JPH0660468B2 - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JPH0660468B2
JPH0660468B2 JP59098197A JP9819784A JPH0660468B2 JP H0660468 B2 JPH0660468 B2 JP H0660468B2 JP 59098197 A JP59098197 A JP 59098197A JP 9819784 A JP9819784 A JP 9819784A JP H0660468 B2 JPH0660468 B2 JP H0660468B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の分野) 本発明は種々の化粧材基材に適用して新規でかつ自然感
に富む化粧材を提供するものである。
(従来の技術) 従来、建築物の内外の仕上げ、家具の仕上げ、装飾品の
仕上げ等の目的で種々の化粧材が使用されている。これ
らの化粧材のうち、実際の木や動物の皮、大理石等の
石、布などを除くと、多くの化粧材は用途に合わせて適
宜に選択された基材に印刷、塗装、エンボス加工等を行
って、木、皮、石、布などの外観を模倣するか、或いは
全くそれらとは異なる抽象的な模様を創造し、いずれに
せよ人工的に化粧材を製造してそれぞれの用途に適用し
ている。
化粧材を人工的に製造する際に、単に外観の模様のみを
模倣するような場合には現在の進んだ写真製版技術や印
刷技術を利用すれば足りるが、化粧材を使用する業者や
最終的な消費者の要望が高まる中で、更に模様以外の要
素をも加味した試みが今まで幾つかなされている。
(イ)例えば基材に印刷を施した後、艶を調整するための
艶調整層を設ける試みが既になされており、これによれ
ば単に印刷しただけで得られない所定の艶をほぼ達成し
うるものであるが、深み(奥行感)や表面のテクスチャ
ー(微細凹凸等の材質感)が表現しきれず立体感が乏し
いし、或いは天然物のもつ内部構造のようなものは表現
しきれず、非実体的な感じは否定できない。
(ロ)或いは印刷を単に平面的に行うのではなく、模様の
一部を固形分の転移量が多くなるように印刷して、上記
(イ)では得られない立体的な感じを付与する試みもなさ
れており、この手法ではかなり立体感が生じるが、やは
り深みや内部構造まで再現することは不可能である。
(ハ)又、 (ロ)の手法に加えて、艶のあるインキと艶の消
えたインキを併用し、立体的な感じをより一層強調する
試みもなされているが、やはり深みは依然として再現で
きない上、表面が摩耗すると立体感が減少するものであ
る。
(ニ)更に糸を一方向に並べて貼着した基材を用いて印刷
するか、或いは延伸により同等の外観を与える基材に印
刷すると、上記 (イ)〜 (ハ)では表現できなかったテクス
チャー、内部構造の表現が可能になってくるが、一般的
に凹凸のある基材には印刷が行ないにくく、かえって、
模様を損なうものである。
(ホ)あるいは又、基材に印刷した後に、透明合成樹脂層
を形成し、エンボスする手法もあるが、依然として深み
に欠け、エンボスにより艶が決められてしまい、自由な
調整はむずかしい。
(発明が解決しようとする問題点) 従って本発明においては深み、テクスチャー、内部構造
の一部もしくはすべてを上記した従来技術より改善し
て、かつ、印刷自体は通常に行なえる、外観のすぐれた
化粧材を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の化粧材は、基材の表面に、非光輝性着色隠蔽顔
料入りインキの塗布または印刷層およびその上に形成さ
れた光輝性顔料入りのインキの塗布または印刷層の2層
からなる着色層が形成されており、着色層の表面には透
明合成樹脂層が形成されており、透明合成樹脂層の表面
には下層を透視可能な木目模様が施されており、木目模
様の表面には艶消剤を含有する透明合成樹脂よりなる表
