JPH09211778A - 熱現像型複写材料 - Google Patents

熱現像型複写材料

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JPH09211778A
JPH09211778A JP8021407A JP2140796A JPH09211778A JP H09211778 A JPH09211778 A JP H09211778A JP 8021407 A JP8021407 A JP 8021407A JP 2140796 A JP2140796 A JP 2140796A JP H09211778 A JPH09211778 A JP H09211778A
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JP
Japan
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diazo
heat
copying material
coupling component
developable
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JP8021407A
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English (en)
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Sadao Ueno
禎夫 植野
Takeshi Nobe
丈司 野辺
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NIPPON GREEN CONSULTANT KK
Kimoto Co Ltd
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NIPPON GREEN CONSULTANT KK
Kimoto Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い発色濃度を示す熱現像型のジアゾ複写材
料を提供する。 【解決手段】 支持体上に、ジアゾ化合物、カップリン
グ成分、及び発色助剤を含有する熱現像可能な感光層が
設けられている熱現像型複写材料であって、カップリン
グ成分が一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜6のアルキレン基または-(CH
2)n1-C(OH)H-(CH2) n2-で表される基(n1、n2は独立に
0〜6である)を表し、R2 、R3 は独立に水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基、アリール基またはハロゲン
原子を表す。)で表される1種以上の化合物である前記
熱現像型複写材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジアゾ化合物を使
用した複写材料に関する。より詳細には、本発明は、ジ
アゾ化合物、カップリング成分、及び発色助剤を含有す
る熱現像可能な感光層が設けられている、高い発色濃度
を示す熱現像型の複写材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアゾ化合物の感光性を利用した複写材
料は広く使用されており、いわゆる湿式現像型、乾式現
像型、及び熱現像型のものが主として知られている。
【0003】これらのうち熱現像型のものは、ジアゾ化
合物及びカップリング成分に加えて、加熱によりアンモ
ニアガスを発生する化合物、加熱により酸としての性質
を失う酸アルカリ塩、加熱により溶融する高級脂肪酸ア
ミド等を発色助剤として含み、ジアゾ化合物及びカップ
リング成分を活性化させ、発色するものである。
【0004】このような熱現像型のジアゾ複写材料は、
湿式現像型及び乾式現像型とは異なり現像液を必要とし
ないため、今日ではジアゾ複写材料の主流となりつつあ
る。従って、その特性がさらに改良された熱現像型のジ
アゾ複写材料が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特性
がさらに改良された熱現像型のジアゾ複写材料を提供す
ることであり、特に高い発色濃度を示す熱現像型のジア
ゾ複写材料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等の研究によ
