JPH0676406B2 - N―(ベンズオキサジニル)テトラヒドロフタルイミド誘導体およびそれを有効成分とする除草剤 - Google Patents

N―(ベンズオキサジニル)テトラヒドロフタルイミド誘導体およびそれを有効成分とする除草剤

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JPH0676406B2
JPH0676406B2 JP546586A JP546586A JPH0676406B2 JP H0676406 B2 JPH0676406 B2 JP H0676406B2 JP 546586 A JP546586 A JP 546586A JP 546586 A JP546586 A JP 546586A JP H0676406 B2 JPH0676406 B2 JP H0676406B2
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栄喜 永野
良 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、新規なN−(ベンズオキサジニル)テトラヒ
ドロフタルイミド誘導体およびそれを有効成分とする除
草剤に関する。
<従来の技術> これ迄、特公昭48−11940号公報にN−フェニルテトラ
ヒドロフタルイミド誘導体が、除草剤の有効成分として
用いうることが記載されている。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、これらの化合物は、低薬量での除草活性
が必ずしも満足すべきものとは言い難い。
本発明の目的は、新規な、よりすぐれた除草剤を提供す
ることにある。
<問題を解決するための手段> 本発明者らは、このような状況に鑑み、各種雑草に対し
てすぐれた効力を有する化合物を開発すべく、種々検討
した結果、本発明のN−(ベンズオキサジニル)テトラ
ヒドロフタルイミド誘導体が、より低薬量で有効な除草
活性を示し、且つ作物に対して問題となる薬害を示さな
いことを見い出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は一般式 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルキニル基または低級アルコキシメチル基を表わし、
Xは水素原子またはフッ素原子を表わす。〕 で示されるN−(ベンズオキサジニル)テトラヒドロフ
タルイミド誘導体(以下、本発明化合物と記す。)、そ
れを有効成分とする除草剤を提供する。
次に、その製造法について詳しく説明する。本発明化合
物は、一般式 〔式中、Xは前記と同じ意味を表わす。〕 で示されるテトラヒドロフタルイミド誘導体と一般式 R−Y 〔III〕 〔式中、Rは前記と同じ意味を表わし、Yは塩素原子、
臭素原子またはヨウ素原子を表わす。〕 で示されるハロゲン化物とを反応させることによって製
造することができる。
この反応は、通常溶媒中、脱ハロゲン化水素剤の存在下
で行い、反応温度は、0〜100℃、反応時間は、1〜12
時間であり、反応に供される試剤の量は、テトラヒドロ
フタルイミド誘導体〔II〕1当量に対して、ハロゲン化
物〔III〕および脱ハロゲン化水素剤はそれぞれ1〜1.5
当量である。
溶媒としては、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエー
テル等のエーテル類、アセトニトリル、イソブチロニト
リル等のニトリル類、ホルムアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド
類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物
等あるいは、それらの混合物があげられる。
脱ハロゲン化水素剤としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナ
トリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシド等があげ
られる。
反応終了後の反応液は、水を加えるかまたは氷水を注い
だ後、有機溶媒抽出および濃縮等の通常の後処理を行
い、必要に応じ、再結晶、クロマトグラフィー等の操作
によって精製することにより、目的の本発明化合物を得
ることができる。
本発明化合物の原料化合物であるテトラヒドロフタルイ
ミド誘導体〔II〕、次のルートで製造する。
〔式中、Xは前記と同じ意味を表わし、Zは低級アルキ
ル基を表わす。〕 すなわち、一般式(IV〕で示されるニトロフェノール誘
導体(Hodgson et al.,J.Chem,Soc.,1928 1880に記
載)を一般式 A−CH2COOZ 〔IX〕 〔式中、Aはハロゲン原子を表わし、Zは前記と同じ意
味を表わす。〕 で示されるα−ハロ酢酸エステルとを反応させることに
よって一般式〔IX〕で示されるニトロフェノキシ酢酸類
を製造することができる。
この反応は、通常塩基の存在下、溶媒中で25〜100℃で
行い、反応に供される試剤の量は、ニトロフェノール誘
導体〔IX〕1当量に対して塩基およびα−ハロ酢酸エス
テル〔IX〕はそれぞれ1〜1.05当量であり、溶媒として
は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセト
アミド、N−メチルピロリドン等のアミド類、ジメチル
スルホキシド、スルホラン等のイオウ化合物があげら
れ、塩基としては、水素化ナトリウム、炭酸カリウム、
水酸化カリウム等があげられる。反応終了後の反応液
は、水に注ぎ、有機溶媒抽出および濃縮等の通常の後処
理を行い、必要に応じ、クロマトグラフィー等により精
製する。
また、ニトロフェノキシ酢酸類〔IX〕、一般式〔V〕で
示されるニトロベンゼン誘導体と一般式 HO−CH2COOZ 〔X〕 〔式中、Zは前記と同じ意味を表わす。〕 で示されるグリコール酸エステルとを反応させることに
よっても製造することができる。
この反応は、通常フッ化カリウムの存在下、溶媒中で50
〜200℃で行い、反応に供される試剤の量は、ニトロベ
ンゼン誘導体〔V〕1当量に対して、グリコール酸エス
テル〔X〕は1〜2当量、フッ化カリウムは1〜2当量
であり、溶媒としては、1,4−ジオキサン、1,2−ジメト
キシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド等があげられる。
反応終了後の反応液は、水に注ぎ、有機溶媒抽出および
濃縮等の通常の後処理を行い、必要に応じ、クロマトグ
ラフィーにより精製する。
次いで、得られたニトロフェノキシ酢酸類〔VI〕と硝酸
とを硫酸の存在下反応させることによって、一般式〔VI
I〕で示されるジニトロフェノキシアセテートを製造す
ることができる。
この反応は、通常0〜40℃で行い、反応に供される試剤
の量は、ニトロフェノキシ酢酸類〔VI〕1当量に対し
て、硝酸は1〜1.5当量、硫酸は1当量〜大過剰量であ
る。
反応終了後の反応液は、氷水に注ぎ、生じる結晶を濾別
するか、クロロホルム、塩化メチレン等で抽出し、水洗
後濃縮等の通常の後処理を行い、必要に応じ、再結晶、
クロマトグラフィー等により精製する。
さらに、得られたジニトロフェノキシアセテート〔VI
I〕と鉄粉とを酸の存在下還元閉環させることによって
一般式〔VIII〕で示されるアミノベンズオキサジノン誘
導体を製造することができる。
この反応は、通常70〜90℃で行い、反応に供される試剤
の量は、ジニトロフェノキシアセテート〔VII〕1当量
に対して、鉄粉は5〜10当量、酸は3当量〜大過剰量で
ある。酸としては、酢酸、プロピオン酸等の有機酸があ
げられる。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出および濃縮等の通
常の後処理を行い、必要に応じ、クロマトグラフィー等
により精製する。
最後に、得られたアミノベンズオキサジノン誘導体〔VI
II〕と3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸無水物とを反応
させることによって一般式〔II〕で示されるテトラヒド
ロフタルイミド誘導体を製造することができる。
この反応は、通常溶媒中で、70〜85℃、30分〜3時間で
行い、反応に供される試剤の量は、アミノベンズオキサ
ジノン誘導体〔VIII〕1当量に対して、3,4,5,6−テト
ラヒドロフタル酸無水物は1〜1.1当量である。溶媒と
しては、水、酢酸、プロピオン酸等があげられる。
反応終了後の反応液は、水に注ぎ、有機溶媒抽出および
濃縮等の通常の後処理を行い、必要に応じ、再結晶、ク
ロマトグラフィー等により精製する。
なお、アミノベンズオキサジン誘導体〔VIII〕は通常単
離せず、上記還元閉環反応の終了した反応液のまま、次
の3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸無水物との反応に供
する。
本発明化合物を除草剤の有効成分として用いる場合は、
通常固体担体、液体担体、界面活性剤その他の製剤用補
助剤と混合して、乳剤、水和剤、粒剤等に製剤する。
これらの製剤には有効成分として本発明化合物を、重量
比で0.05〜90%、好ましくは0.1〜80%含有する。
固体担体としては、カオリンクレー、アッタパルジャイ
トクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライ
ト、タルク、珪藻土、方解石、クルミ粉、尿素、硫酸ア
ンモニウム、合成含水酸化珪素等の微粉末あるいは粒状
物があげられ、液体担体としては、キシレン、メチルナ
フタレン等の芳香族炭化水素類、イソプロパノール、エ
チレングリコール、セロソルブ等のアルコール類、アセ
トン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、大
豆油、綿密油等の植物油、ジメチルスルホキシド、N,N
−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、水等があげ
られる。
乳化、分散、湿展等のために用いられる界面活性剤とし
ては、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスル
ホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩等の
陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポ
リマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤等
があげられる。製剤用補助剤としては、リグニンスルホ
ン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビ
アガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PAP(酸
性リン酸イソプロピル)等があげられる。
本発明化合物は、通常、製剤化して雑草の出芽前または
出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理する。土壌
処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等があり、茎葉
処理には、植物体の上方からの処理のほか、作物に付着
しないよう雑草に限って処理する局部処理等がある。
本発明化合物を除草剤の有効成分として用いる場合、そ
の処理量は、気象条件、製剤形態、処理時期、方法、場
所、対象雑草、対象作物等によっても異なるが、通常1
アールあたり0.02〜100g、好ましくは、0.05〜50gであ
り、乳剤、水和剤、懸濁剤等は、通常その所定量を1ア
ールあたり1リットル〜10リットルの(必要ならば、展
着剤等の補助剤を添加した)水で希釈して処理し、粒剤
等は、通常なんら希釈することなくそのまま処理する。
展着剤としては、前記の界面活性剤のほか、ポリオキシ
エチレン樹脂酸(エステル)、リグニンスルホン酸塩、
アビエチン酸塩、ジナフチルチルメタンジスルホン酸
塩、パラフィン等があげられる。
<実施例> 以下、本発明を製造例、製剤例および試験例により、さ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
まず、本発明化合物の製造例を示す。
製造例 2−(5−フルオロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−4H
−3−オン−2−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H
−イソインド−ル−1,3−ジオン0.7gを水素化ナトリウ
ム0.11g、N,N−ジメチルホルムアミド10mlの混液に0℃
以下で加えた。水素の発生が終了後、臭化プロパルギル
0.4gを加え、20〜30℃で、6時間反応させた。反応液を
氷水にあけ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を水
洗、乾燥、濃縮して2−(5−フルオロ−4−プロパル
ギル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3−オン−6−イ
ル)−4,5,6−7−テトラヒドロ−2H−イソインドール
−1,3−ジオン0.55gを得た。
mp 207.8℃ このような製造法によって製造できる本発明化合物のい
くつかを第1表に示す。
次に原料化合物の製造例を参考例として示す。
参考例1 3−フルオロ−2−ニトロフェール22gをジメチルホル
ムアミド50mlに溶解し、水素化ナトリウム6.7g、N,N−
ジメチルホルムアミド100mlのスラリーに−5〜0℃で
滴下した。滴下後同温度で30分撹拌α−プロム酢酸エチ
ル25gを加え20〜30℃で2時間さらに40〜50℃で1時間
反応させた。放冷後反応混液を氷水に注ぎエーテルで抽
出した。抽出液を水洗、乾燥、濃縮し、油状の3−フル
オロ−2−ニトロフェノキシ酢酸エチル38gを得た。
参考例2 2,4,6−トリフルオロニトロベンゼン5.3g、フッ化カリ
ウム2.1g、1,4−ジオキサン50mlの混液にグリコール酸
エチル3.7gを加え窒素気流下4時間還流した。放冷後反
応液を水に注ぎエーテルで抽出した。抽出液を乾燥、濃
縮し残渣をシリカゲルカラムを用いて精製し、3,5−ジ
フルオロ−2−ニトロフェノキシ酢酸エチル1.6gを得
た。mp 39.3℃ 参考例3 3−フルオロ−2−ニトロフェノキシ酢酸エチル2.4g、
濃硫酸10mlの混液に硝酸(d=1.5)1gを10〜20℃で滴
下した。滴下後10〜20℃で30分撹拌後氷水に注ぎエーテ
ルで抽出した。エーテル層を水洗、乾燥、濃縮した。残
渣は結晶化し2,4−ジニトロ−3−フルオロフェノキシ
酢酸エチル1.7gを得た。mp68℃ 同様にして3,5−ジフルオロ−2−ニトロフェノキシ酢
酸メチルより2,4−ジニトロ−3,5−ジフルオロフェノキ
シ酢酸メチルが得られた。mp 68.3℃ 参考例4 2,4−ジニトロ−3−フルオロフェノキシ酢酸エチル1.7
gを酢酸20ml、酢酸エチル20mlの混液に溶かし電解鉄粉
5.6g、5%酢酸水20mlの混液に75〜80℃で滴下した。滴
下後1時間撹拌した後3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸
無水物0.93gを加え74〜80℃で2時間撹拌した。放冷後
鉄を濾別し濾液を酢酸エチルで抽出した。水洗後、乾
燥、濃縮した。残渣はヘキサンから結晶化し、2−(5
−フルオロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−3−オン−
6−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−イソインド
−ル−1,3−ジオン1gを得た。
mp 226.8℃ 同様にして2,4−ジニトロ−3,5−ジフルオロフェノキシ
酢酸メチルより2−(5,7−ジフルオロ−2H−1,4−ベン
ズオキサジン−3−オン−6−イル)−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−2H−イソインドール−1,3−ジオンが得られ
た。mp252℃(分解) 次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は第1表の化合
物番号で示す。部は重量部を示す。
製剤例1 本発明化合物1、50部、リグニンスルホン酸カルシウム
3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化
珪素45部をよく粉砕混合して水和剤を得る。
製剤例2 本発明化合物3、5部、ポリオキシエチレンスチリルフ
ェニルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カル
シウム6部、キシレン30部およびシクロヘキサノン45部
をよく混合して乳剤を得る。
製剤例3 本発明化合物6、1部、合成含水酸化珪素1部、リグニ
ンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部および
カオリンクレー66部をよく粉砕混合し、水を加えてよく
練り合わせた後、造粒乾燥して粒剤を得る。
製剤例4 本発明化合物9、25部、ポリオキシエチレンソルビタン
モノオレエート3部、CMC3部、水69部を混合し、粒度が
5ミクロン以下になるまで湿式粉砕して懸濁剤を得る。
次に、本発明化合物が除草剤の有効成分として有用であ
ることを試験例で示す。なお、本発明化合物は、第1表
の化合物番号で示し、比較対照に用いた化合物は第2表
の化合物記号で示す。
また、除草効力は、調査時の供試植物の出芽および生育
阻害の程度を肉眼観察し、化合物を供試していない場合
と全くないしほとんど違いがないものを「0」とし、供
試植物が枯死ないし生育が完全に阻害されているものを
「5」として、0〜5の6段階に評価し、0、1、2、
3、4、5で示す。
試験例1 畑地土壌処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに畑地
土壌を詰め、ヒエ、マルバアサガオ、イチビを播種し、
覆土した。製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、そ
の所定量を1アールあたり10リットル相当の水で希釈
し、小型噴霧器で土壌表面に処理した。処理後20日間温
室内で育成し、除草効力を調査した。その結果を第3表
に示す。
試験例2 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに畑地
土壌を詰め、ヒエ、ダイコン、イチビを播種し、温室内
で10日間育成した。その後、製剤例2に準じて供試化合
物を乳剤にし、その所定量を1アールあたり10リットル
相当の展着剤を含む水で希釈し、小型噴霧器で植物体の
上方から茎葉処理した。処理後20日間温室内で育成し、
除草効力を調査した。その結果を第4表に示す。
試験例3 水田湛水処理試験 直径8cm、深さ12cmの円筒型プラスチックポットに水田
土壌を詰め、タイヌビエ、広葉雑草(アゼナ、キカシグ
サ、ミゾハコベ)の種子を1〜2cmの深さに混ぜ込ん
だ。湛水して水田状態にした後、ウリカワの塊茎を1〜
2cmの深さに埋め込み、更に2葉期のイネを移植し、温
室内で育成した。6日後(各雑草の発生初期)に製剤例
2に準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を5ミリ
リットルの水で希釈し、水面に処理した。処理後20日間
温室内で育成し、除草効力を調査した。その結果を第5
表に示す。
試験例4 畑地土壌処理試験 面積33×23cm2、深さ11cmのバットに畑地土壌を詰め、
ダイズ、トウモロコシ、ワタ、マルバアサガオ、イチ
ビ、アオゲイトウ、イヌホオズキ、イヌビエ、エノコロ
グサを播種し、1〜2cmの厚さに覆土した。製剤例2に
準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を1アールあ
たり10リットル相当の水で希釈し、小型噴霧器で土壌表
面に処理した。処理後20日間温室内で育成し、除草効力
を調査した。その結果を第6表に示す。
試験例5 畑地土壌処理試験 面積33×23cm2、深さ11cmのバットに畑地土壌を詰め、
コムギ、オオイヌノフグリ、ハコベ、シロザ、フィール
ドパンジー、ソバカズラを播種し、1〜2cmの厚さに覆
土した。製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、その
所定量を1アールあたり10リットル相当の水で希釈し、
小型噴霧器で土壌表面に処理した。処理後20日間温室内
で育成し、除草効力を調査した。その結果を第7表に示
す。
試験例6 畑地茎葉処理試験 面積33×23cm2、深さ11cmのバットに畑地土壌を詰め、
トウモロコシ、イチビ、マルバアサガオ、イヌホオズ
キ、アオゲイトウを播種し、18日間育成した。その後、
製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を
展着剤を含む1アールあたり5リットル相当の水で希釈
し、小型噴霧器で植物体の上方から茎葉部全面に均一に
処理した。このとき雑草および作物の生育状況は草種に
より異なるが、1〜4葉期で、草丈は2〜12cmであっ
た。処理20日後に除草効力を調査した。その結果を第8
表に示す。なお、本試験は、全期間を通して温室内で行
った。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明化合物は畑地の茎葉処理お
よび土壌処理において、問題となる種々の雑草、例え
ば、ソバカズラ、サナエタデ、スベリヒユ、ハコベ、シ
ロザ、アオビユ(アオゲイトウ)、ダイコン、ノハラガ
ラシ、アメリカツノクサネム、エビスグサ、イチビ、ア
メリカキンゴジカ、フィールドパンジー、ヤエムグラ、
アメリカアサガオ、マルバアサガオ、ヒイヨウヒルガ
オ、ヨウシュチョウセンアサガオ、イヌホオズキ、オオ
イヌノフグリ、オナモミ、ヒマワリ、イヌカミツレ、コ
ーンマリーゴールド等の広葉雑草、ヒエ、イヌビエ、エ
ノコログサ、メヒシバ、スズメノカタビラ、ノスズメノ
テッポウ、エンバク、カラスムギ、セイバンモロコシ、
ウマノチャヒキ等のイネ科雑草およびツユクサ等のツユ
クサ科雑草、コゴメガヤツリ、ハマスゲ等のカヤツリグ
サ科雑草等に対して除草効力を有し、しかも本発明化合
物はトウモロコシ、コムギ、イネ、ダイズ、ワタ等の主
要作物に対して問題となるような薬害を示さない。
また、本発明化合物は水田の湛水処理において問題とな
る種々の雑草、例えば、タイヌビエ等のイネ科雑草、ア
ゼナ、キカシグサ、ミゾハコベ等の広葉雑草、ホタル
イ、マツバイ等のカヤツリグサ科雑草、コナギ、ウリカ
ワ等に対して除草効力を有し、しかもイネに対して問題
となるような葉害を示さない。
さらに、本発明化合物は、水田、畑地の他、果樹園、牧
草地、芝生地、森林あるいは非農耕地等の除草剤の有効
成分として用いることができ、また、他の除草剤と混合
して用いることにより、除草効力の増強を期待できる。
さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生
長調節剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用いることも
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
    アルキニル基または低級アルコキシメチル基を表わし、
    Xは水素原子またはフッ素原子を表わす。〕 で示されるN−(ベンズオキサジニル)テトラヒドロフ
    タルイミド誘導体。
  2. 【請求項2】一般式 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
    アルキニル基または低級アルコキシメチル基を表わし、
    Xは水素原子またはフッ素原子を表わす。〕 で示されるN−(ベンズオキサジニル)テトラヒドロフ
    タルイミド誘導体を有効成分とすることを特徴とする除
    草剤。
JP546586A 1986-01-13 1986-01-13 N―(ベンズオキサジニル)テトラヒドロフタルイミド誘導体およびそれを有効成分とする除草剤 Expired - Lifetime JPH0676406B2 (ja)

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