JPH0662947B2 - 螢光体およびその製造法 - Google Patents
螢光体およびその製造法Info
- Publication number
- JPH0662947B2 JPH0662947B2 JP59240452A JP24045284A JPH0662947B2 JP H0662947 B2 JPH0662947 B2 JP H0662947B2 JP 59240452 A JP59240452 A JP 59240452A JP 24045284 A JP24045284 A JP 24045284A JP H0662947 B2 JPH0662947 B2 JP H0662947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- range
- composition formula
- numerical value
- phosphor according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、蛍光体およびその製造法に関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明は、二価のユーロピウムに
より賦活されているアルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍
光体およびその製造法に関するものである。
る。さらに詳しくは、本発明は、二価のユーロピウムに
より賦活されているアルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍
光体およびその製造法に関するものである。
[発明の背景] 二価のユーロピウムで賦活したアルカリ土類金属ハロゲ
ン化物系蛍光体の一種として、従来より二価ユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物蛍光体(MII
FX:Eu2+、ただしMIIはBa、SrおよびCaから
なる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属
であり、Xは弗素以外のハロゲンである)がよく知られ
ている。この蛍光体は、X線などの放射線で励起すると
近紫外発光(瞬時発光)を示し、また、X線などの放射
線を照射したのち可視乃至赤外領域の電磁波で励起する
と近紫外発光(輝尽発光)を示すものである。
ン化物系蛍光体の一種として、従来より二価ユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物蛍光体(MII
FX:Eu2+、ただしMIIはBa、SrおよびCaから
なる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属
であり、Xは弗素以外のハロゲンである)がよく知られ
ている。この蛍光体は、X線などの放射線で励起すると
近紫外発光(瞬時発光)を示し、また、X線などの放射
線を照射したのち可視乃至赤外領域の電磁波で励起する
と近紫外発光(輝尽発光)を示すものである。
また、上記の二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗
化ハロゲン化物蛍光体とは別の蛍光体として、本出願人
は、下記組成式で表わされる新規な二価ユーロピウム賦
活アルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍光体について、既
に特許出願している(特願昭58−193161号)。
化ハロゲン化物蛍光体とは別の蛍光体として、本出願人
は、下記組成式で表わされる新規な二価ユーロピウム賦
活アルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍光体について、既
に特許出願している(特願昭58−193161号)。
組成式:MIIX2・aMIIX′2:xEu2+ (ただし、MIIはBa、SrおよびCaからなる群より
選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;X
およびX′はCl、BrおよびIからなる群より選ばれ
る少なくとも一種のハロゲンであって、かつX≠X′で
あり;そしてaは0.1≦a≦10.0の範囲の数値で
あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) この二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロゲン化
物蛍光体は、上記の出願明細書に記載されているように
そのX線回折パターンから、前記MIIFX:Eu2+蛍光
体とは結晶構造を異にする別種の蛍光体であることが判
明しており、X線、紫外線、電子線などの放射線を照射
すると405nm付近に発光極大を有する近紫外乃至青
色発光(瞬時発光)を示すものである。また、この蛍光
体にX線、紫外線、電子線などの放射線を照射した後4
50〜1000nmの波長領域の電磁波で励起すると、