り、支持体上に、ジアゾ化合物、カップリング成分、及
び発色助剤を含有する熱現像可能な感光層が設けられて
いる熱現像型複写材料において、特定のカップリング成
分を使用することにより特に高い発色濃度が得られるこ
とが判明した。
【0007】従って本発明は、支持体上に、ジアゾ化合
物、カップリング成分、及び発色助剤を含有する熱現像
可能な感光層が設けられている熱現像型複写材料であっ
て、カップリング成分が一般式(1)
【0008】
【化2】 (式中、R1 は炭素数1〜6のアルキレン基または-(CH
2)n1-C(OH)H-(CH2) n2-で表される基(n1、n2は独立に
0〜6である)を表し、R2 、R3 は独立に水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基、アリール基またはハロゲン
原子を表す。)で表される1種以上の化合物である前記
熱現像型複写材料に関する。
【0009】本発明の熱現像型複写材料においては、好
ましくは、ジアゾ化合物、カップリング成分、及び発色
助剤の1種をマイクロカプセルに含有させるか、または
2種を同一または別々のマイクロカプセルに含有させ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0011】本発明の複写材料の感光層にはジアゾ化合
物、カップリング成分、及び発色助剤が含まれる。
【0012】本発明に使用されるジアゾ化合物は、通常
の熱現像型ジアゾ複写材料に使用されるジアゾ化合物を
使用することができ、例えば芳香族ジアゾニウム塩、ジ
アゾスルホネート化合物、ジアゾアミノ化合物等を使用
することができる。ジアゾ化合物の光分解波長はその吸
収極大波長であるといわれており、ジアゾ化合物の吸収
極大波長はその化学構造に応じて、200 nm位から700 nm
位まで変化することが知られている。即ち、ジアゾ化合
物はその化学構造に応じた特定の波長の光で分解する。
【0013】芳香族ジアゾニウム塩は一般式ArN2X(式
中、Arは置換または非置換の芳香族環を表し、N2はジア
ゾニウム基を表し、X は酸アニオンを表す) で表される
ジアゾニウム塩化合物である。このようなジアゾニウム
塩化合物を形成するジアゾ化合物の好ましい具体例とし
ては以下のものが挙げられる。 4-ジアゾ-1- ジメチルアミノベンゼン、4-ジアゾ-1- ジ
エチルアミノベンゼン、4-ジアゾ-1- ジプロピルアミノ
ベンゼン、4-ジアゾ-1- メチルベンジルアミノベンゼ
ン、4-ジアゾ-1- ジベンジルアミノベンゼン、4-ジアゾ
-1- エチルヒドロキシエチルアミノベンゼン、4-ジアゾ
-1- ジエチルアミノ-3- メトキシベンゼン、4-ジアゾ-1
- ジメチルアミノ-2- メチルベンゼン、4-ジアゾ-1- ベ
ンゾイルアミノ-2,5- ジエトキシベンゼン、4-ジアゾ-1
- モルホリノベンゼン、4-ジアゾ-1- モルホリノ-2,5-
ジエトキシベンゼン、4-ジアゾ-1- モルホリノ-2,5- ジ
ブトキシベンゼン、4-ジアゾ-1- アニリノベンゼン、4-
ジアゾ-1,4- メトキシベンゾイルアミノ-2,5- ジエトキ
シベンゼン、4-ジアゾ-2- ブトキシ-5- クロル-1- ジメ
チルアミノベンゼン、4-ジアゾ-1- トルイルメルカプト
-2,5- ジエトキシベンゼン、4-ジアゾ-1- ピペラジノ-2
- メトキシ-5- クロルベンゼン、4-ジアゾ-1-(N,N-ジオ
クチルアミノカルボニル) ベンゼン、4-ジアゾ-1-(4-te
rt- オクチルフェノキシ) ベンゼン、4-ジアゾ-1-(2-エ
チルヘキサノイルピペリジノ)-2,5-ジブトキシベンゼ
ン、4-ジアゾ-1-(2,5-ジ-tert-アミルフェノキシ- α-
ブタノイルピペリジノ) ベンゼン、4-ジアゾ-1-(4-メト
キシ) フェニルチオ-2,5- ジエトキシベンゼン、4-ジア
ゾ-1-(4-メトキシ) ベンズアミド-2,5- ジエトキシベン
ゼン、4-ジアゾ-1- ピロリジノ-2- メトキシベンゼン。
【0014】上記ジアゾ化合物中、特に好ましいのは、
4-ジアゾ-1- トルイルメルカプト-2,5- ジエトキシベン
ゼンである。
【0015】上記ジアゾ化合物とジアゾニウム塩を形成
する酸のアニオンとしては、例えば、 Cm F2m+1COOH (m
は1〜9の整数) 、 Cn F2n+1SO3H (nは1〜9の整数)
、へキサフルオロリン酸、芳香族カルボン酸、芳香族
スルホン酸等のアニオンが挙げられる。またジアゾ化合
物は、四フッ化ホウ素、テトラフェニルホウ素、金属ハ
ライド (塩化亜鉛、塩化カドミウム、塩化スズ等) 等の
アニオンとジアゾニウム塩を形成してもよい。
【0016】特に好ましいのは四フッ化ホウ素アニオン
により形成されたジアゾニウム塩である。
【0017】本発明においてカップリング成分として使
用される化合物は、下記の一般式(1)で表されるもの
である。一般式(1)
【0018】
【化3】 式中、R1 は炭素数1〜6のアルキレン基または-(CH2)
n1-C(OH)H-(CH2) n2-で表される基(n1、n2は独立に0
〜6である)を表し、R2 、R3 は独立に水素原子、炭
素数1〜6のアルキル基、アリール基またはハロゲン原
子を表す。
【0019】R1 中の炭素数は2〜8、特に3〜6が好
ましい。
【0020】このような化合物の好ましい例としては、
以下の(1−1)〜(1−14)の化合物が挙げられ
る。 (1−1)
【0021】
【化4】 (1−2)
【0022】
【化5】 (1−3)
【0023】
【化6】 (1−4)
【0024】
【化7】 (1−5)
【0025】
【化8】 (1−6)
【0026】
【化9】 (1−7)
【0027】
【化10】 (1−8)
【0028】
【化11】 (1−9)
【0029】
【化12】 (1−10)
【0030】
【化13】 (1−11)
【0031】
【化14】 (1−12)
【0032】
【化15】 (1−13)
【0033】
【化16】 (1−14)
【0034】
【化17】 これらの化合物のなかでも、化合物(1−2)、(1−
7)、(1−13)等が特に好ましい。
【0035】本発明に用いられる発色助剤は、好ましく
は、熱現像時に系をアルカリ性にする化合物であり、水
難溶性または水不溶性の塩基性物質、加熱により塩基性
物質を発生する物質等が用いられる。
【0036】水難溶性または水不溶性の塩基性物質とし
ては、無機及び有機のアンモニウム塩、有機アミン、ア
ミド、尿素及びチオ尿素並びにそれらの誘導体、チアゾ
ール類、ピロール類、ピリミジン類、ピペラジン類、グ
アニジン類、インドール類、イミダゾール類、イミダゾ
リン類、トリアゾール類、モルホリン類、ピペリジン
類、アミジン類、フォルムアミジン類、ピリジン類等の
含窒素化合物が挙げられる。これらの塩基性物質は2種
以上の混合物としても用いることができる。
【0037】本発明の複写材料においては、好ましく
は、上記のジアゾ化合物、カップリング成分、及び発色
助剤の1種をマイクロカプセルに含有させるか、または
2種を同一または別々のマイクロカプセルに含有させ
る。
【0038】即ち、本発明に用いられる成分において、
ジアゾ化合物、カップリング成分、発色助剤、ジアゾ化
合物とカップリング成分、ジアゾ化合物と発色助剤、ま
たはカップリング成分と発色助剤をマイクロカプセル中
に封入することができる。2種の成分をマイクロカプセ
ル中に封入する場合には同一のマイクロカプセルに封入
してもよく、また別々のマイクロカプセルに封入しても
よい。マイクロカプセルに封入しない他の成分は、マイ
クロカプセル外の感光層中に含ませる。
【0039】上記の成分をマイクロカプセルに封入する
ためには、従来のマイクロカプセル化技術の任意のもの
を使用することができる。例えば、芯物質を乳化した
後、その油滴の周囲に高分子物質の壁を形成して成分を
マイクロカプセルに封入することができる。高分子物質
を形成する反応体は油滴の内部及び/または外部に添加
される。
【0040】高分子物質の具体例としては、ポリウレタ
ン、ポリウレア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカー
ボネート、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹
脂、ポリスチレン、スチレンメタクリレート共重合体、
スチレン−アクリレート共重合体、ゼラチン、ポリビニ
ルピロリドン、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
高分子物質は2種以上併用することもできる。
【0041】好ましい高分子物質は、ポリウレタン、ポ
リウレア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネー
トであり、特に好ましいのは、ポリウレタン及びポリウ
レアである。
【0042】本発明において使用するマイクロカプセル
を製造する方法としては、特に油滴内部からの反応体の
重合によりマイクロカプセル壁を形成することが好まし
い。このような方法によれば、短時間で、均一な粒径を
有し、保存性に優れたマイクロカプセルを製造すること
ができる。このようなマイクロカプセルの製造方法は、
例えば、米国特許第3,726,804 号、同3,796,669 号等に
記載されている。
【0043】例えば、ポリウレタンをマイクロカプセル
として使用する場合、多価イソシアネートと、それと反
応してマイクロカプセル壁を形成する第2の物質、例え
ばポリオールとを、カプセル中に封入される物質の油性
溶液、懸濁液等に混合し、これを水中に乳化分散させ、
温度を上昇させることにより、油滴表面で高分子形成反
応を生起させてマイクロカプセル壁を形成する。この場
合、油性液体中に低沸点の溶解力の強い補助溶剤を含有
させてもよい。
【0044】本発明において、感光層に含まれる各成分
の比率は、一般的には、ジアゾ化合物1重量部に対して
カップリング成分が0.1〜30重量部、好ましくは
0.5〜10重量部、発色助剤が0.1〜20重量部、
好ましくは0.5〜10重量部である。このような範囲
であると良好な反応性が得られる。
【0045】本発明の複写材料の感光層には、現像処理
前の段階でカップリング反応が起こるのを防止するため
に、安定剤を添加することができる。このような安定剤
の例としては、クエン酸、酒石酸、スルホサリチル酸、
シュウ酸、スルファミン酸、p−トルエンスルホン酸等
が挙げられる。さらに、ジアゾ複写機での現像処理にお
いて現像濃度、アルカリガス濃度、水分などの影響を受
けず安定した発色を得るために現像促進剤を添加するこ
とができる。
【0046】また、コピー後の地肌部の黄着色を軽減す
る目的で、光重合性組成物等に用いられる遊離基発生剤
(光照射により遊離基を発生する化合物)を加えること
もできる。遊離基発生剤の例としては、芳香族ケトン
類、キノン類、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類、ア
ゾ化合物、有機ジスルフィド類、アシルオキシムエステ
ル類等が挙げられる。このような遊離基発生剤は、ジア
ゾ化合物1重量部に対して、通常、0.01〜5重量部
の量で使用される。
【0047】同様に地肌部の黄着色を軽減する目的で、
エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物を含有
させてもよい。このような化合物は、その化学構造中に
少なくとも1個のエチレン性不飽和結合(ビニル基、ビ
ニリデン基等)を有する化合物である。このような化合
物の例としては、不飽和カルボン酸及びその塩、不飽和
カルボン酸と脂肪族多価アルコールとのエステル、不飽
和カルボン酸と脂肪族多価アミンとのアミド等が挙げら
れる。このような化合物は、ジアゾ化合物1重量部に対
して、通常、0.2〜20重量部の量で使用される。
【0048】上記の遊離基発生剤及びエチレン性不飽和
結合を有する重合可能な化合物は、ジアゾ化合物ととも
にマイクロカプセル中に含有させて使用することが好ま
しい。
【0049】上記の添加剤の他、本発明の複写材料の感
光層中には、酸化防止剤、例えばチオ尿素、ジフェニル
チオ尿素等、紫外線吸収剤、マット化剤等を添加しても
よい。
【0050】本発明の複写材料は、上記に説明した成分
を含むマイクロカプセル、及びマイクロカプセルに封入
されていない成分を含有する塗布液を調製し、支持体の
上に塗布し、乾燥させることにより製造することができ
る。
【0051】塗布液を調製するためのバインダーとして
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ニ
トロセルロース、セルローストリアセテート、セルロー
スジアセテート、セルロースプロピオネートなどを使用
することができる。塗布液に使用する溶剤は、使用する
ジアゾ化合物、カップリング成分、バインダーに応じて
適宜選択でき、メチルエチルケトン、エチルセロソル
ブ、ジメチルホルムアミド、水等を使用することができ
る。
【0052】本発明の複写材料の支持体としては、通常
の複写紙や感熱紙等に用いられる各種の紙を使用するこ
とができる。また支持体は合成樹脂フィルムであっても
よい。合成樹脂フィルムとしては、透明性を有するもの
が好ましく、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、セルロース系フィルムなどが挙げられる。プラスチ
ックフィルムには、筆記性を付与するためにマット処理
がされていてもよい。また、ジアゾ感光層との接着性を
改良するために、プラスチックフィルム上にプライマー
層を設けてもよい。
【0053】支持体の厚さは用途に応じて選択すること
ができ、通常20〜200 μm 程度である。
【0054】塗布液は、感光材料を製造するのに通常使
用される方法を用いて支持体に塗布することができ、例
えば、バーコーティング、ブレードコーティング、エア
ナイフコーティング、グラビアコーティング、ロールコ
ーティング、スプレーコーティング、ディップコーティ
ング等により塗布し、乾燥させて感光層を得る。感光層
は通常、乾燥時において2.5 〜30 g/m2 程度の厚さで設
けることが好ましい。本発明の複写材料においては、上
記した成分の全てが同一の層に含まれていてもよく、あ
るいは2以上の層に別々に含有させて積層型の構成をと
ることもできる。
【0055】本発明の複写材料を用いて画像を形成する
ためには、従来の熱現像型ジアゾ複写材料と同様に、原
稿の画像部を非露光部、非画像部を露光部として原稿に
対応する露光を本発明の複写材料に行い、前記感光層に
潜像を形成し、露光後の複写材料の感光層全面を加熱手
段により加熱して現像する。
【0056】また、本発明の複写材料を用いて画像を形
成する場合、画像部を加熱して画像を形成し、その後非
画像部の未反応のジアゾ化合物を露光により光分解して
発色不要部分の発色を停止することにより画像を形成・
定着させることもできる。
【0057】本発明の複写材料の感光層は、従来のジア
ゾ感光性材料と同様に350〜450nmの波長の光線
に感光するので、通常用いられる光源、例えば、種々の
蛍光灯、キセノンランプ、水銀灯等を用いることがで
る。上記したジアゾ化合物の特性から、使用した光源の
発光スペクトルが使用したジアゾ化合物の吸収スペクト
ルにほぼ一致していることが好ましい。
【0058】露光後の感光層の全面を加熱して現像する
ための加熱手段としては、熱ペン、サーマルヘッド、赤
外線、高周波、ヒートブロック、ヒートローラー等を使
用することができる。
【0059】
【実施例】
実施例1 ジアゾ化合物及びカップリング成分については以下の化
合物を使用した。ジアゾ化合物
【0060】
【化18】 カップリング成分(前記化合物(1−2))
【0061】
【化19】 上記ジアゾ化合物の3.45部と、キシリレンジイソシアネ
ートとトリメチロールプロパンとの付加物(3:1) の18部
とをリン酸トリクレジル6部と酢酸エチル5部の混合溶
媒に添加し、加熱溶解した。このジアゾ化合物の溶液
を、ポリビニルアルコール5.2 部を水58部に溶解した水
溶液に混合し、20℃で乳化分散させ、平均粒径2.5 μm
の乳化液を得た。得られた乳化液に水100 部を加え、撹
拌しながら60℃に加温し、2時間撹拌を継続し、ジアゾ
化合物を芯物質に含有したマイクロカプセル分散液を得
た。
【0062】次に上記カップリング成分10部とトリフェ
ニルグアニジン10部を5%ポリビニルアルコール水溶液20
0 部に加えてサンドミルで約24時間分散し、平均粒径3
μmの分散物を得た。
【0063】以上のようにして得られたジアゾ化合物の
カプセル溶液50部に、カップリング成分とトリフェニル
グアニジンとの分散物50部及び40% 炭酸カルシウム分散
液10部を加えて感光層用塗布液を形成した。この塗布液
を平滑なポリエステルフィルム(厚さ75μm)にコーティ
ングバーを用いて乾燥重量10 g/m2 になるように塗布
し、50℃で1分間乾燥し複写材料を作製した。
【0064】複写材料にテスト用原稿(トレーシングぺ
ーパーに直径3 cmの円を2B鉛筆で均一に黒く塗ったも
の) を上に重ねて蛍光灯により露光した。このとき使用
した蛍光灯の発光スペクトルは420 nmに極大値を有する
ものであった。次いで120 ℃に加熱したヒートブロック
により複写材料を3秒間加熱して画像を形成した。画像
が形成された複写材料の発色部と地肌部の濃度を透過濃
度計(マクベスTD904)により波長300〜400
nmの紫外線を透過するフィルターを使用して測定し
た。
【0065】結果を下記表に示す。 実施例2 カップリング成分として下記成分を使用した以外は、実
施例1と同様にして複写材料を製造した。 カップリング成分(前記化合物(1−7))
【0066】
【化20】 得られた複写材料を使用して実施例1と同様に画像形成
し、得られた試料の発色部と地肌部の濃度を実施例1と
同様に透過濃度計により測定した。
【0067】結果を下記表に示す。 実施例3 カップリング成分として下記成分を使用した以外は、実
施例1と同様にして複写材料を製造した。 カップリング成分(前記化合物(1−13))
【0068】
【化21】 得られた複写材料を使用して実施例1と同様に画像形成
し、得られた試料の発色部と地肌部の濃度を実施例1と
同様に透過濃度計により測定した。
【0069】結果を下記表に示す。 実施例4〜6 実施例4〜6として、実施例1〜3とそれぞれ同一のジ
アゾ化合物及びカップリング成分を使用して複写材料を
製造した。但し、ジアゾ化合物等はマイクロカプセル化
せず、下記の配合により感光層用塗布液を作製した。 ジアゾ化合物 5重量部 カップリング成分 5重量部 セルロースアセテートプロピオネート 18重量部 スルホサリチル酸 2.5重量部 塩化第二スズ 1.2重量部 チオ尿素 1.2重量部 塩化亜鉛 1.2重量部 トリフェニルグアニジン 5重量部 メチルエチルケトン 60重量部 エチルセロソルブ 50重量部 上記の塗布液を実施例1と同様にして支持体に塗布し複
写材料を得た。使用した支持体、塗布量は実施例1と同
様であった。
【0070】得られた複写材料を使用して実施例1と同
様に画像形成し、得られた試料の発色部と地肌部の濃度
を実施例1と同様に透過濃度計により測定した。
【0071】結果を下記表に示す。 比較例1 カップリング成分として下記成分を使用した以外は、実
施例1と同様にして複写材料を製造した。 カップリング成分
【0072】
【化22】 得られた複写材料を使用して実施例1と同様に画像形成
し、得られた試料の発色部と地肌部の濃度を実施例1と
同様に透過濃度計により測定した。
【0073】結果を下記表に示す。 比較例2 カップリング成分として下記成分を使用した以外は、実
施例1と同様にして複写材料を製造した。 カップリング成分
【0074】
【化23】 得られた複写材料を使用して実施例1と同様に画像形成
し、得られた試料の発色部と地肌部の濃度を実施例1と
同様に透過濃度計により測定した。
【0075】結果を下記表に示す。 比較例3及び4 比較例3及び4として、比較例1及び2とそれぞれ同一
のジアゾ化合物及びカップリング成分を使用して複写材
料を製造した。但し、ジアゾ化合物等はマイクロカプセ
ル化せず、実施例4〜6と同様の配合により感光層用塗
布液を作製した。
【0076】得られた塗布液を実施例1と同様にして支
持体に塗布し複写材料を得た。使用した支持体、塗布量
は実施例1と同様であった。
【0077】得られた複写材料を使用して実施例1と同
様に画像形成し、得られた試料の発色部と地肌部の濃度
を実施例1と同様に透過濃度計により測定した。
【0078】結果を下記表に示す。
【0079】
【表1】 上記の通り、本発明の複写材料により得られた画像濃度
及び地肌濃度を比較例のものと比較すると、地肌濃度は
同等あるいは4分の3になっているのに対し画像濃度は
1.3〜3倍になっており、本発明の複写材料によれば
極めて高い発色濃度が得られることが判る。
【0080】
【発明の効果】本発明の複写材料によれば、ジアゾ化合
物を利用する熱現像型複写材料において、特定のカップ
リング成分を使用することにより特に高い発色濃度が得
られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、ジアゾ化合物、カップリン
    グ成分、及び発色助剤を含有する熱現像可能な感光層が
    設けられている熱現像型複写材料であって、カップリン
    グ成分が一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜6のアルキレン基または-(CH
    2)n1-C(OH)H-(CH2) n2-で表される基(n1、n2は独立に
    0〜6である)を表し、R2 、R3 は独立に水素原子、
    炭素数1〜6のアルキル基、アリール基またはハロゲン
    原子を表す。)で表される1種以上の化合物である前記
    熱現像型複写材料。
  2. 【請求項2】 ジアゾ化合物、カップリング成分、及び
    発色助剤の1種または2種がマイクロカプセルに含有さ
    れている、請求項1記載の熱現像型複写材料。
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