンズ組立体78
内に収容されているレンズの焦点距離fと、透明
板4上に載置された原稿とレンズとの間の距離a
と、レンズと感光体10との間の距離bとの3者
の間に1/f=1/a+1/bの関係が維持され
るように、レンズ組立体78から幾分遠ざけられ
る。
光学装置66の構成要素の一部(図示の具体例
ではレンズ組立体78と第2の反射鏡74及び第
3の反射鏡76)の、複写倍率に応じての位置変
更を達成するための装置及び移動機構の一例につ
いて説明すると、次の通りである。第1図と共に
第5図,第6図及び第7図を参照して説明する
と、ハウジング2(第1図)内に配設された上記
水平基板6(第1図,第6図及び第7図)の上面
には、第1図,第5図及び第7図において左右方
向に延びる光学装置66の光軸に対して所定角度
θ(第5図)だけ傾斜して延びる傾斜案内ロツド
98が、一対の取付けブロツク100によつて固
定されている。そして、この傾斜案内ロツド98
には、レンズ組立体78のための支持枠102の
片側部に形成されている一対の直立片104が滑
動自在に装着されている。支持枠102の主部1
06の下面は第7図から理解される通り上記水平
基板6の上面に対して幾分かの間隔で離されてい
るが、主部106の下面の他側部には上記水平基
板6の上面に接触せしめられ且つ支持枠102が
傾斜案内ロツド98に沿つて移動せしめられる際
には水平基板6の上面上を滑動せしめられる支持
ブロツク108が形成されている。従つて、支持
枠102はその一対の直立片104が傾斜案内ロ
ツド98に懸架されると共に、上記支持ブロツク
108が水平基板6の上面に接触することによつ
て所要の通りの状態に確実に支持されている。支
持枠102に関連して、水平基板6上には更に位
置決め部材110も固定されている。そして、こ
の位置決め扮材110の両端には直立停止片11
2a及び112bが形成されている。支持枠10
2が第5図乃至第7図に実線で示す等倍位置(後
に言及する如く支持枠102がこの等倍位置に位
置付けられると、光学装置66は実質上等倍で原
稿を感光体10に投射する)にせしめられると、
第5図及び第6図に図示する如く、支持枠102
の片側部に形成されている突出片114の端縁が
停止片112bに当接し、一方支持枠102が第
5図及び第7図に2点鎖線で示す縮小位置(後に
言及する如く支持枠102がこの縮小位置に位置
付けられると、光学装置66は所定倍率で縮小し
て原稿を感光体10に投射する)にせしめられる
と、支持枠102の主部106の前縁の一部11
6(第6図)が停止片112aに当接する。支持
枠102の他側縁部にも突出片118が形成され
ており、この突出片118の下面には永久磁石1
20が固定されている。そして、この永久磁石1
20に関連して、水平基板6上には永久磁石12
0を検出する検出スイツチS1及びS2が配設さ
れている。後に更に詳細に言及する如く、検出ス
イツチS1は支持枠102が上記等倍位置乃至そ
の近傍にせしめられると永久磁石120を検出
し、検出スイツチS2は支持枠102が上記縮小
位置乃至その近傍にせしめられると永久磁石12
0を検出する。
光学装置66のレンズ組立体78は上記支持枠
102上に所要の通りに装着されている。第6図
と共に第8図及び第9図を参照して支持枠102
に対するレンズ組立体78の装着機構について説
明すると、レンズ組立体78自体は、略中空円筒
形状のレンズハウジング122と、このレンズハ
ウジング122内に所要の通りに収容された少な
くとも1枚、通常は複数枚のレンズ124とから
構成されている。かようなレンズ組立体78を支
持枠102上に所要の通りに装置するために、図
示の具体例においては、連結部材126と支持部
材128とが使用される。連結部材126は、レ
ンズ組立体78のレンズハウジング122の外径
に対応した内径を有する中空円筒部130と、こ
の円筒部130から半径方向に両側に突出してい
るフランジ部132とを有する。円筒部130に
は半径方向に貫通するねじ孔134が形成されて
おり、フランジ部132には軸線方向に貫通する
一対のねじ孔136が形成されている。かような
連結部材126は、レンズハウジング122の中
央部所定位置に被嵌し、次いで上記ねじ孔134
に止めねじ(図していない)を螺合せしめて、止
めねじの先端をレンズハウジング122の表面に
当接又はレンズハウジング122に形成された対
応するねじ孔(図示していない)に螺合せしめる
ことによつて、レンズ組立体78に固定される。
一方、支持部材128は基部138とこの基部1
38から直立する突出支持片140とを有する。
突出支持片140にはその上端縁から下端縁まで
延びる比較的大きな切欠き142が形成されてい
る。この切欠き142は、上記連結部材126の
円筒部130の外径よりも幾分大きな幅で突出支
持片140の上端縁から下方に延びる導入部14
2aと、この導入部142aから漸次幅狭になつ
て下方に延びるテーパ部142bを有する。ま
た、突出支持片140には切欠き142の両側に
位置する一対の貫通孔144が形成されている。
かような支持部材128は、その基部138を支
持枠102の主部106の上面に溶接又はねじ止
めの如き適宜の方式で固定することによつて、支
持枠102に固定される。連結部材126が固定
されたレンズ組立体78を支持部材128が固定
された支持枠102に装着する際には、レンズ組
立体78を切欠き142の導入部142aを通し
て切欠き142のテーパ部142b上に挿入し、
第9図に図示する如く連結部材126の円筒部1
30の外周面をテー部142bの両側縁上に載置
する。次いで、連結部材126のフランジ部13
2の平坦な片面を突出支持片140の隣接する平
坦な片面に接触せしめる。しかる後に、突出支持
片140に形成されている一対の貫通孔144の
各々を通して止めねじ146を連結部材126の
フランジ部132に形成されている一対のねじ孔
136に螺合し、かくして突出支持片140にレ
ンズ組立体78を固定する。連結部材126と支
持部材128を使用する上記の通りの装着機構に
よれば、連結部材126の円筒部130の外周面
が切欠き142のテーパ部142bの両側縁の
各々に実質上点乃至線接触せしめられることによ
つて、支持枠102に対するレンズ組立体78の
上下方向及び横方向の位置が正確に規定され、そ
してまた連結部材126のフランジ部132の平
坦な片面が突出支持片140の隣接する平坦な片
面に接触せしめられることによつて、支持枠10
2に対するレンズ組立体78の軸線方向の位置が
正確に規定されると共に支持枠102に対してレ
ンズ組立体78の軸線が所要の通りに(更に詳し
くは突出支持片140に対して垂直に延びるよう
に)正確に位置付けられる。それ故に、熟練を要
することなく比較的簡単且つ容易に、支持枠10
2にレンズ組立体78を所要の通りに装着するこ
とができる。所望ならば、連結部材126をレン
ズ組立体78のレンズハウジング122と一体に
形成し、突出支持片140を支持枠102と一体
に形成することもできる。また、連結部材126
の円筒部130を省略してレンズハウジング12
2の外周面を突出支持片140の切欠き142の
テーパ部142bに直接的に載着してもよい。
第5図,第6図及び第7図に図示する如く、上
記支持枠102の一端部(即ち第5図及び第7図
において右端部)には突出片148が形成されて
おり、この突出片148に露光修正板150が装
着されている。露光修正板150には横方向に間
隔を置いて一対の長孔152(その一方のみを第
6図に図示する)が形成されており、かかる一対
の長孔152の各々を通して止めねじ154を突
出片148に螺合することによつて突出片148
に露光修正板150が位置調整自在に(即ち突出
片148からの突出量が調整自在に)装着され
る。露光修措板150自体の形態及び作用効果等
については、後に更に詳細に言及する。
第5図及び第10図を参照して説明すると、上
記水平基板6(第1図,第6図及び第7図)上に
は、上記支持枠102に加えて、支持枠156も
装着されている。この支持枠156は、横方向に
間隔を置いて位置する一対の側板158a及び1
58bと、かかる一対の側板158a及び158
b間に連結された部材160とを有する。そし
て、一対の側板158a及び158b間には、光
学装置66の第2の反射鏡74及び第3の反射鏡
76(第1図及び第7図)が所要の通りに装着さ
れている。一対の側板158a及び158bの一
方158aの外側面には、一対の連結ブラケツト
162が固定されている。他方、上記水平基板6
(第1図,第5図及び第7図)上には、一対の取
付ブロツク164によつて、光学装置66の光軸
に対して実質上平行に延びる案内ロツド166が
固定されている。そして、上記一対の連結ブラケ
ツト162が案内ロロツド166に滑動自在に連
結されている。一対の側板158a及び158b
の他方158bの内側面には短軸168が植設さ
れており、かかる短軸168には上記水平基板6
上に位置するローラ170が回転自在に装着され
ている(第11−A図及び第11−B図も参照さ
れたい)。かような支持枠156は一対の連結ブ
ラケツト162が案内ロツド166に対して滑動
すると共にローラ170が水平基板6上を転動す
ることによつて案内ロツド166に沿つて移動す
ることができ、後に詳細に説明する如く、第5図
に実線で示すと共に第10図に示す等倍位置(後
に言及する如く支持枠156がこの等倍位置に位
置付けられると、光学装置66は実質上等倍で原
稿を感光体10に投射する)と、第5図に2点鎖
線で示す縮小位置(後に言及する如く支持枠15
6がこの縮小位置に位置付けられると、光学装置
66は所定倍率で縮小して原稿を感光体10上に
投射する)とのいずれかに選択的に位置付けられ
る。
光学装置66は、更に、上述した支持枠102
及び支持枠156を上述した等倍位置と縮小位置
とのいずれかに選択的に位置付けるための、全体
を番号172で示す移動機構を備えている。
第5図及び第10図に図示する如く、上記水平
基板6(第1図,第6図及び第7図)上には、水
平基板6に固定される基部174aとこの基部1
74aから直立する装着部174bとを有する装
着部材174が装着されている。そして、装着部
材174の装着部174bには、可逆電動モータ
176から構成された駆動源が装着されている。
図示の具体例においては、可逆電動モータ176
は装着部材174の装着部174bを貫通して第
10図において前方に突出している出力軸178
を有し、かかる出力軸178自体が移動機構17
2の入力軸を構成している。しかしながら、所望
ならば、移動機構172の入力軸を可逆電動モー
タ176とは別個に回転自在に装着し、かかる入
力軸を可逆電動モータ176に駆動連結すること
もできることは勿論である。移動機構172は、
更に、上記軸178の回転に応じて支持枠102
を移動せしめるための第1の移動系列180と、
上記軸178の回転に応じて支持枠156を移動
せしめるための第2の移動系列182とを具備し
ている。
第5図及び第10図と共に第6図を参照して説
明すると、第1の移動系列180は、上記軸17
8に直接的に固定されたプーリ184を含んでい
る。そして、このプーリ184にはワイヤロープ
であるのが好都合であるロープ186が略1回転
巻掛けられている。後に言及する如く、プーリ1
84は可逆電動モータ176によつて第11−A
図に示す角度位置と第11−B図に示す角度位置
との間を回転せしめられるが、プーリ184のか
かる回転の際にプーリ184とロープ186との
間に滑りが生成されるのを防止するために、ロー
プ186のうちのプーリ184から離れることが
ない部位を止めねじ188(第11−A図及び第
11−B図)によつてプーリ184に確実に固定
するのが好都合である。プーリ184に巻掛けら
れているロープ186の一方側は、回転自在に装
着された案内プーリ190の周りを通つて延び、
支持枠102の片側部に形成されている突出片1
14に固定された連結片192に引張ばね194
を介して連結されている。プーリ184に巻掛け
られているロープ186の他方側は、回転自在に
装着された案内プーリ196及び198の周りを
通つて延び、支持枠102に固定された上記連結
片192に引張ばね200を介して連結されてい
る。案内プーリ190と案内プーリ198とは、
ロープ186が案内プーリ190と上記連結片1
92との間及び上記連結片192と案内プーリ1
98との間においては上述した傾斜案内ロツド9
8に対して実質上平行に延びるように、ロープ1
86を案内する。
次に、第5図及び第10図と共に第11−A図
及び第11−B図を参照して第2の移動系列18
2について説明すると、第2の移動系列182
は、上記軸178に直接的に固定された、スプロ
ケツトホイールであるのが好都合であるホイール
202を含んでいる。また、ハウジング2(第1
図)内に横方向に間隔を置いて配設された一対の
側板(上記水平基板6はかかる一対の側板間に配
設されている)の一方204には短軸206が固
定され、この短軸206にはスプロケツトホイー
ルであるのが好都合であるホイール208が回転
自在に装着されている。そして、上記ホイール2
02及び208には、チエーンであるのが好都合
である巻掛け伝動節210が巻掛けられている。
上記短軸206には、更に、ホイール208と一
体として回転せしめられるカム212が装着され
ている。このカム212は、周表面に半径が相互
に異なる2個の弧状作用面、即ち小径作用面21
4a及び大径作用面214bと、これら2個の作
用面間に位置する過度面214cとを有するカム
板から構成されている。一方、支持枠156の側
板158aの外面には扇形部材216が装着され
ており、この扇形部材216には短軸218が植
設されており、そして短軸218の先端部にはカ
ム従動節を構成するローラ220が回転自在に装
着されている。上記扇形部材216は、その下端
部を連結ピン222によつて側板158aに旋回
自在に連結すると共に、その上端部に形成されて
いるところの連結ピン222を中心とする弧状の
スリツト224を通して止めねじ226を側板1
58aに螺合することによつて、上記連結ピン2
22を中心とする旋回角度位置調整自在に側板1
58aに装着されている。側板158aに対する
扇形部材216の上記旋回角度位置を変化せしめ
ると、支持枠156に対する案内ロツド166の
長手方向におけるローラ220の位置が変化せし
められることが明らかであろう。支持枠156に
関連して、案内ロツド166には一端が一対の取
付ブロツク164の一方に他端が一対の連結ブラ
ケツト162の一方に作用する圧縮ばね228も
装着されている。かかる圧縮ばね228は、支持
枠156を第11−A図及び第11−B図におい
て右方に弾性的に強制し、カム従動節を構成する
ローラ220をカム212の周表面に弾性的に押
付ける。
上述した通りの移動機構172の作用を要約し
て説明すると次の通りである。
例えば支持枠102及び支持枠156を第5図
に実線で示す等倍位置から第5図に2点鎖線で示
す縮小位置に移動せしめる際には、可逆電動モー
タ176が正転されて軸178が矢印230(第
10図及び第11−A図)で示す方向に回転せし
められる。かくすると、第1の移動系列180の
プーリ184が矢印230で示す方向に回転せし
められる。プーリ184が矢印230で示す方向
に回転せしめられると、ロープ186が矢印23
0で示す方向に移動せしめられ、かくして支持枠
102が矢印230で示す方向に移動せしめられ
る。支持枠102が第5図に2点鎖線で示す縮小
位置まで移動せしめられると、支持枠102の主
部106の前縁の一部116(第6図)が停止片
112aに当接せしめられる。他方、支持枠10
2が縮小位置乃至その近傍まで移動せしめられる
と、検出スイツチS2が支持枠102に固定され
ている永久磁石120を検出する。しかしなが
ら、後に詳細に説明する如く、検出スイツチS2
が永久磁石120を検出しても可逆電動モータ1
76は除勢されず、検出スイツチS2が永久磁石
120を検出した時点から所定遅延時間経過後に
可逆電動モータ176が除勢される。従つて、支
持枠102が停止片112aに当接した後におい
ても、可逆電動モータ176は若干の時間だけ付
勢され続ける。かくすると、支持枠102は更に
矢印230で示す方向に移動し得ないのに対し
て、ロープ186には矢印230で示す方向の力
が作用し、かくして引張ばね194が弾性的に伸
張せしめられ、支持枠102は引張ばね194の
作用によつて停止片112aに弾性的に押圧さ
れ、これによつて所要の縮小位置に確実に位置付
けられる。
また、可逆電動モータ176が正転されて軸1
78が矢印230(第10図及び第11−A図)
で示す方向に回転せしめられると、第2の移動系
列182のホイール202も矢印230で示す方向
に回転せしめられ、巻掛け伝動節210を介して
ホイール208が矢印230で示す方向に回転せ
しめられる。そして、ホイール208の回転に付
随してカム212が第11−A図に示す位置から
矢印230で示す方向に回転せしめられ、可逆電
動モータ176が除勢された時点においては、カ
ム212は第11−B図に示す如く大径作用面2
14bがカム従動節即ちローラ220に作用する
角度位置にせしめられる。カム212が第11−
A図に示す角度位置から第11−B図に示す角度
位置まで回転せしめられると、カム212の作用
によつて支持枠156は圧縮ばね228の弾性偏
倚作用に抗して第11−A図に示す等倍位置から
第11−B図に示す縮小位置に移動せしめられ、
かくして第11−B図に示す縮小位置に確実に位
置付けられる。可逆電動モータ176が除勢され
た時点においてカム212は所定角度位置に精密
に位置付けられる必要はなく、カム212の大径
作用面214bがローラ220に作用する角度範
囲に位置付けられさえすれば、支持枠156は所
要の縮小位置に確実に位置付けられる。
一方、支持枠102及び支持枠156を第5図
に2点鎖線で示す縮小位置から第5図に実線で示
す等倍位置に移動せしめる際には、可逆電動モー
タ176が逆転されて軸178が矢印232(第
10図及び第11−B図)で示す方向に回転せし
められる。かくすると、第1の移動系列180の
プーリ184が矢印232で示す方向に回転せし
められる。プーリ184が矢印232で示す方向
に回転せしめられると、ロープ186が矢印23
2で示す方向に移動せしめられ、かくして支持枠
102が矢印232で示す方向に移動せしめられ
る。支持枠232が第5図に実線で示す等倍位置
まで移動せしめられると、支持枠102の片側部
に形成されている突出片114の端縁が当接片1
12bに当接せしめられる。他方、支持枠102
が等倍位置乃至その近傍まで移動せしめられる
と、検出スイツチS1が支持枠102に固定され
ている永久磁石120を検出する。しかしなが
ら、後に詳細に説明する如く、検出スイツチS1
が永久磁石120を検出しても可逆電動モータ1
76は除勢せれず、検出スイツチS1が永久磁石
120を検出した時点から所定遅延時間経過後に
可逆電動モータ176が除勢される。従つて、支
持枠102が停止片112bに当接した後におい
ても、可逆電動モータ176は若干の時間だけ付
勢され続ける。かくすると、支持枠102は更に
矢印232で示す方向に移動し得ないのに対し
て、ロープ186には矢印232で示す方向の力
