JPH0372655B2 - - Google Patents
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- JPH0372655B2 JPH0372655B2 JP57009511A JP951182A JPH0372655B2 JP H0372655 B2 JPH0372655 B2 JP H0372655B2 JP 57009511 A JP57009511 A JP 57009511A JP 951182 A JP951182 A JP 951182A JP H0372655 B2 JPH0372655 B2 JP H0372655B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- bismaleimide
- imide
- substituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は耐熱性に優れ、かつ可撓性を有する硬
化物を与える硬化性樹脂組成物に関する。 電子機器の大容量化、小型軽量化、信頼性の高
度化および電気機器の安定性、長寿命化、メイン
テナンスフリーの要望に応える絶縁材料には種々
の耐熱性樹脂がある。かかる耐熱性樹脂の中で、
付加重合型の硬化性樹脂として、N,N′−(メチ
レンジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、N,
N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイ
ミドと4,4′−ジアミノジフエニルメタンとのプ
レポリマーなどのビスマレイミド系樹脂が実用化
されている。これらビスマレイミド系樹脂は耐熱
性の面では十分満足できる性能を有するが、融点
が高い含浸ワニスなど溶液の形態で用いる場合、
N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
ジメチルスルホキシドなどの高沸点かつ吸湿性の
強い極性有機溶剤にのみ溶解する不利な性質を有
している。しかも、かかる有機溶剤は皮膚からの
浸透性が大で毒性が強く安全衛生上好ましくな
く、かつ高価で経済性に欠けるビスマレイミド系
樹脂との親和性に富んでいるため樹脂からの除去
が困難で、残存した硬化物の物性に悪影響を及ぼ
すなどの問題を有していた。またビスマレイミド
系樹脂は極めて脆く、靭性および可撓性に欠ける
硬化物を与えるため、その改善を目的に種々の可
塑剤の併用が試みられてきたが未だ満足すべき状
態に至つてない。一方、脂肪族ビスマレイミドを
使用したプレポリマーは米国特許公報4116937号
に開示されているが、該プレポリマーで用いられ
ている脂肪族ビスマレイミドは分子量が大きいと
ころから硬化物に可撓性は付与するが、硬化物の
熱変形温度が低く、耐熱性が劣悪であるため熱負
荷の小さいシーラント、塗料、接着剤などにその
用途が限られていた。 本発明者は従来のイミド系樹脂の耐熱性を保持
しつつしかも前述の欠点を改良すべく鋭意研究を
重ねた結果、分子量の比較的小さいエーテル結合
を有する脂肪族イミドを用いることにより問題を
解決し本発明を達成した。 すなわち本発明は、 1 a 一般式() 〔式中D1は次の基
化物を与える硬化性樹脂組成物に関する。 電子機器の大容量化、小型軽量化、信頼性の高
度化および電気機器の安定性、長寿命化、メイン
テナンスフリーの要望に応える絶縁材料には種々
の耐熱性樹脂がある。かかる耐熱性樹脂の中で、
付加重合型の硬化性樹脂として、N,N′−(メチ
レンジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、N,
N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイ
ミドと4,4′−ジアミノジフエニルメタンとのプ
レポリマーなどのビスマレイミド系樹脂が実用化
されている。これらビスマレイミド系樹脂は耐熱
性の面では十分満足できる性能を有するが、融点
が高い含浸ワニスなど溶液の形態で用いる場合、
N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
ジメチルスルホキシドなどの高沸点かつ吸湿性の
強い極性有機溶剤にのみ溶解する不利な性質を有
している。しかも、かかる有機溶剤は皮膚からの
浸透性が大で毒性が強く安全衛生上好ましくな
く、かつ高価で経済性に欠けるビスマレイミド系
樹脂との親和性に富んでいるため樹脂からの除去
が困難で、残存した硬化物の物性に悪影響を及ぼ
すなどの問題を有していた。またビスマレイミド
系樹脂は極めて脆く、靭性および可撓性に欠ける
硬化物を与えるため、その改善を目的に種々の可
塑剤の併用が試みられてきたが未だ満足すべき状
態に至つてない。一方、脂肪族ビスマレイミドを
使用したプレポリマーは米国特許公報4116937号
に開示されているが、該プレポリマーで用いられ
ている脂肪族ビスマレイミドは分子量が大きいと
ころから硬化物に可撓性は付与するが、硬化物の
熱変形温度が低く、耐熱性が劣悪であるため熱負
荷の小さいシーラント、塗料、接着剤などにその
用途が限られていた。 本発明者は従来のイミド系樹脂の耐熱性を保持
しつつしかも前述の欠点を改良すべく鋭意研究を
重ねた結果、分子量の比較的小さいエーテル結合
を有する脂肪族イミドを用いることにより問題を
解決し本発明を達成した。 すなわち本発明は、 1 a 一般式() 〔式中D1は次の基
【式】
【式】
(ここでR1は同一かまたは異なり、それぞ
れ水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20
の炭化水素基、R2O−基、
れ水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20
の炭化水素基、R2O−基、
【式】基、
【式】基、
【式】基、水酸基、シ
アノ基若しくはニトロ基であり、n1は0,1ま
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q1は式量が
295以下のl1価の脂肪族エーテル基を表わし、l1
は1以上の数を表わす。〕の脂肪族イミド、 b 一般式() 〔式中、D2は次の基
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q1は式量が
295以下のl1価の脂肪族エーテル基を表わし、l1
は1以上の数を表わす。〕の脂肪族イミド、 b 一般式() 〔式中、D2は次の基
【式】
【式】
(ここでR1は同一かまたは異なり、それぞ
れ水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20
の炭化水素基、R2O−基、
れ水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20
の炭化水素基、R2O−基、
【式】基、
【式】基、
【式】基、水酸基、シ
アノ基若しくはニトロ基であり、n1は0,1ま
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q2はl2価の有
機基を表わし、l2は1以上の数を表わす。)の
aとは異なるイミドおよび、 c 一般式() (H2N)n―Z () (式中、Zはm価の有機基であり、mは1以
上の数を表わす。)のアミノ化合物 からなる硬化性樹脂組成物である。 本発明の組成物に使用する脂肪族イミドは融点
が低く、通常のイミド樹脂との相溶性の良好な有
機溶剤への溶解性が著しく優れている。さらに分
子中にベンゼン環を有していないので、可撓性に
富んだ硬化物を提供するなどの利点を有してい
る。その結果、従来のビスマレイミド系樹脂に見
られた安全衛生上や作業環境上の問題の多いN−
メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの
極性有機溶剤を強いて用いなくても通常の低沸点
の汎用有機溶剤を使用して十分に所望の効果が得
られるので、作業性が改善されることはもとより
積層品などの製品からの溶剤の除去が容易とな
り、ボイドのない硬化物を得ることができ、品質
を大幅に改善することが可能となつた。さらに脂
肪族イミドは低融点であることより本発明の組成
物の無溶剤の形態での使用を可能とし、またエー
テル結合を有することによると推定されるが、樹
脂と各種基材との接着能力の向上をもたらした。 本発明において使用される脂肪族イミドは一般
式()で表わされる化合物であり、脂肪族エー
テル基Q1は例えば R3−O−R3′−・,−R3−(O−R3)a――, −R3−(O−R3′)a――(―O−R3″)b――, −R3−(O−R3′)a――(―O−R3″)b――(―
bO−R3
)c――, (式中、R3,R3′,R3″,R3およびR4は同一
であつても異なつてもよく、炭素原子数1〜10の
直鎖または枝分れした脂肪族炭化水素基、または
それがアルコキシ基、水酸基若しくはハロゲンで
置換されたものであり、a,b,c,x,yおよ
びzは1以上の数を表わす。)で表わされる構造
をもつ式量が295以下の基である。Q1の式量が
295より大きい場合は、脂肪族エーテル基の部分
の存在割合が重合性二重結合の部分と比較して大
