JPH06155461A - 積層板の製造方法 - Google Patents
積層板の製造方法Info
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- JPH06155461A JPH06155461A JP4312135A JP31213592A JPH06155461A JP H06155461 A JPH06155461 A JP H06155461A JP 4312135 A JP4312135 A JP 4312135A JP 31213592 A JP31213592 A JP 31213592A JP H06155461 A JPH06155461 A JP H06155461A
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 加圧下120℃の熱水中で48時間処理した
ときに、抽出されるNa+ 及びCl- の量が熱硬化性樹
脂積層板の 0.1重量%以下であることを特徴とする熱
硬化性樹脂積層板。 【効果】 耐銀移行性が極めて優れている。
ときに、抽出されるNa+ 及びCl- の量が熱硬化性樹
脂積層板の 0.1重量%以下であることを特徴とする熱
硬化性樹脂積層板。 【効果】 耐銀移行性が極めて優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銀の移行現象の発生しに
くい(以下、耐銀移行性に優れたと称する)印刷回路板
用紙基材熱硬化性樹脂積層板(以下、積層板と称する)
に関する。
くい(以下、耐銀移行性に優れたと称する)印刷回路板
用紙基材熱硬化性樹脂積層板(以下、積層板と称する)
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような積層板は熱硬化性樹脂
配合物ワニスをクラフト紙またはリンター紙等に含浸さ
せ、該含浸紙を複数枚積層し用途に応じてこの片面又は
両面に接着剤付き銅箔を重ねた後、加熱加圧成形して製
造されている。このようにして得られた積層板は、温湿
度条件下において、積層板に形成された2つの銀電極
(銀ジャンパ、銀スルーホール等)間に電圧を加えると
時間経過に伴い銀の移行現象が発生することはよく知ら
れている。近年の電気製品の軽薄短小化の傾向は印刷回
路配線板の高密度化を要求し、銀スルーホール間ピッチ
も、2.5mm〜2.0mmへ狭小化し、現在では1.5mm ピ
ッチのものさえ実用化されようとしている。このため、
銀の移行現象による短絡が起こりやすくなり、印刷回路
板の信頼性を確保するため、より耐銀移行性の優れた積
層板の要求が高まっている。積層板における銀移行現象
は、以下の反応により銀がイオン化することが主要因で
あると考えられている。
配合物ワニスをクラフト紙またはリンター紙等に含浸さ
せ、該含浸紙を複数枚積層し用途に応じてこの片面又は
両面に接着剤付き銅箔を重ねた後、加熱加圧成形して製
造されている。このようにして得られた積層板は、温湿
度条件下において、積層板に形成された2つの銀電極
(銀ジャンパ、銀スルーホール等)間に電圧を加えると
時間経過に伴い銀の移行現象が発生することはよく知ら
れている。近年の電気製品の軽薄短小化の傾向は印刷回
路配線板の高密度化を要求し、銀スルーホール間ピッチ
も、2.5mm〜2.0mmへ狭小化し、現在では1.5mm ピ
ッチのものさえ実用化されようとしている。このため、
銀の移行現象による短絡が起こりやすくなり、印刷回路
板の信頼性を確保するため、より耐銀移行性の優れた積
層板の要求が高まっている。積層板における銀移行現象
は、以下の反応により銀がイオン化することが主要因で
あると考えられている。
【0003】
【化1】
【0004】この反応式に示されるように、銀のイオン
