JPH0430951B2 - - Google Patents

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JPH0430951B2
JPH0430951B2 JP59149665A JP14966584A JPH0430951B2 JP H0430951 B2 JPH0430951 B2 JP H0430951B2 JP 59149665 A JP59149665 A JP 59149665A JP 14966584 A JP14966584 A JP 14966584A JP H0430951 B2 JPH0430951 B2 JP H0430951B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は7−チアプロスタグランジンE1エス
テル類の製造法に関する。更に詳細には医薬品と
しておよびその中間体として有用な7−チアプロ
スタグランジンE1エステル類の製造に際して、
該7−チアプロスタグランジンE1類をハロゲン
化炭化水素類と塩基性物質の存在下に接触せし
め、場合によつては脱保護反応に付すことにより
実施する製造法に関するものである。
従来技術 天然プロスタグランジン類は生物学的および薬
理学的に高度な活性を持つ局所ホルモンとして知
られており、それ故にそれらの誘導体に関する研
究も数多く行なわれている。天然型プロスタグラ
ンジン類の中でもプロスタグランジンE1は強い
血小板凝集抑制作用、血管拡張作用等を有し、臨
床への応用が期待されている。
天然プロスタグランジン類、特にPGE1類の最
大の欠点は、経口投与によつて速やかに代謝され
るため経口投与で用いることができず、通常静注
により用いなければならない点にある。
従来、天然プロスタグランジン類の骨格を形成
する炭素原子の1個又は2個を硫黄原子で置き換
えた人工プロスタグランジン類の研究も種々行な
われている。
例えば、1位の炭素原子を硫黄原子で置換した
骨格を持つ(従つて1位に硫黄原子が存在するの
で1Sを冠して表示される。以下他の位置が硫黄
と置換されたものについても同様に硫黄の置換位
置に相当する番号とSとを冠して表示する)1S
−プロスタグランジンE2又はF2α類(ジヤーナ
ルオブオルガニツクケミストリー(J.Org.
Chem.),40,521(1975)および特開昭53−
34747),3S−11−デオキシプロスタグランジン
E1(テトラヘドロンレターズ(Tetrahedron
Letters),1975,765およびジヤーナルオブメデ
イシナルケミストリー(J.Med.Chem.),20
1662(1977)),7S−プロスタグランジンF1α類
(ジヤーナルオブアメリカンケミカルソサイエテ
イ(J.Amer.Chem.Soc.),96,6757(1974)),9S
−プロスタグランジンE1類(テトラヘドロンレ
ターズ(Tetrahedron Letters),1974,4267お
よび4459;テトラヘドロンレターズ
(Tetrahedron Letters)1976,4793およびヘテ
ロサイクルズ(Heterocycles),,1097
(1977),11S−プロスタグランジンE1又はF1α類
(テトラヘドロンレターズ(Tetrahedron
Letters),1975,1165),13S−プロスタグランジ
ンE又はF類(USP,4080,458(1978)),およ
び15S−プロスタグランジンE2類(テトラヘドロ
ンレターズ(Tetrahedron Letters),1977
1629)等が知られている。
発明の目的 本発明者らは先に7−チアプロスタグランジン
E1誘導体類の合成に成功し、別途報告した。今
回、前記7−チアプロスタグランジンE1類を出
発原料として7−チアプロスタグランジンE1
ステル類の新規な製造方法に関して鋭意研究した
結果、本発明に到達したものである。
発明の構成及び作用効果 本発明では、下記式〔〕 〔式中、R2,R3は同一もしくは異なり、水素
原子、トリ(C1−C7)炭化水素シリル基、また
は水酸基の酸素原子とともにアセタール結合を形
成する基を表わし、R4は水素原子、メチル基、
またはビニル基を表わし、R5は酸素原子を含ん
でいてもよい直鎖もしくは分枝鎖C3〜C8アルキ
ル基;置換されていてもよいフエニル基、フエノ
キシ基、もしくはC3〜C10シクロアルキル基;ま
たはC1〜C6アルコキシ基、置換されていてもよ
いフエニル基、フエノキシ基、もしくはC3〜C10
シクロアルキル基で置換されている直鎖もしくは
分枝鎖C1〜C5アルキル基を表わす。
表示〓はエチレン基またはビニレン基を表わし、