が作用し、かくして引張ばね200が弾性的に伸
張せしめられ、支持枠102は引張ばね200の
作用によつて停止片112bに弾性的に押圧さ
れ、これによつて所要の等倍位置に確示に位置付
けられる。
他方、可逆電動モータ176が逆転されて軸1
78が矢印232(第10図及び第11−B図)
で示す方向に回転せしめられると、第2の移動系
列182のホイール202も矢印232で示す方
向に回転せしめられ、巻掛け伝動節210を介し
てホイール208が矢印232で示す方向に回転
せしめられる。そして、ホイール208の回転に
付随してカム212が第11−B図に示す位置か
ら矢印232で示す方向に回転せしめられ、可逆
電動モータ176が除勢された時点においては、
カム212は第11−A図に示す如く小径作用面
214aがカム従動節即ちローラ220に作用す
る角度位置にせしめられる。カム212が第11
−B図に示す角度位置から第11−A図に示す角
度位置まで回転せしめられると、支持枠156は
圧縮ばね228の弾性偏倚作用によつて第11−
B図に示す縮小位置から第11−A図に示す等倍
位置に移動せしめられ、かくして第11−A図に
示す等倍位置に確実に位置付けられる。支持枠1
56を等倍位置に位置付ける場合にも、可逆電動
モータ176が除勢された時点においてカム21
2は所定角度位置に精密に位置付けられる必要は
なく、カム212の小径作用面214aがローラ
220に作用する角度範囲に位置付けられさえす
れば、支持枠156は所要の等倍位置に確実に位
置付けられる。
光学装置66に備えられている上記の通りの移
動機構172は、(イ)移動距離が比較的大きい支持
枠102を移動せしめるのにロープ186を利用
し、移動距離が比較的小さい支持枠156を移動
せしめるのにカム212を利用している故に、相
互に異なつた方向に移動しなければならない支持
枠102と所要枠156を、単一の駆動源(即ち
可逆電動モータ176)を有する比較的簡単且つ
安価な機構によつて所要の通りに関連せしめて移
動することができる、(ロ)駆動源(即ち可逆電動モ
ータ176)の除勢時点を精密に設定することは
不可能ではないにしても著しく困難であるが、駆
動源の除勢時点に相当な誤差が存在しても、支持
枠102及び支持枠156を所要の通りの位置
(即ち等倍位置又は縮小位置)に正確に位置付け
ることができる、等の優れた利点を有する。
露光修正板 本発明に従つて構成された図示の複写機は、上
述した通り、選択的に設定される少なくとも2個
の複写倍率、更に詳しくは、実質上等倍での複写
と所定倍率(例えば長さ比で約0.7倍、面積比で
約0.5倍)での縮小複写とのいずれかで複写工程
を遂行し得るように構成されている。かような複
写機においては、実質上等倍での複写から所定倍
率での縮小(又は拡大)複写に変換されると、感
光体10上における露光量が変化し、それ故に、
縮小(又は拡大)複写の場合にも所望の通りの良
好な複写画像を得るためには、実質上等倍での複
写から所定倍率での縮小(又は拡大)複写に変換
される際に、感光体10上での露光量を適切に修
正することが重要である。
この点について更に詳細に説明すると、次の通
りである。第12−A図は、原稿OをレンズLに
よつて感光体10上に実質上等倍の投射像Iとし
て投射する状態を図式的に示している、第12−
A図に示す通りの投射状態において、当業者には
周知の如く、レンズLに対して入射角αで入射す
るところの原稿O上の点pからの光は、レンズL
の幅方向光減衰特性に起因して投射像I上の点
p′においてはcos4α倍に減衰せしめられる。従つ
て、レンズLの光減衰特性を修正して投射像Iに
おける幅方向の照度分布を実質上均一にせしめる
ためには、原稿Oの点pにおける比照度Zpを、 Zp(x)=1/cos4α =1/cos(tan-1|B/2−x|/2f)4 …(1) 上記式(1)において、 f:レンズLの焦点距離 B:原稿Oの全幅 x:原稿Oの片側縁から点pまでの距離 にしなければならない。かような要件を満足せし
めるために、図示の複写機においては、光学装置
66の原稿照射ランプ70(第1図及び第7図)
は、それ自体は周知の如く軸方向中心から側端に
向つて輝度が漸次増大せしめられていて、透明板
4(第1図及び第7図)上に載置される複写すべ
き原稿Oを上記式(1)に従う照度で照射し、かくし
てレンズLの幅方向減衰特性を相殺して投射像I
の幅方向照度分布を実質上均一にせしめるように
構成されている。従つて、実質上等倍で複写を遂
行する場合には、原稿Oから感光体10上に至る
光路の、感光体10の移動方向(透明板4の移動
方向)における幅即ちスリツト露光幅は、感光体
10の幅方向全幅に渡つて実質上同一でよく、図
示の具体例においてはレンズLと感光体10との
間で上記スリツト露光幅を規定するスリツト露光
幅規制部材84(第1図及び第7図)は、感光体
10の幅方向全幅に渡つて実質上同一であるスリ
ツト露光幅を規定している。
而して、所定倍率Mで縮小(又は拡大)複写を
遂行する場合には、図示の複写機においては、既
に言及した如く光学装置66のレンズ組立体78
が光軸に対して所定角度傾斜した方向に移動せし
められる。それ故に、原稿OをレンズLによつて
感光体10上に所定倍率Mで縮小(又は拡大)さ
れた投射像Iとして投射する状態を図式的に示す
と第12−B図の通りである。尚、第12−B図
においては説明を簡単にするために、第2図を参
照して説明した如く、縮小(又は拡大)された投
射像Iは、その片側縁が等倍投射像Iの片側縁と
合致するように幅方向に位置付けられる場合を示
している(従つて、第3図及び第4図を参照して
説明した通りに投射像Iを幅方向に位置付ける場
合は、以下に説明する式に所要の補正を加えるこ
とが必要である)。
第12−B図に示す通りの投射状態における投
射像Iの照度変化を考察すると、次の通りであ
る。第1に、レンズLの光軸が幅方向に変位する
ことに起因する照度変化を考察すると、原稿Oの
点pに対応する投射像Iの点p′の比照度は、レン
ズLの光軸が幅方向に変位することに起因して実
質上等倍で投射される場合の比照度Zp(x)に対
して、 Z1p′(x)=Zp(x)cos(tan-1|F−G|/D)4 …(2) に変化する。上記式(2)において、DはレンズLと
投射像Iのとの間の距離であつて、 D=f(1+M) であり、Fは投射像Iの片側縁からレンズLの光
軸までの距離であつて、 F=B(1+M)/(M+1/M+2) =BM/1+M であり、Gは投射像Iの片側縁から点p′までの距
離であつて、 G=M(B−x) である。
第2に、投射像Iは原稿OのM倍であるので、
投射像Iの点p′は実質上等倍の場合に比べて4/
(1+M)2倍の光を集光し、従つてM倍の投射に
起因して、投射像Iの点p′の照度は実質上等倍で
投射される場合の比照度Zp(x)に対して、 Z2p′(x)=Zp(x)・4/(1+M)2 …(3) に変化する。
他方、所定倍率Mで複写を遂行する場合には、
既に言及した如く、スリツト露光速度が実質上等
倍の場合の1/M倍の速度に変更、即ち図示の具体 例においては透明板4の移動速度(透明板を移動
することに代えて光学装置の少なくとも一部を移
動せしめてスリツト露光を遂行する型の複写機に
おいては、光学装置の少なくとも一部の移動速
度)が実質上等倍の場合の1/M倍に変更される。
従つて、露光時間が実質上等倍の場合に比べてM
倍に変化する。しかしながら、第1図及び第7図
に図示する如く、スリツト露光幅規制部材84に
よつてレンズLと感光体10との間でスリツト露
光幅を規制する場合には、所定倍率Mに対応して
原稿Oを基準とする光学的スリツト露光幅が実質
上等倍の場合に比べて1/M倍に変化し、かかる光 学的スリツト露光幅の変化によつて上記露光時間
の変化が相殺される。一方、原稿OとレンズLと
の間でスリツト露光幅を規制する場合には、倍率
Mが変化しても原稿Oを基準とする光学的スリツ
ト露光幅は変化せず、従つて、投射像Iの点p′に
おける比照度は、上記露光時間が実質上等倍の場
合に比べてM倍に変化することに起因して、実質
上等倍の場合に比べて、 Z3p′(x)=Zp(x)・M …(4) に変化する。
以上の通りであるので、所定倍率Mで投射する
投射像Iの点p′の比照度Zp′(x)は、スリツト露
光幅をレンズLと感光体10との間で規制する場
合には、上記式(2)及び(3)で表わされる変化に起因
して、実質上等倍の場合に比べて、 Zp′(x)=Zp(x)cos(tan-1|F−G|/D)4 ・4/(1+M)2 …(5) に変化し、スリツト露光幅を原稿OとレンズLと
の間で規制する場合には、上記式(2),(3)及び(4)で
表わされる変化に起因して、実質上等倍の場合に
比べて、 Zp′(x)=Zp(x)cos(tan-1|F−G| D)4 ・4/(1+M)2・M …(6) に変化する。
上記式(5)又は(6)で表わされる照度変化を修正し
て所定倍率Mで縮小(又は拡大)複写する場合に
も投射像Iの幅方向照度を実質上均一にせしめる
ために、本発明によれば、所定倍率Mで縮小(又
は拡大)複写する場合には、レンズLと感光体1
0上の投射像Iとの間又は原稿OとレンズLとの
間にて光路中に露光修正板150(第5図,第6
図及び第7図)を位置せしめて、スリツト露光幅
を変化せしめ、投射像I上の点p′の露光量を、実
質上等倍で複写する場合の露光量と実質上均一に
せしめる。即ち、スリツト露光幅の変化によつ
て、投射像I上の点p′の露光量を、 1/cos(tan-1|F−G|/D)4・(1+M)2/4
又は 1/cos(tan-1|F−G|/D)4・(1+M)2/4 ・1/M 倍になるようにせしめる。
かようにするためのスリツト露光幅の減小量