近紫外乃至青色領域に発光(輝尽発光)を示す。従っ
て、X線撮影などに用いられる放射線増感スクリーン、
および蛍光体の輝尽性を利用する放射線像変換方法に用
いられる放射線像変換パネル用の蛍光体として有用なも
のである。
選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;X
およびX′はCl、BrおよびIからなる群より選ばれ
る少なくとも一種のハロゲンであって、かつX≠X′で
あり;そしてaは0.1≦a≦10.0の範囲の数値で
あり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である) この二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロゲン化
物蛍光体は、上記の出願明細書に記載されているように
そのX線回折パターンから、前記MIIFX:Eu2+蛍光
体とは結晶構造を異にする別種の蛍光体であることが判
明しており、X線、紫外線、電子線などの放射線を照射
すると405nm付近に発光極大を有する近紫外乃至青
色発光(瞬時発光)を示すものである。また、この蛍光
体にX線、紫外線、電子線などの放射線を照射した後4
50〜1000nmの波長領域の電磁波で励起すると、
近紫外乃至青色領域に発光(輝尽発光)を示す。従っ
て、X線撮影などに用いられる放射線増感スクリーン、
および蛍光体の輝尽性を利用する放射線像変換方法に用
いられる放射線像変換パネル用の蛍光体として有用なも
のである。
このように有用な蛍光体においても、その輝尽発光輝度
は少しでも高いものであることが望まれている。
は少しでも高いものであることが望まれている。
[発明の要旨] 本発明は、X線などの放射線を照射したのち450〜1
000nmの波長領域の電磁波で励起したときの輝尽発
光輝度の向上した上記の新規な二価ユーロピウム賦活ア
ルカリ土類金属ハロゲン化物蛍光体およびその製造法を
提供することを目的とするものである。
000nmの波長領域の電磁波で励起したときの輝尽発
光輝度の向上した上記の新規な二価ユーロピウム賦活ア
ルカリ土類金属ハロゲン化物蛍光体およびその製造法を
提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するために、上記の新規な
二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロゲン化物蛍
光体について種々の研究を行なった。その結果、該蛍光
体に特定量の一酸化ケイ素を添加して得られる蛍光体
は、高輝度の輝尽発光を示すことを見出し、本発明に到
達したものである。
二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロゲン化物蛍
光体について種々の研究を行なった。その結果、該蛍光
体に特定量の一酸化ケイ素を添加して得られる蛍光体
は、高輝度の輝尽発光を示すことを見出し、本発明に到
達したものである。
すなわち本発明の蛍光体は、組成式(I): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu2+…(I) (ただし、MIIはBaであり;XおよびX′はいずれも
Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そし
て、aは0.1≦a≦10.0の範囲の数値であり、b
は0<b≦3×10-2の範囲の数値であり、xは0<x
≦0.2の範囲の数値である) で表わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハ
ロゲン化物系蛍光体である。
Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そし
て、aは0.1≦a≦10.0の範囲の数値であり、b
は0<b≦3×10-2の範囲の数値であり、xは0<x
≦0.2の範囲の数値である) で表わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハ
ロゲン化物系蛍光体である。
また本発明の蛍光体の製造法は、化学量論的に組成式
(II): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu…(II) (ただし、MII、X、X′、a、bおよびxの定義は前
述と同じである) に対応する相対比となるように蛍光体原料混合物を調整
したのち、この混合物を中性雰囲気もしくは弱還元性雰
囲気中で400乃至1300℃の範囲の温度で焼成する
ことを特徴とする。
(II): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu…(II) (ただし、MII、X、X′、a、bおよびxの定義は前
述と同じである) に対応する相対比となるように蛍光体原料混合物を調整
したのち、この混合物を中性雰囲気もしくは弱還元性雰
囲気中で400乃至1300℃の範囲の温度で焼成する
ことを特徴とする。
本発明は、上記の新規な二価ユーロピウム賦活アルカリ
土類金属ハロゲン化物蛍光体に特定量の一酸化ケイ素を
添加することにより、蛍光体にX線などの放射線を照射
したのち450〜1000nmの波長領域の電磁波で励
起したときの輝尽発光輝度の向上を実現するものであ
る。
土類金属ハロゲン化物蛍光体に特定量の一酸化ケイ素を
添加することにより、蛍光体にX線などの放射線を照射
したのち450〜1000nmの波長領域の電磁波で励
起したときの輝尽発光輝度の向上を実現するものであ
る。
[発明の構成] 本発明の二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロゲ
ン化物系蛍光体は、たとえば、次に記載するような製造
法により製造することができる。
ン化物系蛍光体は、たとえば、次に記載するような製造
法により製造することができる。
まず、蛍光体原料として、 1)BaCl2、BaBr2、およびBaI2からなる
群より選ばれる少なくとも二種のバリウムハロゲン化
物、 2)SiO(一酸化ケイ素)、および 3)ハロゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩などのユー
ロピウムの化合物からなる群より選ばれる少なくとも一
種の化合物、 を用意する。
群より選ばれる少なくとも二種のバリウムハロゲン化
物、 2)SiO(一酸化ケイ素)、および 3)ハロゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩などのユー
ロピウムの化合物からなる群より選ばれる少なくとも一
種の化合物、 を用意する。
ここで、上記1)の蛍光体原料としては、少なくともハ
ロゲンが異なる二種もしくはそれ以上のバリウムハロゲ
ン化物が用いられる。場合によっては、さらにハロゲン
化アンモニウム(NH4X″;ただし、X″はCl、B
rまたはIである)などをフラックスとして使用しても
よい。
ロゲンが異なる二種もしくはそれ以上のバリウムハロゲ
ン化物が用いられる。場合によっては、さらにハロゲン
化アンモニウム(NH4X″;ただし、X″はCl、B
rまたはIである)などをフラックスとして使用しても
よい。
蛍光体の製造に際しては、上記1)のバリウムハロゲン
化物、2)の一酸化ケイ素および3)のユーロピウム化
合物を用いて、化学量論的に、組成式(II): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu…(II) (ただし、MIIはBaであり;XおよびX′はいずれも
Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そし
て、aは0.1≦a≦10.0の範囲の数値であり、b
は0<b≦3×10-2の範囲の数値であり、xは0<x
≦0.2の範囲の数値である) に対応する相対比となるように秤量混合して、蛍光体原
料の混合物を調製する。
化物、2)の一酸化ケイ素および3)のユーロピウム化
合物を用いて、化学量論的に、組成式(II): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu…(II) (ただし、MIIはBaであり;XおよびX′はいずれも
Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そし
て、aは0.1≦a≦10.0の範囲の数値であり、b
は0<b≦3×10-2の範囲の数値であり、xは0<x
≦0.2の範囲の数値である) に対応する相対比となるように秤量混合して、蛍光体原
料の混合物を調製する。
本発明の蛍光体の製造法において、輝尽発光輝度の点か
ら、組成式(II)において添加成分である一酸化ケイ素
(SiO)の量を表わすb値は10-4≦b≦10-2の範
囲にあるのが好ましい。同じく輝尽発光輝度の点から、
組成式(II)におけるMIIX2とMIIX′2との割合を
表わすa値は0.25≦a≦6.0の範囲にあるのが好
ましく、さらに好ましくは0.5≦a≦2.0の範囲で
あり、ユーロピウムの賦活量を表わすx値は10-5≦x
≦10-1の範囲にあるのが好ましい。
ら、組成式(II)において添加成分である一酸化ケイ素
(SiO)の量を表わすb値は10-4≦b≦10-2の範
囲にあるのが好ましい。同じく輝尽発光輝度の点から、
組成式(II)におけるMIIX2とMIIX′2との割合を
表わすa値は0.25≦a≦6.0の範囲にあるのが好
ましく、さらに好ましくは0.5≦a≦2.0の範囲で
あり、ユーロピウムの賦活量を表わすx値は10-5≦x
≦10-1の範囲にあるのが好ましい。
蛍光体原料混合物の調製は、 i)上記1)〜3)の蛍光体原料を単に混合することに
よって行なってもよいし、あるいは、 ii)まず、上記1)および2)の蛍光体原料を混合し、
この混合物を100℃以上の温度で数時間加熱したの
ち、得られた熱処理物に上記3)の蛍光体原料を混合す
ることによって行なってもよいし、あるいは、 iii)まず、上記1)および2)の蛍光体原料を溶液の
状態で混合し、この溶液を加温下(好ましくは50〜2
