JPH0528580B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0528580B2 JPH0528580B2 JP62292288A JP29228887A JPH0528580B2 JP H0528580 B2 JPH0528580 B2 JP H0528580B2 JP 62292288 A JP62292288 A JP 62292288A JP 29228887 A JP29228887 A JP 29228887A JP H0528580 B2 JPH0528580 B2 JP H0528580B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- tocopherol
- present
- dried sardines
- emulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は日本の伝統的な保存食である煮干しに
対して優れた効果を有する酸化防止剤に関する。 〔従来の技術〕 煮干しは高度不飽和油脂を多く含むために、酸
化に由来する褐変を起こしやすい食品として知ら
れている。そして、この褐変により商品価値が著
しく低下するので、従来から酸化防止剤が添加さ
れてきた。以前に良く使用されたのはブチルヒド
ロキシアニソール(BHA)であつたが、安全面
で問題があり、現在はトコフエロールを使用する
ケースがほとんどである。 トコフエロールは完全に脂溶性のため、煮干し
に添加する場合には、O/W型乳化物とし、製造
時に煮釜に投入して煮汁に溶解分散し、間接的に
魚体に付着させている。この場合、乳化する際に
は乳化剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルな
どが用いられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、上記のような従来のトコフエロール
による酸化防止では、トコフエロールが魚体に付
着する量は非常に少なく、酸化防止効果の面でも
BHAより劣つていた。特に、原料魚の油分が高
い場合にはあまり効果的でなかつた。 本発明の目的は、上記問題点を解決するため、
魚体へのトコフエロールの付着量が非常に高く、
酸化防止効果および安全性の高い煮干し用酸化防
止製剤を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、 (A):トコフエロール1〜60重量%と、 (B):水溶性の蛋白質からなる乳化剤0.1〜25重量
%と を含有するO/W型乳化物からなる煮干し用酸化
防止製剤である。 本発明で(A)成分として用いるトコフエロール
は、α、β、γ、δのいずれの型のトコフエロー
ルでも使用できるが、天然濃縮トコフエロール、
およびこれを油脂で希釈したものが特に好まし
い。これらのトコフエロールはいずれも市販され
ており、これらは1種単独で、あるいは適宜組合
わせて用いることができる。トコフエロールの配
合量は1〜60重量%、好ましくは5〜50重量%と
する。1重量%未満ではトコフエロールの効果を
発揮することが難かしくなり、60重量%を超える
と乳化が非常に困難となる。 本発明で(B)成分として用いる乳化剤は水溶性の
蛋白質から選ばれるものであり、これらは1種単
独で、または2種以上混合して使用することがで
きる。乳化剤の配合量は0.1〜25重量%、好まし
くは0.1〜10重量%とする。 本発明で用いる水溶性の蛋白質としては、鶏卵
蛋白質、乳蛋白質、大豆蛋白質、魚蛋白質、肉蛋
白質などの粗精製物、それらの塩(例えばカゼイ
ンナトリウム)および分解物などがあり、これら
を単独で、または適宜組合わせて用いることがで
きる。これらの中では、乳蛋白質の粗精製物が最
も適している。 本発明では、乳化剤として、水溶性蛋白質とと
もにシヨ糖脂肪酸エステルを併用することによ
り、トコフエロールの付着量はさらに高くなると
ともに、O/W型乳化物の乳化安定性も高くな
る。併用する場合の水溶性蛋白質とシヨ糖脂肪酸
の配合割合は任意であるが、重量比で(0.1:10)
〜(10:0.1)とするのが好ましい。 本発明で用いることができるシヨ糖脂肪酸エス
テルとしては、一般市販品の中からHLBの高い
ものを単独で、または適宜組合わせて用いること
ができる。市販品としては、例えば第一工業製薬
(株)製のDKF−160(商品名)などを使用できる。 本発明の煮干し用酸化防止製剤は、上記各成分
を含有するO/W型乳化物である。このような乳
化物を調製するにあたつては、水相に水溶性蛋白
質および必要により加えられるシヨ糖脂肪酸エス
テルを溶解し、これにトコフエロールを加えて乳
化することにより簡単に調製することができる。
乳化するには高速撹拌機、ホモジナイザーなどを
用いて混合乳化することができる。 本発明の酸化防止製剤には、抗酸化力増強の目
的でL−アスコルビン酸、クエン酸、その他の相
乗剤を適宜併用することができる。また乳化安定
性を高めるために、キサンタンガム、アラビアガ
ムなどの増粘剤、安定剤などの添加剤を適宜配合
することができる。 本発明の煮干し用酸化防止製剤は、従来のもの
と同様に、煮釜に投入して煮汁に溶解分散させ、