(又は増大量)は、例えば下記の理論に従つてコ
ンピユータによつて近似計算することによつて求
めことができる。第13図を参照して説明する
と、実際上は投射像IにはレンズLから出た光が
無数の斜円錐を形成しながら到達すると考えるこ
とができるが、投射像Iをスリツト露光幅方向
(第13図においては上下方向)にn等分(第1
3図においては説明を簡単にするために2等分し
ている)し、レンズLから出たn+1本の斜円錐
を形成する光が投射像Iに到達すると仮定する。
そうすると、レンズLから距離yの位置でスリツ
ト露光幅をvだけ狭めると、投射像Iの総光量の
変化は、距離yの位置における各斜円錐の断面積
の総和と露光修正板150によつて遮断された各
斜円錐の断面積の和との比によつて決定される。
説明を簡単にするためにn=2とすると、レンズ
Lからの距離yの位置での各斜円錐の半径rは、 r=(1−y/D)f/2N …(7) 上記式(7)において、NはレンズLの所謂F数で
あつて、N=f/Dである、 であるので、レンズLから距離yの位置で遮断さ
れた断面積(斜線を付した部分の断面積)の総和
S′は、 S′=S1+S2+S3 となり、 S1=πr2 S2=∫v-H 2-r2−(−22dx S3=0 となる。但し、第13図に図示する通り、Hはレ
ンズLから距離yの位置におけるスリツト露光幅
の片端(第13図において上端)から各斜円錐の
中心までの長さを表わす。一方、3本の斜円錐の
距離yの位置での全断面積の総和Sは、 S=3πr2 である、従つて、スリツト露光幅をvだけ減少せ
しめることによつて、投射像Iの総光量比は、 S−S′/S=S−(S1+S2+S3)/S=1/3πr2・〔
3πr2− (πr2+∫v-H2-r2−(−22dx)〕倍になる
。か
ような原理に基いて、nを充分に大きな値にせし
めて上記S−S′/Sの値が上述した1/cos(tan-1 |F−G|/D)4・(1+M)2/4(レンズLと投射
像 Iとの間でスリツト露光幅を変化せしめる場合)
に近似するように、コンピユータによつてvの値
を求めればよい。
而して、図示の複写機においては、既に言及し
た如く、光学装置66のレンズ組立体78が装置
されている支持枠102に露光修正板150も装
着されており、第7図から容易に理解される如
く、レンズ組立体78を縮小位置にせしめるため
に支持枠102が第7図に2点鎖線で示す縮小位
置に移動せしめられると、露光修正板150がレ
ンズ組立体78と感光体10との間、更に詳しく
は第4の反射鏡80と水平基板6に形成されてい
る開口82との間にて光路中に進入せしめられて
光路中に部分的に位置せしめられる。そして、露
光修正板150が第7図に2点鎖線で示す位置に
せしめられると、第14図に示す如く、スリツト
露光幅規制部材84(第1図及び第7図)によつ
て規制されているスリツト露光幅Vが露光修正板
150の部分的遮蔽作用によつて部分的に狭めら
れ(この狭め量vは上述した通りにして設定され
る)、かくして上記式(5)によつて表わされる露光
量変化が充分に補償される。
他方、例えば拡大複写の場合の如く、上記式(5)
又は(6)によつて表わされる露光量変化を補償する
ために、実質上等倍での複写の場合のスリツト露
光幅Vを少なくとも部分的に拡大しなければなら
ない場合には、スリツト露光幅規制部材84(第
1図及び第7図)によるスリツト露光幅の少なく
とも片端の規制を解除して、解除されたスリツト
露光幅の少なくとも片端を光路中に部分的に位置
付けられる露光修正板150によつて規制するよ
うになせばよい。
而して、本発明に従つて構成された図示の複写
機においては、レンズ組立体78が装着されてい
る支持枠102に露光修正板150も装着されて
おり、レンズ組立体78を縮小位置にせしめるた
めに支持枠102を第7図に2点鎖線で示す位置
に移動せしめると、必然的に露光修正板150も
光路中に所要の通りに位置せしめられ、従つて露
光修正板150のための特別の移動及び位置付け
機構が必要でないという利点が得られることが注
目されるべきである。更にまた、本発明に従つて
構成された図示の複写機においては、第7図から
容易に理解される如く、露光修正板150は光軸
に対して実質上垂直ではなくて所定角度γだけ傾
斜せしめた方向に移動せしめられて光路中に進入
されることが注目されねばならない。光軸に対し
て所定角度γだけ傾斜せしめて露光修正板150
を移動せしめて光路中に進入せしめると、容易に
理解される如く、露光修正板150の移動量に対
するスリツト露光幅の変化量が比較的小さく、そ
れ故に、縮小(又は拡大)複写の場合の光路中へ
の露光修正板150の進入量に関する許容誤差
(例えば露光修正板150自体の形状或いは露光
修正板150の進入位置における許容誤差)を比
較的大きくしても、スリツト露光幅を充分な精度
で変化せしめることができる。
光学装置移動制御回路 本発明に従つて構成された図示の複写機におい
ては、選択される所望の複写倍率に応じて、更に
詳しくは実質上等倍での複写と所定倍率での縮小
複写とのいずれが所望されるかに応じて、支持枠
102(従つてこれに装着されたレンズ組立体7
8及び露光修正板150)と支持枠156(従つ
てこれに装着された第2の反射鏡74及び第3の
反射鏡76)が、第5図に実線で示す等倍位置か
ら第5図に2点鎖線で示す縮小位置へ或いは逆に
第5図に2点鎖線で示す縮小位置から第5図に実
線で示す等倍位置へ選択的に移動されることが必
要である。そして、支持枠102及び支持枠15
6のかような移動は、既に言及した通り、移動機
構172の駆動源即ち可逆電動モータ176(第
5図)の作動によつて達成されるが、可逆電動モ
ータ176の作動は、第15図に図示する通りの
制御回路によつて制御される。
(1) 等倍位置から縮小位置への移動; 第15図と共に第5図を参照して説明すると、
支持枠102及び支持枠156が等倍位置にある
時には、検出スイツチS1が支持枠102に装着
されている永久磁石120を検出して等倍位置信
号を生成している。この場合には、入力端子23
4に「H」信号が入力される。そして、この
「H」信号はアンドゲート236に供給され、こ
れによつてアンドゲート236は「H」信号を出
力して出力端子238に供給する。出力端子23
8に「H」信号が供給されると、例えば複写機の
操作パネル(図示していない)に配設されている
等倍位置表示ランプP1が点灯される。アンドゲ
ート236が出力する上記「H」信号はアンドゲ
ート240の一方の入力端子にも供給される。ま
た、フリツプフロツプ242及び244の各々は
電源投入時にリセツトされている。一方、検出ス
イツチS2は支持枠102に装着されている永久
磁石120を検出しておらず、従つて入力端子2
46には「L」信号が入力されている。入力端子
246に「L」信号が入力されている時には、出
力端子248の信号も「L」であり、例えば複写
機の操作パネル(図示していない)に配設されて
いる縮小位置表示ランプP2は消灯されている。
上記の通りの状態において、縮小複写が望まれ
る場合には、例えば複写機の操作パネル(図示し
ていない)に配設されている切換スイツチCSが
操作者によつて押圧される。かくすると、入力端
子250に「H」信号が入力され、この「H」信
号がアンドゲート240の他方の入力端に供給さ
れ、これによつてアンドゲート240は「H」信
号を出力する。そして、アンドゲート240が出
力する「H」信号は、フリツプフロツプ244の
入力端子CPに供給される。フリツプフロツプ2
44のデータ入力端子Dにはリセツトされている
フリツプフロツプ242の出力端子から「H」
信号が供給されているので、フリツプフロツプ2
44の入力端子CPに「H」信号が供給されると、
これに応じてフリツプフロツプ244は出力端子
Qに「H」信号を生成する。フリツプフロツプ2
44の出力端子Qに生成された「H」信号はオア
ゲート252に供給され、オアゲート252が
「H」信号を出力する。オアゲート252が出力
する「H」信号はドライバー254に供給され、
ドライバー254が導通状態になる。ドライバー
254が導通状態になると、電源からリレーRY
に電流が流れてリレーRYが付勢される。かくす
ると、リレーRYの接点RY−1及びRY−2がa
端子導通状態からb端子導通状態になる。一方、
オアゲート252が出力する上記「H」信号は、
オアゲート256を介してドライバー258にも
供給され、ドライバー258が導通状態になる。
ドライバー258が導通状態になると、電源から
接点RY−2のc端子、接点RY−2のb端子、
可逆電動モータ176、接点RY−1のb端子、
接点RY−1のc端子、ドライバー258を通つ
て電流が流れ、かくしてモータ176が正転され
る。
モータ176が正転されると、支持枠102及
び156が等倍位置から縮小位置へ向けて矢印2
30で示す方向に移動され始める。かくすると、
検出スイツチS1が永久磁石120を検出しなく
なり、従つて等倍位置信号が消失して入力端子2
34に入力される信号は「L」になる。入力端子
234に入力される信号が「L」になるとアンド
ゲート236の出力信号も「L」となり、従つて
出力端子238の信号も「L」となり等倍位置表
示ランプP1が消灯される。
モータ176が正転を続けて支持枠102及び
156が縮小位置乃至その近傍になる(かくする
と、支持枠102が停止片112aに当接乃至近
接する)と、検出スイツチS2が永久磁石120
を検出して縮小位置信号を生成する。かくする
と、入力端子246に「H」信号が生成される。
そして、この「H」信号は遅延回路260によつ
て所定遅延時間だけ遅延されてアンドゲート26
2に供給される。アンドゲート262に「H」信
号が供給されると、アンドゲート262は「H」