00℃)で、減圧乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥などにより
乾燥し、しかるのち得られた乾燥物に上記3)の蛍光体
原料を混合することによって行なってもよい。
よって行なってもよいし、あるいは、 ii)まず、上記1)および2)の蛍光体原料を混合し、
この混合物を100℃以上の温度で数時間加熱したの
ち、得られた熱処理物に上記3)の蛍光体原料を混合す
ることによって行なってもよいし、あるいは、 iii)まず、上記1)および2)の蛍光体原料を溶液の
状態で混合し、この溶液を加温下(好ましくは50〜2
00℃)で、減圧乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥などにより
乾燥し、しかるのち得られた乾燥物に上記3)の蛍光体
原料を混合することによって行なってもよい。
なお、上記ii)の方法の変法として、上記1)〜3)の
蛍光体原料を混合し、得られた混合物に上記熱処理を施
す方法、あるいは上記1)および3)の蛍光体原料を混
合し、この混合物に上記熱処理を施し、得られた熱処理
物に上記2)の蛍光体原料を混合する方法を利用しても
よい。また、上記iii)の方法の変法として、上記1)
〜3)の蛍光体原料を溶液の状態で混合し、この溶液を
乾燥する方法、あるいは上記1)および3)の蛍光体原
料を溶液の状態で混合し、この溶液を乾燥したのち得ら
れた乾燥物に上記2)の蛍光体原料を混合する方法を利
用してもよい。
蛍光体原料を混合し、得られた混合物に上記熱処理を施
す方法、あるいは上記1)および3)の蛍光体原料を混
合し、この混合物に上記熱処理を施し、得られた熱処理
物に上記2)の蛍光体原料を混合する方法を利用しても
よい。また、上記iii)の方法の変法として、上記1)
〜3)の蛍光体原料を溶液の状態で混合し、この溶液を
乾燥する方法、あるいは上記1)および3)の蛍光体原
料を溶液の状態で混合し、この溶液を乾燥したのち得ら
れた乾燥物に上記2)の蛍光体原料を混合する方法を利
用してもよい。
上記i)、ii)、およびiii)のいずれの方法において
も、混合には、各種ミキサー、V型ブレンダー、ボール
ミル、ロッドミルなどの通常の混合機が用いられる。
も、混合には、各種ミキサー、V型ブレンダー、ボール
ミル、ロッドミルなどの通常の混合機が用いられる。
次に、上記のようにして得られた蛍光体原料混合物を石
英ボート、アルミナルツボ、石英ルツボなどの耐熱性容
器に充填し、電気炉中で焼成を行なう。焼成温度は40
0〜1300℃の範囲が適当であり、好ましくは500
〜1000℃の範囲である。発光輝度などの点から、蛍
光体の融点(約875℃)より低い温度で焼成を行なう
のが特に好ましい。焼成時間は蛍光体原料混合物の充填
量および焼成温度などによっても異なるが、一般には
0.5〜6時間が適当である。焼成雰囲気としては、窒
素ガス雰囲気、アルゴンガス雰囲気等の中性雰囲気、ま
たは少量の水素ガスを含有する窒素ガス雰囲気、一酸化
炭素を含有する二酸化炭素雰囲気等の弱還元性雰囲気を
利用する。一般に上記3)の蛍光体原料として、ユーロ
ピウムの価数が三価のユーロピウム化合物が用いられる
が、その場合に焼成過程において三価のユーロピウムは
二価のユーロピウムに還元される。
英ボート、アルミナルツボ、石英ルツボなどの耐熱性容
器に充填し、電気炉中で焼成を行なう。焼成温度は40
0〜1300℃の範囲が適当であり、好ましくは500
〜1000℃の範囲である。発光輝度などの点から、蛍
光体の融点(約875℃)より低い温度で焼成を行なう
のが特に好ましい。焼成時間は蛍光体原料混合物の充填
量および焼成温度などによっても異なるが、一般には
0.5〜6時間が適当である。焼成雰囲気としては、窒
素ガス雰囲気、アルゴンガス雰囲気等の中性雰囲気、ま
たは少量の水素ガスを含有する窒素ガス雰囲気、一酸化
炭素を含有する二酸化炭素雰囲気等の弱還元性雰囲気を
利用する。一般に上記3)の蛍光体原料として、ユーロ
ピウムの価数が三価のユーロピウム化合物が用いられる
が、その場合に焼成過程において三価のユーロピウムは
二価のユーロピウムに還元される。
なお、上記の焼成条件で蛍光体原料混合物を一度焼成し
た後にその焼成物を放冷後粉砕し、さらに再焼成(二次
焼成)を行なう方法を利用してもよい。再焼成は上記の
中性雰囲気または弱還元性雰囲気下で、400〜800
℃の焼成温度で0.5〜12時間かけて行なわれる。
た後にその焼成物を放冷後粉砕し、さらに再焼成(二次
焼成)を行なう方法を利用してもよい。再焼成は上記の
中性雰囲気または弱還元性雰囲気下で、400〜800
℃の焼成温度で0.5〜12時間かけて行なわれる。
上記焼成によって粉末状の本発明の蛍光体が得られる。
なお、得られた粉末状の蛍光体については、必要に応じ
て、さらに、洗浄、乾燥、ふるい分けなどの蛍光体の製
造における各種の一般的な操作を行なってもよい。
なお、得られた粉末状の蛍光体については、必要に応じ
て、さらに、洗浄、乾燥、ふるい分けなどの蛍光体の製
造における各種の一般的な操作を行なってもよい。
以上に説明した製造法によって、下記組成式(I)で表