nは0または1を表わす。〕 で表わされる化合物およびその15(n=0のとき)
または16(n=1のとき)エピマーならびにそれ
らの鏡像体あるいはそれらの任意の割合の混合物
である7−チアプロスタグランジンE1類を下記
式〔」 R1−X ……〔〕 〔式中、R1はC1〜C4の低級アルキル基、また
はアリル基、または置換されていてもよいベンジ
ル基、およびそれらの重水素化体およびトリチウ
ム化体を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。〕 で表わされるハロゲン化炭化水素類と、塩基性物
質の存在下に有機媒体中で接触せしめ、場合によ
つては脱保護反応に付すことを特徴とする下記式
[] 〔式中、R21,R31は同一もしくは異なり、水素
原子、トリ(C1−C7)炭化水素シリル基、また
は水酸基の酸素原子とともにアセタール結合を形
成する基を表わし、R1,R4,R5、表示〓、およ
びnは前記定義に同じである。〕 で表わされる化合物および15(n=0のとき)ま
たは16(n=1のとき)エピマーならびにそれら
の鏡像体あるいはそれらの任意の割合の混合物で
ある7−チアプロスタグランジンE1エステル類
の製造法が提供される。
本発明方法において用いられる上記式〔〕で
代表される7−チアプロスタグランジンE1類は
本発明者らが別途提案した2−オルガノチオ−2
−シクロペンテノン類に有機銅リチウム化合物を
共役付加させ、次いでエステラーゼ、リパーゼ等
の生化学的手法により加水分解することにより容
易に得られる。その製造工程を図示すると次のよ
うになる。
なお、上記式〔〕で代表される7−チアプロ
スタグランジンE1類とは上記式〔〕で表わさ
れる化合物およびその15(n=0のとき)または
16(n=1のとき)エピマーならびにそれらの鏡
像体あるいはそれらの任意の割合物のことを意味
し、以下同様に表現する。
上記式〔〕においてR2およびR3は同一もし
くは異なり、水素原子、トリ(C1〜C7)炭化水
素シリル基または水酸基の酸素原子と共にアセタ
ール結合を形成する基である。
トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基としては、
例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、t
−ブチルジメチルシリル基の如きトリ(C1〜C4
アルキルシリル、t−ブチルジフエニルシリル基
の如きジフエニル(C1〜C4)アルキルシリルま
たはトリベンジルシリル基等を好ましいものとし
て挙げることができる。
水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成
する基としては、例えばメトキシメチル、1−エ
トキシエチル、2−メトキリ−2−プロピル、2
−エトキシ−2−プロピル、(2−メトキシエト
キシ)メチル、ペンジルオキシメチル、2−テト
ラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル又
は6,6−ジメチル−3−オキサ−2−オキソビ
シクロ〔3.1.0〕ヘキス−4−イル基を挙げるこ
とができる。これらのうち、2−テトラヒドロピ
ラニル、2−テトラヒドロフラニル、1−エトキ
シエチル、2−メトキシ−2−プロピル、(2−
メトキシエトキシ)メチル又は6,6−ジメチル
−3−オキサ−2−オキソビシクロ〔3.1.0〕ヘ
キス−4−イル基が特に好ましい。
R2またはR3としては、これらのうち水素原子、
トリ(C1〜C4)アルキルシリル基、ジフエニル
(C1〜C4)アルキルシリル基、2−テトラヒドロ
ピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基、1−
エトキシエチル基、2−エトキシ−2−プロピル
基、(2−メトキシエトキシ)メチル基、又は6,
6−ジメチル−3−オキサ−2−オキソビシクロ
〔3.1.0〕ヘキス−4−イル基が好ましい。
また上記式〔」におけるR21およびR31も同
一もしくは異なり、水素原子、トリ(C1〜C7
炭化水素シリル基まはた水酸基の酸素原子と共に
アセタール結合を形成する基であり、前記R2
よびR3と同じ基を挙げることができる。なかで
もR21およびR31は水素原子が特に好ましい。
上記式〔〕においてR4は水素原子、メチル
基またはビニル基を表わす。
上記式〔〕においてR3は酸素原子を含んで
いてもよい直鎖もしくは分枝鎖C3〜C8アルキル
基;置換されていてもよいフエニル基、フエノキ
シ基、もしくはC3〜C10シクロアルキル基;また
はC1〜C6アルコキシ基、置換されていてもよい
フエニル基、フエノキシ基、もしくはC5〜C10
クロアルキル基で置換されている直鎖もしくは分
枝鎖C1〜C5アルキル基を表わす。
酸素原子を含んでいてもよい直鎖もしくは分枝
鎖C3〜C5アルキル基としては2−メトキシエチ
ル、2−エトキシエチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、1−メ
チル−1−ブチル、2−メチル−1−ブチル、2
−メチルヘキシル、2−メチル−2−ヘキシル、
2−ヘキシル、1,1−ジメチルペンチル基、好
ましくは2−メトキシエチル、ブチル、ベンチ
ル、ヘキシル、(R)−もしくは(S)−2−メチ
ルヘキシル、2−ヘキシル、1−メチル−1−ブ
チル基、特に好ましくはブチル、ペンチル、ヘキ
シル、2−ヘキシル、2−メチルヘキシル基をあ
げることができる。
置換されていてもよいフエニル基、フエノキシ
基もしくはC3〜C10シクロアルキル基の置換基と
しては、例えばハロゲン原原、ヒドロキシ基、
C2〜C7アシロキシ基、ハロゲン原子で置換され
ていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロゲン原子
で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、
ニトリル基、カルボキシル基又は(C1〜C6)ア
ルコキシカルボニル基等が好ましい。ハロゲン原
子としては、弗素、塩素又は臭素等、特に弗素ま
たは塩素が好ましい。C2〜C7アシロキシ基とし
ては、例えばアセトキシ、プロピオニルオキシ、
n−ブチリルオキシ、iso−ブチリルオキシ、n
−バレリルオキシ、iso−バレリルオキシ、カプ
ロイルオキシ、エナンチルオキシまたはベンゾイ
ルオキシを挙げることができる。
ハロゲンで置換されていてもよいC1〜C4アル
キル基としては、メチル、エチル、n−プロピ
ル、iso−プロピル、n−ブチル、クロロメチル、
ジクロロメチル、トリフルオロメチル等を好まし
いものとして挙げることができる。ハロゲンで置
換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基として
は、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、クロロメ
トキシ、ジクロロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ等を好ましいものとして挙げることができる。
(C1〜C6)アルコキシカルボニル基としては、例
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
ブトキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル
等を挙げることができる。
置換フエニル基は、上記の如き置換基を1〜3
個、好ましくは1個持つことができる。
置換もしくは非置換のC5〜C10シクロアルキル
基としては、上記したと同じ置換基で置換されて
いるかまたは非置換の、飽和または不飽和のC5
〜C10、好ましくはC5〜C8、特に好ましくはC6
基、例えばシクロプロピル、シクロペンチル、シ
クロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル、シクロデシル等をあげるこ
とができる。C1〜C6アルコキシ基としては、例
えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ、ヘキシル、オ
キシ基などがあげられ、置換されていてもよいフ
エニル基、フエノキシ基としては前記のものをそ
のまま好適にあげることができる。C3〜C10シク
ロアルキル基としても前記のものをそのまま好適
に挙げることができ、直鎖もしくは分枝鎖C1
C5アルキル基としてはメチル、エチル、プロピ
ル、iso−プロピル、ブチル、iso−ブチル、sec
−ブチル、t−ブチル、ペンチル基などをあげる
ことができ、置換基はその任意の位置に結合して
いてもよい。
表示〓はエチレン基またビニレン基を表わし、
na0または1を表わす。
また上記式〔〕で表わされる化合物において
シクロペンタノン環上に結合している置換基の立
体配置は天然のプロスタグランジンE1と同一な
立体配置を有しているために特に有用な立体異性
体であるが、本発明ではその鏡像体である下記式
〔〕ent 〔式中、R2,R3,R4,R5、表示、およびnは
前記定義に同じである。〕 で表わされる立体異性体あるいはそれらの任意の
割合の混合物をも含むものである。またOR3
R4およびR5が置換している炭素は不斉炭素であ
るために2種類の光学異性体が存在するがいずれ
の光学異性体でもあるいはそれらの任意の割合の
混合物をも含むものである。
かかる上記式〔〕で代表される化合物を具体
的に例示すると (1) 7−チアプロスタグランジンE1 (2) 20−メチル−7−チアプロスタグランジン
E1 (3) 20−エチル−7−チアプロスタグランジン
E1 (4) 16−メチル−7−チアプロスタグランジン
E1 (5) 16,20−ジメチル−7−チアプロスタグラン
ジンE1 (6) 17−メチル−7−チアプロスタグランジン
E1 (7) 17,20−ジメチル−7−チアプロスタグラン
ジンE1 (8) 17(S),20−ジメチル−7−チアプロスタグ
ランジンE1 (9) 17(R),20−ジメチル−7−チアプロスタグ
ランジンE1 (10) 20−エチル−16−メチル−7−チアプロスタ
グランジンE1 (11) 20−エチル−17−メチル−7−チアプロス
タグランジンE1 (12) 16.17,18,19,20−ペンタノイル−15−シ
クロヘキシル−7−チアプロスタグランジン
E1 (13) 16,17,18,19,20−ペンタノイル−15−
シクロペンチル−7−チアプロスタグランジン
E1 (14) 18−オキサ−7−チアプロスタグランジン
E1 (15) 17,18,19,20−テトラノル−16−シクロ
ヘキシル−7−チアプロスタグランジンE1 (16) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−7−チア
プロスタグランジンE1 (17) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−18−オキ
サ−7−チアプロスタグランジンE1 (18) 18,19,20−トリノル−15−デオキシ−16
−ヒドロキシ−17−フエノキシ−7−チアプロ
スタグランジンE1 (19) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−20−メチ
ル−7−チアプロスタグランジンE1 (20) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−17,20−
ジメチル−7−チアプロスタグランジンE1 (21) 17,18,19,20−テトラノル−15−デオキ
シ−16−ヒドロキシ−16−シクロペンチル−7
−チアプロスタグランジンE1 (22) 17,18,19,20−テトラノル−15−デオキ
シ−16−ヒドロキシ−16−シクロヘキシル−7
−チアプロスタグランジンE1 (23) (1)〜(15)の化合物の15−メチル誘導体 (24) (1)〜(15)の化合物の15−ビニル誘導体 (25) (16)〜(22)の化合物の16−メチル誘導
体 (26) (16)〜(22)の化合物の16−ビニル誘導
体 (27) (1)〜(26)の化合物の鏡像体 (28) (1)〜(27)の化合物の2,3−デヒドロ誘
導体 (29) (1)〜(28)の化合物の水酸基(11位と15位
あるいは11位と16位)がt−ブチルジメチルシ
リル基および/または2−テトラヒドロピラニ
ル基で保護された誘導体 などを挙げることができるが、これらに限定され
るものではない。また(1)〜(29)の化合物の15位
または16位の光学異性体およびこれらのすべての
鏡像体もあわせて挙げられる。
なお参考までに式〔」で代表される7−チア
プロスタグランジンE1エステル類の具体例とし
ては前述の7−チアプロスタグランジンE1類を
母核としたエステル類が挙げられるが、エステル
類のアルコール部分の具体例は後述するR1の具
体例として示される基とのエステル類が好ましく
例示されるので併せて付記しておく。
本発明の製造法は上記式〔〕で代表される7
−チアプロスタグランジンE1類を上記式〔〕
で表わされるハロゲン化炭化水素類と、塩基性物
質の存在下に有機媒体中で接触せしめ、場合によ
つては脱保護反応に付すことにより上記式〔〕
で代表される7−チアプロスタグランジンE1
ステル類が製造される。
式〔〕のハロゲン化炭化水素類におけるR1
はC1〜C4の低級アルキル基またはアリル基、ま
たは置換されていてもよいベンジル基、およびそ
れらの重水素化体、トリチウム化体、ならびに14
C置換体を表わす。
C1〜C4の低級アルキル基としてはメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基およびそれらの重水素化体、トリチウム体、な
らびに14C置換体を表わし、なかでもメチル基、
エチル基とその標識誘導体が好ましく挙げられ
る。アリル基としてはアリル基、重水素化アリル
基、トリチウム置換アリル基、14C置換アリル基
が挙げられ、ベンジル基としては、置換または非
置換ベンジル基、重水素化ベンジル基、トリチウ
ム置換ベンジル基、14C置換ベンジル基が挙げら
れる。また4−(7−メトキシ)クマリルメチル
基などの基も好ましいものとして挙げられる。
式〔」のハロゲン化炭化水素類におけるXは
ハロゲン原子を表わす。ハロゲン原子としてハヨ
ウ素原子、臭素原子、塩素原子、好ましくはヨウ
素原子、臭素遠視、さらに好ましくはヨウ素原子
が挙げられる。
本発明方法は塩基性物質の存在下に実施され
る。塩基性物質としては、例えば、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、ジシクロヘキシルエチルアミン、トリエ
チレンジアミンなどのような第三級アミン類;テ
トラメチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモ
ニウム塩、トリメチルベンジルアンモニウム塩、
トリメチルアニリニウム塩などのような第四級ア
ンモニウム塩;炭酸カリウム、酸化カルシウムな
どのような無機塩基などが好適に用いられる。
また本発明方法は上記塩基性物質の存在下に有
機媒体中で実施される。かかる有機媒体としては
用いる塩基性物質により好適な有機媒体により異
なるが通常、アセトン、アセトニトリル、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホリツクトリアミド、N−メチルピロリドン
などの極性非プロトン性有機媒体の中から選ばれ
る。
7−チアプロスタグランジンE1類とハロゲン
化炭化水素類とは化学量論的には等モル反応を行
なうが、通常7−チアプロスタグランジンE1
1モルに対して、0.5〜20.0倍、好ましくは0.8〜
10.0倍、特に好ましくは1.0〜5.0倍のハロゲン化
炭化水素類を用いて行なわれる。
また塩基性物質も化学量論的には等モルで十分
であるが通常7−チアプロスタグランジンE1
1モルに対して0.5〜20.0倍、好ましくは0.8〜
10.0倍、特に好ましくは1.0〜5.0倍の塩基性物質
が用いられる。有機媒体の量は上記反応を円滑に
進行させるのに十分な量があれば良く、通常は原
料の1〜100倍量、好ましくは2〜20倍容量が用
いられる。
上記エステル化反応の反応温度は用いるハロゲ
ン化炭化水素類、塩基性物質、あるいは有機媒体
の選択により異なつてくるが−20℃〜100℃、好
ましくは0℃〜50℃、特に好ましくは20℃〜40℃
の温度範囲が採用される。反応時間は反応温度に
より著しく影響をうけるが、実施例で示したごと
く室温にて数時間〜数十時間反応せしめれば充分
である。
かくして、前記式〔〕で代表される化合物が
得られるが、反応後、得られた生成物の単離は、
通常の手段により反応液から分離、精製される。
例えば抽出、洗浄、クロマトグラフイー、あるい
はこれらの組み合わせにより行なわれる。
さらにここで得られた生成物のうち水酸基が保
護されている生成物の場合は、次いで必要に応じ
て脱保護反応に付すことにより遊離の水酸基を有
する生成物に導びくことができる。
水酸基の保護基(R2および/またはR3)の除
去は、保護基が水酸基の酸素原子と共にアセター
ル結合を形成する基の場合には、例えば酢酸、p
−トルエンスルホン酸のピリジニウム塩又は陽イ
オン交換樹脂等を触媒とし、例えば水、テトラヒ
ドロフラン、エチルエーテル、ジオキサン、アセ
トン、アセトニトリル等を反応溶媒とすることに
より好適に実施される。反応は通常−78℃〜+50
℃の温度範囲で10分〜3日間程度行なわれる。ま
た、保護基がトリ(C1〜C7)炭化水素シリル基
の場合には、例えば酢酸、テトラブチルアンモニ
ウムフルオライド、セシウムフルオランド、フツ
化水素酸、フツ化水素−ピリジン等を触媒とし、
上記した反応溶媒中で同様の温度で同程度の時間
実施される。
以上の方法により製造される前記式〔〕で代
表される7−チアプロスタグランジンE1エステ
ル類においてR21およびR31が水素原子である下
記式〔′〕 〔式中、R1,R4,R5、表示〓、およびnは前
記定義に同じである。〕 で代表される7−チアプロスタグランジンE1
ステル類は血小板凝集抑制作用、血管拡張作用、
血圧降下作用等のプロスタグランジン様作用を有
し、これらの生理作用により期待される医薬品、
例えば、血栓症治療薬または予防薬、血小板凝集
阻止薬、降圧薬などとして有用である。
また、十二指腸潰瘍、胃潰瘍などの消化器疾
患、肝炎、劇症肝炎、脂肪肝、肝性昏睡、肝臓肥
大、肝硬変などの肝臓疾患、膵炎などの膵臓疾
患、糖尿病腎症、急性腎不全、膀胱炎、尿道炎な
どの泌尿器疾患、肺炎、気管炎などの呼吸器疾
患、内分泌疾患、免疫疾患およびアルコール中
毒、四塩化炭素中毒などの中毒症状ならびに血圧
降下などの各種疾患の予防および/または治療に
用いることができる。
さらに本発明の製造方法は前記式〔〕で代表
される7−チアプロスタグランジンE1類を出発
原料として重水素化、トリチウム化、または14
で標識された前記式〔〕(〔′〕を含む)で代
表される7−チアプロスタグランジンE1エステ
ル類が得られるという優れた特徴を有しており、
かかる化合物は上述の有用な7−チアプロスタグ
ランジンE1類の定量あるいは生体内動態の研究
などには欠かせない極めて有用な化合物でもある
点で本発明方法の特筆すべき特徴となっている。
以下本発明を実施例により更に詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例 1 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリル)−
7−チアプロスタグランジンE1(150mg,
0.25mmol)をアセトニトリル(3ml)に溶かし、
その中にヨウ化メチル(178mg,1.25mmol)とジ
イソプロピルエチルアミン(161mg,1.25mmol)
を加えて室温で24時間撹拌した。減圧濃縮後得ら
れた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付して
精製し11,15−ビス(t−ブチルジメチルシリ
ル)−7−チアプロスタグランジンE1メチルエス
テル(114mg,0.19mmol,76%)を得た。このも
のは標品と一致するスペクトルを与えた。
核磁気共鳴吸収(CDCl3,δ(ppm)); 0.07(12H,S),0.87(21H),1.1〜1.8(14H,
m),2.1〜3.0(7H,m),3.37(1H,m),3.61
(3H,S),3.8〜4.1(2H,m),5.43〜4.65
(2H,m)。
赤外吸収スペクトル(液膜,cm-1); 1740,1260,1120,965,835,775。
質量分析(FD−MS);614(M+)。
実施例 2 17(R),20−ジメチル−7−チアプロスタグラ
ンジンE1(100mg,0.25mmol)をアセトニトリル
(3ml)に溶かし、その中にヨウ化メチル(178
mg,1.25mmol)とジイソプロピルエチルアミン
(16mg,1.25mmol)を加えて室温で48時間撹拌し
た。減圧濃縮して得られた粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:4)に付して精製し、標品と一致する17
(R),20−ジメチル−7−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル(87mg,0.21mmol),84%)
を得た。
核磁気共鳴吸収(CDCl3,δ(ppm)); 0.8〜1.0(6H,m),1.0〜2.1(15H,m),2.1〜
2.9(8H,m),3.63(3h,S),4.0〜4.3(2H,
m),5.65(2H,m)。
赤外吸収スペクトル(液膜,cm-1); 3400,1740,1260,1200,1170,1080,965。
質量分析(FD−MS);414(M+)。
実施例 3 実施例2と同様にして17(R),20−ジメチル−
7−チアプロスタグランジンE1とヨウ化メチル
−d3とから收率72%で17(R),20−ジメチル−
7−チアプロスタグランジンE1メチル−d3エス
テルを得た。
質量分析(FD−MS);417(M+)。
実施例 4 実施例2と同様にして17(R),20−ジメチル−
7−チアプロスタグランジンE1とヨウ化メチルt3
とから收率58%で17(R),20−ジメチル−7−チ
アプロスタグランジンE1メチルt3エステルを得
た。
質量分析(FD−MS);420(M+)。
実施例 5 実施例2と同様にして17(R),20−ジメチル−
7−チアプロスタグランジンE1とヨウ化メチル
14Cとから收率64%で17(R),20−ジメチル−
7−チアプロスタグランジンE1メチル−14Cエス
テルを得た。
質量分析(FD−MS);416(M+)。
実施例 6 (16RS)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16
−メチル−7−チアプロスタグランジンE1(116
mg.0.30mmol)をアセトン(1ml)に溶かし、
アリルブロマイド(182mg,1.50mmol)と炭酸カ
リウム(124mg,0.90mmol)を加えて50℃で5時
間加熱撹拌した。ロカ後減圧濃縮して得られた粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(ヘキサン:酢酸エチル=1:3)に付して精製
して(16RS)−15−デオキシ−16−ヒドロキシ−
16−メチル−7−チアプロスタグランジンE1
リルエステル(81mg,0.19mmol,63%)を得た。
核磁気共鳴吸収(CDCl3,δ(ppm)); 0.88(3H,t),1.14(3H,S),1.0〜1.9(12H,
m),2.0〜3.4(12H,m),4.55(2H,m),3.6
〜4.5(2H,m),5.0〜6.1(5H,m)。
赤外吸収スペクトル(液膜,cm-1); 3400,3080,1740,1160,1080,970,730。
質量分析(FD−MS);426(M+)。
実施例 7 2,3−デヒドロ−16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−シクロヘキシル−7−チアプロスタ
グランジンE1(76mg,0.20mmol)をジメチルスル
ホキシド(0.5ml)に溶かし、ベンジルクロライ
ド(38mg,0.30mmol),無水酸化カルシウム(20
mg),無水硫酸カルシウム(10mg)を加えて室温
で8時間撹拌した。ロカした後、水を加え、酢酸
エチルで抽出し、食塩水で洗浄後、有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥し、過、濃縮して粗生成物
を得、このものをシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2)にかけ
て精製して2,3−デヒドロ−16,17,18,19,
20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−チア
プロスタグランジンE1ベンジルエステル(52mg,
0.11mmol,55%)を得た。
核磁気共鳴吸収(CDCl3 δ(ppm)); 0.8〜2.0(13H,m),2.0〜3.1(10H,m),3.7
〜4.3(2H,m),5.16(2H,S),5.47〜5.73
(2H,m),5.82(1H,d,J=16HZ),6.87
(1H,dt,J=16と6.4HZ),7.30(5H,S)。
赤外吸収スペクトル(液膜,cm-1); 3420,3080,1740,1725,1660,1270,
1200,1080,975,910,730。
質量分析(FD−MS);472(M+)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式[] [式中、R2,R3は同一もしくは異なり、水素
    原子またはトリ(C1−C2)炭化水素シリル基を
    表わし、R4は水素原子、メチル基、またはビニ
    ル基を表わし、R5は直鎖もしくは分枝鎖C3〜C8
    アルキル基;フエニル基、もしくはC3〜C10シク
    ロアルキル基;またはC1〜C6アルコキシ基、フ
    エニル基、もしくはC3〜C10シクロアルキル基で
    置換されている直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アル
    キル基を表わす。表示〓はエチレン基またはビニ
    レン基を表わし、nは0または1を表わす。] で表わされる化合物である7−チアプロスタグラ
    ンジンE1類を下記式[] R1−X ……[] [式中、R1はC1〜C4の低級アルキル基、また
    はアリル基、または置換されていてもよいベンジ
    ル基、およびそれらの重水素化体およびトリチウ
    ム化体を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。] で表わされるハロゲン化炭化水素類と、塩基性物
    質の存在下に有機媒体中で接触せしめ、場合によ
    つては脱保護反応に付すことを特徴とする下記式
    [] [式中、R21,R31は同一もしくは異なり、水
    素原子またはトリ(C1−C7)炭化水素シリル基
    を表わし、R1,R4,R5、表示〓およびnは前記
    定義に同じである。] で表わされる化合物である7−チアプロスタグラ
    ンジンE1エステル類の製造法。
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