信号を出力し、オアゲート264を介してフリツ
プフロツプ244のクリア入力端子CLに供給す
る。かくすると、フリツプフロツプ244の出力
端子Qの信号が「L」になり、オアゲート252
に供給される信号が「L」になる。この時点にお
いてオアゲート252の残余の入力端に供給され
ている信号は「L」である故に、オアゲート25
2の出力信号は「L」になる。オアゲート252
の出力信号「L」はオアゲート256に供給され
る。この時点においてオアゲート256のもう1
個の入力端にはフリツプフロツプ242の出力端
子Qから信号「L」が供給されている故に、オア
ゲート256の出力信号は「L」になる。オアゲ
ート256の出力信号が「L」になると、ドライ
バー258が非導通状態になる。かくすると、電
源からモータ176への電流供給が停止され、モ
ータ176が停止される。モータ176が停止さ
れた時には、既に言及した如くして支持枠102
及び支持枠156は夫々縮小位置に確実に位置付
けられている。
一方、オアゲート252の上記出力信号「L」
はドライバー254にも供給され、ドライバー2
54が非導通状態になる。かくすると、電源から
リレーRYへの電流供給が停止されてリレーRY
が除勢され、リレーRYの接点RY−1及びRY−
2がb端子導通状態からa端子導通状態に復帰す
る。また、アンドゲート262の上記出力信号
「H」は出力端子248にも供給され、かくして
縮小位置表示ランプP2が点灯される。
(2) 縮小位置から等倍位置への移動; 上述した通りにして縮小位置に移動せしめられ
た支持枠102及び支持枠156を、実質上等倍
での複写のために等倍位置へ復帰せしめることが
望まれる場合には、上述した場合と同様に切換ス
イツチCSが操作者によつて押圧される。かくす
ると、入力端子250に「H」信号が入力され、
この「H」信号がアンドゲート266の一方の入
力端子に供給される。この時点においてアンドゲ
ート266の他方の入力端には、検出スイツチS
2が永久磁石120を検出して縮小位置信号を生
成している故に、アンドゲート262から「H」
信号が供給されている。従つて、入力端子250
から「H」信号がアンドゲート266の一方の入
力端に供給されると、アンドゲート266は信号
「H」を出力し、フリツプフロツプ242のクロ
ツクパルス入力端子CPに供給する。この時点に
おいてフリツプフロツプ242のデータ入力端子
Dにはフリツプフロツプ244の出力端子から
信号「H」が供給されている故に、フリツプフロ
ツプ242は出力端子Qに信号「H」を生成す
る。かかる信号「H」はオアゲート256を介し
てドライバー258に供給され、ドライバー25
8が導通状態になる。ドライバー258が導通状
態になると、電源から接点RY−2のc端子、接
点RY−2のa端子、モータ176、接点RY−
1のa端子、接点RY−1のc端子、ドライバー
258を通つて電流が流れ、かくしてモータ17
6が逆転される。
モータ176が逆転されると、支持枠102及
び156が縮小位置から等倍位置へ向けて矢印2
32で示す方向に移動され始める。かくすると、
検出スイツチS2が永久磁石120を検出しなく
なり、従つて縮小位置信号が消失して入力端子2
46に入力される信号は「L」になる。入力端子
246に入力される信号が「L」になるとアンド
ゲート262の出力信号も「L」になり、従つて
出力端子248の信号も「L」となり縮小位置表
示ランプP2が消灯される。
モータ176が逆転を続けて支持枠102及び
156が等倍位置乃至その近傍になる(かくする
と、支持枠102が停止片112bに当接乃至近
接する)と、検出スイツチS1が永久磁石120
を検出して等倍位置信号を生成する。かくする
と、入力端子234に「H」信号が生成される。
そして、この「H」信号は遅延回路268によつ
て所定遅延時間だけ遅延されてアンドゲート23
6に供給される。アンドゲート236に「H」信
号が供給されると、アンドゲート236は「H」
信号を出力し、オアゲート270を介してフリツ
プフロツプ242のクリア入力端子CLに供給す
る。かくすると、フリツプフロツプ242の出力
端子Qの信号が「L」になり、オアゲート256
に供給される信号が「L」になる。この時点にお
いてオアゲート256のもう1個の入力端子に
は、フリツプフロツプ244の出力端子Qの信号
が「L」でありアンドゲート272の出力信号が
「L」である故に、「L」信号が供給されている。
従つて、オアゲート256の出力信号が「L」に
なり、ドライバー258が非導通状態になる。か
くすると、電源からモータ176への電流供給が
停止され、モータ176が停止される。モータ1
76が停止された時には、既に言及した如くして
支持枠102及び156は夫々等倍位置に確実に
位置付けられている。
一方、アンドゲート236の上記出力信号
「H」は出力端子238にも供給され、かくして
等信位置表示ランプP1が点灯される。
而して、第15図に図示する制御回路は、上述
した通り、操作者が切換スイツチCSを手動操作
するとこれに応じて支持枠102及び156を等
倍位置から縮小位置へ或いは縮小位置から等倍位
置へ移動せしめるようにモータ176を制御する
のみならず、 (イ) 多くの場合には実質上等倍で複写することが
望まれる故に、支持枠102及び支持枠156
が縮小位置に位置付けられている場合には、電
源投入時に特別な手動操作(切換スイツチCS
の手動操作)を必要とすることなく自動的に支
持枠102及び支持枠156を等倍位置に移動
せしめるのが好都合である、 という事実に加えて、 (ロ) モータ176が上述した通りにして停止せし
められると支持枠102及び156が等倍位置
又は縮小位置に確実に位置付けられるが、例え
ばモータ176が逆転(又は正転)中に電源が
開放されると、検出スイツチS1が永久磁石1
20を検出して等倍位置信号を生成し得る状態
であつても、支持枠102及び156が充分確
実に等倍位置に位置付けられていない(引張ば
ね200の作用によつて支持枠102が停止片
112bに弾性的に押圧されていない)という
事態が生じ得る故に、検出スイツチS1が永久
磁石120を検出して等倍位置信号を生成し得
る状態であつても、電源投入時に支持枠102
及び156を等倍位置へ確実に位置付ける動作
を自動的に遂行することが望まれる、 という事実に鑑みて、複写機に電源が投入される
と、検出スイツチS1が永久磁石120を検出し
て等倍信号を生成し得る状態でない場合のみなら
ず、検出スイツチS1が永久磁石120を検出し
て等倍信号を生成し得る状態である場合にも、支
持枠102及び156を等倍位置に確実に位置付
ける動作が自動的に遂行されるようにモータ17
6を制御する。
(3) 電源投入時の移動; (3‐1) まず最初に、電源投入時に支持枠102
及び支持枠156が等倍位置乃至その近傍に位
置し、従つて検出スイツチS1が永久磁石12
0を検出する場合について説明する。例えば複
写機の操作パネル(図示していない)に配設さ
れている電源スイツチ(図示していない)が閉
成されると、例えばパルス発生回路から構成す
ることができる電源投入検出器274が所定時
間間隔に渡つて「H」信号を生成する。そし
て、この「H」信号はアンドゲート272の一
方の入力端に供給される。一方、検出スイツチ
S1が永久磁石120を検出して等倍位置信号
を生成する故に、入力端子234に「H」信号
が入力され、かかる「H」信号がアンドゲート
272の他方の入力端に供給される。従つて、
アンドゲート272は「H」信号を出力し、か
かる「H」信号をオアゲート252に供給す
る。かくすると、上記(1)で説明した通りにして
モータ176が正転され、支持枠102及び支
持枠156は縮小位置へ向けて矢印230で示
す方向に移動され始める。
支持枠102及び支持枠156が矢印230
で示す方向に移動されると、検出スイツチS1
は永久磁石120を検出しなくなり、等倍位置
信号が消失され、入力端子234の入力信号が
「L」になる。かくすると、アンドゲート23
6の出力信号が「L」になり、かかる「L」信
号がインバータ276によつて「H」に反転さ
れた後にアンドゲート278の一方の入力端に
供給される。しかる後に、電源投入検出器27
4からの信号が「L」になる。この信号「L」
はインバータ282に供給され、インバータ2
82によつて「H」に反転された後にパルス発
生回路284に供給される。かくして、パルス
発生回路284が「H」信号を生成する。この
「H」信号はアンドゲート278の他方の入力
端に供給される。この時点においては上述した
如くアンドゲート278の一方の入力端にはイ
ンバータ276から「H」信号が供給されてい
る故に、アンドゲート278の出力信号は
「H」になる。アンドゲート278の出力信号
「H」はフリツプフロツプ242のプリセツト
入力端子PRに供給され、これによつてフリツ
プフロツプ242は出力端子Qに「H」信号を
生成する。この「H」信号はオアゲート256
に供給され、かくしてオアゲート256の出力
信号は「H」に維持され続ける。一方、入力端
子234からの上記信号「L」はアンドゲート
272にも供給され、アンドゲート272の出
力信号が「L」になる。アンドゲート272の
出力信号「L」は遅延回路280によつて所定
遅延時間だけ遅延された後にオアゲート252
に供給される。この時点においてオアゲート2
52にはフリツプフロツプ244の出力端子Q
からも「L」信号が供給されている故に、オア
ゲート252の出力信号は「L」になる。かく
すると、ドライバー254が非導通状態になり
リレーRYが除勢される。リレーRYが除勢さ
れると、接点RY−1及びRY−2がb端子導
通状態からa端子導通状態に復帰する。かくす