化が主要因であるため、銀移行現象の発生には積層板中
への水分の侵入が不可欠である。更に、侵入した水分中
にイオン性不純物が溶出することにより、積層板の電気
特性を劣化させ、特に銀のイオン化が促進され耐銀移行
性が著しく低下する。従って、積層板中への水分の侵入
を抑えるために、紙基材への樹脂の含浸性を高めたり、
樹脂を疎水性にするなどの方法がとられてきたが、紙基
材に樹脂を含浸させるという積層板の本質的特徴のため
大幅な改良には限界があった。
化が主要因であるため、銀移行現象の発生には積層板中
への水分の侵入が不可欠である。更に、侵入した水分中
にイオン性不純物が溶出することにより、積層板の電気
特性を劣化させ、特に銀のイオン化が促進され耐銀移行
性が著しく低下する。従って、積層板中への水分の侵入
を抑えるために、紙基材への樹脂の含浸性を高めたり、
樹脂を疎水性にするなどの方法がとられてきたが、紙基
材に樹脂を含浸させるという積層板の本質的特徴のため
大幅な改良には限界があった。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、高温高圧条
件下で積層板中より抽出されるイオン性不純物量を低減
することにより、耐銀移行性に優れた積層板を得ること
ができるとの知見を得、これに基づいて種々検討した結
果完成されたものである。
件下で積層板中より抽出されるイオン性不純物量を低減
することにより、耐銀移行性に優れた積層板を得ること
ができるとの知見を得、これに基づいて種々検討した結
果完成されたものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は、加圧下で12
0℃の熱水中で48時間処理したときに、抽出されるN
a+ 及びCl- の量が積層板の 0.1重量%以下である
ことを特徴とする積層板に関する。本発明者は、積層板
にイオン性不純物が含まれていても、水分中に溶出しな
ければ電気特性、特に銀移行現象に影響を与えないとい
う知見を得た。また銀移行現象の原因となる積層板中へ
の水分の侵入は、紙基材に樹脂を含浸させるという積層
板の本質的特徴からみて、完全には抑制できないと考
え、種々検討した結果、侵入した水分へ積層板中のイオ
ン性不純物が溶出するのを抑えることにより耐銀移行性
を向上させることに成功したものである。侵入した水分
中へのイオン性不純物の溶出を抑える手段としては、 水洗処理などを施したイオン性不純物含量の少ない
樹脂を用いる、 紙の漂白工程の変更によるイオン性不純物含量の少
ない紙を用いる、 熱硬化性樹脂を含浸させる前に、紙の繊維表面を水
溶性熱硬化性樹脂でコーティングすることにより紙に含
まれるイオン性不純物の溶出を抑える、 という3つの手段がある。
0℃の熱水中で48時間処理したときに、抽出されるN
a+ 及びCl- の量が積層板の 0.1重量%以下である
ことを特徴とする積層板に関する。本発明者は、積層板
にイオン性不純物が含まれていても、水分中に溶出しな
ければ電気特性、特に銀移行現象に影響を与えないとい
う知見を得た。また銀移行現象の原因となる積層板中へ
の水分の侵入は、紙基材に樹脂を含浸させるという積層
板の本質的特徴からみて、完全には抑制できないと考
え、種々検討した結果、侵入した水分へ積層板中のイオ
ン性不純物が溶出するのを抑えることにより耐銀移行性
を向上させることに成功したものである。侵入した水分
中へのイオン性不純物の溶出を抑える手段としては、 水洗処理などを施したイオン性不純物含量の少ない
樹脂を用いる、 紙の漂白工程の変更によるイオン性不純物含量の少
ない紙を用いる、 熱硬化性樹脂を含浸させる前に、紙の繊維表面を水
溶性熱硬化性樹脂でコーティングすることにより紙に含
まれるイオン性不純物の溶出を抑える、 という3つの手段がある。
【0007】また、積層板中へ侵入した水分へのイオン
性不純物の溶出量は、下記のように高温高圧条件下で抽
出されるイオン性不純物量により測定することができ
る。 (測定方法)板厚1.6mm の積層板を25mm×25mmの
正方形に裁断しよく洗浄する。この積層板4枚を純水4
0mlと共に耐圧容器中に入れ、120℃で48時間熱
水中で抽出し、抽出液中のイオン濃度をイオンクロマト
グラフィーにて測定する。このイオン濃度の値を積層板
の重量に対する割合に換算する。本発明においては、抽
出されるイオンとしてNa+ 及びCl- を代表に選ん
だ。その他のイオンはNa+ 及びCl- に比較すれば少
なく、抽出される種々のイオン濃度の割合も積層板によ
って大差はない。本発明で用いられる熱硬化性樹脂とし
ては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂など、またこれらを桐油、トー
ル脂肪酸、カシュー油、アマニ油、ヒマシ油、リノレン
油、リノール油、エポキシ化植物油などの乾性油、半乾
性油、あるいはこれらのグリセリド、エポキシ化ポリブ
タジエン、ポリエチレングリコール、ポリエステル、ポ
リエーテルなどの可撓性付与剤で変性したものがあげら
れ、これらは単独又は併用して用いられる。
性不純物の溶出量は、下記のように高温高圧条件下で抽
出されるイオン性不純物量により測定することができ
る。 (測定方法)板厚1.6mm の積層板を25mm×25mmの
正方形に裁断しよく洗浄する。この積層板4枚を純水4
0mlと共に耐圧容器中に入れ、120℃で48時間熱
水中で抽出し、抽出液中のイオン濃度をイオンクロマト
グラフィーにて測定する。このイオン濃度の値を積層板
の重量に対する割合に換算する。本発明においては、抽
出されるイオンとしてNa+ 及びCl- を代表に選ん
だ。その他のイオンはNa+ 及びCl- に比較すれば少
なく、抽出される種々のイオン濃度の割合も積層板によ
って大差はない。本発明で用いられる熱硬化性樹脂とし
ては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂など、またこれらを桐油、トー
ル脂肪酸、カシュー油、アマニ油、ヒマシ油、リノレン
油、リノール油、エポキシ化植物油などの乾性油、半乾
性油、あるいはこれらのグリセリド、エポキシ化ポリブ
タジエン、ポリエチレングリコール、ポリエステル、ポ
リエーテルなどの可撓性付与剤で変性したものがあげら
れ、これらは単独又は併用して用いられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 《実施例1》イオン性不純物含量の少ない紙(Na+:
0.48%,Cl-:0.95%)に、予め水溶性熱硬化
樹脂にて紙繊維表面をコーティングした。次いで、水洗
などでイオン性不純物含量を減少させた桐油変性率35
%のレゾール樹脂を含浸させてプリプレグa(樹脂付着
量45〜50%)を得た。 《実施例2》イオン性不純物含量の多い紙(Na+:0.
92%,Cl-:1.95%)に、予め水溶性熱硬化樹脂
にて紙繊維表面をコーティングした。次いで、水洗など
でイオン性不純物含量を減少させた桐油変性率35%の
レゾール樹脂を含浸させてプリプレグb(樹脂付着量4
5〜50%)を得た。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 《実施例1》イオン性不純物含量の少ない紙(Na+:
0.48%,Cl-:0.95%)に、予め水溶性熱硬化
樹脂にて紙繊維表面をコーティングした。次いで、水洗
などでイオン性不純物含量を減少させた桐油変性率35
%のレゾール樹脂を含浸させてプリプレグa(樹脂付着
量45〜50%)を得た。 《実施例2》イオン性不純物含量の多い紙(Na+:0.
92%,Cl-:1.95%)に、予め水溶性熱硬化樹脂
にて紙繊維表面をコーティングした。次いで、水洗など
でイオン性不純物含量を減少させた桐油変性率35%の
レゾール樹脂を含浸させてプリプレグb(樹脂付着量4
5〜50%)を得た。
【0009】《比較例1》イオン性不純物含量の多い紙
に(Na+:0.92%,Cl-:1.95%)、桐油変性
率35%のレゾール樹脂を含浸させてプリプレグc(樹
脂付着量45〜50%)を得た。 《比較例2》イオン性不純物含量の少ない紙(Na+:
0.48%,Cl-:0.95%)に、水洗などでイオン
性不純物含有量を減少させた桐油変性率35%のレゾー
ル樹脂を含浸させてプリプレグd(樹脂付着量45〜5
0%)を得た。
に(Na+:0.92%,Cl-:1.95%)、桐油変性
率35%のレゾール樹脂を含浸させてプリプレグc(樹
脂付着量45〜50%)を得た。 《比較例2》イオン性不純物含量の少ない紙(Na+:
0.48%,Cl-:0.95%)に、水洗などでイオン
性不純物含有量を減少させた桐油変性率35%のレゾー
ル樹脂を含浸させてプリプレグd(樹脂付着量45〜5
0%)を得た。
【0010】前記のようにして得られたそれぞれのプリ
プレグ8枚と接着剤付き銅箔とを1組として加熱加圧
し、板厚1.6mmの4種類の積層板A,B,C及びDを
得た。以上得られた積層板の特性を表1に示す。
プレグ8枚と接着剤付き銅箔とを1組として加熱加圧
し、板厚1.6mmの4種類の積層板A,B,C及びDを
得た。以上得られた積層板の特性を表1に示す。
【表1】
【0011】(試験方法) 1.抽出イオン性不純物量 よく洗浄し、25mm×25mmに切断した板厚1.6mm の
積層板4枚を40mlの純水とともに耐圧容器に入れ、1
20℃で48時間抽出した後、耐圧容器内の水中に含ま
れるイオン性不純物量を測定した。更に、この値から積
層板に含まれるイオン性不純物の含有量を求めた。 2.耐銀移行性 ランド径1.5mm、スルーホール径0.7mmの銀スル
ーホールが100穴連続してつながっている回路2本
を、スルーホール間ピッチが 2.0mmになるように隣接
して配置したテストパターンを作成した。このテストパ
ターンを使用して、印加電圧50VDC、温度40℃、
湿度93%RHの条件下にて2000時間処理後の回路
間絶縁抵抗を測定した。 ランド径1.2mm、スルーホール径0.4mmの銀スル
ーホールが100穴連続してつながっている回路2本
を、スルーホール間ピッチが 1.5mmになるように隣接
して配置したテストパターンを作成した。このテストパ
ターンを使用して、印加電圧50VDC、温度40℃、
湿度93%RHの条件下にて2000時間処理後の回路
間絶縁抵抗を測定した。
積層板4枚を40mlの純水とともに耐圧容器に入れ、1
20℃で48時間抽出した後、耐圧容器内の水中に含ま
れるイオン性不純物量を測定した。更に、この値から積
層板に含まれるイオン性不純物の含有量を求めた。 2.耐銀移行性 ランド径1.5mm、スルーホール径0.7mmの銀スル
ーホールが100穴連続してつながっている回路2本
を、スルーホール間ピッチが 2.0mmになるように隣接
して配置したテストパターンを作成した。このテストパ
ターンを使用して、印加電圧50VDC、温度40℃、
湿度93%RHの条件下にて2000時間処理後の回路
間絶縁抵抗を測定した。 ランド径1.2mm、スルーホール径0.4mmの銀スル
ーホールが100穴連続してつながっている回路2本
を、スルーホール間ピッチが 1.5mmになるように隣接
して配置したテストパターンを作成した。このテストパ
ターンを使用して、印加電圧50VDC、温度40℃、
湿度93%RHの条件下にて2000時間処理後の回路
間絶縁抵抗を測定した。
【0012】
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、本発明
の積層板は極めて優れた耐銀移行性を有する。
の積層板は極めて優れた耐銀移行性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 1/03 J 7011−4E // B29D 9/00 8823−4F B29K 105:06
Claims (1)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂積層板を加圧下で120℃
の熱水中で48時間処理したときに、抽出されるNa+
及びCl- の量が前記熱硬化性樹脂積層板の0.1重量
%以下であることを特徴とする紙基材熱硬化性樹脂積層
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4312135A JPH06155461A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4312135A JPH06155461A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 積層板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06155461A true JPH06155461A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18025680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4312135A Pending JPH06155461A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 積層板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06155461A (ja) |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP4312135A patent/JPH06155461A/ja active Pending
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