JPH072242Y2 - アクスルパイプの位置決め機構 - Google Patents

アクスルパイプの位置決め機構

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JPH072242Y2
JPH072242Y2 JP1068989U JP1068989U JPH072242Y2 JP H072242 Y2 JPH072242 Y2 JP H072242Y2 JP 1068989 U JP1068989 U JP 1068989U JP 1068989 U JP1068989 U JP 1068989U JP H072242 Y2 JPH072242 Y2 JP H072242Y2
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JP
Japan
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axle pipe
recesses
fixed
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locking member
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JP1068989U
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渡 豊嶋
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はアクスルパイプの位置決め機構に関するもの
である。
〈従来の技術〉 従来、4輪走行方式の移動農機においては、作業内容に
応じて左右前輪の間隔を調節するできる機構のものがあ
る。第4図はトラクターのフロントセンターケースの部
分断面図である。図示するように、従来ではケース51内
に出し入れ自在にアクスルパイプ55が嵌入され、アクス
ルパイプ55内のドライブシャフト57を差動歯車装置から
突出しているシャフト53とスプライン嵌合せしめた構造
となっている。そして、アクスルパイプ55は、ケース51
に挿通している係止ピン59とアクスルパイプ55の周面に
複数形成された凹部61との係合によって固定される。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来の構造では、必要とする車輪間隔を得
るために左右のギヤケースを左右に動かすと、ケースと
アクスルパイプの摩擦が大きく、またギヤケース自体が
重いために、アクスルパイプが滑らかに移動せず、所望
の位置に正確にアクスルパイプを移動させることが難し
かった。
また、パワーステアリングのシリンダを利用して調節す
る場合では、ステアリング操作者は運転席にいるため正
確な位置でアクスルパイプを停止させることが困難で、
アクスルパイプの移動位置を正確に知らせるための複数
の作業者を必要とするといった問題点があった。
〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するための本考案は、ケース3
内に設けられた出力シャフト7と、出力シャフト7に一
体回動スライド自在に嵌合されたドライブシャフト15
と、該ドライブシャフト15を内部で回動自在に支持しつ
つケース3内に嵌入されたアクスルパイプ9と、アクス
ルパイプ9の外周に形成された複数の係合凹部と、ケー
ス3側に支持されて該係合凹部と係合する2つの係止部
材25,27から構成し、係止部材25,27と係合凹部とを係脱
することによってアクスルパイプ9の位置決めをする機
構において、各係止部材25,27に対応する係合凹部を一
の係止部材25,27で固定し得る固定凹部29,33と所定範囲
でアクスルパイプ9が軸方向に移動可能な可動凹部31,3
5の2種類とし、固定位置を一方の係止部材25,27が可動
凹部31,35の端部に接当した状態で他方の係止部材27,25
が固定凹部29,33と係合した位置と、双方の係止部材25,
27が可動凹部31,35の逆方向端部に接当した位置の3点
としたことを特徴としている。
〈作用〉 ケース3内の出力シャフト7から一体回動するドライブ
シャフト15へ動力が伝達される。ドライブシャフト15は
アクスルパイプ9内に支持され、アクスルパイプ9のス
ライドとともにスライドする。アクスルパイプ9はケー
ス3内に出し入れ自在に嵌入され、アクスルパイプ9の
出し入れによって左右車輪の間隔が調節される。ケース
3には一定の間隔で係止部材25,27が支持され、アクス
ルパイプ9に形成された係合凹部と係合してアクスルパ
イプ9を所定位置で固定する。係合凹部を構成する固定
凹部29,33と係止部材25,27が係合している場合には、1
の係止部材25,27によってアクスルパイプ9が固定され
る。そして一方の係止部材25,27が固定凹部29,33と係合
している場合には、他方の係止部材27,25は可動凹部31,
35の端部に接当し、双方の係止部材25,27が可動凹部31,
35内に位置する場合には各係止部材25,27は可動凹部31,
35の逆方向端部に接当し両係止部材25,27によってアク
スルパイプ9が固定される。そして、1の固定位置から
他の固定位置にアクスルパイプ9を移動させるには、固
定凹部29,33に係合している係止部材25,27の係合を解除
して、可動凹部35,31にある係止部材27,25が該可動凹部
35,31の他方端部に接当するまで移動させることによっ
て行うことができ、また双方の係止部材25,27が可動凹
部31,35内にある時は一方の係止部材25を解除し、他方
の係止部材27が可動凹部35の他方端部に接当するまで移
動させることによって行う。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例について図面に基づき詳説する。
第1図はトラクターのフロントセンターケースの正面部
分断面図である。該フロントセンターケースの左側ケー
ス3は、フロントブラケット1の下側に固定され、内部
には伝動系を収容している。フロントセンターケースの
中心部には差動歯車装置5が設けられ、スプラインを形
成した出力シャフト7がケース3内に突出している。ま
たケース3の先端にはアクスルパイプ9が摺動自在に嵌
入されており、該アクスルパイプ9はホイルシャフト13
を支持するギヤケース11に固定され、アクスルパイプ9
をケース3内から出し入れすることによって、前輪の車
輪幅を変えられる構造となっている。
アクスルパイプ9内には中空状のドライブシャフト15が
ベアリングによって回動自在に支持され、ドライブシャ
フト15の先端にはボス17が取り付けられて、前記出力シ
ャフト7と摺動自在にスプライン嵌合している。差動歯
車装置5から出力された動力は、ボス17を介してアクス
ルパイプ9内のドライブシャフト15に伝達され、ドライ
ブシャフト15の他端に設けられたベベルギヤ19から、ギ
ヤケース11内のベベルギヤ20,シャフト23,ベベルギヤ2
1,ベベルギヤ22と伝わって、ホイルシャフト13を駆動さ
せる。
ケース3内には外側からピン状の係止部材25,27が上下
位置に挿通しており、アクスルパイプ9の周面に、その
係止部材25,27の側面が重なる位置に固定されている。
一方アクスルパイプ9の周面には、前記係止部材25,27
に対応する位置に、該係止部材25,27と係合する係合凹
部が各2つ形成され、係合凹部と係止部材25,27が係合
している場合には、アクスルパイプ9はケース3内で移
動することなく固定される構造となっている。ここで、
係合凹部は固定凹部29,33と可動凹部31,35からなってい
る。固定凹部29,33はピン状の係止部材25,27の断面形状
に沿った円弧状断面の溝であり、一方の係止部材25,27
の係合だけでアクスルパイプ9の移動を規制することが
できる。
また、固定凹部29,33に隣接して設けられた可動凹部31,
35はアクスルパイプ9の軸方向に所定で幅形成され、端
部は係止部材25,27の断面形状に沿った円弧状をなして
いる。そして第2図(A)に示すように、固定凹部29,3
3と可動凹部31,35の距離lと可動凹部31,35の溝幅l′
は同一となっており、更に係止部材25,27の左右方向の
距離も同一である。また上下に設けられた固定凹部29,3
3及び可動凹部31,35は相互に逆位置に設けられている。
即ち、第2図(A)に示すように、一方の係止部材25が
固定凹部29と係合している場合には、他方の係止部材27
は固定凹部33から最も離れた可動凹部35の端部に接当
し、第2図(C)のように逆の場合も同様である。また
第2図(B)に示すように、両方の係止部材25,27が可
動凹部31,35内ある場合には、共に可動凹部31,35の端部
に接当し、相互に係止部材25,27の反対側の面が接当し
ている。よって、この場合には2つの係止部材25,27に
よってアクスルパイプ9の移動が規制される。
以上説明したように、アクスルパイプ9は第2図の
(A),(B),(C)の3点で固定することができ
る。
係止部材25は第3図に示すように、ケース3に外側から
挿通され、回動自在に保持されている。先端にはナット
25bが取り付けられ、係合状態では締着固定されてお
り、側面には切欠25aが形成されている。係止部材25に
よる係合解除する場合にはナット25bを緩めて係止部材2
5を回動せしめ、切欠25aをアクスルパイプ9に対向させ
る。係止部材25の保持構造は係止部材27についても同様
である。
上記説明した本実施例の構造について、第2図に基づき
作用を説明する。第2図(A)はアクスルパイプ9が最
も外側に突出した位置を示すものである。この状態では
係止部材25と固定凹部29の係合によってアクスルパイプ
9が固定されている。次ぎに車輪間隔を狭める場合に
は、係止部材25を回動させて係合を解除し、ギヤケース
11ごとアクスルパイプ9をケース3へ押し込む。アクス
ルパイプ9の移動は係止部材27が可動凹部35の端部に接
当することによって止まる。このとき、第2図(B)に
示すように、係止部材25は可動凹部31の端部に位置し、
該係止部材25を回動せしめて切欠25aを上向きにするこ
とによって、アクスルパイプ9が固定される。
更に、車輪幅を狭める時は、係止部材27の係合を解除
し、アクスルパイプ9を押し込む。係止部材25が可動凹
部31の端部に接当することによってアクスルパイプ9が
止まり、第2図(C)に示すように、この位置で係止部
材27は固定凹部33の対応位置にあり、係止部材27を回動
することによってアクスルパイプ9が固定される。
以上説明した構造によれば、アクスルパイプ9を各固定
位置に移動させるに際して、常に各固定位置でアクスル
パイプ9が確実に且つ正確に止まるので、微妙な位置調
節が不要となり、作業能率が格段に向上する。
〈考案の効果〉 以上の如く構成される本考案の機構によれば、一方の係
止部材の係合を解除してアクスルパイプを滑らせれば、
次ぎの固定位置で確実に止まるため、容易に固定位置を
合わせることができ、左右車輪間隔の調整を従来よりも
極めて容易に行うことができる。
殊に、目印などで位置決めをする必要がないので、パワ
ーステアリング操作によってアクスルパイプを出し入れ
する場合などでは、一人の作業者で容易に且つ確実に車
輪間隔の調節ができるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラクターのフロントセンターケースの正面部
分断面図、第2図はアクスルパイプの各固定位置を示す
ケースの部分断面図、第3図は同じくアクスルパイプの
係合部分及び係止部材の保持構造を示すケースの側面断
面図、第4図は従来のアクスルパイプ位置決め機構を示
すとともに取り外し可能なデテント機構の使用状態を示
すケースの部分断面図である。 3:ケース、7:出力シャフト 9:アクスルパイプ、15:ドライブシャフト 25,27:係止部材、29,33:固定凹部 31,35:可動凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース(3)内に設けられた出力シャフト
    (7)と、出力シャフト(7)に一体回動スライド自在
    に嵌合されたドライブシャフト(15)と、該ドライブシ
    ャフト(15)を内部で回動自在に支持しつつケース
    (3)内に嵌入されたアクスルパイプ(9)と、アクス
    ルパイプ(9)の外周に形成された複数の係合凹部と、
    ケース(3)側に支持されて該係合凹部と係合する2つ
    の係止部材(25),(27)から構成し、係止部材(2
    5),(27)と係合凹部とを係脱することによってアク
    スルパイプ(9)の位置決めをする機構において、各係
    止部材(25),(27)に対応する係合凹部を一の係止部
    材(25),(27)で固定し得る固定凹部(29),(33)
    と所定範囲でアクスルパイプ(9)が軸方向に移動可能
    な可動凹部(31),(35)の2種類とし、固定位置を一
    方の係止部材(25),(27)が可動凹部(31),(35)
    の端部に接当した状態で他方の係止部材(27),(25)
    が固定凹部(29),(33)と係合した位置と、双方の係
    止部材(25),(27)が可動凹部(31),(35)の逆方
    向端部に接当した位置の3点としたアクスルパイプの位
    置決め機構。
JP1068989U 1989-01-31 1989-01-31 アクスルパイプの位置決め機構 Expired - Lifetime JPH072242Y2 (ja)

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