わされる本発明の二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金
属ハロゲン化物系蛍光体が製造される。
わされる本発明の二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金
属ハロゲン化物系蛍光体が製造される。
組成式(I): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu2+…(I) (ただし、MII、X、X′、a、bおよびxの定義は前
述と同じである) なお、上述の製造法に従って製造される本発明の蛍光体
は、X線、紫外線、電子線などの放射線を照射した後、
450〜1000nmの可視乃至赤外領域の電磁波で励
起すると近紫外乃至青色領域(発光のピーク波長:40
9nm)に蛍光(輝尽発光)を発し、前記の新規なMII
X2・aMIIX′2:Eu2+蛍光体とほぼ同一の輝尽発
光スペクトルおよび輝尽励起スペクトルを示す。
述と同じである) なお、上述の製造法に従って製造される本発明の蛍光体
は、X線、紫外線、電子線などの放射線を照射した後、
450〜1000nmの可視乃至赤外領域の電磁波で励
起すると近紫外乃至青色領域(発光のピーク波長:40
9nm)に蛍光(輝尽発光)を発し、前記の新規なMII
X2・aMIIX′2:Eu2+蛍光体とほぼ同一の輝尽発
光スペクトルおよび輝尽励起スペクトルを示す。
本発明の蛍光体は、特に医療診断を目的とするX線撮影
等の医療用放射線撮影および物質の非破壊検査を目的と
する工業用放射線撮影などにおいて用いられる放射線像
変換パネル用の蛍光体として非常に利用価値の高いもの
である。
等の医療用放射線撮影および物質の非破壊検査を目的と
する工業用放射線撮影などにおいて用いられる放射線像
変換パネル用の蛍光体として非常に利用価値の高いもの
である。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。ただし、
これらの各例は本発明を限定するものではない。
これらの各例は本発明を限定するものではない。
[実施例1] 臭化バリウム(BaBr2)の水溶液(1.55×10-3mol
/g)192.7g、塩化バリウム(BaCl2)の水
溶液(1.18×10-3mol/g)253.5g、および臭化
ユーロピウム(EuBr3)の水溶液(2.841×10-4mol
/ml)1.06mを混合した。この水溶液を60℃で
3時間減圧乾燥した後、さらに150℃で3時間の真空
乾燥を行なった。
/g)192.7g、塩化バリウム(BaCl2)の水
溶液(1.18×10-3mol/g)253.5g、および臭化
ユーロピウム(EuBr3)の水溶液(2.841×10-4mol
/ml)1.06mを混合した。この水溶液を60℃で
3時間減圧乾燥した後、さらに150℃で3時間の真空
乾燥を行なった。
次に、得られた蛍光体原料混合物10gと一酸化ケイ素
(SiO)0.88mgを充分に混合した後アルミナルツ
ボに充填し、これを高温電気炉に入れて焼成を行なっ
た。焼成は、一酸化炭素を含む二酸化炭素雰囲気中にて
850℃の温度で1.5時間かけて行なった。焼成が完
了した後、焼成物を炉外に取り出して冷却した。このよ
うにして、一酸化ケイ素が含有された二価ユーロピウム
賦活塩化臭化バリウム蛍光体(BaCl2・BaBr2
・0.001SiO:0.001Eu2+)を得た。
(SiO)0.88mgを充分に混合した後アルミナルツ
ボに充填し、これを高温電気炉に入れて焼成を行なっ
た。焼成は、一酸化炭素を含む二酸化炭素雰囲気中にて
850℃の温度で1.5時間かけて行なった。焼成が完
了した後、焼成物を炉外に取り出して冷却した。このよ
うにして、一酸化ケイ素が含有された二価ユーロピウム
賦活塩化臭化バリウム蛍光体(BaCl2・BaBr2
・0.001SiO:0.001Eu2+)を得た。
[実施例2] 実施例1において、一酸化ケイ素の添加量を0.1mgに
変えること以外は実施例1の方法と同様の操作を行なう
ことにより、一酸化ケイ素が含有された二価ユーロピウ
ム賦活塩化臭化バリウム蛍光体(BaCl2・BaBr
2・0.0001SiO:0.001Eu2+)を得た。
変えること以外は実施例1の方法と同様の操作を行なう
ことにより、一酸化ケイ素が含有された二価ユーロピウ
ム賦活塩化臭化バリウム蛍光体(BaCl2・BaBr
2・0.0001SiO:0.001Eu2+)を得た。
[実施例3] 実施例1において、一酸化ケイ素の添加量を8.75mg
に変えること以外は実施例1の方法と同様の操作を行な
うことにより、一酸化ケイ素が含有された二価ユーロピ
ウム賦活塩化臭化バリウム蛍光体(BaCl2・BaB
r2・0.01SiO:0.001Eu2+)を得た。
に変えること以外は実施例1の方法と同様の操作を行な
うことにより、一酸化ケイ素が含有された二価ユーロピ
ウム賦活塩化臭化バリウム蛍光体(BaCl2・BaB
r2・0.01SiO:0.001Eu2+)を得た。
[比較例1] 実施例1において、蛍光体原料混合物に一酸化ケイ素を
添加しないこと以外は実施例1の方法と同様の操作を行
なうことにより、二価ユーロピウム賦活塩化臭化バリウ
ム蛍光体(BaCl2・BaBr2:0.001Eu2+)を
得た。
添加しないこと以外は実施例1の方法と同様の操作を行
なうことにより、二価ユーロピウム賦活塩化臭化バリウ
ム蛍光体(BaCl2・BaBr2:0.001Eu2+)を
得た。
次に、実施例1〜3および比較例1で得られた各蛍光体
に管電圧80KVpのX線を照射したのち、半導体レー
ザー光(780nm)で励起したときの輝尽発光輝度を
測定した。その結果を第1表および第1図にまとめて示
す。
に管電圧80KVpのX線を照射したのち、半導体レー
ザー光(780nm)で励起したときの輝尽発光輝度を
測定した。その結果を第1表および第1図にまとめて示
す。
また第1図は、BaCl2・BaBr2・bSiO:0.
001Eu2+蛍光体における一酸化ケイ素の含有量(b
値)と輝尽発光輝度との関係を示すグラフである。
001Eu2+蛍光体における一酸化ケイ素の含有量(b
値)と輝尽発光輝度との関係を示すグラフである。
第1図から明らかなように本発明のBaCl2・BaB
r2・bSiO:0.001Eu2+蛍光体は、b値が0<b
≦3×10-2の範囲にある場合に輝尽発光輝度が向上す
る。特に、b値が10-4≦b≦10-2の範囲にある蛍光
体は高輝度の輝尽発光を示す。
r2・bSiO:0.001Eu2+蛍光体は、b値が0<b
≦3×10-2の範囲にある場合に輝尽発光輝度が向上す
る。特に、b値が10-4≦b≦10-2の範囲にある蛍光
体は高輝度の輝尽発光を示す。
第1図は、本発明の二価ユーロピウム賦活アルカリ土類
金属ハロゲン化物系蛍光体の具体例であるBaCl2・
BaBr2・bSiO:0.001Eu2+蛍光体におけるb
値と輝尽発光輝度との関係を示すグラフである。
金属ハロゲン化物系蛍光体の具体例であるBaCl2・
BaBr2・bSiO:0.001Eu2+蛍光体におけるb
値と輝尽発光輝度との関係を示すグラフである。
Claims (11)
- 【請求項1】組成式(I): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu2+…(I) (ただし、MIIはBaであり;XおよびX′はいずれも
C、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そし
て、aは0.1≦a≦10.0の範囲の数値であり、b
は0<b≦3×10-2の範囲の数値であり、xは0<x
≦0.2の範囲の数値である) で表わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハ
ロゲン化物系蛍光体。 - 【請求項2】組成式(I)におけるbが10-4≦b≦1
0-2の範囲の数値である特許請求の範囲第1項記載の蛍
光体。 - 【請求項3】組成式(I)におけるaが0.25≦a≦
6.0の範囲の数値である特許請求の範囲第1項記載の
蛍光体。 - 【請求項4】組成式(I)におけるXおよびX′がそれ
ぞれ、CおよびBrのいずれかである特許請求の範囲
第1項記載の蛍光体。 - 【請求項5】組成式(I)におけるxが10-5≦x≦1
0-1の範囲の数値である特許請求の範囲第1項記載の蛍
光体。 - 【請求項6】化学量論的に組成式(II): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu…(II) (ただし、MIIはBaであり;XおよびX′はいずれも
C、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そし
て、aは0.1≦a≦10.0の範囲の数値であり、b
は0<b≦3×10-2の範囲の数値であり、xは0<x
≦0.2の範囲の数値である) に対応する相対比となるように蛍光体原料混合物を調整
したのち、この混合物を中性雰囲気もしくは弱還元性雰
囲気中で400乃至1300℃の範囲の温度で焼成する
ことを特徴とする組成式(I): MIIX2・aMIIX′2・bSiO:xEu2+…(I) (ただし、MII、X、X′、a、bおよびxの定義は前
述と同じである) で表わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハ
ロゲン化物系蛍光体の製造法。 - 【請求項7】組成式(II)におけるbが10-4≦b≦1
0-2の範囲の数値である特許請求の範囲第6項記載の蛍
光体の製造法。 - 【請求項8】組成式(II)におけるaが0.25≦a≦
6.0の範囲の数値である特許請求の範囲第6項記載の
蛍光体の製造法。 - 【請求項9】組成式(II)におけるXおよびX′がそれ
ぞれ、CおよびBrのいずれかである特許請求の範囲
第6項記載の蛍光体の製造法。 - 【請求項10】組成式(II)におけるxが10-5≦x≦
10-1の範囲の数値である特許請求の範囲第6項記載の
蛍光体の製造法。 - 【請求項11】蛍光体原料混合物の焼成を500乃至1
000℃の範囲の温度で行なう特許請求の範囲第6項記
