JPH08264649A - 半導体装置の製造方法及びこの実施に用いられる装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びこの実施に用いられる装置

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JPH08264649A
JPH08264649A JP6734095A JP6734095A JPH08264649A JP H08264649 A JPH08264649 A JP H08264649A JP 6734095 A JP6734095 A JP 6734095A JP 6734095 A JP6734095 A JP 6734095A JP H08264649 A JPH08264649 A JP H08264649A
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JP
Japan
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insulating film
wafer
medium
film
semiconductor device
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JP6734095A
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English (en)
Inventor
Toshio Saito
敏男 斎藤
Hiroyuki Akimori
裕之 秋森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 形成される層間絶縁膜にベーク処理時にクラ
ックが発生するのを低減可能な技術を提供する。 【構成】 層間絶縁膜12をし、第1の絶縁膜9上に形
成すべき第2の絶縁膜10の原材料となる媒質と媒体と
の混合液を、常温(約23℃)以下で所望の厚さに回転
塗布法によって塗布する。この後のベーク処理工程にお
いて、混合液の特に上部の媒体の揮発速度を抑え、混合
液の底部の揮発不足を解消できる。この結果、ベーク処
理時に加熱温度によってウエハ1上に形成されている下
層配線膜が僅か膨脹しても、混合液が固化されて形成さ
れる層間絶縁膜12の一部である第2の絶縁膜10が、
その膨脹した下層配線膜によってほとんど応力を受ける
ことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
及びこの実施に用いられる製造装置に関し、特に、多層
配線を形成する際に上下配線膜を絶縁する層間絶縁膜を
回転塗布法によって形成する分野に適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIで代表される半導体装置は、より
一層多機能化、高性能化が要求されてきているので、集
積度は益々高まる傾向にある。これに伴い、半導体基板
(半導体ウエハ;以下、単にウエハと称する)に形成さ
れた多数の素子領域から、ウエハ表面に引き出される配
線が増加するので、必然的に多層配線が採用される傾向
になっている。
【0003】このような多層配線を有するLSIにおい
て、多層配線を構成している各配線膜は、酸化膜(Si
2膜)のような絶縁膜を層間絶縁膜として用いて相互
に絶縁される。ここで、層間絶縁膜は各種CVD(Ch
emical VaporDeposion)法、ある
いは各種PVD(Physical VaporDep
osition)法によって形成されることが多いが、
このような方法によって周囲の空間から半導体ウエハの
配線膜上に層間絶縁膜を形成した場合、この層間絶縁膜
の表面は下層配線膜の形状に対応して凹凸状に形成され
る。従って、この層間絶縁膜上に上層配線膜を形成する
と、この上層配線膜も凹凸状に形成される。
【0004】このため、層間絶縁膜の表面の凹凸状の度
合いが大きくなると、この上に形成される上層配線膜は
段切れを生じ易くなる。このような不都合を防止するた
めに、表面が平坦な層間絶縁膜を形成する方法として、
例えばオーム社発行、「LSIプロセス工学」、平成3
年8月20日発行、P.144に記載されているSOG
(Spin On Gass;以下、単に回転塗布法と
称する)技術が知られている。
【0005】このような回転塗布法によって、前記した
ような層間絶縁膜を形成するには、予め、絶縁膜の原材
料となる媒質例えばシリカゲルと、媒体例えばエタノー
ル及び酢酸エチル等との混合液を用意して、下層配線膜
を形成したウエハを回転した状態でこのウエハ上にその
混合液を所望の厚さに塗布した後、ウエハをベーク処理
して混合液から媒体を揮発させることにより固化させて
絶縁膜となすことが行われる。続いて、この絶縁膜上に
は上層配線膜が形成される。
【0006】ここで、ウエハ上に混合液を回転塗布法に
よって塗布するには、ウエハを常温(約23℃)あるい
はこれ以上の温度の雰囲気内に保持した状態で、塗布す
ることが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように下層配線
膜を形成したウエハに対して、これを常温(約23℃)
あるいはこれ以上の温度の雰囲気内に保持した状態で、
絶縁膜の原材料となる媒質と媒体との混合液を回転塗布
法によって塗布した場合、この後に行うベーク処理工程
において、形成される層間絶縁膜にクラックが発生する
という問題がある。
【0008】すなわち、本発明者の検討結果によると、
下層配線膜を形成したウエハを常温(約23℃)あるい
はこれ以上の温度の雰囲気内に保持した状態で混合液を
回転塗布法によって塗布した場合、ベーク処理工程にお
いて、ウエハ上に塗布されている混合液は上部が底部よ
り媒体の揮発速度が大きくなって、上部が早く乾燥して
しまうため、底部が揮発不足になることを発見した。
【0009】この結果、ベーク処理時に加熱温度によっ
てウエハ上に形成されている下層配線膜が僅か膨脹する
ので、混合液が固化されて形成されつつある層間絶縁膜
がその膨脹した下層配線膜によって応力を受けるように
なるため、層間絶縁膜にクラックが発生し易くなる。
【0010】本発明の目的は、形成される層間絶縁膜に
ベーク処理時にクラックが発生するのを低減することが
可能な技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0013】(1)本発明の半導体装置の製造方法は、
下層配線膜が形成された半導体ウエハ上に、前記下層配
線膜を覆うように回転塗布法によって絶縁膜を形成した
後、この絶縁膜上に上層配線膜を形成する半導体装置の
製造方法において、前記絶縁膜の原材料となる媒質と媒
体との混合液を常温以下で回転塗布する工程と、前記混
合液から媒体を揮発させて絶縁膜となすために前記半導
体ウエハをべーク処理する工程と、を含んでいる。
【0014】(2)本発明の他の半導体装置の製造方法
は、下層配線膜が形成された半導体ウエハ上に前記下層
配線膜を覆うように第1の絶縁膜を形成し、この第1の
絶縁膜上に回転塗布法によって第2の絶縁膜を形成した
後この第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成し、この第
3の絶縁膜上に上層配線膜を形成する半導体装置の製造
方法において、前記第2の絶縁膜の原材料となる媒質と
媒体との混合液を常温以下で回転塗布する工程と、前記
混合液から媒体を揮発させて第2の絶縁膜となすために
前記半導体ウエハをべーク処理する工程と、を含んでい
る。
【0015】(3)本発明の半導体装置の製造装置は、
表面に下層配線膜が形成されこの下層配線膜を覆うよう
に第1の絶縁膜が形成された半導体ウエハを収容するウ
エハロード部と、このウエハロード部から移送された半
導体ウエハの前記第1の絶縁膜上に、第2の絶縁膜の原
材料となる媒質と媒体との混合液を常温以下で回転塗布
するウエハ塗布部と、このウエハ塗布部から移送された
半導体ウエハを前記混合液から媒体を揮発させて第2の
絶縁膜となすためにべーク処理するウエハベーク部と、
第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜を含む層間絶縁膜を形成
した後に、この層間絶縁膜上に上層配線膜が形成された
ウエハを取り出すウエハアンロード部と、前記ウエハ塗
布部において半導体ウエハに塗布される前記混合液の塗
布温度が常温以下になるように制御する制御部とを備え
ている。
【0016】
【作用】上述した(1)の手段によれば、本発明の半導
体装置の製造方法は、下層配線膜が形成された半導体ウ
エハ上に、前記下層配線膜を覆うように回転塗布法によ
って絶縁膜を形成した後、この絶縁膜上に上層配線膜を
形成する半導体装置の製造方法において、前記絶縁膜の
原材料となる媒質と媒体との混合液を常温以下で回転塗
布する工程と、前記混合液から媒体を揮発させて絶縁膜
となすために前記半導体ウエハをべーク処理する工程
