JPH04320256A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

Info

Publication number
JPH04320256A
JPH04320256A JP8869991A JP8869991A JPH04320256A JP H04320256 A JPH04320256 A JP H04320256A JP 8869991 A JP8869991 A JP 8869991A JP 8869991 A JP8869991 A JP 8869991A JP H04320256 A JPH04320256 A JP H04320256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
electron beam
resin coating
paper
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8869991A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Miura
三浦 喬晴
Chieko Tanaka
千恵子 田中
Masataka Ito
伊藤 政孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP8869991A priority Critical patent/JPH04320256A/ja
Publication of JPH04320256A publication Critical patent/JPH04320256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真印画紙用支持体に関
するものである。更に詳しく述べるならば、本発明は現
像処理により、写真印画紙にカブリを発生させることの
ない、または少ない写真印画紙用支持体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、写真印画紙用支持体としては、い
わゆるバライタ紙が用いられ、これは強サイズ性、およ
び高強度を付与した紙の両面に、硫酸バリウムのような
白色顔料を塗布して製造されたものである。しかし、近
年、このバライタ紙の代りに、紙からなる基体の両面に
ポリオレフィン樹脂を被覆して製造されたポリオレフィ
ン被覆支持体が広く使用されるようになってきた。この
ような支持体は、そのポリオレフィン被覆層が疎水性で
あるため、バライタ紙に比較して、現像定着処理中に処
理液が支持体中に浸透しにくく、このため水洗時間や乾
燥時間が大幅に短縮されるという利点を有し、また、紙
基体への処理液の浸透がないため、支持体自体の伸縮が
抑制され、優れた寸法安定性を示すなどの長所を有して
いる。
【0003】しかしながら、このような支持体のポリオ
レフィン被覆層には、隠蔽力あるいは解像力の向上を目
的として二酸化チタンのような無機白色顔料が混合され
るが、このような顔料は樹脂中への分散性が悪く、また
顔料中に含まれる揮発成分により溶融押し出し工程にお
いて発泡して被覆層の膜割れを発生させるなど問題があ
る。このため、被覆層中の顔料含有量を、上記隠蔽力、
または解像力の向上のために十分な水準に高めることが
できないのである。一般的にいえば、二酸化チタンを用
いる場合、従来技術においては、これを約20重量%を
こえて多量に混入することは困難である。従って、この
ような写真印画紙用支持体を用いて得られた写真印画紙
は、画像鮮鋭性において十分満足できるものとはいえな
かった。
【0004】近年になって、電子線照射によって硬化し
うる樹脂組成物からなるいわゆる電子線硬化性樹脂を支
持体に塗布し、これに電子線照射を施して得られる電子
線硬化樹脂被覆層を有する写真印画紙用支持体が提案さ
れている(例えば特公昭60−17104号、特公昭6
0−17105号、特開昭57−49946号など)。 この方法によれば被覆層を形成する際に樹脂組成物を高
温に加熱する必要がないので、顔料含有量を20〜80
重量%まで増加させることができ、従って、このような
支持体を用いて得られる写真印画紙の画像鮮鋭性は、ポ
リオレフィン樹脂被覆写真印画紙に比べて格段に向上し
ている。
【0005】しかし、電子線照射により硬化した電子線
硬化樹脂被覆層の上に感光性層を塗布して製造された写
真感光材料は、現像工程において写真用現像処理薬品が
樹脂被覆層上に吸着されて残留し、現像処理後にこれが
黄色に着色する現象、すなわち黄変が発生したり、更に
、保存経時後、これに現像処理を施すと、製品として無
視できない程度にカブリの濃度が増加したり、感度が変
化したりする場合があることが判明した。
【0006】この問題を解決するために種々の改善方法
が提案されている。例えば特公平1−21495 号に
は、保存中に生ずる感度変化を抑制する手段として、電
子線硬化樹脂被覆層の上にポリエチレンの被覆層を設け
る方法が開示されている。しかしこの方法においては、
ポリエチレンの被覆層をかなり厚くしなければ十分な効
果が得られず、そのために、電子線硬化技術を利用する
ときの最大のメリットである画像鮮鋭性の向上を犠牲に
しなければならないなどの矛盾を有している。
【0007】また、特開昭59−124336号には、
原紙と電子線硬化樹脂被覆層の間にポリオレフィン、ア
クリレートポリマーあるいはPVAなどを主成分とする
遮断層を配置することにより写真的感度の変化を抑制す
る方法が提案されている。しかし、ここで遮蔽層形成用
材料として開示されているものでは、長期保存時のカブ
リ防止という点に関しては今なお不十分である。
【0008】更に、特開昭62−61049号、および
61−141543号には、電子線硬化性樹脂材料とし
て特定のポリマー、またはモノマーを使用することが提
案されているが、これらの方法を用いても、いまだ問題
の十分な解決には至っていない。
【0009】一方、カブリ濃度と黄変とは、互いに、電
子線硬化性樹脂材料に対する照射線量に対して相反する
傾向を示すものである。すなわち高照射線量を用いた場
合、現像液による黄変は低く抑えられるが、カブリは高
くなってしまう。一方低照射線量では、カブリの発生を
ある程度抑制し得るが、黄変は著しく増大し、更に接着
性や膜強度などの塗膜物性も悪化してしまう。従って、
硬化した樹脂被覆層の物性を悪化させずに、しかし黄変
性を防止するためには、適度な電子線量を照射する必要
がある。そこで、これにより発生するカブリを取り除く
方法を見出すことが、上記問題点の全てを同時にかつ有
効に解消するために極めて重要なこととなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の上
記問題点を解決し、表面平滑性に優れ、高い耐水性を保
持し、しかも保存経時後にも、現像処理によるカブリ発
生の増加がなく、同時に黄変性をも抑制し、優れた写真
特性を有する写真印画紙を製造するのに好適な写真印画
紙用支持体を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、写真印画紙用
支持体中の紙基体の少なくとも1表面上に、カルボキシ
ル基変性ポリビニルアルコールを主成分とする水系樹脂
塗工層を配置することにより、上記課題の解決に成功し
たものである。
【0012】すなわち、本発明の写真印画紙用支持体は
、天然パルプを主成分として含む紙基体、および前記紙
基体の少なくとも1面上に形成され、かつ、カルボキシ
ル基変性ポリビニルアルコールを主成分とする水系樹脂
塗工層を有するシート状基体と、前記シート状基体の1
表面上に形成され、かつ電子線照射により硬化しうる不
飽和有機化合物と、無機顔料とを含む組成物の電子線照
射硬化樹脂を主成分として含む表面樹脂被覆層と、およ
び、前記シート状基体の反対面上に形成され、かつフィ
ルム形成性合成樹脂を主成分として含む裏面樹脂被覆層
とを含んでなることを特長とするものである。
【0013】
【作用】本発明の構成、および作用を下記に説明する。 一般に、市販の電子線硬化樹脂組成物を、天然パルプか
らなる紙基体に塗布し、これに電子線を照射して電子線
硬化樹脂被覆層を形成して得られた支持体を含む写真印
画紙は、保存時のカブリが著しいという問題点がある。 カブリの原因は、十分には明らかにされていないが、電
子線照射により発生する活性ラジカルが支持体中に残留
し、これが支持体上に形成された写真乳剤層と反応して
カブリを発生させるものと考えられる。上記活性ラジカ
ルは、紙基体を構成するセルロース、および電子線硬化
樹脂から発生するものであるが、特にセルロースから発
生する活性ラジカルが、カブリに大きな影響を及ぼして
いると考えられる。本発明者らはこの点について種々検
討した結果、前述のように紙基体の少なくとも1面上に
、カルボキシル基変性したポリビニルアルコールを主成
分とする親水性重合体層を形成することにより、上記カ
ブリの防止性を改善しうることを見出し本発明を完成さ
せたのである。
【0014】すなわちカルボキシル基変性ポリビニルア
ルコールを主成分とする水系樹脂塗工液を紙基体の写真
乳剤が塗布される側の表面上に塗布し固化した場合のみ
ならず、紙基体の写真乳剤層が塗布される側とは反対側
面上に塗布し固化した場合にもまた、活性ラジカル拡散
防止層としてカブリ防止を示すことが本発明により発見
されたのである。
【0015】このようなカブリ防止のメカニズムについ
ては未だ完全に明確ではないが、水系樹脂塗工液から得
られる塗工層が、電子線照射時にセルロースから発生す
るラジカルが写真乳剤層へ移行することを、なんらかの
作用により防止・抑制し、それによって、カブリ防止効
果が著しく改善されるようになったものと考えられる。
【0016】更に本発明によれば、カブリ発生を防止す
るために電子線の照射線量を極端に低く抑える必要がな
く、従って黄変性の改善にも有効なのである。
【0017】本発明の写真印画紙用支持体の一例の断面
説明図を図1に示す。図1において、紙基体層1の片面
もしくは両面上(図1においては両面上)に、水系樹脂
塗工層2が形成され、それによってシート状基体4が構
成されており、シート状基体4の1表面上に、電子線硬
化樹脂を含む表面樹脂被覆層3が形成され、その反対側
面上には裏面樹脂被覆層5が形成されている。
【0018】本発明において、水系樹脂とは、水中に溶
解、分散、又は乳化した重合体を包含し、カルボキシル
基変性ポリビニルアルコールを必須成分として含有する
ものである。すなわち、水系樹脂はカルボキシル基変性
ポリビニルアルコールのみからなるものであってもよく
、或は、他の水系樹脂との混合物であってもよい。他の
水系樹脂としては、ゼラチン、澱粉、ラテックスエマル
ジョン等が例示される。
【0019】本発明の水系樹脂塗工層の塗工形成方法と
しては、例えばバーコート法、エアードクターコート法
、ブレードコート法、スクイズコート法、エアーナイフ
コート法、リバースロールコート法、およびトランスフ
ァーコート法等のいずれを用いてもよい。更にこのため
に、ファウンテンコーターあるいはスリットダイコータ
ー方式を用いることもできる。また、塗布された水系樹
脂塗工液層の乾燥の方法も、一般には、ドライヤーを用
いる乾燥法が用いられるが、このとき、表面の平滑性を
高めるためにキャストドラムを用いたキャストコート法
を使用することが有利である。本発明の水系樹脂層の乾
燥塗工量は、1g/m2 以上30g/m2 以上であ
ることが好ましく、2g/m2 以上20g/m2 以
下であることがより好ましい。塗工量が1g/m2 未
満の場合は、カブリ防止の効果が小さく、またそれが3
0g/m2 をこえると防止効果が飽和して、塗料がむ
だになるばかりでなく、カール等の弊害が発生する可能
性がある。
【0020】本発明に用いられる紙基体としては、通常
50〜 300g/m2 の重量を有し、また、表面の
平滑なものが好ましい。紙基体は、従来、写真印画紙用
支持体に用いられているものであれば全て使用できる。 一般には、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹
混合パルプ等を主成分とするものが広く用いられている
。また紙基体には、一般に製紙の際に用いられているサ
イズ剤、定着剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、pH
調節剤、顔料、染料等の添加剤が配合されていてもよい
。更に、紙基体は、その表面に表面サイズ剤、表面紙力
剤、帯電防止剤等を塗布したものであってもよい。
【0021】本発明の水系樹脂塗工層には、必要に応じ
て、界面活性剤、硬膜剤、マット化剤、帯電防止剤、カ
ブリ防止剤等の添加物が含まれていてもよい。本発明の
水系樹脂塗工層に使用可能な界面活性剤としては、サポ
ニンのごとき天然物の他に、高級脂肪酸アルカリ塩、ア
ルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホ琥珀酸エ
ステル等の陰イオン活性剤、高級アミンハロゲン酸塩、
ハロゲン化アルキルピリジニウム、第4アンモニウム塩
等の陽イオン活性剤、ポリエチレングリコールアルキル
エーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の
非イオン活性剤、およびアミノ酸等の両性活性剤等の合
成活性剤を例示することができる。
【0022】本発明において、水系樹脂塗工層を有する
シート状基体の1表面上に形成される表面樹脂被覆層は
、電子線照射により硬化しうる不飽和有機化合物と、白
色顔料との混合物と、必要に応じてその他の添加剤を含
む組成物の電子線硬化樹脂を含むものである。
【0023】本発明に用いられる、電子線照射により硬
化しうる不飽和有機化合物は下記化合物から選ぶことが
出来る。 (1)脂肪族、脂環族、および芳香脂肪族の、1〜6価
のアルコール及びポリアルキレングリコールのアクリレ
ート化合物類。 (2)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の、1〜6価のアル
コールにアルキレンオキサイドを付加させたもののアク
リレート化合物類。 (3)ポリアクリロイルアルキルリン酸エステル類。 (4)カルボン酸と、ポリオールと、アクリル酸との反
応生成物。 (5)イソシアネートと、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物。 (6)エポキシ化合物とアクリル酸との反応生成物。 (7)エポキシ化合物と、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物。などを挙げることが出来る。
【0024】具体的に述べるならば、電子線硬化性不飽
和有機化合物として、ポリオキシエチレンエピクロルヒ
ドリン変性ビスフェノールAジアクリレート、ジシクロ
ヘキシルアクリレート、エピクロルヒドリン変性ポリエ
チレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート、ヒドロキシビバリン酸エステル
ネオペンチルグリコールジアクリレート、ノニルフェノ
キシポリエチレングリコールアクリレート、エチレンオ
キサイド変性フェノキシ化リン酸アクリレート、エチレ
ンオキサイド変性フタル酸アクリレート、ポリブタジエ
ンアクリレート、カプロラクタン変性テトラヒドロフル
フリルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イ
ソシアヌレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、1,4−ブタジエンジオール
ジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、およびネオペンチルグリコール変性トリメチロール
プロパンジアクリレートなどを挙げることができる。
【0025】本発明の電子線硬化表面樹脂被覆層中には
、電子線硬化樹脂中に分散された無機白色顔料が含まれ
ている。このような無機白色顔料としては、二酸化チタ
ン(アナターゼ型、およびルチル型)、硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、および酸化マグネ
シウムなどのいずれも使用可能である。また二酸化チタ
ン粒子の表面を水酸化アルミナ等のような金属酸化物で
処理し、その分散性を向上させたものであってもよい。
【0026】無機白色顔料の含有量は、電子線硬化性表
面樹脂被覆層の全固形分重量の20〜80重量%である
ことが好ましい。その含有量が20重量%より少なくな
ると、得られる印画紙上の写真画像の鮮鋭性が十分でな
いことがあり、また、それが、80重量%を超えると、
得られる電子線硬化性表面樹脂被覆層の柔軟性が低下し
、膜割れを生ずることがある。白色顔料を上記のような
電子線硬化性不飽和有機化合物中に分散し、さらにシー
ト状基体の1表面上に塗布する方法としては、顔料塗工
層を形成するために用いられる従来の分散方法及び塗布
方法と同様の方法が利用できる。また、得られる写真印
画紙用支持体の表面平滑性を高め、高光沢性を得るため
には、電子線硬化樹脂組成物の塗布硬化にキャスティン
グ方法を用いることが有利である。電子線硬化性表面樹
脂被覆層の重量は、2〜60g/m2 (固形分)であ
ることが好ましい。
【0027】電子線硬化性表面樹脂被覆層の形成の際、
電子線照射に用いられる電子線加速器としては、比較的
安価で大出力の得られるカーテンビーム方式のものが好
ましい。電子線照射の際の加速電圧は 100〜 30
0kvであることが好ましく、吸収線量としては、0.
1〜6.0Mradであることが好ましく、0.2〜4
.0Mradであることが更に好ましい。吸収線量が0
.1Mrad未満の場合には、電子線硬化樹脂中の二重
結合が反応を完結せずに硬化膜中に残留し、写真特性に
悪影響を及ぼすことがある。
【0028】一般に、吸収線量が低い場合、得られる硬
化樹脂中の架橋度が低くなりがちであり、このために黄
変性が悪化するが、本発明によればカブリ発生を抑制す
ることができるので、吸収線量をかなり高くすることが
でき、従って耐黄変性は改善される。しかし必要以上に
吸収線量を高くすることはエネルギー的に無駄であるば
かりでなく、得られる支持体のカール発生の原因ともな
り、更に得られる表面樹脂被覆層の硬さが過大になる可
能性もある。
【0029】電子線照射雰囲気は500ppm以下の酸
素濃度を有することが好ましい。酸素濃度が500pp
mを超えると、酸素が重合反応の遅延剤として働き、電
子線硬化性組成物の硬化が不十分になることがある。た
だし、ドラムキュアの場合には、電子線照射中に電子線
硬化組成物が直接空気に触れることがないので、従って
電子線照射時における雰囲気中の酸素濃度を特に低減さ
せる必要はないが、電子線照射によるオゾン発生を抑制
する目的のために、あるいは電子線が通過する際に発熱
するウィンドウの冷却等の目的のために、不活性ガスを
使用することにはもちろん支障はない。
【0030】本発明の裏面樹脂被覆層を形成するのに用
いられるフィルム形成性合成樹脂としては、従来の写真
印画紙用支持体の製造に用いられるポリオレフィン樹脂
、または、前述の電子線硬化樹脂等を使用することがで
きる。裏面樹脂被覆層を形成するためのポリオレフィン
樹脂としては、エチレン、α−オレフィン類、例えばプ
ロピレンなどの単独重合体、前記オレフィンの少なくと
も2種の共重合体、および、これら各種重合体の少なく
とも2種の混合物などから選ぶことが出来る。特に好ま
しいポリオレフィン樹脂は、低密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、直鎖型低密度ポリエチレン、およびこ
れらの混合物を用いることができる。ポリオレフィン樹
脂の分子量には特に制限はないが、通常は20,000
〜200,000 の範囲のものが用いられる。ポリオ
レフィン樹脂には、必要に応じて、少量の酸化防止剤、
および滑剤を添加してもよい。ポリオレフィン樹脂を用
いて裏面樹脂被覆層を形成するには、通常の溶融押し出
し塗工を用いることができる。
【0031】また、裏面樹脂被覆層を形成するために用
いられる電子線硬化性不飽和有機化合物としては、前述
の表面樹脂被覆層の形成に用いられる化合物をすべて使
用できる。更に裏面樹脂被覆層の形成方法も、前述の表
面樹脂被覆層の場合と同様である。裏面樹脂被覆層の重
量には特に制限はないが、一般には10〜40g/m2
 の範囲にあることが好ましい。
【0032】
【実施例】下記実施例により本発明の構成及び効果を更
に説明するが、もちろん本発明はこれらの態様に制限さ
れるものではない。
【0033】実施例1 下記組成の水系樹脂塗工液を調製した。           成        分     
               配合量      カ
ルボキシル基変性ポリビニルアルコール  15.0重
量部(商標:T−330H、日本合成化学工業社製)蒸
留水                       
           75.0重量部上記混合物を9
0℃で蒸煮し、ポリビニルアルコールを溶解した。
【0034】こうして得られた塗工溶液を、坪量 17
5g/m2 の写真印画紙用支持体原紙の一面上に、乾
燥後の重量が5g/m2 となるように塗布し、シート
状基体を製造した。
【0035】次に下記組成の電子線硬化性有機化合物−
白色顔料組成物を調製した。 (商標:A220、石原産業製) 上記成分の混合物をペイントコンディショナーで1時間
混合分散させて電子線硬化性組成物を調製した。
【0036】上記組成物を、前述の水系樹脂塗工層の上
にワイヤーバーを用いて、硬化後の塗布量が25g/m
2 になるように塗布し、加速電圧:165kv で、
吸収線量:3Mradの条件で電子線を照射し、この塗
布量を硬化させて表面樹脂被覆層を形成し、この表面樹
脂被覆層表面を、支持体のフェイス面とした。
【0037】得られた写真印画紙用支持体のカブリ防止
効果をテストするために、供試支持体の前記表面樹脂被
覆層を市販カラー写真印画紙の乳剤面に密着するように
重ね合わせ、全暗黒の下で温度70℃、相対湿度50%
の条件下に3日間放置した後、前記カラー写真印画紙を
供試支持体の表面樹脂被覆層から剥離し、この印画紙を
ダースト自動現像機(商標:RCP20 、ダースト社
製) を用いる現像に供した。
【0038】現像処理された印画紙のカブリ濃度をマク
ベス濃度計(商標:Model No.RD−914 
、Kollmorgen Corp.製) を用いて測
定した。テスト結果を表1に示す。
【0039】実施例2 実施例1と同様の操作を行なった。ただし水系樹脂塗工
層の塗工量を15g/m2 になるようにした。実施例
1と同様にして行なったテストの結果を表1に示す。
【0040】実施例3 実施例1と同様の操作を行なった。ただし水系樹脂塗工
層を、紙基体の、裏面樹脂被覆層を形成する側の面(バ
ック面)上に設け、その塗工量を15g/m2 になる
ようにした。実施例1と同様にして行なったテストの結
果を表1に示す。
【0041】実施例4 実施例1と同様の操作を行なった。ただし水系樹脂塗工
層を、紙基体の両面に形成した。実施例1と同様にして
行なったテストの結果を表1に示す。
【0042】比較例1 実施例1と同様の操作を行なった。ただし水系樹脂塗工
層を設けず、原紙の上に直接電子線硬化性表面樹脂被覆
層を形成した。実施例1と同様にして行なったテストの
結果を表1に示す。
【0043】比較例2 実施例1と同様の操作を行なった。ただし水系樹脂塗工
層の塗工量を0.5g/m2 になるようにした。実施
例1と同様にして行なったテストの結果を表1に示す。
【0044】比較例3 実施例1と同様の操作を行なった。ただしカルボキシル
基変性ポリビニルアルコールを用いず、その代りに、未
変成のもの(商標:AH−17 、日本合成化学工業製
) を用いた。実施例1と同様にして行なったテストの
結果を表1に示す。
【0045】比較例4 実施例1と同様の操作を行なった。ただし、カルボキシ
ル基変性ポリビニルアルコールを用いず、その代りに澱
粉(王子エースA)を用いた。実施例1と同様にして行
なったテストの結果を表1に示す。
【0046】参照例1 原紙にポリエチレン樹脂層をラミネートして得られた写
真用RC紙基材について、実施例1と同様の方法でテス
トを行なった。その結果を表1に示す。
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明の写真印画紙用支持体は、電子線
硬化樹脂層を設けた場合に生ずる一般的欠点、すなわち
、保存経時後の現像処理によるカブリ発生という欠点の
ない、又はきわめて少ないものであって、実用上極めて
有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真印画紙用支持体の一実施態様の断
面説明図である。
【符号の説明】
1…紙基体、 2…水系樹脂塗工層 3…表面樹脂被覆層 4…シート状基体 5…裏面樹脂被覆層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  天然パルプを主成分として含む紙基体
    、および前記紙基体の少なくとも1面上に形成され、か
    つカルボキシル基変性ポリビニルアルコールを主成分と
    する水系樹脂塗工層を有するシート状基体と、前記シー
    ト状基体の1表面上に形成され、かつ電子線照射により
    硬化しうる少なくとも1種の不飽和有機化合物と、無機
    白色顔料とを含む組成物の電子線照射硬化樹脂を主成分
    として含む表面樹脂被覆層と、および、前記シート状基
    体の反対面上に形成され、かつフィルム形成性合成樹脂
    を主成分として含む裏面樹脂被覆層と、を含んでなる、
    写真印画紙用支持体。
JP8869991A 1991-04-19 1991-04-19 写真印画紙用支持体 Pending JPH04320256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8869991A JPH04320256A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 写真印画紙用支持体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8869991A JPH04320256A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 写真印画紙用支持体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04320256A true JPH04320256A (ja) 1992-11-11

Family

ID=13950116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8869991A Pending JPH04320256A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 写真印画紙用支持体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04320256A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04320257A (ja) 写真印画紙用支持体
US4572893A (en) Photographic resin-coated paper
US5374508A (en) Support sheet for photographic printing sheet
JPH04320256A (ja) 写真印画紙用支持体
EP0492887B1 (en) Support sheet for photographic printing sheet
JP2638306B2 (ja) 写真印画紙用支持体
JPH04322246A (ja) 写真印画紙用支持体
JP3291798B2 (ja) 写真印画紙用支持体
JP2638310B2 (ja) 写真印画紙用支持体
JP3237363B2 (ja) 写真印画紙用支持体
JP2737565B2 (ja) 写真印画紙用支持体の製造方法
JPH0980690A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH03167547A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH03252655A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH095931A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH0798486A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH063766A (ja) 写真印画紙用支持体
JPS60126649A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH09152679A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH11314321A (ja) 電子線硬化樹脂被覆シ―ト
JPH03111843A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH0659389A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH06148799A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH07270968A (ja) 写真印画紙用支持体
JPH06242550A (ja) 写真印画紙用支持体