面艶調整層が形成されており、最表面にはその全面に、
前記木目模様の繊維方向に沿ったヘアーラインの凹凸を
有するエンボス加工が前記木目模様にものその凹凸が形
成されるように施されていることを特徴とするものであ
る。
次に本発明の具体例を紙に木目模様を付した木目化粧紙
について説明する。なお、後で述べるように本発明の基
材は紙に限らないし、又、模様を木目模様としたのは、
化粧材の分野では木目模様の再現が最もむずかしく、
又、需要も多いためであり、木目模様の表現手法はほと
んど他の模様に適用できるからである。
第1図は木目化粧紙の基本的な構造を示す模式的な断面
図であって、木目化粧紙1は紙2の表面にベタ(全面均
一)着色層3、透明合成樹脂層4、木目模様層5、艶調
整層6が順次積層され、かつ、表面にエンボス7を有す
る構造となっている。
紙2としては、薄葉紙、晒もしくは未晒のクラフト紙、
上質紙などの通常のものや、いわゆる紙間強化紙(ラテ
ックス含浸紙)、合成樹脂を混抄した混抄紙、チタン
紙、リンター紙、板紙、石こうボード紙等が使用でき
る。
着色層3は紙2を隠蔽し、化粧紙全体に隠蔽性および木
目模様層5の印刷下地色を与えると共に、天然の木目板
を有する照りを再現するためのものであり、前記着色層
3は非光輝性着色隠蔽顔料入りインキの塗布または印刷
層及びその上に形成された光輝性顔料入りインキの塗布
または印刷層の2層からなる。前記非光輝性着色隠蔽顔
料としては、通常、隠蔽性を増すために二酸化チタンの
ような隠蔽性の高い顔料を多量に含んだインキが用いら
れる。着色層3は通常は木目の最も明るい色(ハイライ
ト)でベタ印刷される。光輝性顔料としては例えば、
(1)パール顔料と称するもの、具体的には貝がらの内側
の壁の部分や真珠の粉砕粉、雲母、雲母の微粒子(1〜
100μm程度の径)にTio2 もしくは、酸化鉄を焼
き付けたもの、(ii)金属粉、具体的には銅、アルミニ
ウム、真ちゅう、青銅、金、銀等の、このましくは1〜
120μmの微粒子、(iii)蒸着されたプラスチック
フィルムの砕片、例えばポリエチレンテレフタテートフ
ィルムに(ii)で示したような金属、通常はアルミニウム
を蒸着し、粉砕したもの(銀色粉)、蒸着後、透明な黄
色塗装を行ない、その後に粉砕したもの(金色粉)を使
用することができる。これら光輝性顔料は再現しようと
するものの光沢、照り、輝きに応じて選択し、1種又は
2種以上用いることができる。
なお光輝性顔料は着色層3の上層であればいかなる場所
にも併用することができるので、必要に応じ、他の層に
も用いるとよい。
透明合成樹脂層4は、着色層3と木目模様層5の間に間
隔を生じさせ、模様に奥行感を与えると共に、場合によ
っては模様層5による陰影を着色層3の表面に与えるた
めのものであり、層4は透明な合成樹脂を使用し、適宜
な塗布方法によって形成することができる。合成樹脂と
しては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン/酢酸ビニル共重合体、もしくはアイオノマーなどの
ポリオレフイン系樹脂、飽和ポリエステルやポリ塩化ビ
ニルのようなポリオレフイン以外の熱可塑性樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂などの熱硬化性
樹脂等が好適な例である。
木目模様層5は下層が透視可能なものである。模様を下
層が透視可能にするには、インキ自体が透明性のあるも
のを用いることにより、あるいは不透明なインキを用い
ても、透かし模様(切り抜き模様)状の模様とすること
により実現できるが、通常の印刷法により形成された模
様は網点によって構成されているので網点の間が必ず透
光性となり、インキ自体の透明・不透明とは無関係に下
層が透視可能である。
艶調整層6は化粧紙1の表面を保護し、木目模様の消失
を防止すると共に化粧紙1の表面に好ましい艶を与える
透明合成樹脂上塗層である。艶調整層6は適宜なベヒク
ルを用いた塗料を塗布することにより形成されている。
ベヒクルとしては次のようなものが例示される; ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ニトロ
セルロース樹脂、アルキツド樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂、メラミン樹脂、酢酸セルロ
ース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
ポリスチレン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂。
上記のベヒクルとして挙げた樹脂は単独でもしくは複合
して使用することができる。
艶調整層6を形成するための塗料には次のような艶消剤
を分散して所望の艶とする。使用できる艶消剤の例とし
ては次のようなものがある; マイカ、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、ケイソウ
土、ケイ砂、シラスバルーンのような無機質中空体。
エンボス7は化粧紙1の表面に木の繊維感および材質感
を付与するものであり、化粧紙1の最表面の全面に、木
目模様層5の繊維方向に沿ったヘアーラインの凹凸を有
し、木目模様層5にもその凹凸が形成されるように施さ
れる。
前記ヘアーラインは、細い毛髪のごとき細い線の多数本
が平行に並んで形成する線模様を意味し、通常、ライン
の流れは直線からなる(特公昭54−23024号公報
第2欄第2行〜第4行、及び初歩のラジオ編集部編「初
歩のステレオ製作技術」第5版、(株)誠文堂新光社(昭
和51−6−1)第121頁中欄○ヘアー・ライン加工
の欄参照)。
なお、エンボス7には、他のエンボス、たとえば木目模
様層5に適合する木目の導管溝を表現したもの、塗装板
の艶状態を再現したもの等を共存させてもよい。
第1図に示した木目化粧紙は模様の下に透明合成樹脂層
4が設けられているので奥行感があり、しかも表面のエ
ンボス7により木の繊維感および材質感が付与され、艶
調整層により好ましい艶に調整されているものである。
第2図は木目化粧紙の更に好ましい構造を示すものであ
り、第1図のものに加えて、艶調整層6の上に別の艶調
整層8を有している。例えば層6は艶消層であり、層8
は艶出層であり、艶出層8は木目模様の特定部分、特に
木目の秋材部に相当する箇所に設けると、木目模様の実
体感が向上する。この第2図に示したものは例えば杉の
板を「うづくり加工」したものの再現に適しており、天
井等に用いるとよい。
なお、ここで艶消層上に艶出層をパターン状に設ける以
外にも、艶出層を設けた上に艶消層を設けるやり方や、
艶消層を艶出層と区分けして同一面上に設けるやり方も
あるし、或いは艶消層もしくは艶出層のいずれか一方を
模様状に設けてもよく、要するに艶調整層が模様状に設
けられていると、下層の模様と適合して視覚的な立体感
が増すものである。
第2図に示した木目化粧紙は第1図のものにくらべて部
分的に艶の変化が付されているので第1図の木目化粧紙
の効果に加えて、より一層の立体感が得られるものであ
る。
本発明においては第1図及び第2図に示したものに加え
て、更に次のような要素(a)を追加すると一層よい。
(a)第1図及び第2図に示した印刷模様層5は透明合成
樹脂層4上に設けたが、印刷模様層5は第1図及び第2
図に示した位置に加えて、着色層3と透明合成樹脂層4
の間にも設けると一層の立体感が得られる。同様に、印
刷模様を艶調整層6の上にも設けるとよいが、このとき
は第2図の艶調整層8の兼ねて設けるのがよく、適宜な
着色を施した艶調整された組成物により設けるとよい。
なお印刷模様を第1図及び第2図に示した位置に加え
て、前記した2カ所にも設け、合計3カ所に印刷模様を
設けてもよい。
本発明の化粧材の製造方法は概略、次の通りである。
まず、表面が着色された基材を準備する。基材2として
は紙以外にも化粧材の基材として使用するものであれば
いずれでもよい。紙以外に使用できる基材の例は次の通
りである; ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ
塩化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、ポ
リビニルアルコールフイルム、ポリエチレンテレフタレ
ートフイルム、ポリカーボネートフイルム、ナイロンフ
イルム、ポリスチレンフイルム、エチレン酢酸ビニル共
重合体フイルム、エチレンビニルアルコール共重合体フ
イルム、アイオノマー等のプラスチックフイルム、木、
合板、パーチクルボード等の木質基材、石こうボード、
石こうスラグボード等の石こう系基材、パルプセメント
板、石綿セメント板、木片セメント板等の繊維セメント
板、GRC及びコンクリート、鉄、アルミニウム、銅等
の金属箔若しくはシート、並びに以上の各基材の複合体
等。なお、複合体とする前に第1の基材を用いて化粧材
を一旦製造し、更に第2の基材に添着する等してもよ
い。
上記基材としては予めその製造時に着色できるものは着
色しておく。例えばプラスチックフイルムはそのフイル
ム製造時に樹脂と共に顔料を混練しておくことにより着
色された基材とすることができる。予め着色されてない
もの、及び、所望の色相を有してないものには着色用の
インキもしくは塗料組成物を用いて着色する。インキも
しくは塗料組成物としてはベヒクルに顔料若しくは染料
の着色剤、可塑剤、安定剤、その他の添加剤、溶剤若し
くは希釈剤を混練してなるものを用い、ベヒクルとして
は例えば、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチル
セルロース、セルロースアセテートプロピオネート、酢
酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポ
リαメチルスチレンなどのスチレン樹脂及びスチレン共
重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル
などの、アクリル又はメタクリル樹脂の単独又は共重合
樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性
フェノール樹脂、重合ロジンなどのロジンエステル樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトルエ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ブチラール樹脂等のうち一種ないしは二種以
上を選択して使用し、作成したものを用いるとよい。
これら組成物は適宜な塗布方法、例えば、グラビアコー
ト、ロールコート、エアーナイフコート、スプレーコー
ト、フローコート等により、或いは通常の印刷方法によ
るベタ印刷により基材に塗布し着色層を形成する。
次に、着色層上に、或いは基材自体が着色されていると
きは基材上に、透明合成樹脂層4を形成する。
透明合成樹脂層4を形成するための合成樹脂としては第
1図の説明において述べたもの以外にも、着色層を形成
する際に用いたベヒクル中からも選択し使用することが
できる。これらは樹脂の性状に合わせてエクストルージ
ョン、Tダイ、ロールコートもしくはグラビアコート等
の適宜な塗布手段を選択して塗布する。透明合成樹脂層
4はその目的を達するため5μm以上必要であり、より
好ましくは20μm以上である。層4は厚みが厚いほど
その効果は大きいが、5mmを越えると効果の向上は期
待できず、材料の必要量が過大になるので好ましくな
い。
なお透明合成樹脂層4を形成する際、特に接着性の良好
ではないポリオレフイン系の樹脂をエクストルージョン
コートするようなときには、これに先立って、アルキル
チタネートやポリエチレンイミンなどのアンカー剤をコ
ートしておくとよい。
同様に接着性の観点から透明合成樹脂層上にも接着性向
上のための処理を施こすとよく、例えば、ポリオレフイ
ン系の樹脂で透明合成樹脂層を形成したときは透明合成
樹脂層上にコロナ放電処理することにより透明合成樹脂
層の表面の「ぬれ指数」を38dyne/cm2 以上と
することが望ましく、38dyne/cm2 以上とする
ことにより印刷インキの接着性が向上する。
なお、本発明の化粧材は基材上に各層を順次積層して行
く方法で製造するのが一般的であると考えられるが、少
くとも表面が着色された基材と、適当な剥離性基材上に
艶調整層及び印刷模様を形成したものとを、透明合成樹
脂層の形成と共に積層してもよく、或いはいずれか一方
に透明合成樹脂層を積層しておき、その後、両者を圧着
する等の方法を採用することも可能であり、エンボス加
工も積層と同時に、或いは積層の後に行うこともでき
る。
一般的には、透明合成樹脂層を形成後、その表面に印刷
を施こす、印刷方式としては基材2が可撓性シートであ
るときは通常はグラビア印刷法であるが、これ以外の一
般的な印刷法も適用できる。又、基材2が板状のもので
あるときはシルクスクリーン印刷法やグラビアオフセッ
ト印刷法を適用するのが通例であるが、これら以外の印
刷方式でもよい。本発明において透明合成樹脂層上に形
成する印刷模様は下層がある程度以上の割合で見えた方
がよいので、インキとして隠蔽性のものを用いたときは
勿論、非隠蔽性のものを用いたときでも印刷模様の全面
積に対する割合は80%以下、好ましくは70%以下程
度とすることが望ましい。
印刷模様層形成後、次に艶調整層を形成する。艶調整層
を第1図中符号6で示すように印刷模様上に一様に形成
するときは着色層を形成するときと同様の塗布もしくは
ベタ印刷の方式によればよいが、前述したごとく艶調整
層を第2図中符号6及び8、或いはその他のやり方で形
成するときは印刷模様を形成するときと同様の印刷方式
による。
艶調整層の形成後、表面にヘアーライン状の凹凸を有す
るエンボスを形成する。エンボスの方式としては平板プ
レスもしくはロールプレスによって行なうのがよいが、
これ以外の物理的及び化学的手段によって行なう公知の
エンボス手法を用いても差支えない。化粧材を巻取状に
なるよう連続加工して製造するにはロールプレス方式に
よって行なうのがよく、エンボスロールとしては金属等
の硬度があり、耐熱性、耐摩耗性のあるロール素材の表
面に彫刻、自動グラビア印刷版彫刻機(西独ヘル社製、
ヘリオクリショグラフなど)による彫刻、腐食等により
所望の凹凸形状を形成したものを用いて行ない、通常は
エンボス対象及び/もしくはエンボスロールを90〜1
60゜程度に加熱しつつ、対向するゴムロールとの間で
加圧しながら賦型し、その後、40〜60℃程度で冷却
して巻き取る。エンボスの際の型のヘアーラインの凹凸
としては最大で1,500μm程度である。
(作 用) 本発明の化粧材は下地基材の着色面と印刷模様との間に
透明合成樹脂層を有しているので、表面から眺めたとき
に印刷模様が浮いて見えると共に印刷模様の影が見え
る。その為、天然木目板の有する深み(奥行感)を再現
できる。
また、光輝性顔料を含有する着色層自体の強烈な光沢
が、表面艶消調整層の光の等方均一拡散により、柔和で
自然な(特に、実施例にあるような杉板の表面光沢に近
い)光沢に変換され、これと「ヘアーライン状凹凸)に
よる異方性のある(ヘアライン方向とそれに直交する方
向で異なった)光の収束、発散との組み合わせによる相
乗効果によって、天然の木目板の照りおよび微細繊維束
構造断面にきわめて近い外観が再現される。これに加
え、該ヘアーライン凹凸が木目模様にもその凹凸が形成
される事により、天然木表面の微細な凹凸と色調が一体
となった外観を再現することが出来る。
さらに、本発明においては、着色層を非光輝性顔料層
(非光輝性着色隠蔽顔料入りのインキの塗布または印刷
層)とその上に形成された光輝性顔料のみを有する層
(光輝性顔料入りインキの塗布または印刷層)との2層
構造とすることにより以下に詳述するような作用を奏す
る。
i.光輝性顔料の作用の有効性の向上、それに伴う添加
必要量の低下およびコストの逓減 着色層を非光輝性顔料と光輝性顔料とを混合添加した一
層構造とすると、非光輝性顔料層内に沈みこんだ光輝性
顔料は、非光輝性顔料の隠蔽性によりその光輝性の作用
が阻止され無駄になる。これに対し、本発明において
は、非光輝性顔料層をまず形成し、この上に光輝性顔料
のみを有する層を形成するので、上記の光輝性顔料の作
用の有効性は全体としても向上し、結果として高価な光
輝性顔料の添加必要量が低下し、コスト逓減につなが
る。
ii.印刷適正の向上; 該光輝性顔料は、一般に通常顔料よりも粗粒であり(通
常良く使われるのは粒径数10μm程度〜100μm程
度、又客観的事実として、これくらい粗粒でないと「キ
ラキラ」した輝きが出ない。)、しかも、通常、球型で
はなく鱗片・箔片形状をしている。
したがって、インキや塗料中に光輝性顔料を含有(添
加)させると、顔料の分散性、印刷・塗布適性は悪化す
る。具体的には、印刷、塗布中に経時的に、光輝性顔
料が分散、沈降して、光輝性の程度が変化したり、光
輝性顔料の分散性が悪いため、印刷・塗布した着色層の
光輝性が場所によってバラツキ、ムラとなったり、印
刷時に筋やインキ抜け、等の印刷不良が発生したり、
光輝性と色相との両方を合せなければならないため、イ
ンキ・塗料の調合時あるいは印刷・塗布工程中における
色合せ、色管理が、格段にむつかしくなる。
などの問題がある。これら〜の問題はいづれも、光
輝性顔料と非光輝性顔料との相互作用で悪化するもので
ある。
一方、本件発明の場合、まず(非光輝性)着色顔料のみ
含有する組成物塗布または印刷層を設け、その後に、そ
の上に光輝性顔料のみ含有する組成物の塗布または印刷
層を設けるので、色相の色合せを行うときは、色相の色
合せのみを行えばよく、光輝性の色合せを行う光輝性の
色合せのみ行えばよく、の問題は生じない。すなわち
色相と光輝性の色合せ・色補正(インキ調合、あるいは
印刷、塗布工程中の)が、容易である。そのため、も
管理して光輝性の変動を抑えることも容易となる。
また、光輝性顔料入りインキには着色顔料を添加しない
ため、着色顔料添加によってただでさえ流動性の悪い光
輝性インキの流動性をさらに悪化させることもなくの
問題も光輝性顔料本来の程度ですみ、必要最低限におさ
えられる。その上、光輝性顔料の濃度ムラが生じたとき
も光輝性顔料の密度が粗になった部分に着色顔料が入り
込んだり、光輝性顔料の密度が密になった部分から着色
顔料が排除されたりすることによって、光輝性のムラと
色相のムラが相乗効果的に強調されて目立つこともなく
なるための問題も軽減される。すなわち総括すれば、 本発明によれば、光輝性顔料と非光輝性顔料との相互作
用、相乗効果で不良・欠点が増幅されることが防止され
る。
また、光輝性と色相を、別個に管理(測定・補正等)で
き、良好に光輝性と色とを再現し得る。
(効 果) 本発明により、着色層形成時における種々の問題を回避
でき、かつ、天然木目板表面の材質感、繊維感、立体
感、柔和で自然な光沢等がきわめて良好に再現された化
粧板が得られる。
(実施例) 実施例1 基材として薄葉紙(秤量40g/m2 )を使用し、ま
ず、下記インキを用い、続いて下記インキを用い
て、いずれもグラビアベタ版を用いてベタ印刷した後、
更に印刷面にポリエチレン樹脂コーテイング用のアンカ
ー剤としてポリエチレンイミンを水80%、メタノール
20%の混合溶剤で濃度1%に希釈したものをグラビア
ロールコートにより10g/m2 (塗布時)塗布し、乾
燥させた。
インキ(下地隠蔽用) インキ(パール光沢形成用) 次に高密度ポリエチレン樹脂(三井ポリケミカル製、ミ
ラソン14)を用い、上記の薄葉紙のアンカー剤塗布面
にエクストルージョンコーティングを行ない、厚み50
μmのポリエチレン樹脂層を形成した後、ポリエチレン
樹脂層表面にコロナ放電処理を行ない、ぬれ指数を38
dyne/cm2 以上になるようにした。
上記のコロナ放電処理面に下記インキを用いて、杉の
目模様をグラビア印刷方式により印刷し、印刷後、下記
艶消オーバープリントニスを用いてグラビアベタ印刷
により全面に艶消層を形成し、更に、下記艶出ニスを
用い、やはり、グラビア印刷方式にて、杉の板目模様の
うち秋材部に相当する部分に同調させて印刷を行なっ
た。
インキ(柄印刷用) 艶消オーバープリントニス (諸星インキ製、UM No.50) 艶出ニス 以上で得られた印刷紙の印刷面を120℃に加熱してポ
リエチレン樹脂層を軟化させ、表面温度20℃のヘアラ
イン状エンボスロールを設置したエンボス機にて、印刷
紙の最表面の全面に、杉の板目模様の繊維方向(木の生
長する方向)にヘアラインの方向を一致させて板目模様
にもその凹凸が形成されるようにエンボスを行ない化粧
紙を得た。
得られた化粧紙は深み(奥行感)があると共に、表面の
ヘアライン状のエンボスのために木の繊維質が疑似的に
表現され、表面の艶消層に木目の秋材部と一致させた艶
出部を有しているために杉のうづくり加工によってもた
らされる部分的な艶が表現されており、更にインキに
よって形成された層の光沢が印刷模様層を通して表面か
ら見えるために天然木の有する照りが再現されているた
め、天然の杉板をうづくり加工したものにきわめて似通
った外観を有するものであった。
上記の化粧紙は常法により440mm×1,820mm
の合板に接着し、天井用の板とすることができた。
実施例2 基材として薄葉紙(秤量40g/m2 )を使用し、ま
ず、下記インキを用い、続いて下記インキを用い
て、いずれもグラビアベタ版を用いてベタ印刷した後、
更に印刷面に下記塩化ビニル樹脂ペーストをロールコ
ートし、加熱してゲル化させ、厚み70μmのポリ塩化
ビニル樹脂の透明層を形成した。
インキ(下地隠蔽用) インキ(パール光沢形成用) 塩化ビニル樹脂ペースト(透明層形成用) 上記で形成された薄葉紙上の透明層の表面に下記インキ
を用いて実施例1と同様に印刷し、印刷後、実施例1
で用いた艶消オーバープリントニス及び艶出ニスを
用いて実施例1と同様に印刷した。
インキ(柄印刷用) その後、実施例1と同様にエンボスを施こし、実施例1
で得たのと同様な化粧紙を得た。
実施例2で得られた化粧紙は実施例1で得られた化粧紙
にくらべて透明合成樹脂層の透明度が高いので全体に透
明感がすぐれ、又、透明合成樹脂層がポリ塩化ビニル樹
脂からできているために耐熱性及び防火性がすぐれてい
るほかは実施例1で得られた化粧紙と同様の効果を有し
ていた。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図はいずれも本発明の実施例を示す模式
的な断面図である。 1,10……化粧紙 2……紙(基材) 3……着色層 4……透明合成樹脂層 5……模様層 6,8……艶調整層 7……エンボス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の表面に、非光輝性着色隠蔽顔料入り
    インキの塗布または印刷層およびその上に形成された光
    輝性顔料入りのインキの塗布または印刷層の2層からな
    る着色層が形成されており、着色層の表面には透明合成
    樹脂層が形成されており、透明合成樹脂層の表面には下
    層を透視可能な木目模様が施されており、木目模様の表
    面には艶消剤を含有する透明合成樹脂よりなる表面艶調
    整層が形成されており、最表面にはその全面に、前記木
    目模様の繊維方向に沿ったヘアーラインの凹凸を有する
    エンボス加工が前記木目模様にものその凹凸が形成され
    るように施されていることを特徴とする化粧材。
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