と、を含んでいるので、形成される層間絶縁膜にベーク
処理時にクラックが発生するのを低減することが可能と
なる。
【0017】上述した(2)の手段によれば、本発明の
他の半導体装置の製造方法は、下層配線膜が形成された
半導体ウエハ上に前記下層配線膜を覆うように第1の絶
縁膜を形成し、この第1の絶縁膜上に回転塗布法によっ
て第2の絶縁膜を形成した後この第2の絶縁膜上に第3
の絶縁膜を形成し、この第3の絶縁膜上に上層配線膜を
形成する半導体装置の製造方法において、前記第2の絶
縁膜の原材料となる媒質と媒体との混合液を常温以下で
回転塗布する工程と、前記混合液から媒体を揮発させて
第2の絶縁膜となすために前記半導体ウエハをべーク処
理する工程と、を含んでいるので、形成される層間絶縁
膜にベーク処理時にクラックが発生するのを低減するこ
とが可能となる。
【0018】上述した(3)の手段によれば、本発明の
半導体装置の製造装置は、表面に下層配線膜が形成され
この下層配線膜を覆うように第1の絶縁膜が形成された
半導体ウエハを収容するウエハロード部と、このウエハ
ロード部から移送された半導体ウエハの前記第1の絶縁
膜上に、第2の絶縁膜の原材料となる媒質と媒体との混
合液を常温以下で回転塗布するウエハ塗布部と、このウ
エハ塗布部から移送された半導体ウエハを前記混合液か
ら媒体を揮発させて第2の絶縁膜となすためにべーク処
理するウエハベーク部と、第1の絶縁膜及び第2の絶縁
膜を含む層間絶縁膜を形成した後に、この層間絶縁膜上
に上層配線膜が形成されたウエハを取り出すウエハアン
ロード部と、前記ウエハ塗布部において半導体ウエハに
塗布される前記混合液の塗布温度が常温以下になるよう
に制御する制御部とを備えているので、形成される層間
絶縁膜にベーク処理時にクラックが発生するのを低減す
ることが可能となる。
【0019】以下、本発明について、図面を参照して実
施例とともに詳細に説明する。
【0020】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0021】
【実施例】
(実施例1)図1乃至図5は本発明の実施例1による半
導体装置の製造方法を工程順に示す断面図で、MOS
(Metal Oxide Semiconducto
r)型LSIの製造方法に適用した例を示している。
【0022】まず、図1に示すように、予め例えばn型
ソース領域2及びn型ドレイン領域3が選択的に形成さ
れた半導体ウエハとして、例えばp型シリコンウエハ1
を用意する。なお、n型ソース領域2及びn型ドレイン
領域3間のウエハ1表面にはゲート酸化膜(SiO
2膜)4が形成されて、この表面には多結晶シリコン等
からなるゲート電極5が形成されている。また、ウエハ
1表面は酸化膜のような保護膜6で覆われ、n型ソース
領域2及びn型ドレイン領域3から保護膜6上には、各
々Alのようなソース電極7及びドレイン電極8が延長
して引き出されている。一例として各電極7、8は、厚
さ約1μmに形成されている。
【0023】次に、図2に示すように、CVD法あるい
はPVD法によって、ウエハ1上に例えば酸化膜からな
る第1の絶縁膜9を、厚さ約0.8μmに形成して、ゲ
ート電極5、ソース電極7及びドレイン電極8を覆う。
これらゲート電極5、ソース電極7及びドレイン電極8
は、多層配線を形成する場合に下層配線膜となる。この
第1の絶縁膜9の表面は凹凸状に形成されている。
【0024】次に、第1の絶縁膜9上に形成すべき第2
の絶縁膜の原材料となる媒質の主成分として例えばシリ
カゲルを用いるとともに、媒体として例えばエタノール
及び酢酸エチル等を用いて、両者を混合した混合液を用
意する。続いて、ウエハ1を回転した状態でこのウエハ
1上にその混合液を常温(約23℃)以下の、例えば2
1℃で所望の厚さに塗布する。回転塗布法による混合液
の塗布は、例えば3000rpmで、10秒間行う。そ
の塗布温度を従来の温度より低く選ぶことにより、塗布
された混合液の特に上部の媒体の揮発速度を抑えて、底
部の揮発不足の解消を図っている。
【0025】続いて、図3に示すように、ウエハ1をベ
ーク処理して混合液から媒体を揮発させることにより、
混合液を固化させて表面が平坦な第2の絶縁膜10を、
厚さ約0.26μmに形成する。この第2の絶縁膜10
の形成は、次に説明するように2つのステップで行われ
る。
【0026】まず、第1のステップとして、図6(a)
に示すように、ウエハ1上の第1の絶縁膜9上に混合液
を前記のような条件で回転塗布法によって、厚さ約0.