載の蛍光体の製造法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59240452A JPH0662947B2 (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 螢光体およびその製造法 |
| US07/492,436 US5198679A (en) | 1984-11-16 | 1989-03-06 | Phosphor and image storage panel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59240452A JPH0662947B2 (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 螢光体およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61120883A JPS61120883A (ja) | 1986-06-07 |
| JPH0662947B2 true JPH0662947B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=17059705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59240452A Expired - Fee Related JPH0662947B2 (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 螢光体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0662947B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6531073B1 (en) | 1999-12-24 | 2003-03-11 | Konica Corporation | Rare earth activated alkali earth metal fluorohalide stimulable phosphor, preparation method thereof and radiation image conversion panel |
| JP5750774B2 (ja) * | 2010-11-08 | 2015-07-22 | 国立大学法人 新潟大学 | ケイ素含有蛍光体の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6452434A (en) * | 1988-03-17 | 1989-02-28 | Katsuhiko Kagawa | Apparatus for automatically monitoring and alarming sleeping state |
-
1984
- 1984-11-16 JP JP59240452A patent/JPH0662947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61120883A (ja) | 1986-06-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0412316B2 (ja) | ||
| JPH0355517B2 (ja) | ||
| JPH0248595B2 (ja) | ||
| US4871474A (en) | Phosphor | |
| JPH0152432B2 (ja) | ||
| JPH0526837B2 (ja) | ||
| JPH058754B2 (ja) | ||
| EP0102459B1 (en) | Divalent europium-activated barium fluorohalide phosphor | |
| JPH0527674B2 (ja) | ||
| JPH0460150B2 (ja) | ||
| JPH0460512B2 (ja) | ||
| JPS61120883A (ja) | 螢光体およびその製造法 | |
| JPS6121182A (ja) | 螢光体およびその製造法 | |
| JPS6328952B2 (ja) | ||
| JPH0548275B2 (ja) | ||
| JPH0460514B2 (ja) | ||
| JPH0214392B2 (ja) | ||
| JPH0412314B2 (ja) | ||
| JPS6355558B2 (ja) | ||
| JPH0152434B2 (ja) | ||
| JPH0152433B2 (ja) | ||
| JPH0526839B2 (ja) | ||
| JPS6178891A (ja) | 蛍光体 | |
| JPH0526835B2 (ja) | ||
| JPS5927980A (ja) | 「けい」光体およびその製造法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |