JPH0417199B2 - - Google Patents
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- JPH0417199B2 JPH0417199B2 JP59210524A JP21052484A JPH0417199B2 JP H0417199 B2 JPH0417199 B2 JP H0417199B2 JP 59210524 A JP59210524 A JP 59210524A JP 21052484 A JP21052484 A JP 21052484A JP H0417199 B2 JPH0417199 B2 JP H0417199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- culture
- extract
- antibiotic
- ethyl acetate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は新規抗生物質SF−2370物質及びその
製造法に関するものである。 従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来、種々の抗生物質が知られているが、新し
い作用をもつ新規の抗生物質を発見、製造するこ
とは常に要望されている。 問題点を解決するための手段、作用及び効果 本発明者らは各種グラム陽性菌および陰性菌に
抗菌活性を有する新規かつ有用な抗生物質を探索
した結果、アクチノマデユラ(Actinomadura)
属に属する放線菌を栄養培地中において培養する
ことにより、抗菌、抗カビ活性を有する物質が培
養物中に生産されることを見い出し、有効物質、
SF−2370物質を単離し、その理化学的性状及び
生物学的性状を確定することにより本発明を完成
した。 したがつて本発明は、下記の式: で表わされる新規抗生物質SF−2370物質を提供
するものである。 さらに本発明は、アクチノマデユラ
(Actinomadura)属に属する抗生物質SF−2370
物質生産菌を培養し、その培養物から抗生物質
SF−2370物質を採取することを特徴とする抗生
物質SF−2370物質の製造法を提供するものであ
る。 SF−2370物質と紫外部吸収スペクトルが類似
する既知物質として、AM−2282物質(ジヤーナ
ル・オブ・アンチバイオテイツクス、第30巻、第
275〜285頁(1977年)、特公昭53−73501号公報及
び特公昭57−53076号公報)が挙げられるが、元
素分析値、分子量、赤外部吸収スペクトル及び
1H核磁気共鳴スペクトル等が異なることから、
本物質とは明療に区別される。従つてSF−2370
物質は新規物質と判定した。 本発明に使用される新規抗生物質SF−2370物
質生産菌の一例としては、本発明者らにより静岡
県清水市の土壌より新たに分離されたSF−2370
株があり、本菌株の菌学的性状はつぎのとおりで
ある。 形態 基生菌糸はよく伸長分枝し、通常の条件下では
分断しない。気菌糸の着生は一般に貧弱である
が、オートミル寒天では比較的よく着生し、胞子
形成も豊富である。気菌糸上の胞子形成はグリセ
ロール・アスパラギン寒天、スターチ寒天等でも
観察される。気菌糸の分枝は単純分枝で車軸分枝
は見られない。気菌糸先端の胞子連鎖は直状、波
状、鉤状あるいはループ状となる。 電子顕微鏡による観察では、胞子は楕円〜短円
筒型で、0.4〜0.8×0.8〜1.2μmの大きさを有し、
表面は平滑である。胞子の連鎖は10〜20程度の場
合が多い。 各種培地上の生育状態
製造法に関するものである。 従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来、種々の抗生物質が知られているが、新し
い作用をもつ新規の抗生物質を発見、製造するこ
とは常に要望されている。 問題点を解決するための手段、作用及び効果 本発明者らは各種グラム陽性菌および陰性菌に
抗菌活性を有する新規かつ有用な抗生物質を探索
した結果、アクチノマデユラ(Actinomadura)
属に属する放線菌を栄養培地中において培養する
ことにより、抗菌、抗カビ活性を有する物質が培
養物中に生産されることを見い出し、有効物質、
SF−2370物質を単離し、その理化学的性状及び
生物学的性状を確定することにより本発明を完成
した。 したがつて本発明は、下記の式: で表わされる新規抗生物質SF−2370物質を提供
するものである。 さらに本発明は、アクチノマデユラ
(Actinomadura)属に属する抗生物質SF−2370
物質生産菌を培養し、その培養物から抗生物質
SF−2370物質を採取することを特徴とする抗生
物質SF−2370物質の製造法を提供するものであ
る。 SF−2370物質と紫外部吸収スペクトルが類似
