JPH07237352A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH07237352A
JPH07237352A JP6028604A JP2860494A JPH07237352A JP H07237352 A JPH07237352 A JP H07237352A JP 6028604 A JP6028604 A JP 6028604A JP 2860494 A JP2860494 A JP 2860494A JP H07237352 A JPH07237352 A JP H07237352A
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JP
Japan
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acid
resin
layer
heat
electron beam
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JP6028604A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kamei
正之 亀井
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】強光沢を有し、光沢の保存性にも優れた感熱記
録体を提供する。 【構成】発色剤及び呈色剤を含む感熱記録層、水性樹脂
を含有する中間層、及び電子線硬化樹脂を主成分とする
層を電子線により硬化させたオーバーコート層を有する
感熱記録体であり、前記感熱記録層がオレフィン・アク
リル酸共重合体塩を含有する感熱記録体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関し、特に
強光沢を有し、光沢保存性に優れた特徴を有する感熱記
録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発色剤と呈色剤との反応を利用
し、熱により両物質を接触せしめて発色像を得るように
した感熱記録体はよく知られている。かかる感熱記録体
は比較的安価であり、また記録機器がコンパクトで且つ
保守も比較的容易であるため、ファクシミリや各種計算
機等の記録媒体としてのみならず幅広い分野に於いて使
用されている。しかし、耐溶剤性に難があり、例えば記
録層に溶剤が接触すると印字濃度の低下を来したり、地
肌カブリと称する不要な発色を生じる欠点があった。
【0003】このような欠点を解消する方法として、感
熱記録層上に、フィルム形成能を有し且つ耐薬品性のあ
る樹脂の水性エマルジョンを塗布する方法(特開昭54-1
28347)、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物
を塗布する方法( 実開昭56-125354)等が提案されてい
る。しかし、改良に伴い新たな欠点が付随し、また必ず
しも満足すべき結果が得られていないのが現状である。
【0004】例えば感熱記録層上に水性樹脂コーティン
グを施す場合には、高温乾燥に伴う記録層の発色を避け
るため乾燥温度を制限する必要があり、必然的に樹脂層
の硬化が不十分となり、記録時に記録ヘッドと樹脂層が
粘着する現象などが発生する。その為、感熱記録層上に
電子線で硬化する樹脂成分を塗布し、該樹脂成分を電子
線によって硬化せしめる方法も提案されているが、印字
の保存性においてなお充分とは言えず、しかも電子線で
硬化する樹脂層が、塗布直後に感熱記録層を発色させた
り印字の退色等の悪影響を及ぼすことがある。
【0005】一方、近年感熱記録体を商品ラベルとして
使用するケースが増大しており、その場合ラベルとして
の美観を高めて商品価値を上げるべく、強光沢を備えた
り、マット調の表面特性を有する感熱記録体の開発が要
請されている。ところが、通常の感熱記録体の記録層で
は、このような表面特性を与えることは困難であり、や
はり感熱記録層上にオーバーコート層を設ける手段が考
えられる。しかし、例えば上記のごとき電子線で硬化す
る樹脂層を直接感熱記録層上に設けても、商品価値を高
める程の強光沢は得られない。
【0006】ここで、感熱記録層上に特定の中間層を設
け、しかる後に電子線硬化樹脂のオーバーコート層を設
けて上記の要請を満たす感熱記録体が提案された(特開
昭62-279980 等) 。しかし、このように強光沢を付与し
ても、高湿度条件下で光沢度が低下する現象が見られ商
品価値を維持することが出来なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明者らは特に強光沢な表面特性をそなえたオーバーコ
ート層を有し、しかも印字保存性、記録特性を保持しな
がら、且つ高湿度条件下でも光沢度が低下しない優れた
感熱記録体について鋭意研究の結果、水性樹脂としてオ
レフィン・アクリル酸共重合体塩を感熱記録層に配合す
ることにより上記の要請を充分に満たした優れた感熱記
録体が得られる事を見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、発色剤及び呈
色剤を含む感熱記録層、水性樹脂を含有する中間層、及
び電子線硬化樹脂を主成分とする層を電子線により硬化
させたオーバーコート層を有する感熱記録体において、
前記感熱記録層がオレフィン・アクリル酸共重合体塩を
含有することを特徴とする感熱記録体である。
【0009】
【作用】本発明に於いて感熱記録層に含有される発色剤
及び呈色剤の組み合わせについては特に限定されるもの
ではなく、熱によって両者が接触して呈色反応を起こす
ような組み合わせなら何れも使用可能であり、例えば、
無色ないし淡色の塩基性染料と無機ないし有機の酸性物
質との組み合わせ、ステアリン酸第二鉄等の高級脂肪酸
金属塩と没食子酸のようなフェノール類との組み合わせ
等が例示される。
【0010】しかし、本発明は特に塩基性染料(発色
剤)と酸性物質(呈色剤)との組み合わせが好ましい。
無色ないし淡色の塩基性染料としては各種の物が公知で
あり、例えば下記が例示される。3,3-ビス(p- ジメチル
アミノフェニル) -6- ジメチルアミノフタリド、3,3-ビ
ス(p- ジメチルアミノフェニル) フタリド、3-(p- ジメ
チルアミノフェニル) -3-(1,2-ジメチルインドール-3-
イル) フタリド、3-(p- ジメチルアミノフェニル) -3-
(2-メチルインドール -3-イル) フタリド、3,3-ビス(1,
2- ジメチルインドール-3- イル) -5- ジメチルアミノ
フタリド、3,3-ビス(1,2- ジメチルインドール-3- イ
ル) -6- ジメチルアミノフタリド、3,3-ビス(9- エチル
カルバゾール-3- イル) -6- ジメチルアミノフタリド、
3,3-ビス(2- フェニルインドール-3- イル) -6- ジメチ
ルアミノフタリド、3-P-ジメチルアミノフェニル-3- (1
- メチルピロール-3- イル) -6- ジメチルアミノフタリ
ド等のトリアリルメタン系染料、4,4'- ビス- ジメチル
アミノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェ
ニル−ロイコオーラミン、N−2,4,5 −トリクロロフェ
ニルロイコオーラミン等のジフェニルメタン系染料、ベ
ンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイル
ロイコメチレンブルー等のチアジン系染料、3−メチル
−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、
3−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メチル−
ナフト(6’−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プ
ロピル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ロ
ーダミン−B−アニリノラクタム、ローダミン(p−ニ
トロアニリノ)ラクタム、ローダミン(o−クロロアニ
リノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジメチルアミ
ノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メト
キシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフ
ルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−
メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセ
チル−N−ジメチルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−メチル−N−ベンジルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−N−クロロエチル−N
−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
N−ジエチルアミノフルオラン、3−(N−エチル−p
−トルイジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メ
チル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメトキシ−
フェニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−
iso−アミルアミノ)−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチ
ルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル
−7−キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジブ
チルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−p−ブチルフ
ェニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料等。
【0011】また塩基性無色染料と接触して呈色する無
機ないし有機の酸性物質も各種のものが公知であり、例
えば、活性白土、酸性白土、アタバルジャイト、ベント
ナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機
酸性物質、4−tert−ブチルフェノール、4−ヒド
ロキシジフェノキシド、α−ナフトール、β−ナフトー
ル、4−ヒドロキシアセトナフトール、4−tert−
オクチルカテコール、2,2’−ジヒドロキシジフェノ
ール、2,−メチレンビス(4−メチル−6−ter
t)−イソブチルフェノール、4,4−イソプロピリデ
ンビス(2−tert)−ブチルフェノール、4,4−
sec−ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノ
ール、4,4’−イソプロピリデンジフェノール(ビス
フェノールA)、2,2−メチレンビス(4−クロル)
フェノール、ハイドロキノン、4,4’−シクロヘキシ
リデンジフェノール、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ヒドロキノンモ
ノジベンジルエーテル、ノボラック型フェノール樹脂、
フェノール重合体のフェノール性化合物、安息香酸、p
−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息香酸、テ
レフタル酸、3−sec−ブチル−4−ヒドロキシ安息
香酸、3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ安息香酸、
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サリチル
酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−tert−ブチ
ルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−tert−ブ
チルサリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメチ
ルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベン
ジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、およびこれらフ
ェノール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マ
グネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マン
ガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩等の有機酸性
物質等が例示される。
【0012】本発明の感熱記録体において、記録層中の
発色剤と呈色剤の使用比率は用いられる発色剤、呈色剤
の種類に応じて適宜選択されるもので、特に限定するも
のではないが、例えば塩基性無色染料と酸性物質を用い
る場合には、一般に塩基性無色染料1重量部にたいして
1〜50重量部、好ましくは1〜10重量部程度の酸性
物質が使用される。
【0013】これらの物質を含む塗布液の調製には、一
般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライター、サ
ンドグラインダー等の攪拌・粉砕機により発色剤と呈色
剤とを一緒に又は別々に分散し、塗液として調製され
る。本発明ではかかる塗液中には、接着剤としての特定
の水性樹脂としてオレフィン・アクリル酸共重合体塩を
配合するものであるが全固形分の10〜50重量%、好
ましくは10〜30重量%程度用いられる。
【0014】上記共重合体塩は、カルボキシル基を導入
したポリオレフィンをアルカリで水溶化すると共に高度
分散させたものであり、自己乳化性水性液として得られ
る。オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブチ
レン等を例示できる。また、アクリル酸の少なくとも一
部をマレイン酸、メタクリル酸等のエチレン性不飽和カ
ルボン酸や、アクリル酸エステル等の他のモノマーに置
き換えることもできる。また塩としてはナトリウム塩、
アルカノールアミン塩等を例示できるがナトリウム塩が
好ましい。
【0015】しかし、本発明では、エチレン・アクリル
酸共重合塩が効果に優れるため好ましい。本発明でこの
ような効果が得られる理由については必ずしも明らかで
はないが、上記の共重合体塩が、湿度、温度の変化に対
して耐性を有する感熱記録層を提供するため、表面の光
沢を常に高く保つことができるものと推定できる。さら
に、かかる塗液中には必要に応じてグリオキザール、メ
チロールメラミン、過硫酸アンモニウム、過硫酸ソー
ダ、塩化第二鉄、塩化マグネシウム、硼酸、塩化アンモ
ニウム、炭酸ジルコニウムアンモニウム等の耐水化剤を
添加してもよく、さらに各種助剤としてジオクチルスル
フォコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフォン
酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステル・ナト
リウム塩、アルギン酸塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベ
ンゾフェノン系、トリアゾール系等の紫外線吸収剤、そ
の他消泡剤、蛍光染料、着色染料等を、また必要に応じ
てステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエ
チレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワックス、
エステルワックス等の滑剤、カオリン、クレー、タル
ク、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻
土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔料、及び
ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミ
ド、オレイン酸アミド、バルチミン酸アミド、抹香オレ
イン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の増感剤を添加する
こともできる。
【0016】本発明の感熱記録体に於いて、記録層は従
来から周知慣用の技術に従って、紙、合成紙、フィル
ム、塗工紙等各種公知の支持体上に形成することができ
る。また、支持体上に下塗り等の加工技術を伴ってもな
んら差し支えない。感熱記録層の形成方法等については
特に限定されるものではなく例えばエアーナイフコーテ
ィング、バリバーブレードコーティング、ピュアーブレ
ードコーティング、ショートドウェルコーティング等に
より塗液を塗布・乾燥する方法等によって形成される。
また塗液の塗布量についても特に限定されるものではな
いが、通常乾燥重量で2〜12g/m2 、好ましくは3
〜10g/m2 程度の範囲である。
【0017】本発明の感熱記録体では、かくして得られ
た感熱記録層上に、水性樹脂を含有する中間層を設ける
ものであるが、中間層に用いられる水溶性樹脂、及び水
分散性樹脂としては例えば下記のものが例示される。完
全ケン化または部分ケン化ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアルコールとジケテンを反応させる等によってア
セトアセチル基を導入したアセトアセチル化ポリビニル
アルコール、ポリビニルアルコールとフマル酸、無水フ
タル酸、無水トリメット酸、無水イタコン酸等の多価カ
ルボン酸との反応物あるいはこれらの反応物のエステル
化物、さらには酢酸ビニルとマレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、アクリル酸、メタクリル酸等の
エチレン性不飽和カルボン酸との共重合体のケン化物と
して得られるカルボキシ変性ポリビニルアルコール、酢
酸ビニルとエチレンスルフォン酸、アリルスルフォン酸
等のオレフィンスルフォン酸あるいはその塩との共重合
体のケン化物として得られるスルフォン酸変性ポリビニ
ルアルコール、酢酸ビニルとエチレン、プロピレン、イ
ソブチレン、α−オクテン、α−ドテセン、α−オクタ
ドテセン等のオレフィン類との共重合体をケン化して得
られるオレフィン変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニ
ルとアクリロニトリル、メタクロニトリル等のニトリル
類との共重合体のケン化物として得られるニトリル変性
ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとアクリルアミド、
メタクリルアミド等のアミド類との共重合体をケン化し
て得られるアミド変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニ
ルとN−ビニルピロリドンとの共重合体をケン化して得
られるピロリドン変性ポリビニルアルコール、シリカ変
性ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、アラ
ビアゴム、酸化澱粉、エーテル澱粉、ジアルデヒド澱
粉、エステル化澱粉等の澱粉類、スチレン−ブタジエン
共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−塩化ビニル−エチ
レン共重合体エマルジョン、メタクリレート−ブタジエ
ン共重合体エマルジョン等。
【0018】これらの水性樹脂の中でも水溶性樹脂が好
ましく、特に各種変性ポリビニルアルコール、セルロー
ス誘導体およびカゼインが好ましく、特にアセトアセチ
ル化ポリビニルアルコール及びカルボキシ変性ポリビニ
ルアルコール又はシリカ変性ポリビニルアルコールがよ
り好ましい。かかる水溶性または水分散性の樹脂の使用
量については特に限定するものではないが、塗液中の全
固形分に対して10〜40重量%、好ましくは15〜3
0重量%程度用いられる。
【0019】また中間層中には平滑度を高めるために顔
料を添加することができる。顔料の具体例としては炭酸
カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化チタ
ン、二酸化珪素、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、
硫酸亜鉛、タルク、カオリン、クレー、焼成クレー、コ
ロイダルシリカ等の無機顔料、スチレンマイクロボー
ル、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、尿素・
ホルマリン樹脂フィラー、生澱粉粒等の有機顔料等が例
示される。なお、その使用量については一般に樹脂成分
100重量部に対して5〜500重量部、好ましくは8
0〜350重量部程度の範囲で配合されるのが好まし
い。
【0020】さらに、中間層を形成する塗液中には必要
に応じてグリオキザール、メチロールメラミン、過硫酸
アンモニウム、過硫酸ソーダ、塩化第二鉄、塩化マグネ
シウム、硼酸、塩化アンモニウム、炭酸ジルコニウムア
ンモニウム等の耐水化剤を添加してもよく、必要に応じ
てステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸アミド、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、
パラフィンワックス、エステルワックス等の滑剤、ジオ
クチルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼン
スルフォン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エス
テル・ナトリウム塩、アルギン酸塩、脂肪酸金属塩等の
界面活性剤、ベンゾフェノン系、トリアゾール系等の紫
外線吸収剤、消泡剤、蛍光染料、着色染料等の各種助剤
を適宜添加することもできる。
【0021】中間層を形成するための塗液は、一般に水
性系塗液として調整され、必要に応じてミキサー、アト
ライター、ボールミル、ロールミル等の混合・攪拌機に
よって十分混合分散された後、各種公知の塗布装置によ
り感熱記録層上に塗布される。塗布後、紫外線や電子線
を照射して乾燥することもできる。なお、硬化剤を併用
する場合には、硬化剤を中間層を形成する塗液中のみな
らず、中間層を形成する塗液とは別に塗布することがで
き、別に塗布してやると塗液のポットライフを懸念する
必要がなく、強力な硬化剤を選択できる利点がある。
【0022】中間層を形成する塗液の塗布量は、とくに
限定されるものではないが、0.1g/m2 未満では本発明
の所望の効果を充分に得ることが出来ず、また、20g/m
2 を越すと感熱記録体の記録感度を著しく低下させる恐
れがあるため、一般には乾燥重量で0.1 〜20g/m2 、好
ましくは0.5 〜10g/m2 程度の範囲で調節されるのが望
ましい。
【0023】また、必要に応じて感熱記録体の裏面側に
も同様なコート層を設けることによって一層保存性を高
めることが可能である。さらに、記録体裏面に粘着剤処
理を施し、粘着ラベルに加工する等、感熱記録体製造分
野における各種の公知技術が必要に応じて付加しうるも
のである。
【0024】本発明の感熱記録体では、かくして形成さ
れた中間層を必要に応じてスーパーキャレンダー等各種
公知の技術で表面平滑化処理を行うことができる。中間
層の平滑度が、ベック平滑度で50秒より低い場合には、
中間層上に電子線硬化樹脂を設けても、充分な強光沢を
有する表面が得られず、しかし、1500秒よりも高い平滑
度の場合には、オーバーコート層が充分に中間層に密着
せず、次工程でもトラブル発生の原因となる恐れがあ
る。従って50〜1500秒、より好ましくは500 〜1500秒、
最も好ましくは700 〜1500秒程度のベック平滑度を有す
るように、必要に応じてスーパーキャレンダー等で表面
平滑化処理をするのが望ましい。
【0025】本発明の感熱記録体では、かくして形成さ
れた中間層の上に電子線硬化樹脂層が設けられるが、か
かる樹脂層は例えば電子線によって硬化する以下の如き
プレポリマーやモノマーによって形成される。 (a) 脂肪族、脂環族、芳香脂肪族2 〜6 価の多価アル
コール及びポリアルキレングリコールのポリ(メタ)ア
クリレート; (b) 脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、芳香族2 〜6 価の
多価アルコールにアルキレンオキサイドを付加させた形
の多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート; (c) ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸
エステル; (d) ポリエステルポリ(メタ)アクリレート; (e) エポキシポリ(メタ)アクリレート; (f) ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート; (g) ポリアミドポリ(メタ)アクリレート; (h) ポリシロキサンポリ(メタ)アクリレート; (i) 側鎖及び/ 又は末端に( メタ)アクリロイルオキ
シ基を有するビニル系又はジエン系低重合体; (j) 前記 (a)〜(i) 記載のオリゴエステル( メタ) ア
クリレート変成物;等のプレポリマー。 (a) エチレン性不飽和モノ又はポリカルボン酸等で代
表されるカルボキシル基含有単量体及びそれらのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等のカルボン酸塩
基含有単量体; (b) エチレン性不飽和( メタ) アクリルアミド又はア
ルキル置換( メタ) アクリルアミド、N−ビニルピロリ
ドンンのようなビニルラクタム類で代表されるアミド基
含有単量体; (c) 脂肪族又は芳香族ビニルスルホン酸類で代表され
るスルホン酸基含有単量体及びそれらのアルカリ金属
塩、アンモニウム塩、アミン塩等のスルホン酸塩基含有
単量体 ; (d) エチレン性不飽和エーテル等で代表される水酸基
含有単量体; (e) ジメチルアミノエチル( メタ) アクリレート−2
−ビニルピリジン等のアミノ基含有単量体; (f) 4級アンモニウム塩基含有単量体; (g) エチレン性不飽和カルボン酸のアルキルエステ
ル; (h) ( メタ) アクリロニトリル等のニトリル基含有単
量体; (i) スチレン; (j) 酢酸ビニル、酢酸( メタ) アリル等のエチレン性
不飽和アルコールのエステル; (k) 活性水素を含有するアルキレンオキシド付加重合
体のモノ( メタ) アクリレート類; (l) 多塩基酸と不飽和アルコールとのジエステルで代
表されるエステル基含有2官能単量体; (m) 活性水素を含有する化合物のアルキレンオキシド
付加重合体と( メタ) アクリル酸とのジエステルよりな
る2官能単量体; (n) N,N−メチレンビスアクリルアミド等のビスア
クリルアミド; (o) ジビニルベンゼン、ジビニルエチレングリコー
ル、ジビニルスルホン、ジビニルエーテル、ジビニルケ
トン等の2官能単量体; (p) ポリカルボン酸と不飽和アルコールとのポリエス
テルで代表されるエステル基含有多官能単量体; (q) 活性水素を含有する化合物のアルキレンオキシド
付加重合体と( メタ) アクリル酸とのポリエステルより
なる多官能単量体; (r) トリビニルベンゼンのような多官能不飽和単量
体;等のモノマー。
【0026】電子線によって硬化する樹脂の塗布量につ
いては、必ずしも限定されるものではないが、0.1 g/m
2未満では本発明の所望の効果を期待できず、20g/m2
超えるような塗布量で得られる記録体の記録感度が著し
く低下してしまう恐れがあるため、0.1 〜20g/m2、よ
り好ましくは0.5 〜10g/m2程度の範囲で調節するのが
望ましい。
【0027】電子線によって硬化する樹脂成分中には、
上記の如きプレポリマーやモノマーの他に、必要に応じ
て、例えば非電子線硬化樹脂、顔料、消泡剤、レベリン
グ剤、滑剤、界面活性剤、可塑剤等の添加剤を適宜添加
することが出来、添加剤の種類や配合割合を調節する事
によって強光沢からマット調まで幅広い表面性を有する
感熱記録体が形成されるものである。
【0028】非電子線硬化樹脂としては、例えばアクリ
ル樹脂、シリコン樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂、
ブチラール樹脂等が挙げられる。上記の如き樹脂成分
は、ミキサー等の適当な混合攪拌機によって十分混合さ
れたのち、前記中間層の上に塗布されるが、必要に応じ
て樹脂成分を加温して粘度調節をすること もできる。
【0029】中間層上に形成された樹脂層は電子線の照
射によって硬化されるが、照射する電子線の量は0.1 〜
15Mrad、より好ましくは0.5 〜10Mrad程度の範囲が望ま
しい。因みに0.1Mrad 未満では樹脂成分を十分に硬化さ
せることが出来ず、15Mradを超えるような過度の電子線
照射は感熱記録体の発色や変色を来す恐れがある。尚、
電子線の照射方法としては、例えばスキャンニング方
式、カーテンビーム方式、ブロードビーム方式等が採用
でき、照射する際の加速電圧は100 〜300 KV程度が適
当である。
【0030】水溶性樹脂を主成分とする中間層をコロナ
処理した後に、電子線によって硬化しうる樹脂を含有す
るオーバーコート層を形成すると、オーバーコート層と
中間層の密着性を更に改良でき、表面強度のいっそう優
れた記録体がえられる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。ま
た特に断らないかぎり例中の部及び%はそれぞれ重量部
及び重量%を示す。
【0032】実施例1 下塗り層の形成 焼成クレー(商品名:アンシレックス、EMC社製)
100部,スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス
(固形分:50%) 15部,ポリビニルアルコール1
0%水溶液 30部,水 200部, この組成よりな
る塗液を混合、攪拌し得られた塗液を50g/m2 の原紙に
乾燥後の塗布量が9g/m2 となるように塗布乾燥して
下塗り層を形成した。 A液調成 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 10部,メチルセルロー
ス5%水溶液 30部, この組成物をサンドグライン
ダーで平均粒子径が1μmとなるまで粉砕した。 B液調成 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスル
ホン 20部,メチルセルロース5%水溶液 5部,水
55部, この組成物をサンドグラインダーで平均粒
子径が1.5μmとなるまで粉砕した。 記録層の形成 下記組成よりなる塗液を混合、攪拌し、得られた塗液を
上記下塗り層上に乾燥後の塗布量が 5g/m2となるよう
に塗布乾燥して感熱記録紙を得た。A液 45部,B液
80部,エチレン・アクリル酸共重合体塩水溶液(商
品名:ザイクセンNC、住友精化社製) 50部,水
10部。 中間層の形成 得られた感熱記録紙の記録層上に、下記組成よりなる塗
液を乾燥後の塗布量が2g/m2 となるように塗布、乾燥
して中間層を形成した。ポリビニルアルコール( 商品
名:PVA−117、クラレ社製)の10%水溶液10
00部,カオリン(商品名:UW−90、エンゲルハー
ト社製) 100部,水 100部。 得られた中間層
の表面ベック平滑度が1000秒となるようにスーパー
キャレンダーで平滑化処理して中間層を有する感熱記録
紙を得た。 オーバーコート層の形成 中間層上に電子線硬化型樹脂(商品名:GRANDIC
EB 0227、大日本インキ化学工業社製) を乾燥
塗布量が4g/m2 となるように塗布し、エレクトロンカ
ーテン型電子線照射装置(CB:150 型、ESI社製)
で3Mrad の照射線量で処理して樹脂成分を硬化させ電子
線硬化樹脂のオーバーコート層を有する感熱記録紙を得
た。
【0033】実施例2 実施例1に於いて、中間層を形成する水溶性樹脂として
ポリビニルアルコールの代わりに、アセトアセチル化ポ
リビニルアルコール( 商品名:ゴーセファイマーZ −2
00、日本合成化学社製)を使用した以外は同様にして
オーバーコート層を有する感熱記録紙を得た。
【0034】比較例1 実施例1に於いて、記録層を形成する水溶性樹脂として
エチレン・アクリル酸共重合体塩の代わりに、ポリビニ
ルアルコール( 商品名:PVA−117、クラレ社製)
を使用した以外は同様にしてオーバーコート層を有する
感熱記録紙を得た。
【0035】比較例2 実施例1に於いて、記録層を形成する水溶性樹脂として
エチレン・アクリル酸共重合体塩の代わりに、シリル基
変性ポリビニルアルコール( 商品名:R−1130、ク
ラレ社製)を使用した以外は同様にしてオーバーコート
層を有する感熱記録紙を得た。
【0036】比較例3 実施例1に於いて、記録層を形成する水溶性樹脂として
エチレン・アクリル酸共重合体塩の代わりに、酸化澱粉
( 商品名:エースA、王子コーンスターチ社製)を使用
した以外は同様にしてオーバーコート層を有する感熱記
録紙を得た。
【0037】比較例4 実施例1に於いて、記録層を形成する水性樹脂としてエ
チレン・アクリル酸共重合体塩の代わりに、SBRラテ
ックス( 商品名:DOW L−1571、旭ダウ社製)
を使用した以外は同様にしてオーバーコート層を有する
感熱記録紙を得た。
【0038】かくして得られた6種類の感熱記録紙表面
の60°光沢度をJIS光沢度測定器( 村上色彩技術研究
所社製、GM−3D: 条件20℃、60%RH)にて測定し、し
かるのちに40℃、90%RH 条件下で24時間処理して再度光
沢度測定して、その結果を表1に示した。さらにシャー
プ社製ワープロ機(書院、WD−A560)によって印
字発色させ、初期印字発色濃度をマクベス濃度計( マク
ベス社製、RD−914 型)で測定し、40℃90%RH 条件下
で24時間処理して試験後の発色濃度をそれぞれ濃度計で
測定してその結果を表1に併記した。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の感熱記録体は、優れた表面光沢を有しており、高湿度
条件下で光沢度、印字の保存性に極めて優れた感熱記録
体であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発色剤及び呈色剤を含む感熱記録層、水
    性樹脂を含有する中間層、及び電子線硬化樹脂を主成分
    とする層を電子線により硬化させたオーバーコート層を
    有する感熱記録体において、前記感熱記録層がオレフィ
    ン・アクリル酸共重合体塩を含有することを特徴とする
    感熱記録体。
JP6028604A 1994-02-25 1994-02-25 感熱記録体 Pending JPH07237352A (ja)

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