となるため、効果物のTgの低下が著しく、目標
とする耐熱性が得られない。これに対してQ1の
式量が295以下の場合には、脂肪族エーテル部分
にくらべ、二重結合の存在割合が大となり、硬化
の際に充分な架橋反応を生じ、Tgや熱分解温度
も充分高くなる。Q1の式量の限界値である295の
値は、良好な耐熱性が得られる脂肪族エーテル系
ジアミンの最大分子量を実験的に求めて決定し
た。脂肪族イミドの極めて代表的な具体例として
は、N−2,2′−ヒドロキシエトキシエチルマレ
イミド、 N−1−メトキシメチルプロピルマレイミド、 N−1−エトキシメチルプロピルマレイミド、 N−1−メトキシメチルブチルマレイミド、 N,N′−4,7−ジオキサデカン−1,10−
ビスマレイミド、 N,N′−4,9−ジオキサドデカン−1,12
−ビスマレイミド、 N,N′−4,7,10−トリオキサトリデカン
−1,13−ビスマレイミド、 N,N′−7−メチル−4,10−ジオキサトリ
デカン−1,13−ビスマレイミド、さらに式 で示されるビスマレイミドを挙げることができ
る。 また、以上の化合物のマレイミド基中の不飽和
炭素に結合した水素原子が適宜塩素原子、臭素原
子、メチル基、エチル基、フエニル基などで置換
された化合物、N,N′−(4,7−ジオキサデカ
ン)−1,10−ビス−3′,6′−エンドメチレン−
1′,2′,3′,6′−テトラヒドロフタルイミド、N,
N′−(4,9−ジオキサドデカン)−1,12−ビ
ス−3′,6′−エンドメチレン−1′,2′,3′,6′−
テ
トラヒドロフタルイミド、さらには次式の などのフタルイミド化合物、同様に前記のマレイ
ミド化合物のマレイミド基が3(または4)−メチ
ル−1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミド
基、1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミド
基、3−6−エンドエチリデン−1,2,3,6
−テトラヒドロフタルイミド基若しくは3(また
は4)−メチル−3,6−エンドメチレン−1,
2,3,6−テトラヒドロフタルイミド基で置換
されたイミド化合物を挙げることができる。な
お、一般式()のイミド化合物においてl1が2
以上の場合、基D1は同種であることが製造の面
から望ましいが異種であつてもよい。さらに一般
式()の脂肪族イミドは単独で使用するほか2
種以上混合して使用することとが可能である。 本発明において使用される一般式()のイミ
ドはイミド残基(Q2)が例えば炭素原子数50以
下の直鎖または分岐状アルキル基、フエニル基、
置換フエニル基、ベンジル基、置換ベンジル基、
シクロヘキシル基、置換シクロヘキシル基または
式
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q2はl2価の有
機基を表わし、l2は1以上の数を表わす。)の
aとは異なるイミドおよび、 c 一般式() (H2N)n―Z () (式中、Zはm価の有機基であり、mは1以
上の数を表わす。)のアミノ化合物 からなる硬化性樹脂組成物である。 本発明の組成物に使用する脂肪族イミドは融点
が低く、通常のイミド樹脂との相溶性の良好な有
機溶剤への溶解性が著しく優れている。さらに分
子中にベンゼン環を有していないので、可撓性に
富んだ硬化物を提供するなどの利点を有してい
る。その結果、従来のビスマレイミド系樹脂に見
られた安全衛生上や作業環境上の問題の多いN−
メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの
極性有機溶剤を強いて用いなくても通常の低沸点
の汎用有機溶剤を使用して十分に所望の効果が得
られるので、作業性が改善されることはもとより
積層品などの製品からの溶剤の除去が容易とな
り、ボイドのない硬化物を得ることができ、品質
を大幅に改善することが可能となつた。さらに脂
肪族イミドは低融点であることより本発明の組成
物の無溶剤の形態での使用を可能とし、またエー
テル結合を有することによると推定されるが、樹
脂と各種基材との接着能力の向上をもたらした。 本発明において使用される脂肪族イミドは一般
式()で表わされる化合物であり、脂肪族エー
テル基Q1は例えば R3−O−R3′−・,−R3−(O−R3)a――, −R3−(O−R3′)a――(―O−R3″)b――, −R3−(O−R3′)a――(―O−R3″)b――(―
bO−R3
)c――, (式中、R3,R3′,R3″,R3およびR4は同一
であつても異なつてもよく、炭素原子数1〜10の
直鎖または枝分れした脂肪族炭化水素基、または
それがアルコキシ基、水酸基若しくはハロゲンで
置換されたものであり、a,b,c,x,yおよ
びzは1以上の数を表わす。)で表わされる構造
をもつ式量が295以下の基である。Q1の式量が
295より大きい場合は、脂肪族エーテル基の部分
の存在割合が重合性二重結合の部分と比較して大
となるため、効果物のTgの低下が著しく、目標
とする耐熱性が得られない。これに対してQ1の
式量が295以下の場合には、脂肪族エーテル部分
にくらべ、二重結合の存在割合が大となり、硬化
の際に充分な架橋反応を生じ、Tgや熱分解温度
も充分高くなる。Q1の式量の限界値である295の
値は、良好な耐熱性が得られる脂肪族エーテル系
ジアミンの最大分子量を実験的に求めて決定し
た。脂肪族イミドの極めて代表的な具体例として
は、N−2,2′−ヒドロキシエトキシエチルマレ
イミド、 N−1−メトキシメチルプロピルマレイミド、 N−1−エトキシメチルプロピルマレイミド、 N−1−メトキシメチルブチルマレイミド、 N,N′−4,7−ジオキサデカン−1,10−
ビスマレイミド、 N,N′−4,9−ジオキサドデカン−1,12
−ビスマレイミド、 N,N′−4,7,10−トリオキサトリデカン
−1,13−ビスマレイミド、 N,N′−7−メチル−4,10−ジオキサトリ
デカン−1,13−ビスマレイミド、さらに式 で示されるビスマレイミドを挙げることができ
る。 また、以上の化合物のマレイミド基中の不飽和
炭素に結合した水素原子が適宜塩素原子、臭素原
子、メチル基、エチル基、フエニル基などで置換
された化合物、N,N′−(4,7−ジオキサデカ
ン)−1,10−ビス−3′,6′−エンドメチレン−
1′,2′,3′,6′−テトラヒドロフタルイミド、N,
N′−(4,9−ジオキサドデカン)−1,12−ビ
ス−3′,6′−エンドメチレン−1′,2′,3′,6′−
テ
トラヒドロフタルイミド、さらには次式の などのフタルイミド化合物、同様に前記のマレイ
ミド化合物のマレイミド基が3(または4)−メチ
ル−1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミド
基、1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミド
基、3−6−エンドエチリデン−1,2,3,6
−テトラヒドロフタルイミド基若しくは3(また
は4)−メチル−3,6−エンドメチレン−1,
2,3,6−テトラヒドロフタルイミド基で置換
されたイミド化合物を挙げることができる。な
お、一般式()のイミド化合物においてl1が2
以上の場合、基D1は同種であることが製造の面
から望ましいが異種であつてもよい。さらに一般
式()の脂肪族イミドは単独で使用するほか2
種以上混合して使用することとが可能である。 本発明において使用される一般式()のイミ
ドはイミド残基(Q2)が例えば炭素原子数50以
下の直鎖または分岐状アルキル基、フエニル基、
置換フエニル基、ベンジル基、置換ベンジル基、
シクロヘキシル基、置換シクロヘキシル基または
式
【式】
(式中、R5は同一または異なり、水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、シアノ基、アルコキ
シ基、カルボキシル基であり、Y2は水酸基また
はアセトキシ基である。)で示される基、炭素原
子数50以下の直鎖または分岐状アルキレン基、フ
エニレン基、置換フエニレン基、シクロヘキシレ
ン基、置換シクロヘキシレン基、次式
ハロゲン原子、アルキル基、シアノ基、アルコキ
シ基、カルボキシル基であり、Y2は水酸基また
はアセトキシ基である。)で示される基、炭素原
子数50以下の直鎖または分岐状アルキレン基、フ
エニレン基、置換フエニレン基、シクロヘキシレ
ン基、置換シクロヘキシレン基、次式
【式】
【式】または
(式中nは1〜3の整数である。)
で示される基でもよい。さらにイミド残基は単結
合または不活性な原子若しくは基により結合した
いくつかのフエニレン基、置換フエニレン基、シ
クロヘキシレン基、置換シクロヘキシレン基を表
わすことができる。上記の不活性な原子若しくは
基として、例えば−O−,−S−,炭素原子数1
〜3のアルキレン基、−CO−,−SO2−,−NR6
−,−N=N−,−CONH−,−P(O)R6−,−
CONH−A−NHCO−,
合または不活性な原子若しくは基により結合した
いくつかのフエニレン基、置換フエニレン基、シ
クロヘキシレン基、置換シクロヘキシレン基を表
わすことができる。上記の不活性な原子若しくは
基として、例えば−O−,−S−,炭素原子数1
〜3のアルキレン基、−CO−,−SO2−,−NR6
−,−N=N−,−CONH−,−P(O)R6−,−
CONH−A−NHCO−,
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】または
【式】
(式中、R6は水素原子、炭素原子数1〜4の
アルキル基、フエニル基、置換フエニル基、シク
ロヘキシル基または置換シクロヘキシル基を示
し、Aは炭素原子数50以下のアルキレン基を示
す。)などを挙げることができる。さらに価数が
3のイミド残基として
アルキル基、フエニル基、置換フエニル基、シク
ロヘキシル基または置換シクロヘキシル基を示
し、Aは炭素原子数50以下のアルキレン基を示
す。)などを挙げることができる。さらに価数が
3のイミド残基として
【式】
【式】がある。
かかるイミドの具体例としては、N−エチルマ
レイミド、N−プロピルマレイミド、N−ヘキシ
ルマレイミド、N−フエニルマレイミド、N−o
(mまたはp)−トリルマレイミド、N−o(mま
たはp)−メトキシフエニルマレイミド、N−o
(mまたはp)−クロロフエニルマレイミド、N−
o(mまたはp)−ニトロフエニルマレイミド、N
−3,5−ジクロロフエニルマレイミド、N−o
(mまたはp)−ヒドロキシフエニルマレイミド、
N−o(mまたはp)−カルボキシフエニルマレイ
ミド、N−o(mまたはp)−アリルフエニルマレ
イミド、N−p−フルオロフエニルマレイミド、
N−4−ピリジルマレイミド、N−(2−メチル
−4−ピリジル)マレイミド、N−o(mまたは
p)−アセトキシフエニルマレイミド、N−p−
〔1−メチル−1−(p′−ヒドロキシフエニル)エ
チル〕フエニルマレイミド、N−p−〔1−メチ
ル−1−(p′−アセトキシフエニル)エチル〕フ
エニルマレイミド、N−2−メチル−4−〔1′−
メチル−1′−(3″−メチル−4″−ヒドロキシフエ
ニル)エチル〕フエニルマレイミド、N−ベンジ
ルマレイミド、N−キノリルマレイミド、N−1
(または2)ナフチルマレイミド、N,N−エチ
レンビスマレイミド、N,N′−ヘキサメチレン
ビスマレイミド、N,N′−m(またはp)フエニ
レンビスマレイミド、N,N′−(メチレン−ジ−
p−フエニレン)ビスマレイミド、N,N′−(オ
キシ−ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、
N,N′−(チオ−ジ−p−フエニレン)ビスマレ
イミド、N,N′−(スルホニル−ジ−p−フエニ
レン)ビスマレイミド、N,N′−(スルフイニル
−ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、N,
N′−(メチレン−ジ−1,4−シクロヘキシレ
ン)ビスマレイミド)、N,N′−(イソプロピリ
デン−ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、
N,N′−m(またはp)−キシリレンビスマレイ
ミド、N,N′−(イミノ−ジ−p−フエニレン)
ビスマレイミド、N,N′−2,4−トリレンビ
スマレイミド、N,N′−(メチレン−ジ−3−ク
ロロ1,4−フエニレン)ビスマレイミド、N,
N′−(メチレン−ジ−3−メチル−1,4−フエ
ニレン)ビスマレイミド、N,N′−(ビニレン−
ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、4−メチ
ル−2,4−ビス(p−N−マレイミドフエニ
ル)ペンタン、N,N′−1,4−ナフチレンビ
スマレイミド、N,N′−2,4−ピリジンビス
マレイミド、トリス(4−N−マレイミドフエニ
ル)ホスフエート、トリス(4−N−マレイミド
フエニル)チオホスフエート、2,4,6−トリ
ス(4′−N−マレイミドフエノキシ)−S−トリ
アジン、5(または6)−N−マレイミド−1−
(4′−N′−マレイミドフエニル)−1,3,3−ト
リメチルインダンなどのマレイミド、これらマレ
イミド化合物のマレイミド基中の不飽和炭素に結
合した水素原子が適宜塩素原子、臭素原子、メチ
ル基、エチル基、フエニル基などで置換された化
合物、さらに前記のマレイミド化合物のマレイミ
ド基が1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミ
ド基、3(または4)−メチル−1,2,3,6−
テトラヒドロフタルイミド基、3,6−エンドメ
チレン−1,2,3,6−テトラヒドロフタルイ
ミド基、3(または4)−メチル−3,6−エンド
メチレン−1,2,3,6−テトラヒドロフタル
イミド基、若しくは3,6−エンドエチリデン−
1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミド基で
置換されたイミド化合物を挙げることができる。
なお、一般式()のイミド化合物においてl2が
2以上の場合、基D2は同種であることが製造の
面から望ましいが異種であつてもよい。さらに一
般式()のイミドは単独で使用するほか2種以
上混合して使用することが可能である。 本発明の組成物では硬化物に均質かつ緻密な構
成、強靭性、および機械的強度を付与する目的で
一般式()のアミノ化合物を成分としている。
アミノ化合物の代表的な具体例としては、エチル
アミン、プロピルアミン、ヘキシルアミン、アニ
リン、p−トルイジン、m−トルイジン、o−ト
ルイジン、p−メトキシアニリン、m−メトキシ
アニリン、o−メトキシアニリン、p−クロロア
ニリン、m−クロロアニリン、3,5−ジクロロ
アニリン、p−ヒドロキシアニリン、m−ヒドロ
キシアニリン、p−カルボキシアニリン、m−カ
ルボキシアニリン、o−カルボキシアニリン、p
−ビニルアニリン、p−アリルアニリン、p−イ
ソプロペニルアニリン、2−メチル−4−イソプ
ロペニルアニリン、4−アミノピリジン、2−
(4′−ヒドロキシフエニル)−2−(4″−アミノフ
エニル)プロパン、2−(4′−ヒドロキシフエニ
ル)−2−(4″−アミノ−3″−メチルフエニル)−
プロパン、ベンジルアミン、1−アミノナフタレ
ン、2−アミノナフタレン、エチレンジアミン、
トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、m−フエニレンジア
ミン、p−フエニレンジアミン、1,4−ジアミ
ノシクロヘキサン、2,4−ジアミノトルエン、
4,4′−ジアミノジフエニルメタン、3,4′−ジ
アミノジフエニルメタン、2,2−ビス(4′−ア
ミノフエニル)プロパン、4,4′−ジアミノジフ
エニルエーテル、4,4′−ジアミノジフエニルス
ルフイド、4,4′−ジアミノジフエニルスルホ
ン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、
m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミ
ン、ビス(4−アミノフエニル)ジフエニルシラ
ン、ビス(4−アミノフエニル)メチルホスフイ
ンオキシド、ビス(3−クロロ−4−アミノフエ
ニル)メタン、2,2−ビス(4′−4″−アミノフ
エノキシフエニル)プロパン、1,4−ビス(p
−アミンフエノキシ)ベンゼン、1,4−ジアミ
ノナフタレン、2,4−ジアミノピリジン、4−
メチル−2,4−ビス(p−アミノフエニル)ペ
ンタン、4−メチル−2,4−ビス(p−アミノ
フエニル)−1−ペンテン、4−メチル−2,4
−ビス(p−アミノフエニル)−2−ベンテン、
トリス(4−アミノフエニル)ホスフエート、ト
リス(4−アミノフエニル)チオホスフエート、
2,4,6−トリス(4′−アミノフエノキシ)−
S−トリアジン、5−(または6)−アミノ−1−
(4′−アミノフエニル)−1,3,3−トリメチル
インダン、さらには三量体以上のビニルアニリン
類あるいはイソプロペニルアニリン類の重合体、
芳香族アミン類(例えばアニリン、トルイジン
類、キシリジン類、アニシジン類)とアルデヒド
類(例えばホルムアルデヒド、パラホルム、アセ
トアルデヒド)の反応で得られるポリアミン類、
特にアニリンとホルムアルデヒドとの反応により
得られるポリ(フエニレンメチレン−ポリアミン
(例えばMDA−150;三井東圧化学(株)製、商品
名)および該ポリアミンを水添した脂環族ポリア
ミン類を挙げることができる。これらのアミノ化
合物は単独でも2種以上の混合物としても使用さ
れる。さらにアミノ化合物としてはエーテル結合
を有する脂肪族アミノ化合物を前記3成分に加え
て配合することも可能である。エーテル基を有す
る脂肪族アミノ化合物の配合は各成分の相互作用
あるいは反応に基づく相乗効果により組成物の有
機溶剤に対する溶解度を増大し、尚一層均質かつ
緻密な構造を有するようになり、強靭性、機械的
強度、接着能力に優れた性質が助長された硬化物
を提供する。エーテル基を有する脂肪族アミノ化
合物の極めて代表的な具体例としては、2,2′−
ヒドロキシエトキシエチルアミン、1−メトキシ
メチルプロピルアミン、1−エトキシメチルプロ
ピルアミン、1−メトキシメチルブチルアミン、
4,7−ジオキサデカン−1,10−ジアミン、
4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミン、
4,7,10−トリオキサトリデカン−1,13−ジ
アミン、7−メチル−4,10−ジオキサトリデカ
ン−1,13−ジアミン、ビス(3−アミノプロピ
ル)ポリテトラヒドロフラン、次式 (式中、aは約2.6、5.6または33.1である。) (式中、a+cは約3.5であり、bは約13.5〜
45.5である。) (式中、x+y+zは約5.3である。) で示されるジおよびトリアミン(これらアミノ化
合物は三井テキサコケミカル(株)社よりジエフアミ
ンの商品名で市販されている。)を挙げることが
でき、これらのアミノ化合物は単独で使用するほ
か、2種以上混合して使用することが可能であ
る。 本発明の組成物において各成分の使用量は特に
制約はないが、式()の脂肪族イミドは該イミ
ドと式()のイミドの合計量に対して2〜99重
量%の範囲、好ましくは5〜95重量%の範囲が適
当である。脂肪族イミドの使用量が上記の範囲を
上まわると硬化して得られる硬化物の耐熱性が低
下し、上記範囲を下まわると組成物の硬化性が悪
く、硬化物は脆くなる。 本発明の組成物に使用されるアミノ化合物の使
用量には特に限定はないが、脂肪族イミドおよび
式()のイミドの全イミド成分中の全イミド基
数に対する全アミノ化合物中の全アミノ基数の比
(一般式())が1以下であるのが好ましく、
0.01〜1の範囲がより好ましい。 (ma・na/Ma)/(ma・ni/Mi) () (式中、ma,naおよびMaはそれぞれアミノ
化合物の使用量、分子中のアミノ基数の平均値お
よび平均分子量を表わし、mi,niおよびMiはそ
れぞれイミド化合物の使用量、分子中のイミド基
数の平均値および平均分子量を示す。)。アミノ化
合物の使用量が上記範囲より少ないと該アミノ化
合物を利用することにより期待される効果、例え
ば硬化物の耐衝撃性をさらに高める効果が殆んど
認められなくなり、一方上記範囲より多いと得ら
れる硬化物の耐熱性が著しく低下するとともに絶
縁ワニス、銅張り積層板などに使用したとき銅な
どの導電性材料の腐蝕を促進する恐れがあるほ
か、ガラス布などを使用して含浸、積層成形する
際樹脂の流れが過大になり、さらには基材との接
着能力が低下するなどの欠点が現われる。 本発明の組成物は単なる混合物のほかプレポリ
マーを含有した形態で使用する。プレポリマーと
はa.脂肪族イミド、b.イミド化合物およびc.アミ
ノ化合物から選ばれた任意の2成分またはa,b
およびcの3成分を反応させて得られる予備反応
物であり、具体的な反応方法に制約はないが、反
応温度0〜200℃の範囲、反応時間が5分〜10時
間の範囲で各成分を無溶媒で直接均一に混合して
反応させるか、または溶剤を使用して各成分の均
一溶液あるいは懸濁状態として反応させる。 一方必要に応じて接着力の向上、粘度の調整な
どを目的としてエポキシ樹脂を配合することもで
きる。エポキシ樹脂は公知の固体状および液状の
製品でよく、その代表例としてはビスフエノール
A型エポキシ樹脂、ビスフエノールF型エポキシ
樹脂、ハロゲン化ビスフエノールA型エポキシ樹
脂、フエノールノボラツク型エポキシ樹脂、クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂、脂環式エポキ
シ樹脂、トリグリシジルシアヌレート、トリグリ
シジルイソシアヌレートあるいはヒダントインエ
ポキシのような複素環エポキシ樹脂、水添ビスフ
エノールA型エポキシ樹脂、プロピレングリコー
ルジグリシジルエーテルやペンタエリスリトール
ポリグリシジルエーテルなどの脂肪族系エポキシ
樹脂、脂肪族もしくは芳香族カルボン酸とエピク
ロルヒドリンとの反応によつて得られるエポキシ
樹脂、スピロ環含有エポキシ樹脂、P,P′−N,
N,N′,N′−テトラグリシジルジアミノフエニ
ルメタン若しくは次式 のトリグリシジル−p−アミノフエノールなど脂
肪族若しくは芳香族アミンとエピクロルヒドリン
との反応によつて得られるエポキシ樹脂、および
上記エポキシ樹脂の一部が開環重合したエポキシ
樹脂、さらにエポキシ化あるいはエポキシ変性さ
れた樹脂(例えばエポキシ基を有するアクリル樹
脂、1,2−ポリブタジエンあるいはアルキツド
樹脂、エポキシ変性シリコーン樹脂)などを挙げ
ることができる。 本発明においてエポキシ樹脂は単独ないし2種
以上混合して使用することが可能であり、また勿
論単官能性のいわゆる反応性希釈剤を一部含ませ
てもよい。エポキシ樹脂の使用量には特に限定は
ないが本発明の組成物から得られる硬化物の耐熱
性を損なわないようにするために組成物全重量の
50%以下にするのが好ましい。 本発明の組成物の硬化反応には触媒は必ずしも
必要ではないが、状況に応じて1種以上の触媒を
使用することができる。この場合、その使用量は
組成物の優れた効果に支障を来たさずかつその性
能を向上させるような範囲とし、実際には組成物
全重量に対し5%以下である。組成物の用途形態
に応じて作業性の改善、硬化速度の調整などの目
的で使用する触媒としては三フツ化ホウ素モノエ
チルアミン錯体、三フツ化ホウ素ピペリジン錯体
などの三フツ化ホウ素アミン錯体、トリエチルア
ミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ヘキサ
メチレンテトラミン、N,N−ジメチルアニリン
などの第3級アミン、テトラメチルアンモニウム
ブロマイドなどの第4級アンモニウム塩、トリフ
エニルボレート、トリクレジルボレートなどのボ
レート化合物、N−メチルイミダゾール、N−フ
エニルイミダゾールなどのイミダゾール化合物、
酢酸亜鉛、酢酸ナトリウム、チタンアセチルアセ
トネート、ナトリウムメチラート、塩化アルミニ
ウム、塩化亜鉛、塩化スズ、ナフテン酸マンガ
ン、ナフテン酸コバルトなどの金属化合物、無水
フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水メチ
ルテトラヒドロフタル酸、無水ナジツク酸、無水
ベンゾフエノンテトラカルボン酸、無水ピロメリ
ツト酸、無水マレイン酸などの酸無水物、ジクミ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエー
ト、メチルエチルケトンパーオキサイドなどの過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ
化合物を挙げることができる。 本発明の組成物は低融点、液状イミドを含有し
ているなどの特徴を活用して単に均一混合して加
熱する無溶剤タイプで用い得るが、有機溶剤に易
溶であるので溶液の形態でも使用できる。溶液の
場合、使用する有機溶剤に制約はないが、好まし
い具体的な例としてはアセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノンなどのケトン類、n−ヘ
キサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類、ジエ
チルエーテル、エチルセロソルブ、メチルセロソ
ルブ、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン
などのエーテル類、塩化メチレン、クロロホル
ム、トリクロロエタン、四塩化炭素などの塩素化
合物、ベンゼン、キシレン、メシチレンなどの芳
香族炭化水素類、メタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール、フエノール、クレゾールな
どのアルコール類、アセトニトリルなどのニトリ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチル、2−エトキシエ
チルアセテートなどのエステル類等を挙げること
ができる。またN,N−ジメチルホルムアミド、
N−メチル−2−ピロリドンなど使用しても勿論
溶液状の組成物が得られるが、これらの溶剤は前
述したような欠点があるので、特別の目的のため
以外の使用は控える方が望ましい。 本発明の硬化性樹脂組成物には必要に応じて本
発明の効果の発揮を阻害しない範囲で粉末、粒あ
るいは繊維状の補強剤、充填剤、増粘剤、離型
剤、ビニルトリエトキシシランなどのカツプリン
グ剤、難燃剤、耐炎剤、顔料および着色剤やその
他の助剤等を配合することができる。 本発明の硬化性樹脂組成物は含浸用、プリプレ
グ用、被覆用および積層用ワニス、成形用粉末、
塗料、接着剤、シーラント、ゴム用薬剤など広範
囲の用途を有するものであり、硬化物とする硬化
条件は組成、硬化物の形態によつて変化する。一
般に本発明の組成物は接着剤層、塗膜として基材
に塗布するか、または粉末、ペレツトさらにはガ
ラス布のような基材に含浸させた状態で成形また
は積層した後加熱して硬化させる。硬化温度は一
般的には0〜350℃、好ましくは50〜300℃の範囲
にあるのがよい。硬化時間は硬化物の形態に左右
されるが、一般的には30秒〜20時間の範囲で樹脂
成分が完全に硬化するに充分な時間を選べばよ
い。さらに成形品、積層品、または接着構造物な
どの製造に用いる場合には、加熱硬化時に圧力を
かけることが望ましく適用圧力の範囲は1〜150
Kg/cm2でよい。なお本発明の組成物の硬化方法と
して可視光線、紫外線、X線、γ線などの電磁波
を用いることも可能である。 本発明を実施する際の具体的態様については特
に制約はないが、態様の例として含浸用ワニス、
プリプレグ、積層板の調製例を以下に示す。 脂肪族イミド(a)、イミド(b)およびアミノ化合物
(c)からなる均一液体あるいは有機溶剤を含む均一
溶液を調製する。溶剤を用いる場合、溶液中にお
ける本発明の組成物の濃度は10〜80重量%の範囲
に入るようにするのが望ましい。この均一液体あ
るいは均一溶液に必要に応じて硬化触媒、シラン
カツプリング剤、難燃剤などを加え、均一に配合
してワニスとする。該ワニスをガラス布に含浸処
理を行つてから、一定時間風乾させた後50〜200
℃のオーブン中で予備硬化させてプリプレグを得
る。プリプレグのまま各種絶縁材料として用いら
れる場合も多く、プリプレグマイカーテープなど
がその例である。本発明の組成物により調製され
たワニスより得られたプリプレグは成分の分離や
発泡が起こらず、しかも好ましい指触乾燥性を有
し、室温においても長期に亘り安定に保存可能で
あり、その可撓性が持続される。つぎに例えばガ
ラス布製プリプレグシートを複数枚重ねた後、そ
の一面もしくは両面に銅箔を重ね圧縮成型機で温
度100〜300℃、圧力10〜150Kg/cm2にて加圧成型
を行うことにより配線基板用の積層板を得ること
ができる。 以下、本発明を実施例および比較例により説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお実施例中の部および%は特記せぬ
限り重量によつた。また実施例中の各種測定法は
次の通りである。 熱重量分析:島津製作所製DTG−30Mにて窒
素気流中10℃/分の昇温速度により測定し
た。 ゲルタイム:180℃に加熱したステンレス製の
熱板上に約1.5gの試料をのせ、毎分1回の
回転速度でスパチユラにより練り、試料が糸
を曳きはじめるまでに要した時間を測定し
た。 半田耐熱性:JIS C−6481により、半田浴の温
度を300℃とし、銅箔面にふくれまたははが
れの生じるまでに要した時間を測定した。 銅箔剥離強度:JIS C−6481によつた。 曲げ強度:JIS C−6481によつた。 耐衝撃性:円形状、厚み1mmの硬化物に50gの
球状の青銅を60cmの高さから落下し、その時
に割れ具合を次の基準により観察した。 〇;割れない、△;ヒビが入る、×;粉々
に割れる。 熱変形温度(HDT):TMA法(針入法)
によつた。(荷重50g、昇温速度10℃/分) 実施例 1 N,N′−7−メチル−4,10−ジオキサトリ
デカン−1,13−ビスマレイミド40部およびN,
N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイ
ミド48部および4,4′−ジアミノジフエニルメタ
ン12部を充分に混合し、その一部によりゲルタイ
ムを測定した。つぎに該混合物100部を1,4−
ジオキサン110部に60℃で溶解してワニスを調製
した。このワニスを底面の平滑な内径60mm、深さ
14mmのアルミ製容器に離型剤を塗布後、所定量
(樹脂分約5g相当)とり、窒素気粒下の熱板上
で80℃に加熱し2時間保持した後、130℃まで30
分間かけて徐々に昇温しこの温度に3時間保持し
た。つぎに、200℃まで1時間かけて徐々に昇温
し、この温度に2時間保持して硬化した。その後
250℃で24時間アフターキユアを行い褐色の硬化
物(試験片)を作製し、この硬化物の耐衝撃性、
熱変形温度を調べ、熱重量分析を行い結果を表1
に示す。同様にして、表1に示す配合で調製した
組成物についてもその結果を示す。 実施例 2〜5 N,N′−4,7−ジオキサトリデカン−1,
10−ビスマレイミド、N,N′−4,7−ジオキ
サデカン−1,10−ビス−3′,6′−エンドメチレ
ン−1′,2′,3′,6′−テトラヒドロフタルイミド、
ジエフアミンD−230のビスマレイミド、N,
N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイ
ミド、N,N′−(メチレンジ−p−フエニレン)
−3,6−エンドメチレン−1,2,3,6−テ
トラヒドロフタルイミド、4,4′−ジアミノジフ
エニルメタン、4,7−ジオキサデカン−1,10
−ジアミンを用い表1に示す配合の組成物を充分
に混合した後実施例1と同様にして硬化物を得
た。 比較例 1,2 ジエフアミンED−600のビスマレイミド、ジエ
フアミンD−2000のビスマレイミド、N,N′−
(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、
4,4′−ジアミノジフエニルメタンからなる組成
物のゲルタイムを測定し、さらに実施例1と同様
にして硬化物を得た。 実施例1〜5、および比較例1,2の組成物に
つき配合と共に物性の測定結果を一括して表1に
示した。 実施例 6 (1) N,N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビ
スマレイミド90部、および4,4′−ジアミノジ
フエニルメタン20部を充分に混合し、温度120
℃で5分間溶融混練を行いプレポリマーを得
た。 (2) N,N′−4,7−ジオキサデカン−1,10
−ビスマレイミド12.8部および4,7−ジオキ
サデカン−1,10−ジアミン4.2部を1.4−ジオ
キサン100部に溶解し、ついて前記(1)のプレポ
リマー83部を添加し、溶解して含浸ワニスを調
製した。つぎにアミノシラン処理を施したガラ
ス布(厚さ0.18mm)に含浸させ風乾後170℃で
9分間乾燥しプリプレグを得た。このプリプレ
グを9枚重ねその上に銅箔を1枚置き熱プレス
機でプレス圧を75Kg/cm2として180℃で30分間
圧縮して銅張積層板を得た。その後この積層板
を200℃のオーブン中で12時間アフターキユア
した。 実施例 7〜9 N,N−4,7−ジオキサデカン−1,10−ビ
ス−3′,6′−エンドメチレン−1′,2′,3′,6′−
テ
トラヒドロフタルイミド、ジエフアミンD−230
のビスマレイミド、4,4′−ジアミノジフエニル
メタン、ジエフアミンD−230、エピコート828
(シエル化学社製ビスフエノール系エポキシ樹脂
の商品名)、無水トリメリツト酸および1,4−
ジオキサンを表2に示す配合で含浸ワニスを調製
した。それ以外は実施例6と同様にしてアフター
キユアを施した銅張積層板を得た。 比較例 3 比較例1の組成物を用いて含浸ワニスを調製
し、実施例6と同様にして銅張積層板を得た。 実施例6〜9および比較例3で得た銅張積層板
の物性値を配合と共に一括して表2に示した。 実施例 10 ジエフアミンD−230のビスマレイミド20部お
よびジエフアミンD−230、5.7部を充分に混合
し、ついでN−N′−(メチレンジ−p−フエニレ
ン)ビスマレイミド58.3部、4,4′−ジアミノジ
フエニルメタン16部、無水トリメリツト酸3部、
天然グラフアイト100部およびステアリン酸カル
シウム2.5部を100℃の温度下、加圧ニーダーにて
30分混練した。ついでこの組成物を金型温度200
℃、圧力120Kg/cm2の条件で1時間加圧成型した。
この成形品はJIS K−6911に従つて測定した曲げ
強度が25℃で19.3Kg/mm2、250℃の温度下500時間
の加熱後では16.2Kg/mm2であり満足すべき耐熱劣
化性を示した。
レイミド、N−プロピルマレイミド、N−ヘキシ
ルマレイミド、N−フエニルマレイミド、N−o
(mまたはp)−トリルマレイミド、N−o(mま
たはp)−メトキシフエニルマレイミド、N−o
(mまたはp)−クロロフエニルマレイミド、N−
o(mまたはp)−ニトロフエニルマレイミド、N
−3,5−ジクロロフエニルマレイミド、N−o
(mまたはp)−ヒドロキシフエニルマレイミド、
N−o(mまたはp)−カルボキシフエニルマレイ
ミド、N−o(mまたはp)−アリルフエニルマレ
イミド、N−p−フルオロフエニルマレイミド、
N−4−ピリジルマレイミド、N−(2−メチル
−4−ピリジル)マレイミド、N−o(mまたは
p)−アセトキシフエニルマレイミド、N−p−
〔1−メチル−1−(p′−ヒドロキシフエニル)エ
チル〕フエニルマレイミド、N−p−〔1−メチ
ル−1−(p′−アセトキシフエニル)エチル〕フ
エニルマレイミド、N−2−メチル−4−〔1′−
メチル−1′−(3″−メチル−4″−ヒドロキシフエ
ニル)エチル〕フエニルマレイミド、N−ベンジ
ルマレイミド、N−キノリルマレイミド、N−1
(または2)ナフチルマレイミド、N,N−エチ
レンビスマレイミド、N,N′−ヘキサメチレン
ビスマレイミド、N,N′−m(またはp)フエニ
レンビスマレイミド、N,N′−(メチレン−ジ−
p−フエニレン)ビスマレイミド、N,N′−(オ
キシ−ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、
N,N′−(チオ−ジ−p−フエニレン)ビスマレ
イミド、N,N′−(スルホニル−ジ−p−フエニ
レン)ビスマレイミド、N,N′−(スルフイニル
−ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、N,
N′−(メチレン−ジ−1,4−シクロヘキシレ
ン)ビスマレイミド)、N,N′−(イソプロピリ
デン−ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、
N,N′−m(またはp)−キシリレンビスマレイ
ミド、N,N′−(イミノ−ジ−p−フエニレン)
ビスマレイミド、N,N′−2,4−トリレンビ
スマレイミド、N,N′−(メチレン−ジ−3−ク
ロロ1,4−フエニレン)ビスマレイミド、N,
N′−(メチレン−ジ−3−メチル−1,4−フエ
ニレン)ビスマレイミド、N,N′−(ビニレン−
ジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、4−メチ
ル−2,4−ビス(p−N−マレイミドフエニ
ル)ペンタン、N,N′−1,4−ナフチレンビ
スマレイミド、N,N′−2,4−ピリジンビス
マレイミド、トリス(4−N−マレイミドフエニ
ル)ホスフエート、トリス(4−N−マレイミド
フエニル)チオホスフエート、2,4,6−トリ
ス(4′−N−マレイミドフエノキシ)−S−トリ
アジン、5(または6)−N−マレイミド−1−
(4′−N′−マレイミドフエニル)−1,3,3−ト
リメチルインダンなどのマレイミド、これらマレ
イミド化合物のマレイミド基中の不飽和炭素に結
合した水素原子が適宜塩素原子、臭素原子、メチ
ル基、エチル基、フエニル基などで置換された化
合物、さらに前記のマレイミド化合物のマレイミ
ド基が1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミ
ド基、3(または4)−メチル−1,2,3,6−
テトラヒドロフタルイミド基、3,6−エンドメ
チレン−1,2,3,6−テトラヒドロフタルイ
ミド基、3(または4)−メチル−3,6−エンド
メチレン−1,2,3,6−テトラヒドロフタル
イミド基、若しくは3,6−エンドエチリデン−
1,2,3,6−テトラヒドロフタルイミド基で
置換されたイミド化合物を挙げることができる。
なお、一般式()のイミド化合物においてl2が
2以上の場合、基D2は同種であることが製造の
面から望ましいが異種であつてもよい。さらに一
般式()のイミドは単独で使用するほか2種以
上混合して使用することが可能である。 本発明の組成物では硬化物に均質かつ緻密な構
成、強靭性、および機械的強度を付与する目的で
一般式()のアミノ化合物を成分としている。
アミノ化合物の代表的な具体例としては、エチル
アミン、プロピルアミン、ヘキシルアミン、アニ
リン、p−トルイジン、m−トルイジン、o−ト
ルイジン、p−メトキシアニリン、m−メトキシ
アニリン、o−メトキシアニリン、p−クロロア
ニリン、m−クロロアニリン、3,5−ジクロロ
アニリン、p−ヒドロキシアニリン、m−ヒドロ
キシアニリン、p−カルボキシアニリン、m−カ
ルボキシアニリン、o−カルボキシアニリン、p
−ビニルアニリン、p−アリルアニリン、p−イ
ソプロペニルアニリン、2−メチル−4−イソプ
ロペニルアニリン、4−アミノピリジン、2−
(4′−ヒドロキシフエニル)−2−(4″−アミノフ
エニル)プロパン、2−(4′−ヒドロキシフエニ
ル)−2−(4″−アミノ−3″−メチルフエニル)−
プロパン、ベンジルアミン、1−アミノナフタレ
ン、2−アミノナフタレン、エチレンジアミン、
トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、m−フエニレンジア
ミン、p−フエニレンジアミン、1,4−ジアミ
ノシクロヘキサン、2,4−ジアミノトルエン、
4,4′−ジアミノジフエニルメタン、3,4′−ジ
アミノジフエニルメタン、2,2−ビス(4′−ア
ミノフエニル)プロパン、4,4′−ジアミノジフ
エニルエーテル、4,4′−ジアミノジフエニルス
ルフイド、4,4′−ジアミノジフエニルスルホ
ン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、
m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミ
ン、ビス(4−アミノフエニル)ジフエニルシラ
ン、ビス(4−アミノフエニル)メチルホスフイ
ンオキシド、ビス(3−クロロ−4−アミノフエ
ニル)メタン、2,2−ビス(4′−4″−アミノフ
エノキシフエニル)プロパン、1,4−ビス(p
−アミンフエノキシ)ベンゼン、1,4−ジアミ
ノナフタレン、2,4−ジアミノピリジン、4−
メチル−2,4−ビス(p−アミノフエニル)ペ
ンタン、4−メチル−2,4−ビス(p−アミノ
フエニル)−1−ペンテン、4−メチル−2,4
−ビス(p−アミノフエニル)−2−ベンテン、
トリス(4−アミノフエニル)ホスフエート、ト
リス(4−アミノフエニル)チオホスフエート、
2,4,6−トリス(4′−アミノフエノキシ)−
S−トリアジン、5−(または6)−アミノ−1−
(4′−アミノフエニル)−1,3,3−トリメチル
インダン、さらには三量体以上のビニルアニリン
類あるいはイソプロペニルアニリン類の重合体、
芳香族アミン類(例えばアニリン、トルイジン
類、キシリジン類、アニシジン類)とアルデヒド
類(例えばホルムアルデヒド、パラホルム、アセ
トアルデヒド)の反応で得られるポリアミン類、
特にアニリンとホルムアルデヒドとの反応により
得られるポリ(フエニレンメチレン−ポリアミン
(例えばMDA−150;三井東圧化学(株)製、商品
名)および該ポリアミンを水添した脂環族ポリア
ミン類を挙げることができる。これらのアミノ化
合物は単独でも2種以上の混合物としても使用さ
れる。さらにアミノ化合物としてはエーテル結合
を有する脂肪族アミノ化合物を前記3成分に加え
て配合することも可能である。エーテル基を有す
る脂肪族アミノ化合物の配合は各成分の相互作用
あるいは反応に基づく相乗効果により組成物の有
機溶剤に対する溶解度を増大し、尚一層均質かつ
緻密な構造を有するようになり、強靭性、機械的
強度、接着能力に優れた性質が助長された硬化物
を提供する。エーテル基を有する脂肪族アミノ化
合物の極めて代表的な具体例としては、2,2′−
ヒドロキシエトキシエチルアミン、1−メトキシ
メチルプロピルアミン、1−エトキシメチルプロ
ピルアミン、1−メトキシメチルブチルアミン、
4,7−ジオキサデカン−1,10−ジアミン、
4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミン、
4,7,10−トリオキサトリデカン−1,13−ジ
アミン、7−メチル−4,10−ジオキサトリデカ
ン−1,13−ジアミン、ビス(3−アミノプロピ
ル)ポリテトラヒドロフラン、次式 (式中、aは約2.6、5.6または33.1である。) (式中、a+cは約3.5であり、bは約13.5〜
45.5である。) (式中、x+y+zは約5.3である。) で示されるジおよびトリアミン(これらアミノ化
合物は三井テキサコケミカル(株)社よりジエフアミ
ンの商品名で市販されている。)を挙げることが
でき、これらのアミノ化合物は単独で使用するほ
か、2種以上混合して使用することが可能であ
る。 本発明の組成物において各成分の使用量は特に
制約はないが、式()の脂肪族イミドは該イミ
ドと式()のイミドの合計量に対して2〜99重
量%の範囲、好ましくは5〜95重量%の範囲が適
当である。脂肪族イミドの使用量が上記の範囲を
上まわると硬化して得られる硬化物の耐熱性が低
下し、上記範囲を下まわると組成物の硬化性が悪
く、硬化物は脆くなる。 本発明の組成物に使用されるアミノ化合物の使
用量には特に限定はないが、脂肪族イミドおよび
式()のイミドの全イミド成分中の全イミド基
数に対する全アミノ化合物中の全アミノ基数の比
(一般式())が1以下であるのが好ましく、
0.01〜1の範囲がより好ましい。 (ma・na/Ma)/(ma・ni/Mi) () (式中、ma,naおよびMaはそれぞれアミノ
化合物の使用量、分子中のアミノ基数の平均値お
よび平均分子量を表わし、mi,niおよびMiはそ
れぞれイミド化合物の使用量、分子中のイミド基
数の平均値および平均分子量を示す。)。アミノ化
合物の使用量が上記範囲より少ないと該アミノ化
合物を利用することにより期待される効果、例え
ば硬化物の耐衝撃性をさらに高める効果が殆んど
認められなくなり、一方上記範囲より多いと得ら
れる硬化物の耐熱性が著しく低下するとともに絶
縁ワニス、銅張り積層板などに使用したとき銅な
どの導電性材料の腐蝕を促進する恐れがあるほ
か、ガラス布などを使用して含浸、積層成形する
際樹脂の流れが過大になり、さらには基材との接
着能力が低下するなどの欠点が現われる。 本発明の組成物は単なる混合物のほかプレポリ
マーを含有した形態で使用する。プレポリマーと
はa.脂肪族イミド、b.イミド化合物およびc.アミ
ノ化合物から選ばれた任意の2成分またはa,b
およびcの3成分を反応させて得られる予備反応
物であり、具体的な反応方法に制約はないが、反
応温度0〜200℃の範囲、反応時間が5分〜10時
間の範囲で各成分を無溶媒で直接均一に混合して
反応させるか、または溶剤を使用して各成分の均
一溶液あるいは懸濁状態として反応させる。 一方必要に応じて接着力の向上、粘度の調整な
どを目的としてエポキシ樹脂を配合することもで
きる。エポキシ樹脂は公知の固体状および液状の
製品でよく、その代表例としてはビスフエノール
A型エポキシ樹脂、ビスフエノールF型エポキシ
樹脂、ハロゲン化ビスフエノールA型エポキシ樹
脂、フエノールノボラツク型エポキシ樹脂、クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂、脂環式エポキ
シ樹脂、トリグリシジルシアヌレート、トリグリ
シジルイソシアヌレートあるいはヒダントインエ
ポキシのような複素環エポキシ樹脂、水添ビスフ
エノールA型エポキシ樹脂、プロピレングリコー
ルジグリシジルエーテルやペンタエリスリトール
ポリグリシジルエーテルなどの脂肪族系エポキシ
樹脂、脂肪族もしくは芳香族カルボン酸とエピク
ロルヒドリンとの反応によつて得られるエポキシ
樹脂、スピロ環含有エポキシ樹脂、P,P′−N,
N,N′,N′−テトラグリシジルジアミノフエニ
ルメタン若しくは次式 のトリグリシジル−p−アミノフエノールなど脂
肪族若しくは芳香族アミンとエピクロルヒドリン
との反応によつて得られるエポキシ樹脂、および
上記エポキシ樹脂の一部が開環重合したエポキシ
樹脂、さらにエポキシ化あるいはエポキシ変性さ
れた樹脂(例えばエポキシ基を有するアクリル樹
脂、1,2−ポリブタジエンあるいはアルキツド
樹脂、エポキシ変性シリコーン樹脂)などを挙げ
ることができる。 本発明においてエポキシ樹脂は単独ないし2種
以上混合して使用することが可能であり、また勿
論単官能性のいわゆる反応性希釈剤を一部含ませ
てもよい。エポキシ樹脂の使用量には特に限定は
ないが本発明の組成物から得られる硬化物の耐熱
性を損なわないようにするために組成物全重量の
50%以下にするのが好ましい。 本発明の組成物の硬化反応には触媒は必ずしも
必要ではないが、状況に応じて1種以上の触媒を
使用することができる。この場合、その使用量は
組成物の優れた効果に支障を来たさずかつその性
能を向上させるような範囲とし、実際には組成物
全重量に対し5%以下である。組成物の用途形態
に応じて作業性の改善、硬化速度の調整などの目
的で使用する触媒としては三フツ化ホウ素モノエ
チルアミン錯体、三フツ化ホウ素ピペリジン錯体
などの三フツ化ホウ素アミン錯体、トリエチルア
ミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ヘキサ
メチレンテトラミン、N,N−ジメチルアニリン
などの第3級アミン、テトラメチルアンモニウム
ブロマイドなどの第4級アンモニウム塩、トリフ
エニルボレート、トリクレジルボレートなどのボ
レート化合物、N−メチルイミダゾール、N−フ
エニルイミダゾールなどのイミダゾール化合物、
酢酸亜鉛、酢酸ナトリウム、チタンアセチルアセ
トネート、ナトリウムメチラート、塩化アルミニ
ウム、塩化亜鉛、塩化スズ、ナフテン酸マンガ
ン、ナフテン酸コバルトなどの金属化合物、無水
フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水メチ
ルテトラヒドロフタル酸、無水ナジツク酸、無水
ベンゾフエノンテトラカルボン酸、無水ピロメリ
ツト酸、無水マレイン酸などの酸無水物、ジクミ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエー
ト、メチルエチルケトンパーオキサイドなどの過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ
化合物を挙げることができる。 本発明の組成物は低融点、液状イミドを含有し
ているなどの特徴を活用して単に均一混合して加
熱する無溶剤タイプで用い得るが、有機溶剤に易
溶であるので溶液の形態でも使用できる。溶液の
場合、使用する有機溶剤に制約はないが、好まし
い具体的な例としてはアセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノンなどのケトン類、n−ヘ
キサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類、ジエ
チルエーテル、エチルセロソルブ、メチルセロソ
ルブ、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン
などのエーテル類、塩化メチレン、クロロホル
ム、トリクロロエタン、四塩化炭素などの塩素化
合物、ベンゼン、キシレン、メシチレンなどの芳
香族炭化水素類、メタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール、フエノール、クレゾールな
どのアルコール類、アセトニトリルなどのニトリ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチル、2−エトキシエ
チルアセテートなどのエステル類等を挙げること
ができる。またN,N−ジメチルホルムアミド、
N−メチル−2−ピロリドンなど使用しても勿論
溶液状の組成物が得られるが、これらの溶剤は前
述したような欠点があるので、特別の目的のため
以外の使用は控える方が望ましい。 本発明の硬化性樹脂組成物には必要に応じて本
発明の効果の発揮を阻害しない範囲で粉末、粒あ
るいは繊維状の補強剤、充填剤、増粘剤、離型
剤、ビニルトリエトキシシランなどのカツプリン
グ剤、難燃剤、耐炎剤、顔料および着色剤やその
他の助剤等を配合することができる。 本発明の硬化性樹脂組成物は含浸用、プリプレ
グ用、被覆用および積層用ワニス、成形用粉末、
塗料、接着剤、シーラント、ゴム用薬剤など広範
囲の用途を有するものであり、硬化物とする硬化
条件は組成、硬化物の形態によつて変化する。一
般に本発明の組成物は接着剤層、塗膜として基材
に塗布するか、または粉末、ペレツトさらにはガ
ラス布のような基材に含浸させた状態で成形また
は積層した後加熱して硬化させる。硬化温度は一
般的には0〜350℃、好ましくは50〜300℃の範囲
にあるのがよい。硬化時間は硬化物の形態に左右
されるが、一般的には30秒〜20時間の範囲で樹脂
成分が完全に硬化するに充分な時間を選べばよ
い。さらに成形品、積層品、または接着構造物な
どの製造に用いる場合には、加熱硬化時に圧力を
かけることが望ましく適用圧力の範囲は1〜150
Kg/cm2でよい。なお本発明の組成物の硬化方法と
して可視光線、紫外線、X線、γ線などの電磁波
を用いることも可能である。 本発明を実施する際の具体的態様については特
に制約はないが、態様の例として含浸用ワニス、
プリプレグ、積層板の調製例を以下に示す。 脂肪族イミド(a)、イミド(b)およびアミノ化合物
(c)からなる均一液体あるいは有機溶剤を含む均一
溶液を調製する。溶剤を用いる場合、溶液中にお
ける本発明の組成物の濃度は10〜80重量%の範囲
に入るようにするのが望ましい。この均一液体あ
るいは均一溶液に必要に応じて硬化触媒、シラン
カツプリング剤、難燃剤などを加え、均一に配合
してワニスとする。該ワニスをガラス布に含浸処
理を行つてから、一定時間風乾させた後50〜200
℃のオーブン中で予備硬化させてプリプレグを得
る。プリプレグのまま各種絶縁材料として用いら
れる場合も多く、プリプレグマイカーテープなど
がその例である。本発明の組成物により調製され
たワニスより得られたプリプレグは成分の分離や
発泡が起こらず、しかも好ましい指触乾燥性を有
し、室温においても長期に亘り安定に保存可能で
あり、その可撓性が持続される。つぎに例えばガ
ラス布製プリプレグシートを複数枚重ねた後、そ
の一面もしくは両面に銅箔を重ね圧縮成型機で温
度100〜300℃、圧力10〜150Kg/cm2にて加圧成型
を行うことにより配線基板用の積層板を得ること
ができる。 以下、本発明を実施例および比較例により説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお実施例中の部および%は特記せぬ
限り重量によつた。また実施例中の各種測定法は
次の通りである。 熱重量分析:島津製作所製DTG−30Mにて窒
素気流中10℃/分の昇温速度により測定し
た。 ゲルタイム:180℃に加熱したステンレス製の
熱板上に約1.5gの試料をのせ、毎分1回の
回転速度でスパチユラにより練り、試料が糸
を曳きはじめるまでに要した時間を測定し
た。 半田耐熱性:JIS C−6481により、半田浴の温
度を300℃とし、銅箔面にふくれまたははが
れの生じるまでに要した時間を測定した。 銅箔剥離強度:JIS C−6481によつた。 曲げ強度:JIS C−6481によつた。 耐衝撃性:円形状、厚み1mmの硬化物に50gの
球状の青銅を60cmの高さから落下し、その時
に割れ具合を次の基準により観察した。 〇;割れない、△;ヒビが入る、×;粉々
に割れる。 熱変形温度(HDT):TMA法(針入法)
によつた。(荷重50g、昇温速度10℃/分) 実施例 1 N,N′−7−メチル−4,10−ジオキサトリ
デカン−1,13−ビスマレイミド40部およびN,
N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイ
ミド48部および4,4′−ジアミノジフエニルメタ
ン12部を充分に混合し、その一部によりゲルタイ
ムを測定した。つぎに該混合物100部を1,4−
ジオキサン110部に60℃で溶解してワニスを調製
した。このワニスを底面の平滑な内径60mm、深さ
14mmのアルミ製容器に離型剤を塗布後、所定量
(樹脂分約5g相当)とり、窒素気粒下の熱板上
で80℃に加熱し2時間保持した後、130℃まで30
分間かけて徐々に昇温しこの温度に3時間保持し
た。つぎに、200℃まで1時間かけて徐々に昇温
し、この温度に2時間保持して硬化した。その後
250℃で24時間アフターキユアを行い褐色の硬化
物(試験片)を作製し、この硬化物の耐衝撃性、
熱変形温度を調べ、熱重量分析を行い結果を表1
に示す。同様にして、表1に示す配合で調製した
組成物についてもその結果を示す。 実施例 2〜5 N,N′−4,7−ジオキサトリデカン−1,
10−ビスマレイミド、N,N′−4,7−ジオキ
サデカン−1,10−ビス−3′,6′−エンドメチレ
ン−1′,2′,3′,6′−テトラヒドロフタルイミド、
ジエフアミンD−230のビスマレイミド、N,
N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイ
ミド、N,N′−(メチレンジ−p−フエニレン)
−3,6−エンドメチレン−1,2,3,6−テ
トラヒドロフタルイミド、4,4′−ジアミノジフ
エニルメタン、4,7−ジオキサデカン−1,10
−ジアミンを用い表1に示す配合の組成物を充分
に混合した後実施例1と同様にして硬化物を得
た。 比較例 1,2 ジエフアミンED−600のビスマレイミド、ジエ
フアミンD−2000のビスマレイミド、N,N′−
(メチレンジ−p−フエニレン)ビスマレイミド、
4,4′−ジアミノジフエニルメタンからなる組成
物のゲルタイムを測定し、さらに実施例1と同様
にして硬化物を得た。 実施例1〜5、および比較例1,2の組成物に
つき配合と共に物性の測定結果を一括して表1に
示した。 実施例 6 (1) N,N′−(メチレンジ−p−フエニレン)ビ
スマレイミド90部、および4,4′−ジアミノジ
フエニルメタン20部を充分に混合し、温度120
℃で5分間溶融混練を行いプレポリマーを得
た。 (2) N,N′−4,7−ジオキサデカン−1,10
−ビスマレイミド12.8部および4,7−ジオキ
サデカン−1,10−ジアミン4.2部を1.4−ジオ
キサン100部に溶解し、ついて前記(1)のプレポ
リマー83部を添加し、溶解して含浸ワニスを調
製した。つぎにアミノシラン処理を施したガラ
ス布(厚さ0.18mm)に含浸させ風乾後170℃で
9分間乾燥しプリプレグを得た。このプリプレ
グを9枚重ねその上に銅箔を1枚置き熱プレス
機でプレス圧を75Kg/cm2として180℃で30分間
圧縮して銅張積層板を得た。その後この積層板
を200℃のオーブン中で12時間アフターキユア
した。 実施例 7〜9 N,N−4,7−ジオキサデカン−1,10−ビ
ス−3′,6′−エンドメチレン−1′,2′,3′,6′−
テ
トラヒドロフタルイミド、ジエフアミンD−230
のビスマレイミド、4,4′−ジアミノジフエニル
メタン、ジエフアミンD−230、エピコート828
(シエル化学社製ビスフエノール系エポキシ樹脂
の商品名)、無水トリメリツト酸および1,4−
ジオキサンを表2に示す配合で含浸ワニスを調製
した。それ以外は実施例6と同様にしてアフター
キユアを施した銅張積層板を得た。 比較例 3 比較例1の組成物を用いて含浸ワニスを調製
し、実施例6と同様にして銅張積層板を得た。 実施例6〜9および比較例3で得た銅張積層板
の物性値を配合と共に一括して表2に示した。 実施例 10 ジエフアミンD−230のビスマレイミド20部お
よびジエフアミンD−230、5.7部を充分に混合
し、ついでN−N′−(メチレンジ−p−フエニレ
ン)ビスマレイミド58.3部、4,4′−ジアミノジ
フエニルメタン16部、無水トリメリツト酸3部、
天然グラフアイト100部およびステアリン酸カル
シウム2.5部を100℃の温度下、加圧ニーダーにて
30分混練した。ついでこの組成物を金型温度200
℃、圧力120Kg/cm2の条件で1時間加圧成型した。
この成形品はJIS K−6911に従つて測定した曲げ
強度が25℃で19.3Kg/mm2、250℃の温度下500時間
の加熱後では16.2Kg/mm2であり満足すべき耐熱劣
化性を示した。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 a 一般式() [式中、D1は次の基【式】 【式】【式】 (ここでR1は同一かまたは異なりそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の
炭化水素基、R2O−基、【式】基、 【式】基、【式】基、水酸基、シ アノ基若しくはニトロ基であり、n1は0,1ま
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q1は式量が
295以下のl1価の脂肪族エーテル基を表わし、l1
は1以上の数を表わす。]の脂肪族イミド、 b 一般式() [式中、D2は次の基【式】 【式】【式】 (ここでR1は同一かまたは異なりそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の
炭化水素基、R2O−基、【式】基、 【式】基、【式】基、水酸基、シ アノ基若しくはニトロ基であり、n1は0,1ま
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q2はl2価の有
機基を表わし、l2は1以上の数を表わす。)の
aとは異なるイミドおよび、 C 一般式() (H2N)m―z () (式中、zはm価の有機基であり、mは1以
上の数を表わす。)のアミノ化合物 からなることを特徴とする硬化性樹脂組成物。 2 a 一般式() [式中、D1は次の基【式】 【式】【式】 (ここでR1は同一かまたは異なりそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の
炭化水素基、R2O−基、【式】基、 【式】基、【式】基、水酸基、シ アノ基若しくはニトロ基であり、n1は0,1ま
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q1は式量が
295以下のl1価の脂肪族エーテル基を表わし、l1
は1以上の数を表わす。]の脂肪族イミド、 b 一般式() [式中、D2は次の基【式】 【式】【式】 (ここでR1は同一かまたは異なりそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の
炭化水素基、R2O−基、【式】基、 【式】基、【式】基、水酸基、シ アノ基若しくはニトロ基であり、n1は0,1ま
たは2に等しい。またR2は炭素原子数1〜20
の炭化水素基若しくはこれがハロゲンにより置
換された基を示す。)を表わし、Q2はl2価の有
機基を表わし、l2は1以上の数を表わす。)の
aとは異なるイミドおよび、 C 一般式() (H2N)m―z () (式中、zはm価の有機基であり、mは1以
上の数を表わす。)のアミノ化合物、 からなる硬化性樹脂組成物に、更に前記a成分、
b成分およびc成分からなる群より選ばれる少な
くとも2成分を反応させて得たプレポリマーを含
有させてなる硬化性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP951182A JPS58127735A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP951182A JPS58127735A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 硬化性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58127735A JPS58127735A (ja) | 1983-07-29 |
| JPH0372655B2 true JPH0372655B2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=11722265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP951182A Granted JPS58127735A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58127735A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4826995A (en) * | 1987-11-25 | 1989-05-02 | Texaco Inc. | Bismaleimide derivatives of higher molecular weight polyoxyalkyleneamines |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56166215A (en) * | 1980-05-27 | 1981-12-21 | Hitachi Ltd | Heat-resistant resin composition |
-
1982
- 1982-01-26 JP JP951182A patent/JPS58127735A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58127735A (ja) | 1983-07-29 |
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