ると、モータ176が正転から逆転に変換さ
れ、これによつて支持枠102及び支持枠15
6は移動方向が逆転され、等倍位置に向けて矢
印232で示す方向に移動されるようになる。
しかる後においては、上記(2)で説明した通りに
して支持枠102及び支持枠156が等倍位置
に確実に位置付けられた後にモータ176が停
止される。
(3‐2) 次に、電源投入時に支持枠102及び支
持枠156が縮小位置乃至その近傍に位置し
(この場合、検出スイツチS2が永久磁石12
0を検出する)、或いは等倍位置と縮小位置と
の間に位置し、従つて検出スイツチS1が永久
磁石120を検出しない場合について説明す
る。この場合にも、電源スイツチ(図示してい
ない)が閉成されると、電源投入検出器274
が所定時間間隔に渡つて「H」信号を生成す
る。そして、所定時間経過後に電源投入検出器
274の信号が「L」になると、この「L」信
号がインバータ282によつて「H」に反転さ
れた後にパルス発生回路284に供給される。
かくすると、パルス発生回路284は「H」信
号を生成し、かかる「H」信号をアンドゲート
278の一方入力端に供給する。一方、検出ス
イツチS1が永久磁石120を検出せず、従つ
て等倍位置信号を生成していない故に、入力端
子234の入力信号は「L」である。そして、
この「L」信号はインバータ276によつて
「H」に反転された後にアンドゲート278の
他方の入力端に供給されている。それ故に、パ
ルス発生回路284からアンドゲート278の
一方の入力端に「H」信号が供給されると、ア
ンドゲート278は「H」信号を出力し、フリ
ツプフロツプ242のプリセツト入力端子PR
に供給する。かくすると、フリツプフロツプ2
42はその出力端子Qに「H」信号を生成し、
かかる「H」信号をオアゲート256に供給す
る。かくするとオアゲート256の出力信号が
「H」になり、ドライバー258が導通状態に
なる。かくすると、上記(2)で説明した如くモー
タ176が逆転され、支持枠102及び支持枠
156が等倍位置に向つて矢印232で示す方
向に移動され始める。そして、上記(2)で説明し
た通りにして支持枠102及び156が等倍位
置に確実に位置付けられた後にモータ176が
停止される。
駆動系 次に、主として第16図を参照して、図示の複
写機の駆動系について要約して説明する。
ハウジング2の上端部には第16図において左
右方向に間隔を置いて、スプロケツトホイールで
あるのが好都合である一対のホイール286及び
288が回転自在に装着されている。そして、か
かる一対のホイール286及び288には、チエ
ーンであるのが好都合である無端巻掛け伝動節2
90が巻掛けられている。一方、ハウジング2の
上面部に第16図において左右方向に移動自在に
配設された透明板4には、垂下片292が付設さ
れている。この垂下片292には、上記巻掛け伝
動節290の上方走行部と下方走行部に渡つて上
下方向に延びる開口294が形成されている。そ
して、この開口294には、上記巻掛け伝動節2
90に植設された連動ピン296が挿入されてい
る。かくの通りであるので、後に言及する如くし
て巻掛け伝動節290が矢印298で示す方向に
駆動されると、上述した如く透明板4が第16図
(及び第1図)に実線で示す停止位置から第16
図(及び第1図)に2点鎖線4Aで示す走査露光
移動開始位置まで第16図において右方向に準備
移動され、しかる後に打査露光移動開始位置から
第16図(及び第1図)に2点鎖線4Bで示す走
査露光終了位置まで第16図において左方向に走
査露光移動され、しかる後に走査露光終了位置か
ら第16図(及び第1図)に実線で示す停止位置
まで第16図において右方向に戻り移動せしめら
れることが容易に理解されよう。
一方、ハウジング2の第16図において左端部
近傍には、電動モータから構成された主駆動源3
00が配設されている。そして、この主駆動源3
00の出力軸にはスプロケツトホイール302が
連結されている。このスプロケツトホイール30
2は無端チエーン304によつて、比較的大径の
スプロケツトホイール306、比較的小径のスプ
ロケツトホイール308、遊びスプロケツトホイ
ール310、スプロケツトホイール312、スプ
ロケツトホイール314及び遊びスプロケツトホ
イール316に駆動連結されている。スプロケツ
トホイール306は電磁クラツチCL1を介して
歯車318に連結されている。また、スプロケツ
トホイール308は電磁クラツチCL2を介して
歯車320に連結されている。そして、歯車31
8は歯車320に係合せしめられており、歯車3
20は上記巻掛け伝動節290が巻掛けられてい
るホイール286と一体に回転する歯車322に
係合せしめられている。上記スプロケツトホイー
ル312にはこれと一体として回転するスプロケ
ツトホイール324が付設されている。そして、
このスプロケツトホイール324は無端チエーン
326によつて、遊びスプロケツトホイール32
8及びスプロケツトホイール330に駆動連結さ
れている。上記スプロケツトホイール330には
これと一体に回転するスプロケツトホイール33
2が付設されている。そして、このスプロケツト
ホイール332は無端チエーン334によつて、
遊びスプロケツトホイール336、スプロケツト
ホイール338、スプロケツトホイール340、
スプロケツトホイール342、遊びスプロケツト
ホイール344、スプロケツトホイール346に
駆動連結されている。上記スプロケツトホイール
330は歯車列の如き適宜の駆動連結機構(図示
していない)によつて回転ドラム8及び現像装置
18の作動部(第1図)に駆動連結されている。
上記スプロケツトホイール338にはこれと一体
に回転する歯車348が付設されており、この歯
車348は歯車350に係合せしめられている。
そして、歯車350は、ソレノイドSL1によつ
て制御されるクラツチSCL1を介して送給ローラ
38(第1図)に連結されている。上記スプロケ
ツトホイール340は、ソレノイドSL2によつ
て制御されるクラツチSCL2を介して搬入ローラ
対42(第1図)の下方ローラに連結されてい
る。上記スプロケツトホイール342は搬送ロー
ラ対46(第1図)の下方ローラに連結されてい
る。そしてまた、上記スプロケツトホイール34
6はローラ50(第1図)に連結されている。更
にまた、上記スプロケツト314にはこれと一体
に回転する歯車352が付設されている。この歯
車352は歯車354、歯車356、歯車358
及び歯車360に順次に連結されている。歯車3
54は定着ローラ対54(第1図の上方ローラに
連結され、歯車358は搬出ローラ対58(第1
図)の上方ローラに連結されている。
第16図と共に第1図を参照して説明すると、
上記の通りの駆動系において、主駆動源300が
付勢されてスプロケツトホイール302が矢印2
98で示す方向に回転され、無端チエーン30
4,326及び334が矢印298で示す方向に
駆動される。かくして、回転ドラム8が矢印12
で示す方向に回転されると共に、複写紙搬送機構
32の搬送ローラ対46、ローラ50、定着ロー
ラ対54及び搬送ローラ対58が夫々所要の方向
に回転される。そして、クラツチCL1が作動さ
れると、巻掛け伝動節290が所定速度V1(即ち
回転ドラム8の周表面に配設された感光体10の
移動速度と実質上同一の速度V1)で矢印298
で示す方向に駆動され、透明板4が所要の通りに
移動せしめられる。クラツチCL1に代えてクラ
ツチCL2が作動されると、巻掛け伝動節290
が上記所定速度に複写倍率Mの逆数を乗じた速度
V2=V1/Mで矢印298で示す方向に駆動され、
透明板4が所要の通りに移動せしめられる。ま
た、ソレノイドSL1が付勢されると、複写紙供
給機構30の送給ローラ38が矢印40で示す方
向に回転される。そして更に、ソレノイドSL2
が付勢されると、複写機搬送機構32の搬入ロー
ラ対42が所要の方向に回転される。
複写紙搬送制御 図示の複写機の如く、複写すべき原稿のスリツ
ト露光走査を含む像形成工程によつて回転ドラム
8の周表面に配設された感光体10上に静電潜像
又はトナー像を形成し、次いで転写域26におい
て感光体10上の静電潜像又はトナー像を複写紙
上に転写する型の複写機においては、容易に理解
される如く、感光体10上に形成された静電潜像
又はトナー像の先端と複写紙の先端とが所要の通
りに同期して転写域26に到達することが重要で
ある。そして、かような要件を満足せしめるため
には、複写すべき原稿が載置される透明板4或い
は光学装置66の少なくとも一部の移動、図示の
複写機においては透明板4の移動によつて遂行さ
れるスリツト露光走査に要件の通りに関連せしめ
て複写紙の搬送を制御することが必要である。一
方、少なくとも2個の倍率での複写、図示の複写
機においては実質上等倍での複写と所定倍率(例
えば長さ比で約0.7倍、面積比で約0.5倍)での縮
小複写が可能な複写機においては、既に言及した
如く選択的に設定される複写倍率に応じてスリツ
ト露光走査速度が変化せしめられる。図示の複写
機においては、実質上等倍での複写の場合には、
透明板4が所定速度V1(即ち回転ドラム8の周表
面に配設された感光体10の移動速度と実質上同
一の速度V1)で移動せしめられてスリツト露光
走査が遂行され、所定倍率Mでの縮小複写の場合
には、透明板4が速度V2=V1/Mで移動せしめ
られてスリツト露光走査が遂行される。
而して、本発明に従つて構成された複写機にお
いては、選択的に設定される複写倍率の数に対応
した数の同期スイツチが配設され、特定の複写倍
率が選定されるとこれに対応した特定の同期スイ
ツチが機能し、かかる特定の同期スイツチによつ
てスリツト露光走査に所要の通りに関連せしめて
複写紙の搬送を制御し、かくしていずれの複写倍
率が選定された場合でも感光体10上に形成され
た静電潜像又はトナー像の先端と複写紙の先端が
実質上同期して転写域26に到達せしめられる。
第16図と共に第17図及び第18図を参照し
て説明すると、透明板4が駆動連結されている上
記巻掛け伝動節290には、適宜の突出片から形
成された作動子362が固定されている。そし
て、この作動子362に関連して、実質上等倍で
の複写の場合(即ちクラツチCL1が作動されて
巻掛け伝動節290が速度V1で移動せしめられ
る場合)に機能する同期スイツチS3と、所定倍率
Mでの縮小複写の場合(即ちクラツチCL2が作
動されて巻掛け伝動節290が速度V2=V1/M
で移動せしめられる場合)に機能する同期スイツ
チS4と配設されている。第17図及び第18図
を参照して上記同期スイツチS3及びS4の装着
様式について説明すると、巻掛け伝動節290が
巻掛けられているホイール288が回転自在に装
着されている支持軸364には、装着板366及
び368が旋回自在に装着されている。装着板3
66及び368には、夫々、上記支持軸364を
中心とする弧状のスリツト370及び372が形
成されている。装着板366はスリツト370を
通して止めねじ374を適宜の静止部材(図示し
ていない)に螺合することによつて旋回角度位置
調整自在に固定される。装着板368はスリツト
372を通して止めねじ376を装着板366に
螺合することによつて旋回角度位置調整自在に固
定される。装着板366には、検知アーム378
を有するマイクロスイツチから構成されている上
記同期スイツチS3が位置調整自在に装着され、
装着板368には、検知アーム380を有するマ
イクロスイツチから構成されている上記同期スイ
ツチS4が位置調整自在に装着されている。更に
詳述すると、第18図に図示する如く、同期スイ
ツチS3は、連結ピン382によつて装着板36
6に旋回自在に連結すると共に装着板366に形
成されているところの連結ピン382を中心とす
る弧状スリツト384を通つて延びるボルト38
6によつて装着板366に連結することによつ
て、連結ピン382を中心とする旋回角度位置調
整自在に、従つて検知アーム378の先端が巻掛
け伝動節290に接近及び離隔する方向に位置調
整自在に装着板366に装着されている。同様
に、同期スイツチS4は、連結ピン388によつ
て装着板368に旋回自在に連結すると共に装着
板368に形成されているところの連結ピン38
8を中心とする弧状スリツト390を通つて延び
るボルト392によつて装着板368に連結する
ことによつて、連結ピン388を中心とする旋回
角度位置調整自在に、従つて検知アーム380の
先端が巻掛け伝動節290に接近及び離隔する方
向に位置調整自在に装着板368に装着されてい
る。かくの通りであるので、巻掛け伝動節290
に固定された作動子362が同期スイツチS3の
検知アーム378及び同期スイツチS4の検知ア
ーム380に作用する位置は、夫々、装着板36
6及び368自体の旋回角度位置並びに装着板3
66及び368に対する同期スイツチS3及びS
4の旋回角度位置を調整することによつて微細に
調整し得ることが明らかであろう。
第1図及び第16図と共に第19図を参照し
て、上記同期スイツチS3及びS4による複写紙
搬送制御作用について説明すると、次の通りであ
る。図示の複写機においては、特に詳細に説明す
る如く、複写開始スイツチS5(第20図)が押
圧されるとクラツチCL1又はCL2が作動せしめ
られて透明板4の移動が開始され、そしてまたソ
レノイドSL1が付勢されて送給ローラ38の回
転が開始され、これによつて複写紙供給機構30
から複写紙搬送機構32の搬入ローラ対42に複
写紙が送給される。しかしながら、複写紙搬送機
構32の搬入ローラ対42は未だ停止されてお
り、複写紙供給機構30から送給された複写紙は
その先端が搬入ローラ対42のニツプ位置に当接
した状態で待期せしめられる。
而して、実質上等倍で複写が遂行される場合、
即ちクラツチCL1が作動されて巻掛け伝動節2
90が上記速度V1で駆動される場合には、巻掛
け伝動節290が移動して作動子362が同期ス
イツチS3を作動動せしめると、これに応じてソ
レノイドSL2が付勢され、かくして搬入ローラ
対42の回転が開始されて複写紙が転写域26に
向けて搬送され始める。一方、所定倍率Mで縮小
複写が遂行される場合、即ちクラツチCL2が作
動されて巻掛け伝動節290が上記速度V2
V1/Mで移動される場合には、巻掛け伝動節2
90が移動して作動子362が同期スイツチS4
を作動せしめると、これに応じてソレノイドSL
2が付勢され、かくして搬入ローラ対42の回転
が開始されて複写紙が転写域26に向けて搬送さ
れ始める。
同期スイツチS3及びS4の位置は、次の通り
に設定されている。即ち、同期スイツチS3の位
置は、同期スイツチS3が作動された時点から原
稿のスリツト露光走査が開始される時点(原稿の
スリツト露光走査は、図示の複写機においては、
透明板4が第1図に2点鎖線4Aで示す走査露光
移動開始位置から第1図において左方へ若干の距
離だけ移動した時点で開始される)までに、複写
紙が搬送ローラ対42のニツプ位置からnで示す
位置まで進行されるように設定される。また、同
期スイツチS4の位置は、同期スイツチS4が作
動された時点から原稿のスリツト露光が開始され
る時点までに、複写紙が搬送ローラ対42のニツ
プ位置からmで示す位置まで進行されるように設
定される。位置nから転写域26の中心までの複
写紙搬送長さl1は、実質上等倍で原稿が感光体1
0上に投射される時の投射像の上流端から転写域
26の中心までの感光体移動長さl′1に実質上等し
く、また位置mから転写域26の中心までの複写
紙搬送長さl2は、所定倍率Mで原稿が感光体10
上に投射される時の上流端から転写域26の中心
までの感光体移動長さl′2に実質上等しい。
換言すれば、搬送ローラ対42のニツプ位置か
ら位置nまでの複写紙搬送長さをl3とし、搬送ロ
ーラ対42のニツプ位置から位置mまでの複写紙
搬送長さをl4とし、巻掛け伝動節290に固定さ
れた作動子362が同期スイツチS3を作動せし
めた時点からスリツト露光走査が開始される時点
までの作動子290の移動距離をl′3とし、作動子
290が同期スイツチS4を作動せしめた時点か
らスリツト露光走査が開始される時点までの作動
子290の移動距離をl′4とすれば、 l3=l′3 l4=V1/V2・l′4=l′4・M となるように、同期スイツチS3及びS4の位置
が設定される。
以上の通りであるので、実質上等倍で複写する
場合と所定倍率Mで縮小複写する場合とのいずれ
においても、スリツト露光走査に所要の通りに関
連せしめて搬入ローラ対42のニツプ位置からの
複写紙の搬送が開始され、感光体10上に形成さ
れる静電潜像又はトナー像の先端と複写紙の先端
とが実質上同期して転写域に到達せしめられるこ
とが明らかであろう。
尚、上述した説明においては、搬入ローラ対4
2のニツプ位置から転写域26の中心までの複写
紙搬送長さlが上記長さl′1及びl′2よりも長いこと
を前提として説明したが、上記長さlが上記長さ
l′1及びl′2以下の場合にも、同様に同期スイツチS
3及びS4によつて複写紙搬送開始(即ち搬入ロ
ーラ対42の回転開始)を制御することができる
ことは多言を要しないであろう(この場合には、
スリツト露光走査が開始される前ではなくスリツ
ト露光走査開始以後に、作動子290が同期スイ
ツチS3又はS4を作動せしめる)。
また、上述した具体例においては、同期スイツ
チS3及びS4は、透明板4の移動、更に詳しく
は透明板4が駆動連結された巻掛け伝動節290
の移動を検出して複写紙搬送開始を制御している
が、所望ならば、例えば透明板4が停止位置から
の移動を開始した時点から所定時間経過後に作動
されるタイマから同期スイツチS3及びS4を構
成することもできる。しかしながら、タイマから
同期スイツチS3及びS4を構成すると、同期ス
イツチS3及びS4の作動時点を所要の通りに調
整することが比較的困難である。
複写機作動手順 図示の複写機には、既に言及したスイツチ、ソ
レノイド及びクラツチに加えて、更に次の通りの
作動制御要素も配設されている。第16図に図示
する如く、透明板4に付設された垂下片292の
移動径路に沿つて、スイツチS6,S7,S8及
びS9が設けられている。スイツチS6,S7及
びS8は近接スイツチから構成されていて、透明
板4が移動する際に垂下片292に固定された永
久磁石394を検出する。スイツチS9はマイク
ロスイツチから構成されていて、透明板4が第1
6図において左方から右方へ移動して第16図に
実線で示す停止位置に戻ると、垂下片292に固
定された作動子396を検出する。また、第1図
に図示する如く、複写紙の供給及び搬送路には、
スイツチS10,S11,S12及びS13が設
けられている。マイクロスイツチから構成されて
いるこれらのスイツチS10,S11,S12及
びS13は、複写紙を検出する。更に、第1図に
示す如く、クリーニング装置22にはソレノイド
SL3が付設されている。このソレノイドSL3は
付勢されるとクリーニング装置22を第1図に2
点鎖線で示す非作用位置から第1図に実線で示す
作用位置に位置付ける。
上述した通りの作動制御要素等によつて制御さ
れる図示の複写機の作動手順を、第1図及び第1
6図と共に第20図に示すタイムチヤートを参照
して、要約して説明すると、次の通りである。
(A) 実質上等倍での複写; (A‐1) 電源スイツチ(図示していない)が
閉成されて電源が投入されると、駆動源30
0、除電ランプ64及びソレノイドSL3が所
定時間(例えば3秒)付勢され、感光体10の
前除電及び前クリーニングが遂行される。
また、既に第15図を参照して詳細に説明し
た如く、光学装置66における可逆電動モータ
176が所要の通りに制御されて、支持枠10
2及び156が等倍位置に確実に位置付けられ
る。
更にまた、第20図に破線で示す如く、透明
板4が停止位置(第1図及び第16図に実線で
示す位置)になく、従つてスイツチS9が開の
場合には、クラツチCL1が作動されて透明板
4が停止位置に戻される。
そして、例えば電源投入時に付勢され始めた
加熱器の加熱作用によつて定着ローラ対54の
一方のローラの温度が所定温度以上になると、
複写工程を開始する準備が完了したことを示す
複写可能表示ランプ(このランプは、例えば図
示していない操作パネルに配設されている)が
点灯される。
(A‐2) しかる後に、操作者が複写開始スイ
ツチS5を押圧して一時的に閉成すると、主駆
動源300が付勢されると共に、クラツチCL
1が作動されて透明板4の移動が開始され、ソ
レノイドSL1が付勢されて送給ローラ38が
回転され複写紙の送給が開始され、ソレノイド
SL3が付勢されてクリーニング装置22が作
用位置にせしめられ、そしてまた除電ランプ6
4が点灯される。
(A‐3) 透明板4の移動によつてスイツチS
7が一時的に閉成され、これによつて原稿照射
ランプ70が点灯される。
また、スイツチS7が閉成された時点から、
所定遅延時問t1経過後充電用コロナ放電器14
が付勢され、所定遅延時問t2経過後転写用コロ
ナ放電器20が付勢される。
(A‐4) 上記(A‐2)で送給され始めた複
写紙が停止している搬入ローラ対42のニツプ
位置に当接することによつて上方へ湾曲する
と、スイツチS10が閉成され、これによつて
ソレノイドSL1が除勢されて送給ローラ38
が停止される。
(A‐5) 透明板4(巻掛け伝動節290)の
移動によつてスイツチS3が一時的に閉成さ
れ、これによつてソレノイドSL2が付勢され
て搬入ローラ対42が回転され、複写紙の搬送
が開始される。
(A‐6) 複写紙の先端がスイツチS11に到
達するによつてスイツチS11が閉成される
(このスイツチS11の閉成は図示していない
タイマと関連せしめられて複写紙ジヤムの検出
に利用される)。
(A‐7) 複写紙の先端がスイツチS12に到
達することによつてスイツチS12が閉成され
る(このスイツチS11の閉成も複写紙ジヤム
の検出に利用される)。
(A‐8) 複写紙の後端がスイツチS11を通
過することによつてスイツチS11が開放され
(このスイツチS11の開放も複写紙ジヤム検
出に利用される)、これによつてソレノイドSL
2が除勢されて搬入ローラ対42が停止され、
充電用コロナ放電器14が除勢される。
また、スイツチS11が開放された時点か
ら、所定遅延時問t3経過後原稿照射ランプ70
が消灯され、所定遅延時問t4経過後転写用コロ
ナ放電器20が除勢される。
(A‐9) 複写紙の後端がスイツチS12を通
過することによつてスイツチS12が開放され
る(このスイツチS12の開放も複写紙ジヤム
検出に利用される)。
(A‐10) 複写紙の先端がスイツチS13に到
達することによつてスイツチS13が閉成され
る(このスイツチS13の閉成も複写紙ジヤム
検出に利用される)。
(A‐11) 透明板4の移動によつてスイツチS
8が一時的に閉成され、これによつてソレノイ
ドSL3が除勢され、クリーニング装置22が
非作用位置に戻される。
(A‐12) 複写紙の後端がスイツチS13を通
過することによつてスイツチS13が開放され
る(このスイツチS13の開放も複写紙ジヤム
検出に利用される)。
(A‐13) 透明板4が停止位置に戻ることによ
つてスイツチS9が閉成される。
かくすると、複数枚の複写物を得るために複
写枚数設定器(図示していない)に2以上の数
値が設定されている場合(第20図は数値2が
設定された場合を示している)には、ソレノイ
ドSL1が付勢されて送給ローラ38が回転さ
れ複写紙の送給が開始されると共に、SL3が
付勢されてクリーニング装置22が作用位置に
せしめられ、かくして次の複写工程が開始され
る。
他方、設定された数値に対応する複写工程が
繰返し遂行された場合には、透明板4が停止位
置に戻ることによつてクラツチCL1が除勢さ
れて透明板4が停止する。そして、これによつ
てスイツチS9が閉成されると、複写可能表示
ランプが点灯されると共にソレノイドSL3が
付勢されてクリーニング装置22が作用位置に
せしめられる。
そして、スイツチS9が閉成された時点から
所定遅延時間t5経過後、主駆動源300が除勢
されると共に、除電ランプ64が消灯され、ソ
レノイドSL3が除勢されてクリーニング装置
22が非作用位置に戻される。
(B) 所定倍率での縮小複写; 所定倍率で縮小複写することが望まれる場合に
は、切換スイツチCS(第15図)を手動操作して
光学装置66の支持枠102及び156を縮小位
置の位置付けた後に、複写開始スイツチS5を押
圧して一時的に閉成して複写工程を開始する。こ
の場合には、クラツチCL1に代つてクラツチCL
2が作用し、スイツチS3に代つてスイツチS4
(第16図)が作用し、スイツチS7に代つてス
イツチS6(第16図)が作用する。また、除電
ランプ16(第1図)が除電ランプ64の点灯及
び消灯と全く同様に点灯及び消灯される。その他
の点は、実質上等倍での複写の場合と同様であ
る。
以上、添付図面を参照して本発明の具体例につ
いて詳細に説明したが、本発明はかかる具体例に
限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱
することなく種々の変更及び修正が可能であるこ
とは多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従つて構成された複写機の
一具体例を示す簡略断面図。第2図,第3図及び
第4図は、縮小(又は拡大)複写の場合の感光体
上における投射像の幅方向位置付けを説明するた
めの図式図。第5図は、第1図に示す複写機に用
いられている光学装置の主部を示す部分断面図。
第6図は、第1図に示す複写機に用いられている
光学装置の支持枠の一方及びその関連要素を示す
部分斜面図。第7図は、第1図に示す複写機の一
部を示す断面図。第8図は、第1図に示す複写機
に用いられている光学装置のレンズ組立体とその
装着に使用される部材を示す分解斜面図。第9図
は、第1図に示す複写機に用いられている光学装
置のレンズ組立体の装着様式を示す部分断面図。
第10図は、第1図に示す複写機に用いられてい
る光学装置の支持枠の他方及びその関連要素を示
す部分斜面図。第11−A図及び第11−B図
は、第1図に示す複写機に用いられている光学装
置の支持枠の他方及びその関連要素を、夫々、等
倍位置及び縮小位置で示す部分断面図。第12−
A図、第12−B図及び第13図は、縮小(又は
拡大)複写の場合の照度変化及びその修正を説明
するための図式図。第14図は、第1図に示す複
写機に用いられている光学装置の露光修正板を示
す平面図。第15図は、第1図に示す複写機に用
いられている光学装置のための制御回路を示す回
路図。第16図は、第1図に示す複写機に用いら
れている駆動系を示す簡略図。第17図及び第1
8図は、夫々、第1図に示す複写機に用いられて
いる同期スイツチの装着様式を示す部分斜面図及
び部分断面図。第19図は、複写紙搬送制御方式
を説明するための図式図。第20図は、第1図に
示す複写機の作動手順を示すタイムチヤート。 4…透明板、8…回転ドラム、10…感光体、
32…複写紙搬送機構、66…光学装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面に感光体が配設され且つ該感光体の片側
    縁の外側には複写紙分離用非像域が形成されてい
    る支持基体に、複写すべき原稿を可変倍率で投射
    することを含む、該感光体上に静電潜像又はこれ
    を現像することによつて得られるトナー像を形成
    する像形成工程と、 複写紙の片側縁部を該感光体の該片側縁から所
    定幅だけはみ出させて該複写紙を該感光体に接触
    せしめ、該感光体上の該静電潜像又は該トナー像
    を該複写紙に転写せしめる転写工程とを含む可変
    倍率静電複写方法において; 倍率にかかわらず該原稿の片側縁部における所
    定幅の内側端縁を該支持基体の該非像域の内側端
    縁に実質上合致せしめて該原稿を該支持基体に投
    射し、該支持基体の該非像域に投射されるところ
    の、該原稿の片側縁部における非複写幅を、倍率
    にかかわらず実質上一定にせしめることを特徴と
    する可変倍率静電複写方法。 2 該原稿の他側縁が使用する複写紙の他側縁に
    実質上合致せしめられて複写が生成されるよう
    に、縮小複写の場合は該原稿に対する使用する複
    写紙の倍率よりも該原稿に対する該支持基体上の
    投射像の倍率を小さくせしめる、特許請求の範囲
    第1項記載の可変倍率静電複写方法。 3 該原稿の他側縁が使用する複写紙の他側縁に
    実質上合致せしめられて複写が生成されるよう
    に、拡大複写の場合は該原稿に対する使用する複
    写紙の倍率よりも該原稿に対する該支持基体上の
    投射像の倍率を大きくせしめる、特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の可変倍率静電複写方法。
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