する既知物質として、AM−2282物質(ジヤーナ
ル・オブ・アンチバイオテイツクス、第30巻、第
275〜285頁(1977年)、特公昭53−73501号公報及
び特公昭57−53076号公報)が挙げられるが、元
素分析値、分子量、赤外部吸収スペクトル及び
1H核磁気共鳴スペクトル等が異なることから、
本物質とは明療に区別される。従つてSF−2370
物質は新規物質と判定した。 本発明に使用される新規抗生物質SF−2370物
質生産菌の一例としては、本発明者らにより静岡
県清水市の土壌より新たに分離されたSF−2370
株があり、本菌株の菌学的性状はつぎのとおりで
ある。 形態 基生菌糸はよく伸長分枝し、通常の条件下では
分断しない。気菌糸の着生は一般に貧弱である
が、オートミル寒天では比較的よく着生し、胞子
形成も豊富である。気菌糸上の胞子形成はグリセ
ロール・アスパラギン寒天、スターチ寒天等でも
観察される。気菌糸の分枝は単純分枝で車軸分枝
は見られない。気菌糸先端の胞子連鎖は直状、波
状、鉤状あるいはループ状となる。 電子顕微鏡による観察では、胞子は楕円〜短円
筒型で、0.4〜0.8×0.8〜1.2μmの大きさを有し、
表面は平滑である。胞子の連鎖は10〜20程度の場
合が多い。 各種培地上の生育状態
【表】
生理的性質
(1) 生育温度範囲:オートミール寒天において15
〜37℃温度範囲で生育し、25〜32℃において良
好に生育する。 (2) ゼラチンの液化:陰性(20℃、21日培養) (3) スターチの加水分解:陰性(28℃、14日培
養) (4) 硝酸塩の還元:陰性(28℃、14日培養) (5) 脱脂乳のペプトン化:陽性(35℃)、陰性
(28℃) 脱脂乳の凝固:陽性(35℃)、陰性(28℃) (6) メラニン様色素の生成:陰性 炭素源の利用性 基礎培地〔イーストエキス(Difco製)0.5%、
炭酸カルシウム0.1%、寒天(Difco製)1.5%〕
に各炭素源1%を加えて観察した。 (1)利用する:D−グルコース、D−フルクトー
ス、L−ラムノース (2)利用しない:D−マンニトール、i−イノシト
ール、ラフイノース、シユクロース (3)利用が疑わしい:D−キシロース、L−アラビ
ノース 細胞壁組成 全細胞加水分解物中の2,6−ジアミノピメリ
ン酸はメソ型であり、糖として少量のマデユロー
スが認められた。 以上の性状より、SF−2370株は放線菌の中で
アクチノマデユラ属に属すると考えるのが妥当で
ある。したがつて、本発明者らはSF−2370株を
アクチノマデユラ・エスピー・SF−2370
(Actinomadura sp.SF−2370)と命名した。 SF−2370株は工業技術院微生物工業技研究所
に昭和59年7月28日以来、微生物受詫番号 微工研菌寄第7760号(FERM P−7760)とし
て寄詫されている。 SF−2370株は、他の放線菌の場合にみられる
ように、その性状が変化しやすい。例えば、SF
−2370株の、またはこの株に由来する、突然変異
株(自然発生または誘発性)、形質接合体または
遺伝子組換え体であつても抗生物質SF−2370物
質を生産するものはすべて本発明に使用できる。 本発明の方法では、前記の菌を通常の微生物が
利用し得る栄養物を含有する培地で培養する。栄
養源としては、従来放線菌の培養に利用されてい
る公知のものが使用できる。例えば、炭素源とし
てグルコース、シユクロース、澱粉、グリセロー
ル、水あめ、糖みつ、動・植物油等を使用し得
る。また窒素源としては、大豆粉、小麦胚芽、肉
エキス、ペプトン、酵母エキス、コーンステイー
プリカー、硫酸アンモニウム、硝酸ソーダ等を使
用し得る。その他、必要に応じて、ナトリウム、
カリウム、カルシウム、マグネシウム、コバル
ト、塩素、燐酸、硫酸及びその他のイオンを生成
することができる可溶性無機塩類を添加すること
は有効である。また菌の発育を助け、抗生物質
SF−2370物質の生産を促進するような有機及び
無機物を適当に添加することができる。 培養物としては好気的条件下での培養法、特に
深部培養が最も適している。培養に適当な温度は
15〜37℃であるが、多くの場合26〜30℃付近で培
養する。抗生物質SF−2370物質の生産は培地や
培養条件により異なるが、振盪培養、タンク培養
ともに通常2〜10日の間でその蓄積が最高に達す
る。 本発明により得られるSF−2370物質を培養物
より採取するに当つて、その抽出精製にはアンバ
ーライトXAD−2(米国、ローム.アンド.ハー
ス社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱化成社製)
等の合成吸着剤、セフアデツクスLH−20(スエ
ーデン国、フアルマシア・フアインケミカルズ社
製)等のゲル過剤、ヘキサンによる沈澱法、酢
酸エチル等による溶媒抽出法、シリカゲルによる
カラムクロマトグラフイー等が使用できるが、以
