JPH035422B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH035422B2 JPH035422B2 JP11294883A JP11294883A JPH035422B2 JP H035422 B2 JPH035422 B2 JP H035422B2 JP 11294883 A JP11294883 A JP 11294883A JP 11294883 A JP11294883 A JP 11294883A JP H035422 B2 JPH035422 B2 JP H035422B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copolymer
- pvc
- polymerization
- vinyl chloride
- weight
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、塩化ビニル系樹脂(以下PVCと略
記する)の体積抵抗率(以下VRと略記する)を
向上させた組成物に関する。 元来、PVCは体積抵抗率の大きいプラスチツ
クであり、電気絶縁材料として使用されている
が、PVCの製造工程や加工工程での微量の金属
イオンや比較イオン化傾向の高い金属化合物が混
入し、これによりVRの低下が起る。これら金属
イオン等の混入を完全に防止する事は現実に極め
て困難である。 本発明者らは、上記金属イオン等を捕捉し、そ
の影響力を無くすことにより、PVCのVRを向上
させる方法を鋭意検討した結果、ジシクロペンタ
ジエンと無水マレイン酸の共重合体(以下D−M
コポリマーと略称する)を特定量添加する事によ
り得られたPVC組成物のVRが向上する事を見い
出し本発明に到つた。 本発明は、D−MコポリマーをPVC当り0.005
〜5重量%添加する事を特徴とするVRの大きい
PVCの組成物である。 本発明で言うPVCとは、塩化ビニルホモポリ
マーの外に塩化ビニルと共重合可能な単量体、例
えばエチレン、プロピレン、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、ビニルエーテル類、その他種々の公知の共重
合可能な単量体と塩化ビニルの共重合体および塩
化ビニルを主成分とするグラフト共重合体を含
み、懸濁重合、乳化重合、塊状重合、気相重合等
公知の重合法のいづれの方法によつて得られたも
のでも使用し得る。 本発明で使用するD−Mコポリマーの分子量
は、特に範囲を限定するものではないが、実用上
1000〜20000程度のものが好ましい。D−Mコポ
リマーのジシクロペンタジエンと無水マレイン酸
の共重合比はジシクロペンタジエン1モルに対
し、無水マレイン酸1〜2モルであり、酸価は
100以上である事が好ましい。 D−Mコポリマーはジシクロペンタジエン、無
水マレイン酸、溶剤、触媒を反応器に入れて撹拌
しながら加熱し、反応終了後溶剤及び未反応物を
分離して得ることができる。 D−Mコポリマーの添加量は多い程VR向上効
果が大きくなるが、PVCに対し5重量%を超え
ると他の物性への影響が大きくなる為実用的でな
い。また、0.005重量%以下ではほとんどVR改良
効果が認められない。 D−MコポリマーをPVCに添加する時期は、
PVCの重合前、重合中、重合終了時あるいは成
形加工時いずれでも良いが、成形加工時よりも重
合時に添加する同一添加量ではVR向上効果が大
きい傾向がみられる。 PVCにD−Mコポリマーを添加し、成形加工
するに当つては常法に従つて可塑剤、滑剤、安定
剤、着色剤等を配合して均一混合し、押出成形
機、カレンダーロール、射出成形機等により成形
する。 次に実例をあげて本発明の組成物を更に具体的
に説明する。 実施例 1 a 6m2反応器に純水3000Kg、塩化ビニルモノマ
ー2000Kg、ターシヤリブチルパーオキシネオデ
カネート0.6Kg、水溶性ポリビニルアルコール
1.6Kgを入れ、撹拌しながら57℃に加熱した。
重合は圧力が1.0Kg/cm2低下するまで行い、約
80%の転化率を得た。 得られた生成物100部、DOP50部、三塩基性
硫酸鉛5部を混合し、150℃に加熱したロール
で10分間混練した後、170℃で5分間プレスし
て約1.0mm厚のシートを作成した。このシート
のVRをJIS−K−6723に準じた方法で測定し
比較のデータとした。 b 分子量8000、酸価250のD−Mコポリマーを、
重合開始前に塩化ビニルモノマー当り0.005重
量%添加する点を除いてaと同様に行つた。 c bに記したD−Mコポリマーを重合開始前に
塩化ビニルモノマー当り0.005重量%添加する
点を除いてaと同様に行つた。 d bに記したD−Mコポリマーを重合終了時に
塩化ビニルモノマー当り0.005重量%添加する
点を除いてaと同様に行つた。 D−Mコポリマーは下記処方によりジシクロペ
ンタジエン、無水マレイン酸、溶剤、触媒を反応
器に入れて撹拌しながら加熱し、反応終了後溶剤
及び未反応物を分離して得た。
記する)の体積抵抗率(以下VRと略記する)を
向上させた組成物に関する。 元来、PVCは体積抵抗率の大きいプラスチツ
クであり、電気絶縁材料として使用されている
が、PVCの製造工程や加工工程での微量の金属
イオンや比較イオン化傾向の高い金属化合物が混
入し、これによりVRの低下が起る。これら金属
イオン等の混入を完全に防止する事は現実に極め
て困難である。 本発明者らは、上記金属イオン等を捕捉し、そ
の影響力を無くすことにより、PVCのVRを向上
させる方法を鋭意検討した結果、ジシクロペンタ
ジエンと無水マレイン酸の共重合体(以下D−M
コポリマーと略称する)を特定量添加する事によ
り得られたPVC組成物のVRが向上する事を見い
出し本発明に到つた。 本発明は、D−MコポリマーをPVC当り0.005
〜5重量%添加する事を特徴とするVRの大きい
PVCの組成物である。 本発明で言うPVCとは、塩化ビニルホモポリ
マーの外に塩化ビニルと共重合可能な単量体、例
えばエチレン、プロピレン、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、ビニルエーテル類、その他種々の公知の共重
合可能な単量体と塩化ビニルの共重合体および塩
化ビニルを主成分とするグラフト共重合体を含
み、懸濁重合、乳化重合、塊状重合、気相重合等
公知の重合法のいづれの方法によつて得られたも
のでも使用し得る。 本発明で使用するD−Mコポリマーの分子量
は、特に範囲を限定するものではないが、実用上
1000〜20000程度のものが好ましい。D−Mコポ
リマーのジシクロペンタジエンと無水マレイン酸
の共重合比はジシクロペンタジエン1モルに対
し、無水マレイン酸1〜2モルであり、酸価は
100以上である事が好ましい。 D−Mコポリマーはジシクロペンタジエン、無
水マレイン酸、溶剤、触媒を反応器に入れて撹拌
しながら加熱し、反応終了後溶剤及び未反応物を
分離して得ることができる。 D−Mコポリマーの添加量は多い程VR向上効
果が大きくなるが、PVCに対し5重量%を超え
ると他の物性への影響が大きくなる為実用的でな
い。また、0.005重量%以下ではほとんどVR改良
効果が認められない。 D−MコポリマーをPVCに添加する時期は、
PVCの重合前、重合中、重合終了時あるいは成
形加工時いずれでも良いが、成形加工時よりも重
合時に添加する同一添加量ではVR向上効果が大
きい傾向がみられる。 PVCにD−Mコポリマーを添加し、成形加工
するに当つては常法に従つて可塑剤、滑剤、安定
剤、着色剤等を配合して均一混合し、押出成形
機、カレンダーロール、射出成形機等により成形
する。 次に実例をあげて本発明の組成物を更に具体的
に説明する。 実施例 1 a 6m2反応器に純水3000Kg、塩化ビニルモノマ
ー2000Kg、ターシヤリブチルパーオキシネオデ
カネート0.6Kg、水溶性ポリビニルアルコール
1.6Kgを入れ、撹拌しながら57℃に加熱した。
重合は圧力が1.0Kg/cm2低下するまで行い、約
80%の転化率を得た。 得られた生成物100部、DOP50部、三塩基性
硫酸鉛5部を混合し、150℃に加熱したロール
で10分間混練した後、170℃で5分間プレスし
て約1.0mm厚のシートを作成した。このシート
のVRをJIS−K−6723に準じた方法で測定し
比較のデータとした。 b 分子量8000、酸価250のD−Mコポリマーを、
重合開始前に塩化ビニルモノマー当り0.005重
量%添加する点を除いてaと同様に行つた。 c bに記したD−Mコポリマーを重合開始前に
塩化ビニルモノマー当り0.005重量%添加する
点を除いてaと同様に行つた。 d bに記したD−Mコポリマーを重合終了時に
塩化ビニルモノマー当り0.005重量%添加する
点を除いてaと同様に行つた。 D−Mコポリマーは下記処方によりジシクロペ
ンタジエン、無水マレイン酸、溶剤、触媒を反応
器に入れて撹拌しながら加熱し、反応終了後溶剤
及び未反応物を分離して得た。
【表】
【表】
実施例1のVR測定結果を表−1に示す。
【表】
実施例 2
a 懸濁重合法により得た重合度1000のホモ
PVC100部、DOP50部、三塩基性硫酸鉛5部を
混合し、150℃に加熱したロールで10分間混練
した後、170℃で5分間プレスして約1.0mm厚の
シートを作成した。このシートのVRを、JIS
−K−6723に準じた方法で測定し比較のデータ
とした。 b 分子量20000、酸価230のD−Mコポリマーを
表−2に記した割合で添加する点を除いてaと
同様に行つた。 D−Mコポリマーは下記処分により得た。
PVC100部、DOP50部、三塩基性硫酸鉛5部を
混合し、150℃に加熱したロールで10分間混練
した後、170℃で5分間プレスして約1.0mm厚の
シートを作成した。このシートのVRを、JIS
−K−6723に準じた方法で測定し比較のデータ
とした。 b 分子量20000、酸価230のD−Mコポリマーを
表−2に記した割合で添加する点を除いてaと
同様に行つた。 D−Mコポリマーは下記処分により得た。
【表】
実施例2のVR測定結果を表−2に示す。
Claims (1)
- 1 塩化ビニル系樹脂99.995〜95重量%とジシク
ロペンタジエンと無水マレイン酸の共重合体
0.005〜5重量%とから成る塩化ビニル系樹脂組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11294883A JPS606741A (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11294883A JPS606741A (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS606741A JPS606741A (ja) | 1985-01-14 |
| JPH035422B2 true JPH035422B2 (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=14599523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11294883A Granted JPS606741A (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606741A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62149742A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-03 | Toyo Soda Mfg Co Ltd | 塩化ビニル系重合体組成物 |
-
1983
- 1983-06-24 JP JP11294883A patent/JPS606741A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS606741A (ja) | 1985-01-14 |
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