2μmに塗布する。次に、ウエハ1をベーク処理する。
このベーク処理は次のように3段階で行う。最初に、ウ
エハ1を80℃で40分間加熱処理した後、次に200
℃で40分間加熱処理し、最後に410℃で40分間加
熱処理する。このようなベーク処理によって、混合液の
媒体は揮発されて、混合液は固化して厚さ約0.13μ
mの絶縁膜10aに変えられる。
【0027】続いて、第2のステップとして、ウエハ1
に対して、図6(a)と同様な処理を繰り返す。すなわ
ち、回転塗布法によって混合液を厚さ約0.2μmに、
既に形成されている絶縁膜10a上に塗布した後、ベー
ク処理を前記と同様な条件で3段階で行う。これによっ
て、図6(b)に示すように、混合液は固化して厚さ約
0.13μmの絶縁膜10bに変えられる。ベーク処理
温度はAl下層配線膜の場合、約450℃まで上げるこ
とが可能である。
【0028】この結果として、ウエハ1の第1の絶縁膜
9上には、図3に示したように、表面が平坦な第2の絶
縁膜10が厚さ約0.26μmに形成される。なお、こ
のように2つのステップに分けて、第2の絶縁膜10を
形成するのは、膜形成時に発生し易いクラックを防止す
るためである。図3及び図6においては、内容を理解し
易くするために第3の絶縁膜10(10aと10b)の
厚さは、多少誇張して示している。
【0029】次に、図4に示すように、CVD法あるい
はPVD法によって、ウエハ1上に例えば酸化膜からな
る第3の絶縁膜11を、厚さ約0.8μmに形成して、
第2の絶縁膜10を覆う。この場合第3の絶縁膜11の
表面は、第2の絶縁膜10の平坦な表面に対応して平坦
に形成される。
【0030】これら第1の絶縁膜9、第2の絶縁膜10
及び第2の絶縁膜11の積層体は、層間絶縁膜12して
用いられる。
【0031】続いて、図5に示すように、CVD法ある
いはPVD法によって、ウエハ1上の層間絶縁膜12の
一部となる第3の絶縁膜11上に、例えばAlからなる
上層配線膜13を形成する。この上層配線膜13の形成
は、周知の手段を組み合わせて、ウエハ1全面にAlを
付着した後、配線膜として残したい部分以外の不要な部
分をドライエッチングあるいはウエットエッチングによ
って除去することにより、容易に形成することができ
る。この上層配線膜13は平坦な層間絶縁膜12上に形
成されるので、段切れは生じない。
【0032】以上の各工程によって、下層配線膜(ソー
ス電極7、ドレイン電極8あるいはゲート電極5)と上
層配線膜13とが、第1の絶縁膜9、第2の絶縁膜10
及び第3の絶縁膜11の積層体からなり、表面が平坦な
層間絶縁膜12によって絶縁された多層配線を有する半
導体装置が製造される。
【0033】このような製造方法によれば、層間絶縁膜
12を形成するにあたり、第1の絶縁膜9上に形成すべ
き第2の絶縁膜10の原材料となる媒質と媒体と混合液
を、常温(約23℃)以下で所望の厚さに回転塗布法に
よって塗布するようにしたので、ベーク処理工程におい
て、混合液の特に上部の媒体の揮発速度を抑えることが
できる。これによって、混合液の上部が底部より早く乾
燥することはなくなる。
【0034】図7はこの様子を示す概略説明図で、
(a)はベーク処理時に混合液14の上部及び底部から
媒体15がほぼ同じ揮発速度で矢印方向に揮発する様子
を示し、(b)は媒体が完全に揮発した様子を示してい
る。これによって、混合液15の底部の揮発不足を解消
できるようになる。
【0035】この結果、ベーク処理時に加熱温度によっ
てウエハ1上に形成されている下層配線膜が僅か膨脹し
ても、混合液が固化されて形成されつつある層間絶縁膜
12の一部である第2の絶縁膜10がその膨脹した下層
配線膜によってほとんど応力を受けなくなるため、この
第2の絶縁膜10にクラックが発生するのを低減するこ
とができる。
【0036】図8は実施例1によって得られた、クラッ
クの発生頻度(縦軸)と混合液の塗布温度(横軸)との
関係を示すグラフで、混合液の塗布温度を低く設定する
ほど、クラックの発生頻度は少なくなる傾向にあること
を示している。混合液の塗布温度の下限は、形成される
層間絶縁膜12としての特性が著しく損なわれない程度
に選ぶことができる。
【0037】このような実施例1によれば次のような効
果が得られる。
【0038】層間絶縁膜12を形成するにあたり、第1
の絶縁膜9上に形成すべき第2の絶縁膜10の原材料と
なる媒質と媒体との混合液を、常温(約23℃)以下で
所望の厚さに回転塗布法によって塗布するようにしたの
で、ベーク処理工程において、混合液の特に上部の媒体
の揮発速度を抑えることができるため、混合液の底部の
揮発不足を解消できるようになる。従って、形成される
層間絶縁膜12にベーク処理時にクラックが発生するの
を低減することが可能となる。
【0039】(実施例2)図9は本発明の実施例2によ
る半導体装置の製造装置を示すブロック図で、実施例1
による半導体装置の製造方法の実施に用いられる製造装
置を示している。
【0040】本実施例の半導体装置の製造装置は、表面
にソース電極7、ドレイン電極8あるいはゲート電極5
のような下層配線膜が形成され、この下層配線膜を覆う
ように第1の絶縁膜9が形成されたウエハ1を収容する
ウエハロード部16と、このウエハロード部16から移
送されたウエハ1の第1の絶縁膜9上に、第2の絶縁膜
10の原材料となる媒質と媒体との混合液を常温以下で
回転塗布するウエハ塗布部17と、このウエハ塗布部1
7から移送されたウエハ1を混合液から媒体を揮発させ
て第2の絶縁膜10となすためにべーク処理するウエハ
ベーク部18と、第1の絶縁膜9及び第2の絶縁膜10
を含む層間絶縁膜12を形成した後に、この層間絶縁膜
12上に上層配線膜13が形成されたウエハ1を取り出
すウエハアンロード部19と、ウエハ塗布部17におい
てウエハ1に塗布される混合液の塗布温度が常温以下に
なるように制御する制御部20とを備えている。
【0041】ウエハ1は1枚毎に、あるいは複数枚がカ
セットに保持されてウエハロード部16に収容された
後、ウエハ塗布部17に移送されて混合液が前記したよ
うに回転塗布法によって塗布される。続いて、ウエハ1
はウエハべーク部18に移送されてベーク処理された
後、ウエハアンロード部19に移送されてカセット毎に
取り出される。また、ウエハ塗布部17における混合液
の回転塗布時、混合液の塗布温度は常に制御部20によ
って制御されて、常温以下となるように保たれる。
【0042】このような実施例2によれば次のような効
果が得られる。
【0043】下層配線膜を覆うように第1の絶縁膜9が
形成されたウエハ1を収容するウエハロード部16と、
ウエハ1の第1の絶縁膜9上に第2の絶縁膜10の原材
料となる媒質と媒体との混合液を常温以下で回転塗布す
るウエハ塗布部17と、ウエハ1をべーク処理するウエ
ハベーク部18と、第1の絶縁膜9及び第2の絶縁膜1
0を含む層間絶縁膜12を形成した後に、この層間絶縁
膜12上に上層配線膜13が形成されたウエハ1を取り
出すウエハアンロード部19と、ウエハ塗布部17にお
いてウエハ1に塗布される混合液の塗布温度が常温以下
になるように制御する制御部20とを備えているので、
ベーク処理時に層間絶縁膜12にクラックが発生するの
を低減する半導体装置を製造することができる。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0045】例えば、前記実施例では多層配線としては
2層配線を形成する場合に例をあげて説明したが、3層
以上に多層配線を形成する場合でも同様に適用すること
ができる。
【0046】また、層間絶縁膜を形成するために用いる
混合液の媒質及び媒体の種類は、実施例で示した例に限
らず、他の材料を用いることができ、これら材料に応じ
て塗布温度を変更することができる。
【0047】さらに、実施例ではMOS型LSIの製造
方法に適用した例で説明したが、これに限らず多層配線
を必要とする半導体装置全般に対して適用することがで
きる。
【0048】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である多層配
線を有する半導体装置の製造技術に適用した場合につい
て説明したが、それに限定されるものではない。本発明
は、少なくとも上層配線膜上に層間絶縁膜を回転塗布法
によって形成した後、この層間絶縁膜上に上層配線膜を
形成する条件のものには適用できる。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0050】層間絶縁膜を形成するにあたり、第1の絶
縁膜上に形成すべき第2の絶縁膜の原材料となる媒質と
媒体との混合液を、常温以下で所望の厚さに回転塗布法
によって塗布するようにしたので、ベーク処理工程にお
いて混合液の特に上部の媒体の揮発速度を抑えることが
できるため、混合液の底部の揮発不足を解消できるよう
になり、形成される層間絶縁膜にベーク処理時にクラッ
クが発生するのを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
の他の工程を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