下による採取方法が効率的である。すなわち、培
養液より菌体その他の固型物を珪藻土等の過助
剤を用いて別し、次いで菌体中の有効成分を70
%アセトン水で抽出する。抽出液を減圧濃縮して
アセトンを留去した後、濃縮液を酢酸エチルで抽
出する。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水した
後、減圧濃縮して酢酸エチルを留去し、乾固す
る。これをさらにクロロホルム−酢酸エチル
(10:1)を展開溶媒とするシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー、メタノールを展開溶媒とする
セフアデツクスLH−20等のカラムクロマトグラ
フイーを適宜組み合わせて処理することにより、
高純度のSF−2370物質を得ることができる。 以下にSF−2370物質の理化学的性状を詳述す
る。 (1) 外 観 淡黄色結晶 (2) 元素分析値 C69.50%,H4.74%, N8.88% (3) 分子式 C27H21N3O5 (4) 分子量 467(質量分析、FD−MS) (5) 融 点 256℃ (6) 比旋光度 〔α〕25 D+57゜(c0.1、メタノール) (7) 紫外線吸収スペクトル 第1図に示すように
メタノール中で228nm(E1% 1cm725),250nm (E1% 1cm717),265nm肩、280nm肩、 290nm(E1% 1cm1708)、320nm肩、335nm (E1% 1cm432)、350nm(E1% 1cm325) 及び367nm(E1% 1cm353に特徴的な吸収を示す。こ
れらの吸収は酸又はアルカリを加えても、大きな
変化をしない。 (8) 赤外線吸収スペクトル 臭化カリウム錠中で
測定した赤外線吸収スペクトルは第2図に示す
とおりである。 (9) 核磁気共鳴スペクトル 重クロロホルム中で
測定した400MHz1H核磁気共鳴スペクトルを第
3図に示し、100MHz13C核磁気共鳴スペクトル
を第4図に示す。 (10) シリカゲル薄層クロマトグラフイー (キー
ゼルゲル60 F 254) 展開溶媒 Rf値 酢酸エチル 0.58 クロロホルム−メタノール(20:1) 0.63 ベンゼン−アセトン(2:1) 0.45 (11) 呈色反応 グレイグ・リーバツク(Greig−Leaback)試
薬に陽性、ニンヒドリン及び塩化第二鉄試薬に
陰性。 (12) 溶解性 ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、メチルセロソルブ及びクロロホ
ルムに可溶、メタノール、酢酸エチルに難溶、
水、n−ヘキサンに不溶である。 (13) 塩基性、酸性、中性の区分 中性 つぎにSF−2370物質の寒天平板希釈法による
抗菌、抗カビ スペクトルを第1表に示す。
〜37℃温度範囲で生育し、25〜32℃において良
好に生育する。 (2) ゼラチンの液化:陰性(20℃、21日培養) (3) スターチの加水分解:陰性(28℃、14日培
養) (4) 硝酸塩の還元:陰性(28℃、14日培養) (5) 脱脂乳のペプトン化:陽性(35℃)、陰性
(28℃) 脱脂乳の凝固:陽性(35℃)、陰性(28℃) (6) メラニン様色素の生成:陰性 炭素源の利用性 基礎培地〔イーストエキス(Difco製)0.5%、
炭酸カルシウム0.1%、寒天(Difco製)1.5%〕
に各炭素源1%を加えて観察した。 (1)利用する:D−グルコース、D−フルクトー
ス、L−ラムノース (2)利用しない:D−マンニトール、i−イノシト
ール、ラフイノース、シユクロース (3)利用が疑わしい:D−キシロース、L−アラビ
ノース 細胞壁組成 全細胞加水分解物中の2,6−ジアミノピメリ
ン酸はメソ型であり、糖として少量のマデユロー
スが認められた。 以上の性状より、SF−2370株は放線菌の中で
アクチノマデユラ属に属すると考えるのが妥当で
ある。したがつて、本発明者らはSF−2370株を
アクチノマデユラ・エスピー・SF−2370
(Actinomadura sp.SF−2370)と命名した。 SF−2370株は工業技術院微生物工業技研究所
に昭和59年7月28日以来、微生物受詫番号 微工研菌寄第7760号(FERM P−7760)とし
て寄詫されている。 SF−2370株は、他の放線菌の場合にみられる
ように、その性状が変化しやすい。例えば、SF
−2370株の、またはこの株に由来する、突然変異
株(自然発生または誘発性)、形質接合体または
遺伝子組換え体であつても抗生物質SF−2370物
質を生産するものはすべて本発明に使用できる。 本発明の方法では、前記の菌を通常の微生物が
利用し得る栄養物を含有する培地で培養する。栄
養源としては、従来放線菌の培養に利用されてい
る公知のものが使用できる。例えば、炭素源とし
てグルコース、シユクロース、澱粉、グリセロー