煮干しの製造工程中に魚体に付着させる。製剤の
添加量は煮汁に対して0.01〜1重量%、好ましく
は0.03〜0.07重量%程度である。 〔発明の効果〕 本発明の煮干し用酸化防止製剤は、従来のもの
よりもトコフエロールを多量に魚体に付着させる
ことができ、煮干しの酸化を経済的かつ効果的に
抑制できるとともに、安全性も高い。 〔実施例〕 つぎに実施例、比較例および試験例により本発
明を説明する。 実施例1〜8、比較例1〜4 第1表に示す配合割合を用いて、ホモジナイザ
ーにより乳化物を調製した。そして煮釜にトコフ
エロール濃度が0.05重量%になるように各製剤を
投入して煮干しを製造した。このとき、魚体に付
着した総トコフエロール量を高速液体クロマトグ
ラフイにより測定し、煮干しの外観の経日変化を
肉眼で観察した。また乳化物を100mlメスシリン
ダに入れて密栓し、25℃の恒温槽で1か月間静置
した後の乳化安定性を肉眼で観察した。これらの
結果を第1表に示す。 実施例9〜16、比較例5〜6 第2表に示す配合割合を用いて実施例1〜8と
同様に試験した。結果を第2表に示す。 第1〜2表より明らかなように、本発明により
魚体にトコフエロールを多量に付着させることが
でき、また煮干しの褐変を長間間抑制できる。
対して優れた効果を有する酸化防止剤に関する。 〔従来の技術〕 煮干しは高度不飽和油脂を多く含むために、酸
化に由来する褐変を起こしやすい食品として知ら
れている。そして、この褐変により商品価値が著
しく低下するので、従来から酸化防止剤が添加さ
れてきた。以前に良く使用されたのはブチルヒド
ロキシアニソール(BHA)であつたが、安全面
で問題があり、現在はトコフエロールを使用する
ケースがほとんどである。 トコフエロールは完全に脂溶性のため、煮干し
に添加する場合には、O/W型乳化物とし、製造
時に煮釜に投入して煮汁に溶解分散し、間接的に
魚体に付着させている。この場合、乳化する際に
は乳化剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルな
どが用いられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、上記のような従来のトコフエロール
による酸化防止では、トコフエロールが魚体に付
着する量は非常に少なく、酸化防止効果の面でも
BHAより劣つていた。特に、原料魚の油分が高
い場合にはあまり効果的でなかつた。 本発明の目的は、上記問題点を解決するため、
魚体へのトコフエロールの付着量が非常に高く、
酸化防止効果および安全性の高い煮干し用酸化防
止製剤を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、 (A):トコフエロール1〜60重量%と、 (B):水溶性の蛋白質からなる乳化剤0.1〜25重量
%と を含有するO/W型乳化物からなる煮干し用酸化
防止製剤である。 本発明で(A)成分として用いるトコフエロール
は、α、β、γ、δのいずれの型のトコフエロー
ルでも使用できるが、天然濃縮トコフエロール、
およびこれを油脂で希釈したものが特に好まし
い。これらのトコフエロールはいずれも市販され
ており、これらは1種単独で、あるいは適宜組合
わせて用いることができる。トコフエロールの配
合量は1〜60重量%、好ましくは5〜50重量%と
する。1重量%未満ではトコフエロールの効果を
発揮することが難かしくなり、60重量%を超える
と乳化が非常に困難となる。 本発明で(B)成分として用いる乳化剤は水溶性の
蛋白質から選ばれるものであり、これらは1種単
独で、または2種以上混合して使用することがで
きる。乳化剤の配合量は0.1〜25重量%、好まし
くは0.1〜10重量%とする。 本発明で用いる水溶性の蛋白質としては、鶏卵
蛋白質、乳蛋白質、大豆蛋白質、魚蛋白質、肉蛋
白質などの粗精製物、それらの塩(例えばカゼイ
ンナトリウム)および分解物などがあり、これら
を単独で、または適宜組合わせて用いることがで
きる。これらの中では、乳蛋白質の粗精製物が最
も適している。 本発明では、乳化剤として、水溶性蛋白質とと
もにシヨ糖脂肪酸エステルを併用することによ
り、トコフエロールの付着量はさらに高くなると
ともに、O/W型乳化物の乳化安定性も高くな
る。併用する場合の水溶性蛋白質とシヨ糖脂肪酸
の配合割合は任意であるが、重量比で(0.1:10)
〜(10:0.1)とするのが好ましい。 本発明で用いることができるシヨ糖脂肪酸エス
テルとしては、一般市販品の中からHLBの高い
ものを単独で、または適宜組合わせて用いること
ができる。市販品としては、例えば第一工業製薬
(株)製のDKF−160(商品名)などを使用できる。 本発明の煮干し用酸化防止製剤は、上記各成分
を含有するO/W型乳化物である。このような乳
化物を調製するにあたつては、水相に水溶性蛋白
質および必要により加えられるシヨ糖脂肪酸エス
テルを溶解し、これにトコフエロールを加えて乳
化することにより簡単に調製することができる。
乳化するには高速撹拌機、ホモジナイザーなどを
用いて混合乳化することができる。 本発明の酸化防止製剤には、抗酸化力増強の目
的でL−アスコルビン酸、クエン酸、その他の相
乗剤を適宜併用することができる。また乳化安定