のその他の工程を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
のその他の工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
のその他の工程を示す断面図である。
【図6】図3の工程の詳細を示すもので、(a)及び
(b)は断面図である。
【図7】実施例1において回転塗布した混合液から媒体
が揮発する様子を示すもので、(a)及び(b)は概略
説明図である。
【図8】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
によって得られた、クラックの発生頻度(縦軸)と混合
液の塗布温度(横軸)との関係を示す特性図である。
【図9】本発明の実施例2による半導体装置の製造装置
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…半導体ウエハ、2…ソース領域、3…ドレイン領
域、4…ゲート酸化膜、5…ゲート電極、6…保護膜、
7…ソース電極、8…ドレイン電極、9…第1の絶縁
膜、10…第2の絶縁膜、11…第3の絶縁膜、12…
層間絶縁膜、13…上層配線膜、14…混合液、15…
媒体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層配線膜が形成された半導体ウエハ上
    に、前記下層配線膜を覆うように回転塗布法によって絶
    縁膜を形成した後、この絶縁膜上に上層配線膜を形成す
    る半導体装置の製造方法において、前記絶縁膜の原材料
    となる媒質と媒体との混合液を常温以下で回転塗布する
    工程と、前記混合液から媒体を揮発させて絶縁膜となす
    ために前記半導体ウエハをべーク処理する工程と、を含
    むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 下層配線膜が形成された半導体ウエハ上
    に前記下層配線膜を覆うように第1の絶縁膜を形成し、
    この第1の絶縁膜上に回転塗布法によって第2の絶縁膜
    を形成した後この第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成
    し、この第3の絶縁膜上に上層配線膜を形成する半導体
    装置の製造方法において、前記第2の絶縁膜の原材料と
    なる媒質と媒体との混合液を常温以下で回転塗布する工
    程と、前記混合液から媒体を揮発させて第2の絶縁膜と
    なすために前記半導体ウエハをべーク処理する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記回転塗布する工程と、前記ベーク処
    理する工程とを複数回繰り返えすことを特徴とする請求
    項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記常温は23℃であることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいづれか1項に記載の半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 表面に下層配線膜が形成されこの下層配
    線膜を覆うように第1の絶縁膜が形成された半導体ウエ
    ハを収容するウエハロード部と、このウエハロード部か
    ら移送された半導体ウエハの前記第1の絶縁膜上に、第
    2の絶縁膜の原材料となる媒質と媒体との混合液を常温
    以下で回転塗布するウエハ塗布部と、このウエハ塗布部
    から移送された半導体ウエハを前記混合液から媒体を揮
    発させて第2の絶縁膜となすためにべーク処理するウエ
    ハベーク部と、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜を含む層
    間絶縁膜を形成した後に、この層間絶縁膜上に上層配線
    膜が形成されたウエハを取り出すウエハアンロード部
    と、前記ウエハ塗布部において半導体ウエハに塗布され
    る前記混合液の塗布温度が常温以下になるように制御す
    る制御部とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造
    装置。
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