ル、水あめ、糖みつ、動・植物油等を使用し得
る。また窒素源としては、大豆粉、小麦胚芽、肉
エキス、ペプトン、酵母エキス、コーンステイー
プリカー、硫酸アンモニウム、硝酸ソーダ等を使
用し得る。その他、必要に応じて、ナトリウム、
カリウム、カルシウム、マグネシウム、コバル
ト、塩素、燐酸、硫酸及びその他のイオンを生成
することができる可溶性無機塩類を添加すること
は有効である。また菌の発育を助け、抗生物質
SF−2370物質の生産を促進するような有機及び
無機物を適当に添加することができる。 培養物としては好気的条件下での培養法、特に
深部培養が最も適している。培養に適当な温度は
15〜37℃であるが、多くの場合26〜30℃付近で培
養する。抗生物質SF−2370物質の生産は培地や
培養条件により異なるが、振盪培養、タンク培養
ともに通常2〜10日の間でその蓄積が最高に達す
る。 本発明により得られるSF−2370物質を培養物
より採取するに当つて、その抽出精製にはアンバ
ーライトXAD−2(米国、ローム.アンド.ハー
ス社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱化成社製)
等の合成吸着剤、セフアデツクスLH−20(スエ
ーデン国、フアルマシア・フアインケミカルズ社
製)等のゲル過剤、ヘキサンによる沈澱法、酢
酸エチル等による溶媒抽出法、シリカゲルによる
カラムクロマトグラフイー等が使用できるが、以
下による採取方法が効率的である。すなわち、培
養液より菌体その他の固型物を珪藻土等の過助
剤を用いて別し、次いで菌体中の有効成分を70
%アセトン水で抽出する。抽出液を減圧濃縮して
アセトンを留去した後、濃縮液を酢酸エチルで抽
出する。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水した
後、減圧濃縮して酢酸エチルを留去し、乾固す
る。これをさらにクロロホルム−酢酸エチル
(10:1)を展開溶媒とするシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー、メタノールを展開溶媒とする
セフアデツクスLH−20等のカラムクロマトグラ
フイーを適宜組み合わせて処理することにより、
高純度のSF−2370物質を得ることができる。 以下にSF−2370物質の理化学的性状を詳述す
る。 (1) 外 観 淡黄色結晶 (2) 元素分析値 C69.50%,H4.74%, N8.88% (3) 分子式 C27H21N3O5 (4) 分子量 467(質量分析、FD−MS) (5) 融 点 256℃ (6) 比旋光度 〔α〕25 D+57゜(c0.1、メタノール) (7) 紫外線吸収スペクトル 第1図に示すように
メタノール中で228nm(E1% 1cm725),250nm (E1% 1cm717),265nm肩、280nm肩、 290nm(E1% 1cm1708)、320nm肩、335nm (E1% 1cm432)、350nm(E1% 1cm325) 及び367nm(E1% 1cm353に特徴的な吸収を示す。こ
れらの吸収は酸又はアルカリを加えても、大きな
変化をしない。 (8) 赤外線吸収スペクトル 臭化カリウム錠中で
測定した赤外線吸収スペクトルは第2図に示す
とおりである。 (9) 核磁気共鳴スペクトル 重クロロホルム中で
測定した400MHz1H核磁気共鳴スペクトルを第
3図に示し、100MHz13C核磁気共鳴スペクトル
を第4図に示す。 (10) シリカゲル薄層クロマトグラフイー (キー
ゼルゲル60 F 254) 展開溶媒 Rf値 酢酸エチル 0.58 クロロホルム−メタノール(20:1) 0.63 ベンゼン−アセトン(2:1) 0.45 (11) 呈色反応 グレイグ・リーバツク(Greig−Leaback)試
薬に陽性、ニンヒドリン及び塩化第二鉄試薬に
陰性。 (12) 溶解性 ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、メチルセロソルブ及びクロロホ
ルムに可溶、メタノール、酢酸エチルに難溶、
水、n−ヘキサンに不溶である。 (13) 塩基性、酸性、中性の区分 中性 つぎにSF−2370物質の寒天平板希釈法による
抗菌、抗カビ スペクトルを第1表に示す。
【表】
【表】
実施例
つぎに新抗生物質SF−2370物質の製造例を示
す。 実施例 1 グルコース2.0%、小麦胚芽1.0%、ペプトン0.5
%、酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0.1%を含
有する培地20ml(PH7.0)を100ml容三角フラスコ
に分注し、120℃、15分間、滅菌した。これにア
クチノマデユラ・エスピー・SF−2370(微工研菌
寄第7760号)を接種し、28℃、7日間、毎分220
回転で培養を行なつた。この培養物20mlをグルコ
ース1.5%、小麦胚芽1.0%、コーンステイープリ
カー1.0%、フアーマメデイア0.5%、炭酸カルシ
ウム0.3%からなる生産培地600ml(PH7.0)を含
む1容ジヤーフアーメンターに接種し、28℃で
5日間、通気撹拌培養(通気量毎分600ml、回転
数毎分500回転)を行なつた。培養終了後、珪藻
土を助剤に用いて過し、培養菌体を得た。この
菌体に70%アセトン水500mlを加えて有効成分を
抽出し、菌体を別した。ついで菌体抽出液を減
圧下濃縮してアセトンを留去し、得られた濃縮液
250mlに酢酸エチル250mlを加えて振盪し、有効成
分を抽出した。この抽出操作を2回くりかえし、
得られた酢酸エチル抽出液500mlを無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下濃縮して油状物質を得
た。この油状物にn−ヘキサンを加え、生じた沈
澱を取して粗物質286mgを得た。この粗物質を
クロロホルム−酢酸エチル(10:1)混液に溶解
し、シリカゲルC−200(和光純薬工業社製)60ml
のカラムにかけ、クロロホルム−酢酸エチル
(10:1)混液600mlで展開した。展開液はシリカ
ゲル薄層クロマトグラフイー(メルク社・キーゼ
ルゲル、60 F 254,5714;展開溶媒:酢酸エチ
ル)を行ない、紫外線(254nm)を照射してRf
値を0.58を示し、サルシナ・ルテア(Sarcina
lutea)を被験菌とするペーパー・デイスク法に
よる生物検定で抗菌活性を示す分画を集め、減圧
下濃縮乾固して216mgの淡黄色粉末を得た。この
粗粉末を酢酸エチルに溶解して分取用シリカゲル
薄層クロマトグラフイー(メルク社製キーゼルゲ
ル60 F 254,5744、展開溶媒:酢酸エチル)を
行ない、活性部分(Rf値0.58)をかきとり、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を減圧濃縮後、メタノ
ールを加えて一夜放置すると、SF−2370物質の
淡黄色結晶79mgが得られた。 実施例 2 実施例1に記載したと同様にして得られたアク
チノマデユラ・エスピー・SF−2370の種培養物
1をそれぞれ前記生産培地35を含む50容ジ
ヤーフアーメンター2基に接種し、28℃で5日間
通気撹拌培養(通気量毎分35、回転数毎分200
回転)を行なつた。培養終了後、培養物を過し
て得られた菌体に70%アセトン水25を加えて有
効成分を抽出する操作を2回行ない、菌体を別
して抽出液50を得た。この抽出液を減圧下濃縮
してアセトンを留去し、得られた濃縮液に酢酸エ
チル30を加え、15分間撹拌して有効成分を抽出
した。酢酸エチル抽出液を無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下濃縮して淡黄色粗結晶33gを得
た。この粗結晶をクロロホルム−メタノール混液
から再結晶を2回くり返してSF−2370物質の淡
黄色結晶15gを得た。
す。 実施例 1 グルコース2.0%、小麦胚芽1.0%、ペプトン0.5
%、酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0.1%を含
有する培地20ml(PH7.0)を100ml容三角フラスコ
に分注し、120℃、15分間、滅菌した。これにア
クチノマデユラ・エスピー・SF−2370(微工研菌
寄第7760号)を接種し、28℃、7日間、毎分220
回転で培養を行なつた。この培養物20mlをグルコ
ース1.5%、小麦胚芽1.0%、コーンステイープリ
カー1.0%、フアーマメデイア0.5%、炭酸カルシ
ウム0.3%からなる生産培地600ml(PH7.0)を含
む1容ジヤーフアーメンターに接種し、28℃で
5日間、通気撹拌培養(通気量毎分600ml、回転
数毎分500回転)を行なつた。培養終了後、珪藻
土を助剤に用いて過し、培養菌体を得た。この
菌体に70%アセトン水500mlを加えて有効成分を
抽出し、菌体を別した。ついで菌体抽出液を減
圧下濃縮してアセトンを留去し、得られた濃縮液
250mlに酢酸エチル250mlを加えて振盪し、有効成
分を抽出した。この抽出操作を2回くりかえし、
得られた酢酸エチル抽出液500mlを無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下濃縮して油状物質を得
た。この油状物にn−ヘキサンを加え、生じた沈
澱を取して粗物質286mgを得た。この粗物質を
クロロホルム−酢酸エチル(10:1)混液に溶解
し、シリカゲルC−200(和光純薬工業社製)60ml
のカラムにかけ、クロロホルム−酢酸エチル
(10:1)混液600mlで展開した。展開液はシリカ
ゲル薄層クロマトグラフイー(メルク社・キーゼ
ルゲル、60 F 254,5714;展開溶媒:酢酸エチ
ル)を行ない、紫外線(254nm)を照射してRf
値を0.58を示し、サルシナ・ルテア(Sarcina
lutea)を被験菌とするペーパー・デイスク法に
よる生物検定で抗菌活性を示す分画を集め、減圧
下濃縮乾固して216mgの淡黄色粉末を得た。この
粗粉末を酢酸エチルに溶解して分取用シリカゲル
薄層クロマトグラフイー(メルク社製キーゼルゲ
ル60 F 254,5744、展開溶媒:酢酸エチル)を
行ない、活性部分(Rf値0.58)をかきとり、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を減圧濃縮後、メタノ
ールを加えて一夜放置すると、SF−2370物質の
淡黄色結晶79mgが得られた。 実施例 2 実施例1に記載したと同様にして得られたアク
チノマデユラ・エスピー・SF−2370の種培養物
1をそれぞれ前記生産培地35を含む50容ジ
ヤーフアーメンター2基に接種し、28℃で5日間
通気撹拌培養(通気量毎分35、回転数毎分200
回転)を行なつた。培養終了後、培養物を過し
て得られた菌体に70%アセトン水25を加えて有
効成分を抽出する操作を2回行ない、菌体を別
して抽出液50を得た。この抽出液を減圧下濃縮
してアセトンを留去し、得られた濃縮液に酢酸エ
チル30を加え、15分間撹拌して有効成分を抽出
した。酢酸エチル抽出液を無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下濃縮して淡黄色粗結晶33gを得
た。この粗結晶をクロロホルム−メタノール混液
から再結晶を2回くり返してSF−2370物質の淡
黄色結晶15gを得た。
第1図は抗生物質SF−2370物質のメタノール
中での紫外部吸収スペクトルを示し、第2図は
SF−2370物質の臭化カリウム錠中での赤外部吸
収スペクトルを示し、第3図はSF−2370物質の
重クロロホルム中で測定した400MHz1H核磁気共
鳴スペクトルを示し、第4図はSF−2370物質の
重クロロホルム中で測定した100MHz13C核磁気共
鳴スペクトルを示す。
中での紫外部吸収スペクトルを示し、第2図は
SF−2370物質の臭化カリウム錠中での赤外部吸
収スペクトルを示し、第3図はSF−2370物質の
重クロロホルム中で測定した400MHz1H核磁気共
鳴スペクトルを示し、第4図はSF−2370物質の
重クロロホルム中で測定した100MHz13C核磁気共
鳴スペクトルを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の式: で表わされる新規抗生物質SF−2370物質。 2 アクチノマジユラ(Actinomadura)属に属
する抗生物質SF−2370物質生産菌を培養し、そ
の培養物から抗生物質SF−2370物質を採取する
ことを特徴とする抗生物質SF−2370物質の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59210524A JPS6188885A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | 新規抗生物質sf−2370物質及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59210524A JPS6188885A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | 新規抗生物質sf−2370物質及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6188885A JPS6188885A (ja) | 1986-05-07 |
| JPH0417199B2 true JPH0417199B2 (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=16590789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59210524A Granted JPS6188885A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | 新規抗生物質sf−2370物質及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6188885A (ja) |
-
1984
- 1984-10-09 JP JP59210524A patent/JPS6188885A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6188885A (ja) | 1986-05-07 |
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