性を高めるために、キサンタンガム、アラビアガ
ムなどの増粘剤、安定剤などの添加剤を適宜配合
することができる。 本発明の煮干し用酸化防止製剤は、従来のもの
と同様に、煮釜に投入して煮汁に溶解分散させ、
煮干しの製造工程中に魚体に付着させる。製剤の
添加量は煮汁に対して0.01〜1重量%、好ましく
は0.03〜0.07重量%程度である。 〔発明の効果〕 本発明の煮干し用酸化防止製剤は、従来のもの
よりもトコフエロールを多量に魚体に付着させる
ことができ、煮干しの酸化を経済的かつ効果的に
抑制できるとともに、安全性も高い。 〔実施例〕 つぎに実施例、比較例および試験例により本発
明を説明する。 実施例1〜8、比較例1〜4 第1表に示す配合割合を用いて、ホモジナイザ
ーにより乳化物を調製した。そして煮釜にトコフ
エロール濃度が0.05重量%になるように各製剤を
投入して煮干しを製造した。このとき、魚体に付
着した総トコフエロール量を高速液体クロマトグ
ラフイにより測定し、煮干しの外観の経日変化を
肉眼で観察した。また乳化物を100mlメスシリン
ダに入れて密栓し、25℃の恒温槽で1か月間静置
した後の乳化安定性を肉眼で観察した。これらの
結果を第1表に示す。 実施例9〜16、比較例5〜6 第2表に示す配合割合を用いて実施例1〜8と
同様に試験した。結果を第2表に示す。 第1〜2表より明らかなように、本発明により
魚体にトコフエロールを多量に付着させることが
でき、また煮干しの褐変を長間間抑制できる。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A):トコフエロール1〜60重量%と、 (B):水溶性の蛋白質からなる乳化剤0.1〜25重量
%と を含有するO/W型乳化物からなる煮干し用酸化
防止製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62292288A JPH01137934A (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | 煮干し用酸化防止製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62292288A JPH01137934A (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | 煮干し用酸化防止製剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01137934A JPH01137934A (ja) | 1989-05-30 |
| JPH0528580B2 true JPH0528580B2 (ja) | 1993-04-26 |
Family
ID=17779815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62292288A Granted JPH01137934A (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | 煮干し用酸化防止製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01137934A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7134649B2 (en) * | 2004-05-27 | 2006-11-14 | The Boeing Company | Conformal vacuum cup apparatus and method |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5179746A (ja) * | 1975-01-07 | 1976-07-12 | Yokohama Yushi Kogyo Kk | |
| JPS5810512A (ja) * | 1981-07-09 | 1983-01-21 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | 化粧料 |
| JPS5945860A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-14 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 乳液状酸化防止製剤 |
| JPS62273281A (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-27 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | 酸化防止剤 |
-
1987
- 1987-11-19 JP JP62292288A patent/JPH01137934A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01137934A (ja) | 1989-05-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |