JPS623133B2 - - Google Patents
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- JPS623133B2 JPS623133B2 JP59053607A JP5360784A JPS623133B2 JP S623133 B2 JPS623133 B2 JP S623133B2 JP 59053607 A JP59053607 A JP 59053607A JP 5360784 A JP5360784 A JP 5360784A JP S623133 B2 JPS623133 B2 JP S623133B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は合成ガスすなわち一酸化炭素と水素と
の混合ガスからエチレングリコールを製造する方
法に関するものである。 本発明の方法によれば、比較的温和な条件下
に、効率よく含酸素化合物を製造できる。 エチレングリコールは、利用範囲の広い重要な
基礎化学品であり、常に工業的に安価な製造法が
期待されるものである。 従来、一酸化炭素と水素とを原料として、直接
一段でエチレングリコールを製造する方法とし
て、ロジウム系触媒を使用する方法が数多く提案
されている。しかしながら、特公昭53−31122号
公報等に例示されるこれらの方法は高価なロジウ
ムを使用するもので、ロジウム触媒の回収、再使
用など工業的規模で実用化するための困難が伴な
い、また触媒性能も必らずしも充分でないことか
ら、実用化プロセスとして完成されていないのが
実情である。 一方、これらのロジウム触媒の有する欠点を回
避するための一つの方策として、ロジウムに較べ
て安価なルテニウム触媒を使用するいくつかの方
法が提案されている。例えば、米国特許第
4170605号明細書にはルテニウムとピリジン類配
位子よりなる触媒を使用したエチレングリコール
の製造法が示されている。この場合、ピリジン配
位子として2−ヒドロキシピリジンをルテニウム
1g原子当り5.74モル使用し、15000psi(1057.8
Kg/cm2)で実施した例が示されている。また、他
のピリジン配位子として、2−アミノピリジン、
2−(ジメチルアミノ)ピリジンの例も記されて
いるが、実際に使用された例もなく、またどのよ
うな効果が得られるか記述されていない。 又、特開昭56−100728号公報ではルテニウム化
合物を低融点ホスホニウム塩、アンモニウム塩に
分散させた系、特開昭56−123925号公報ではルテ
ニウムとロジウム化合物からなる触媒系、特開昭
57−109735号公報ではルテニウムと多価フエノー
ル類からなる触媒系、特開昭57−130939号公報で
はルテニウムとレニウム化合物からなる触媒系、
特開昭58−121226号公報ではルテニウムとマンガ
ン化合物からなる触媒系などが、一酸化炭素と水
素から遊離のエチレングリコールを製造する方法
として提案されている。しかしながら、これらの
公報明細書に開示されたルテニウム系触媒の活性
は、いずれの場合にも高水準とは言い難く、比較
的低圧の600Kg/cm2以下の条件下では、エチレン
グリコールの生成速度が1モルエチレングリコー
ル/グラム原子・時間程度であり、未だ充分な活
性を示すとは言い難い。 さらに、カルボン酸を反応溶媒としてルテニウ
ム化合物を触媒として分散させた系で、一酸化炭
素と水素からエチレングリコールエステルを合成
する方法がいくつか提案されている。特開昭55−
9088号公報ではカルボン酸を溶媒とし、ルテニウ
ム、オスミウムを含む触媒系でアルカノールエス
テルおよび隣位グリコールエステルを同時に製造
する方法が提案されている。この明細書中には、
カルボン酸として脂肪族カルボン酸、芳香族カル
ボン酸及びその置換体が例示してあるが、これら
の中でその実施例に示されるような酢酸、トリフ
ロロ酢酸、プロピオン酸のような脂肪族カルボン
酸が好ましいと記載されている。また、特開昭56
−51426号公報では、脂肪族カルボン酸溶媒で、
ルテニウム化合物とホスホニウム塩を使用する系
が、特開昭56−123925号公報では、主として酢酸
溶媒中で、ルテニウムとロジウム化合物を混合使
用する系が、米国特許第4323513号明細書では、
ルテニウム化合物とカルボン酸からなる均一液相
で、エチレングリコールエステルを製造する際に
メチルエステル、エチレングリコールエステル及
び水濃度を30%以下に保つことが提案されてい
る。 しかしながら、これらのカルボン酸を反応溶媒
とする系においても、エチレングリコールエステ
ルの生成速度は小さく、実用性のある触媒活性レ
ベルに達していないと判断され(600Kg/cm2以下
の反応条件では上記いずれの公知技術の実施例に
おいても、エチレングリコールエステルの生成速
度は1.0モル/グラム原子Ru・時程度以下であ
る)、かつエチレングリコールを製造するために
はエチレングリコールジエステルの加水分解工程
が必要になるなど工業的プロセスとして必らずし
も有利であると言い難い。 本発明者らは、ルテニウム触媒の活性を高める
ために鋭意検討した結果本発明に到達した。 即ち、本発明は、一酸化炭素及び水素を触媒の
存在下に反応させてエチレングリコールを製造す
る方法において、触媒がルテニウム含有化合物及
びルテニウム1グラム原子に対して0.1〜200モル
の芳香族カルボン酸、並びにアルカリ金属塩又は
オニウム塩を含有するものであることを特徴とす
るエチレングリコールの製造法を提供するもので
ある。 本発明の方法において用いられるルテニウム含
有化合物としては、特に限定されるものでない
が、例えばルテニウム金属及びルテニウムの酸化
物、水酸化物、無機酸塩、有機酸塩あるいは錯化
合物などが例示される。 さらに具体的には、例えば二酸化ルテニウム、
四酸化ルテニウム、塩化ルテニウム、臭化ルテニ
ウム、トリス(アセチルアセトン)ルテニウム、
テトラカルボニルルテニウム酸ジカリウム、ヘキ
サクロルルテニウム酸ナトリウム、ペンタカルボ
ニルルテニウム、ジクロルトリカルボニルルテニ
ウム、ジアイオドトリカルボニルルテニウム、ク
ロロトリス(トリフエニルホスフイン)ヒドリド
ルテニウム、ビス(トリ−n−ブチルホスフイ
ン)トリカルボニルルテニウム、ビス(トリ−i
−プロピルホスフイン)トリカルボニルルテニウ
ム、ドデカカルボニルトリルテニウム、テトラヒ
ドリドドデカカルボニルテトラルテニウム、ウン
デカカルボニルヒドリドトリルテニウム酸テトラ
フエニルホスホニウム、テトラカルボニルヒドリ
ドルテニウム酸ビス(トリフエニルホスフイン)
イミニウム、オクタデカカルボニルヘキサルテニ
ウム酸ジカリウムなどが挙げられる。 ルテニウムの使用量は、反応液中のルテニウム
濃度として、反応溶液1リツトル当りルテニウム
原子として1×10-6〜100グラム原子、好ましく
は1×15-5〜10グラム原子である。 本発明の方法においては、上述したルテニウム
含有化合物とともに、反応促進剤として芳香族カ
ルボン酸を使用することが必須である。 反応促進剤として使用される芳香族カルボン酸
とは、単環もしくはそれ以上の芳香環に1個以上
のカルボキシル基を有するもので、芳香環内に窒
素、酸素、イオウ原子などのヘテロ原子を有する
芳香族複素環式化合物をも包含するものである。
さらに芳香族カルボン酸としての本質的性質を変
えることのない各種の置換基、例えばアルキル
基、アリル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ア
ルデヒド基、ハロゲノ基、ニトロ基、シアノ基な
どが芳香環に置換されたものを使用することがで
きる。 このような化合物の具体例として、安息香酸、
o−トルイル酸、p−クロル安息香酸、m−フロ
ロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、p−オキシ安
息香酸、サルチル酸、アニス酸、α−レゾルシン
酸、α−ナフタリンカルボン酸、β−ナフタリン
カルボン酸、o−フタル酸、m−フタル酸、テレ
フタル酸、o−フタルアルデヒド酸、トリメリト
酸、ピロメリツト酸、1・8−ナフタリンジカル
ボン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、2・4−
ピリジンジカルボン酸、2・6−ピリジンジカル
ボン酸、キナルジン酸、キノリン酸、2−フラン
カルボン酸、3・4−フランジカルボン酸、ピロ
ール−2−カルボン酸、インドール−2−カルボ
ン酸などを例示することができる。また、ポリマ
ー側鎖として芳香族カルボン酸基を有するもので
もよい。 これらの芳香族カルボン酸の使用量は、ルテニ
ウム1グラム原子当り0.1〜200モルの範囲が用い
られる。芳香族カルボン酸の使用量があまり少な
いとその促進剤としての効果が小さい場合が多
く、使用量があまり多くなると促進効果が最大限
に発揮できなかつたり、目的生成物であるエチレ
ングリコールと添加したカルボン酸がエステル体
を形成して、生成物の分離、リサイクル系が複雑
化するなどの難点が生ずるので、より好ましくは
ルテニウム1グラム原子当り0.5〜100モルの範囲
で用いるのがよい。 さらに、本発明の方法において使用される触媒
構成成分に対して第3成分としてアルカリ金属塩
又はオニウム塩を促進剤として使用する。 オニウム塩としては、4級アンモニウム塩、4
級ホスホニウム塩、イミニウム塩などを挙げるこ
とができる。さらに具体的に例示すると、塩化リ
チウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カ
リウム、ヨウ化セシウム、酢酸セシウム、酢酸カ
リウム、酢酸ナトリウムなどのアルカリ金属塩、
又、オニウム塩としては、テトラメチルアンモニ
ウムクロライド、テトラエチルアンモニウムアイ
オダイド、テトラ(n−ブチル)アンモニウムク
ロライド、トリブチルエチルアンモニウムアイオ
ダイド、トリメチルベンジルアンモニウムブロマ
イド、N−メチルピリジニウムクロライド、エチ
ル−4−ジメチルアミノピリジニウムアイオダイ
ド、エチル−1−メチルイミダゾリウムクロライ
ド、エチル−1−メチルベンズイミダゾリウムア
イオダイド、ビス(トリフエニルホスフイン)イ
ミニウムクロライド、ビス(トリフエニルホスフ
イン)イミニウムブロマイド、ビス(トリフエニ
ルホスフイン)イミニウムアイオダイド、ビス
(トリフエニルホスフイン)イミニウムベンゾエ
ート、テトラエチルホスホニウムクロライド、テ
トラ(n−ブチル)ホスホニウムアイオダイド、
トリフエニルメチルホスホニウムクロライドなど
を挙げることができる。 特に、オニウム塩を第3成分として添加する系
で芳香族カルボン酸類との顕著な複合効果が認め
られ、これらの促進剤の中でもオニウム塩がより
好ましい第3成分である。 これらの第3成分は通常ルテニウム1グラム原
子当り0.05〜500モルの範囲、好ましくは0.1〜
300モルの範囲で使用される。 本発明の方法においては、反応溶媒を使用する
が、反応溶媒としては、以下に記載するようなも
のを使用することができる。例えば、ジエチレエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、テトラエチ
レングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、ジエチルケトン、アセトフエニン
等のケトン類、メタノール、エタノール、n−ブ
タノール、エチレングリコール等のアルコール
類、ギ酸、酢酸、プロピオン酸などのカルボン酸
類、フエノール、メトキシフエノール等のフエノ
ール類、酢酸メチル、酢酸エチル、エチレングリ
コールジアセテート、γ−ブチロラクトン等のエ
ステル類、スルホラン、ジメチルスルホン等のス
ルホン類、ジメチルスルホキシド、ジエチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、N・N−ジメチル
ホルムアミド、N・N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリジノン、N−イソプロピルピロ
リジノン、N−メチル−2−ピリドン等のアミド
類、N・N・N′・N′−テトラメチル尿素、N・
N′−ジメチルイミダゾリジノンなどの置換尿素
類、ヘキサメチルリン酸トリアミド、トリピペリ
ジノホスフインオキシド等のリン酸トリアミド
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラリン
等の芳香族炭化水素、n−ヘキサン、n−オクタ
ン、シクロヘキサン、デカリンなどの脂肪族ある
いは脂環族炭化水素、ニトロメタン、ニトロベン
ゼン等のニトロ化合物、トリエチルアミン、トリ
−n−ブチルアミン、ピリジン、N−メチル−ピ
ペリジン、N−メチルモルホリン、α−ピコリ
ン、2・6−ルチジン、1−メチルイミダゾール
等の三級アミン類、アセトニトリル、ベンゾニト
リル等のニトリル類、ジメチルカーボネート、エ
チレンカーボネート等の炭酸エステル類などであ
る。 本発明の方法において反応は加熱加圧条件下で
実施される。反応圧力としては、通常1〜2000
Kg/cm2G、好ましくは30〜1000Kg/cm2G、より好
ましくは50〜600Kg/cm2Gの範囲である。この際
エチレングリコール製造のための原料ガスとして
反応系に供給される一酸化炭素と水素の割合は、
通常水素ガスに対する一酸化炭素のモル比として
0.05〜20、好ましくは0.1〜10の範囲である。ま
た反応温度としては通常50〜350℃、好ましくは
100〜300℃の範囲である。更に反応時間としては
通常0.1〜20時間、好ましくは0.3〜10時間の範囲
が使用される。本法はバツチ式、半連続式又は連
続式で実施することができる。 以下本実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 トリルテニウムドデカカルボニル0.3mg−原
子、ビス(トリフエニルホスフイン)イミニウム
クロライド(以下PPNClと略記する)2.0mmol、
テレフタル酸2.0mmolおよびN・N′−ジメチルイ
ミダゾリジノン3.0mlを内容積35mlのハステロイ
製オートクレーブに封入した。このオートクレー
ブを加熱炉に設置したのち、ガス導入管から一酸
化炭素対水素モル比が1:1の混合ガスを導入し
て系内のガス置換し、室温での仕込圧が360Kg/
cm2Gになるように混合ガスを仕込んだ。反応温度
260℃に設定後、反応の進行にしたがつて反応圧
が低下するので反応圧が500〜480Kg/cm2Gとなる
ように混合ガスを追加し、15間反応を行つた。反
応終了後、オートクレーブを速やかに冷却し、内
容物をガスクロマトグラフイーで分析したとこ
ろ、仕込反応液基準でエチレングリコールの生成
速度は142.9g/・時であり、メタノールの生
成速度は665.0g/・時であつた。その他の反
応生成物としてメタン、二酸化炭素、ギ酸メチ
ル、エタノールおよび酢酸メチルのほかテレフタ
ル酸のエステル化物が確認された。 実施例 2〜10 ハステロイ製オートクレーブにルテニウムドデ
カカルボニル0.1mg−原子、PPNCl 1.2mmol及び
N・N′−ジメチルイミダゾリジノン7.5mlを仕込
んだ。きらに、反応促進剤として各々の実施例ご
とにm−フロロ安息香酸を0.6mmol(実施例
2)、1.2mmol(実施例3)、2.4mmol(実施例
4)、4.0mmol(実施例5)および10.0mmol(実
施例6)、あるいは安息香酸を0.6mmol(実施例
7)、2.4mmol(実施例8)、10.0mmol(実施例
9)および20.0mmol(実施例10)加え、一酸化
炭素対水素モル比が1:1の混合ガスを充填し、
反応温度240℃で30分間反応を行つた。その間、
反応圧力は480Kg/cm2G前後から390Kg/cm2G前後
まで変化し、平均の反応圧力は大体440Kg/cm2G
であつた。反応後、速やかにオートクレーブを冷
却し、反応液をガスクロマトグラフイーにより分
析した。これらの反応結果を表1に示すが、表1
に示す生成物以外にメタン、二酸化炭素、ギ酸メ
チル、酢酸、酢酸メチル、プロピレングリコー
ル、エチレングリコールギ酸エステルなどの他、
m−フロロ安息香酸、安息香酸のメタノール、エ
チレングリコールのエステル体の生成が確認され
た。これらの生成物は表1に示す生成物に較べ少
ない量であり、m−フロロ安息香酸、安息香酸の
エステル体の生成は酸の添加量の増加に伴つて増
える傾向を示した。 比較例 1 反応促進剤としてのm−フロロ安息香酸あるい
は安息香酸を添加しない以外は実施例2〜10と同
一の条件で反応を行つた。その結果を表1に示
す。
の混合ガスからエチレングリコールを製造する方
法に関するものである。 本発明の方法によれば、比較的温和な条件下
に、効率よく含酸素化合物を製造できる。 エチレングリコールは、利用範囲の広い重要な
基礎化学品であり、常に工業的に安価な製造法が
期待されるものである。 従来、一酸化炭素と水素とを原料として、直接
一段でエチレングリコールを製造する方法とし
て、ロジウム系触媒を使用する方法が数多く提案
されている。しかしながら、特公昭53−31122号
公報等に例示されるこれらの方法は高価なロジウ
ムを使用するもので、ロジウム触媒の回収、再使
用など工業的規模で実用化するための困難が伴な
い、また触媒性能も必らずしも充分でないことか
ら、実用化プロセスとして完成されていないのが
実情である。 一方、これらのロジウム触媒の有する欠点を回
避するための一つの方策として、ロジウムに較べ
て安価なルテニウム触媒を使用するいくつかの方
法が提案されている。例えば、米国特許第
4170605号明細書にはルテニウムとピリジン類配
位子よりなる触媒を使用したエチレングリコール
の製造法が示されている。この場合、ピリジン配
位子として2−ヒドロキシピリジンをルテニウム
1g原子当り5.74モル使用し、15000psi(1057.8
Kg/cm2)で実施した例が示されている。また、他
のピリジン配位子として、2−アミノピリジン、
2−(ジメチルアミノ)ピリジンの例も記されて
いるが、実際に使用された例もなく、またどのよ
うな効果が得られるか記述されていない。 又、特開昭56−100728号公報ではルテニウム化
合物を低融点ホスホニウム塩、アンモニウム塩に
分散させた系、特開昭56−123925号公報ではルテ
ニウムとロジウム化合物からなる触媒系、特開昭
57−109735号公報ではルテニウムと多価フエノー
ル類からなる触媒系、特開昭57−130939号公報で
はルテニウムとレニウム化合物からなる触媒系、
特開昭58−121226号公報ではルテニウムとマンガ
ン化合物からなる触媒系などが、一酸化炭素と水
素から遊離のエチレングリコールを製造する方法
として提案されている。しかしながら、これらの
公報明細書に開示されたルテニウム系触媒の活性
は、いずれの場合にも高水準とは言い難く、比較
的低圧の600Kg/cm2以下の条件下では、エチレン
グリコールの生成速度が1モルエチレングリコー
ル/グラム原子・時間程度であり、未だ充分な活
性を示すとは言い難い。 さらに、カルボン酸を反応溶媒としてルテニウ
ム化合物を触媒として分散させた系で、一酸化炭
素と水素からエチレングリコールエステルを合成
する方法がいくつか提案されている。特開昭55−
9088号公報ではカルボン酸を溶媒とし、ルテニウ
ム、オスミウムを含む触媒系でアルカノールエス
テルおよび隣位グリコールエステルを同時に製造
する方法が提案されている。この明細書中には、
カルボン酸として脂肪族カルボン酸、芳香族カル
ボン酸及びその置換体が例示してあるが、これら
の中でその実施例に示されるような酢酸、トリフ
ロロ酢酸、プロピオン酸のような脂肪族カルボン
酸が好ましいと記載されている。また、特開昭56
−51426号公報では、脂肪族カルボン酸溶媒で、
ルテニウム化合物とホスホニウム塩を使用する系
が、特開昭56−123925号公報では、主として酢酸
溶媒中で、ルテニウムとロジウム化合物を混合使
用する系が、米国特許第4323513号明細書では、
ルテニウム化合物とカルボン酸からなる均一液相
で、エチレングリコールエステルを製造する際に
メチルエステル、エチレングリコールエステル及
び水濃度を30%以下に保つことが提案されてい
る。 しかしながら、これらのカルボン酸を反応溶媒
とする系においても、エチレングリコールエステ
ルの生成速度は小さく、実用性のある触媒活性レ
ベルに達していないと判断され(600Kg/cm2以下
の反応条件では上記いずれの公知技術の実施例に
おいても、エチレングリコールエステルの生成速
度は1.0モル/グラム原子Ru・時程度以下であ
る)、かつエチレングリコールを製造するために
はエチレングリコールジエステルの加水分解工程
が必要になるなど工業的プロセスとして必らずし
も有利であると言い難い。 本発明者らは、ルテニウム触媒の活性を高める
ために鋭意検討した結果本発明に到達した。 即ち、本発明は、一酸化炭素及び水素を触媒の
存在下に反応させてエチレングリコールを製造す
る方法において、触媒がルテニウム含有化合物及
びルテニウム1グラム原子に対して0.1〜200モル
の芳香族カルボン酸、並びにアルカリ金属塩又は
オニウム塩を含有するものであることを特徴とす
るエチレングリコールの製造法を提供するもので
ある。 本発明の方法において用いられるルテニウム含
有化合物としては、特に限定されるものでない
が、例えばルテニウム金属及びルテニウムの酸化
物、水酸化物、無機酸塩、有機酸塩あるいは錯化
合物などが例示される。 さらに具体的には、例えば二酸化ルテニウム、
四酸化ルテニウム、塩化ルテニウム、臭化ルテニ
ウム、トリス(アセチルアセトン)ルテニウム、
テトラカルボニルルテニウム酸ジカリウム、ヘキ
サクロルルテニウム酸ナトリウム、ペンタカルボ
ニルルテニウム、ジクロルトリカルボニルルテニ
ウム、ジアイオドトリカルボニルルテニウム、ク
ロロトリス(トリフエニルホスフイン)ヒドリド
ルテニウム、ビス(トリ−n−ブチルホスフイ
ン)トリカルボニルルテニウム、ビス(トリ−i
−プロピルホスフイン)トリカルボニルルテニウ
ム、ドデカカルボニルトリルテニウム、テトラヒ
ドリドドデカカルボニルテトラルテニウム、ウン
デカカルボニルヒドリドトリルテニウム酸テトラ
フエニルホスホニウム、テトラカルボニルヒドリ
ドルテニウム酸ビス(トリフエニルホスフイン)
イミニウム、オクタデカカルボニルヘキサルテニ
ウム酸ジカリウムなどが挙げられる。 ルテニウムの使用量は、反応液中のルテニウム
濃度として、反応溶液1リツトル当りルテニウム
原子として1×10-6〜100グラム原子、好ましく
は1×15-5〜10グラム原子である。 本発明の方法においては、上述したルテニウム
含有化合物とともに、反応促進剤として芳香族カ
ルボン酸を使用することが必須である。 反応促進剤として使用される芳香族カルボン酸
とは、単環もしくはそれ以上の芳香環に1個以上
のカルボキシル基を有するもので、芳香環内に窒
素、酸素、イオウ原子などのヘテロ原子を有する
芳香族複素環式化合物をも包含するものである。
さらに芳香族カルボン酸としての本質的性質を変
えることのない各種の置換基、例えばアルキル
基、アリル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ア
ルデヒド基、ハロゲノ基、ニトロ基、シアノ基な
どが芳香環に置換されたものを使用することがで
きる。 このような化合物の具体例として、安息香酸、
o−トルイル酸、p−クロル安息香酸、m−フロ
ロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、p−オキシ安
息香酸、サルチル酸、アニス酸、α−レゾルシン
酸、α−ナフタリンカルボン酸、β−ナフタリン
カルボン酸、o−フタル酸、m−フタル酸、テレ
フタル酸、o−フタルアルデヒド酸、トリメリト
酸、ピロメリツト酸、1・8−ナフタリンジカル
ボン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、2・4−
ピリジンジカルボン酸、2・6−ピリジンジカル
ボン酸、キナルジン酸、キノリン酸、2−フラン
カルボン酸、3・4−フランジカルボン酸、ピロ
ール−2−カルボン酸、インドール−2−カルボ
ン酸などを例示することができる。また、ポリマ
ー側鎖として芳香族カルボン酸基を有するもので
もよい。 これらの芳香族カルボン酸の使用量は、ルテニ
ウム1グラム原子当り0.1〜200モルの範囲が用い
られる。芳香族カルボン酸の使用量があまり少な
いとその促進剤としての効果が小さい場合が多
く、使用量があまり多くなると促進効果が最大限
に発揮できなかつたり、目的生成物であるエチレ
ングリコールと添加したカルボン酸がエステル体
を形成して、生成物の分離、リサイクル系が複雑
化するなどの難点が生ずるので、より好ましくは
ルテニウム1グラム原子当り0.5〜100モルの範囲
で用いるのがよい。 さらに、本発明の方法において使用される触媒
構成成分に対して第3成分としてアルカリ金属塩
又はオニウム塩を促進剤として使用する。 オニウム塩としては、4級アンモニウム塩、4
級ホスホニウム塩、イミニウム塩などを挙げるこ
とができる。さらに具体的に例示すると、塩化リ
チウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カ
リウム、ヨウ化セシウム、酢酸セシウム、酢酸カ
リウム、酢酸ナトリウムなどのアルカリ金属塩、
又、オニウム塩としては、テトラメチルアンモニ
ウムクロライド、テトラエチルアンモニウムアイ
オダイド、テトラ(n−ブチル)アンモニウムク
ロライド、トリブチルエチルアンモニウムアイオ
ダイド、トリメチルベンジルアンモニウムブロマ
イド、N−メチルピリジニウムクロライド、エチ
ル−4−ジメチルアミノピリジニウムアイオダイ
ド、エチル−1−メチルイミダゾリウムクロライ
ド、エチル−1−メチルベンズイミダゾリウムア
イオダイド、ビス(トリフエニルホスフイン)イ
ミニウムクロライド、ビス(トリフエニルホスフ
イン)イミニウムブロマイド、ビス(トリフエニ
ルホスフイン)イミニウムアイオダイド、ビス
(トリフエニルホスフイン)イミニウムベンゾエ
ート、テトラエチルホスホニウムクロライド、テ
トラ(n−ブチル)ホスホニウムアイオダイド、
トリフエニルメチルホスホニウムクロライドなど
を挙げることができる。 特に、オニウム塩を第3成分として添加する系
で芳香族カルボン酸類との顕著な複合効果が認め
られ、これらの促進剤の中でもオニウム塩がより
好ましい第3成分である。 これらの第3成分は通常ルテニウム1グラム原
子当り0.05〜500モルの範囲、好ましくは0.1〜
300モルの範囲で使用される。 本発明の方法においては、反応溶媒を使用する
が、反応溶媒としては、以下に記載するようなも
のを使用することができる。例えば、ジエチレエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、テトラエチ
レングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、ジエチルケトン、アセトフエニン
等のケトン類、メタノール、エタノール、n−ブ
タノール、エチレングリコール等のアルコール
類、ギ酸、酢酸、プロピオン酸などのカルボン酸
類、フエノール、メトキシフエノール等のフエノ
ール類、酢酸メチル、酢酸エチル、エチレングリ
コールジアセテート、γ−ブチロラクトン等のエ
ステル類、スルホラン、ジメチルスルホン等のス
ルホン類、ジメチルスルホキシド、ジエチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、N・N−ジメチル
ホルムアミド、N・N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリジノン、N−イソプロピルピロ
リジノン、N−メチル−2−ピリドン等のアミド
類、N・N・N′・N′−テトラメチル尿素、N・
N′−ジメチルイミダゾリジノンなどの置換尿素
類、ヘキサメチルリン酸トリアミド、トリピペリ
ジノホスフインオキシド等のリン酸トリアミド
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラリン
等の芳香族炭化水素、n−ヘキサン、n−オクタ
ン、シクロヘキサン、デカリンなどの脂肪族ある
いは脂環族炭化水素、ニトロメタン、ニトロベン
ゼン等のニトロ化合物、トリエチルアミン、トリ
−n−ブチルアミン、ピリジン、N−メチル−ピ
ペリジン、N−メチルモルホリン、α−ピコリ
ン、2・6−ルチジン、1−メチルイミダゾール
等の三級アミン類、アセトニトリル、ベンゾニト
リル等のニトリル類、ジメチルカーボネート、エ
チレンカーボネート等の炭酸エステル類などであ
る。 本発明の方法において反応は加熱加圧条件下で
実施される。反応圧力としては、通常1〜2000
Kg/cm2G、好ましくは30〜1000Kg/cm2G、より好
ましくは50〜600Kg/cm2Gの範囲である。この際
エチレングリコール製造のための原料ガスとして
反応系に供給される一酸化炭素と水素の割合は、
通常水素ガスに対する一酸化炭素のモル比として
0.05〜20、好ましくは0.1〜10の範囲である。ま
た反応温度としては通常50〜350℃、好ましくは
100〜300℃の範囲である。更に反応時間としては
通常0.1〜20時間、好ましくは0.3〜10時間の範囲
が使用される。本法はバツチ式、半連続式又は連
続式で実施することができる。 以下本実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 トリルテニウムドデカカルボニル0.3mg−原
子、ビス(トリフエニルホスフイン)イミニウム
クロライド(以下PPNClと略記する)2.0mmol、
テレフタル酸2.0mmolおよびN・N′−ジメチルイ
ミダゾリジノン3.0mlを内容積35mlのハステロイ
製オートクレーブに封入した。このオートクレー
ブを加熱炉に設置したのち、ガス導入管から一酸
化炭素対水素モル比が1:1の混合ガスを導入し
て系内のガス置換し、室温での仕込圧が360Kg/
cm2Gになるように混合ガスを仕込んだ。反応温度
260℃に設定後、反応の進行にしたがつて反応圧
が低下するので反応圧が500〜480Kg/cm2Gとなる
ように混合ガスを追加し、15間反応を行つた。反
応終了後、オートクレーブを速やかに冷却し、内
容物をガスクロマトグラフイーで分析したとこ
ろ、仕込反応液基準でエチレングリコールの生成
速度は142.9g/・時であり、メタノールの生
成速度は665.0g/・時であつた。その他の反
応生成物としてメタン、二酸化炭素、ギ酸メチ
ル、エタノールおよび酢酸メチルのほかテレフタ
ル酸のエステル化物が確認された。 実施例 2〜10 ハステロイ製オートクレーブにルテニウムドデ
カカルボニル0.1mg−原子、PPNCl 1.2mmol及び
N・N′−ジメチルイミダゾリジノン7.5mlを仕込
んだ。きらに、反応促進剤として各々の実施例ご
とにm−フロロ安息香酸を0.6mmol(実施例
2)、1.2mmol(実施例3)、2.4mmol(実施例
4)、4.0mmol(実施例5)および10.0mmol(実
施例6)、あるいは安息香酸を0.6mmol(実施例
7)、2.4mmol(実施例8)、10.0mmol(実施例
9)および20.0mmol(実施例10)加え、一酸化
炭素対水素モル比が1:1の混合ガスを充填し、
反応温度240℃で30分間反応を行つた。その間、
反応圧力は480Kg/cm2G前後から390Kg/cm2G前後
まで変化し、平均の反応圧力は大体440Kg/cm2G
であつた。反応後、速やかにオートクレーブを冷
却し、反応液をガスクロマトグラフイーにより分
析した。これらの反応結果を表1に示すが、表1
に示す生成物以外にメタン、二酸化炭素、ギ酸メ
チル、酢酸、酢酸メチル、プロピレングリコー
ル、エチレングリコールギ酸エステルなどの他、
m−フロロ安息香酸、安息香酸のメタノール、エ
チレングリコールのエステル体の生成が確認され
た。これらの生成物は表1に示す生成物に較べ少
ない量であり、m−フロロ安息香酸、安息香酸の
エステル体の生成は酸の添加量の増加に伴つて増
える傾向を示した。 比較例 1 反応促進剤としてのm−フロロ安息香酸あるい
は安息香酸を添加しない以外は実施例2〜10と同
一の条件で反応を行つた。その結果を表1に示
す。
【表】
実施例 11
ハステロイ製オートクレーブにトリルテニウム
ドデカカルボニル0.1mg−原子、PPNCl 1.2m
mol、ピリジン−3−カルボン酸0.6mmol及び
N・N′−ジメチルイミダゾリジノン7.5mlを仕込
み、一酸化炭素対水素モル比が1:1の混合ガス
を圧入して、240℃で30分間反応を行つた。反応
最高到達圧は484Kg/cm2であつた。反応液を分析
したところ、エチレングリコール、メタノールお
よびエタノールの生成速度はそれぞれ32.0、
234.6および15.3mol/g−原子Ru・hrであつ
た。 実施例 12 ピリジン−3−カルボン酸の代りにテレフタル
酸0.6mmolを使用した以外は実施例11と同様の条
件下で反応を行つた。その結果、エチレングリコ
ール、メタノールおよびエタノールの生成速度は
それぞれ37.2、306.1および8.2mol/g−原子
Ru・hrであつた。 実施例 13および14 ルテニウム化合物として、テトラカルボニウム
ヒドリドルテニウム酸ビス(トリフエニルホスフ
イン)イミニウム:〔PPN〕〔RuH(CO)4〕0.1
mg−原子(実施例−13)またはウンデカカルボニ
ルヒドリドトリルテニウム酸ビス(トリフエニル
ホスフイン)イミニウム:〔PPN〕〔Ru3H
(CO)11〕0.1mg−原子(実施例−14)を用い、反
応促進剤としてm−フロロ安息香酸を0.6mmol、
溶媒としてN・N′−ジメチルイミダゾリジノン
を7.5ml使用し、一酸化炭素対水素モル比が1:
1の混合ガスを圧入して、反応圧500〜450Kg/cm2
G、反応温度240℃で2時間反応を行つた。その
結果を表2に示す。 比較例 2および3 実施例−13および14でm−フロロ安息香酸を添
加しなかつた以外は実施例−13及び実施例−14と
それぞれ同様の条件で反応した。その結果をそれ
ぞれ比較例−2および3として表2に示す。
ドデカカルボニル0.1mg−原子、PPNCl 1.2m
mol、ピリジン−3−カルボン酸0.6mmol及び
N・N′−ジメチルイミダゾリジノン7.5mlを仕込
み、一酸化炭素対水素モル比が1:1の混合ガス
を圧入して、240℃で30分間反応を行つた。反応
最高到達圧は484Kg/cm2であつた。反応液を分析
したところ、エチレングリコール、メタノールお
よびエタノールの生成速度はそれぞれ32.0、
234.6および15.3mol/g−原子Ru・hrであつ
た。 実施例 12 ピリジン−3−カルボン酸の代りにテレフタル
酸0.6mmolを使用した以外は実施例11と同様の条
件下で反応を行つた。その結果、エチレングリコ
ール、メタノールおよびエタノールの生成速度は
それぞれ37.2、306.1および8.2mol/g−原子
Ru・hrであつた。 実施例 13および14 ルテニウム化合物として、テトラカルボニウム
ヒドリドルテニウム酸ビス(トリフエニルホスフ
イン)イミニウム:〔PPN〕〔RuH(CO)4〕0.1
mg−原子(実施例−13)またはウンデカカルボニ
ルヒドリドトリルテニウム酸ビス(トリフエニル
ホスフイン)イミニウム:〔PPN〕〔Ru3H
(CO)11〕0.1mg−原子(実施例−14)を用い、反
応促進剤としてm−フロロ安息香酸を0.6mmol、
溶媒としてN・N′−ジメチルイミダゾリジノン
を7.5ml使用し、一酸化炭素対水素モル比が1:
1の混合ガスを圧入して、反応圧500〜450Kg/cm2
G、反応温度240℃で2時間反応を行つた。その
結果を表2に示す。 比較例 2および3 実施例−13および14でm−フロロ安息香酸を添
加しなかつた以外は実施例−13及び実施例−14と
それぞれ同様の条件で反応した。その結果をそれ
ぞれ比較例−2および3として表2に示す。
【表】
実施例 15、16および17
PPNClの代りにオニウム塩として1.2mmolのテ
トラ(n−ブチル)ホスホニウムブロマイド(実
施例−15)、セシウムアイオダイド(実施例−
16)およびビス(トリフエニルホスフイン)イミ
ニウムアセテートを使用した以外は実施例−2と
同様の条件で反応を行つた。その結果を表3に示
す。 比較例 4、5および6 実施例−15、16および17において芳香族カルボ
ン酸を添加しなかつた以外は、それぞれ実施例−
15、16および17と同様の条件で反応を行い、その
結果をそれぞれ比較例−4、5および6として表
3に示す。
トラ(n−ブチル)ホスホニウムブロマイド(実
施例−15)、セシウムアイオダイド(実施例−
16)およびビス(トリフエニルホスフイン)イミ
ニウムアセテートを使用した以外は実施例−2と
同様の条件で反応を行つた。その結果を表3に示
す。 比較例 4、5および6 実施例−15、16および17において芳香族カルボ
ン酸を添加しなかつた以外は、それぞれ実施例−
15、16および17と同様の条件で反応を行い、その
結果をそれぞれ比較例−4、5および6として表
3に示す。
【表】
実施例 18〜26
N・N′−ジメチルイミダゾリジノンの代りに
反応溶媒として、テトラエチレングリコールジメ
チルエーテル(実施例−18)、N−sec−ブチルピ
ロリジノン(実施例−19)、1・4・7・10・
13・16−ヘキサオキサシクロオクタデカン(実施
例−20)、テトラヒドロフラン(実施例−21)、
1・4−ジオキサン(実施例−22)、N−メチル
ピロリジノン(実施例−23)、クロルベンゼン
(実施例24)、N・N′−ジメチルアニリン(実施
例−25)およびγ−ブチロラクトン(実施例−
26)をそれぞれ使用し、トリルテニウムドデカカ
ルボテル0.05mg−原子、PPNCl 0.6mmol、m−
フルオロ安息香酸2mmolをそれぞれ使用した以
外は実施例−5と同様の反応条件で行つた。その
結果を表4に示す。
反応溶媒として、テトラエチレングリコールジメ
チルエーテル(実施例−18)、N−sec−ブチルピ
ロリジノン(実施例−19)、1・4・7・10・
13・16−ヘキサオキサシクロオクタデカン(実施
例−20)、テトラヒドロフラン(実施例−21)、
1・4−ジオキサン(実施例−22)、N−メチル
ピロリジノン(実施例−23)、クロルベンゼン
(実施例24)、N・N′−ジメチルアニリン(実施
例−25)およびγ−ブチロラクトン(実施例−
26)をそれぞれ使用し、トリルテニウムドデカカ
ルボテル0.05mg−原子、PPNCl 0.6mmol、m−
フルオロ安息香酸2mmolをそれぞれ使用した以
外は実施例−5と同様の反応条件で行つた。その
結果を表4に示す。
【表】
りのモル生成速度
上述した実施例及び比較例から、本発明の方法
によれば、より低圧下で、エステル体ではなく遊
離のエチレングリコールの生成速度が飛躍的に増
大し、従来技術に比較し単位ルテニウム当りの活
性を著しく高めることが明らかである。
上述した実施例及び比較例から、本発明の方法
によれば、より低圧下で、エステル体ではなく遊
離のエチレングリコールの生成速度が飛躍的に増
大し、従来技術に比較し単位ルテニウム当りの活
性を著しく高めることが明らかである。
Claims (1)
- 1 一酸化炭素及び水素を触媒の存在下に反応さ
せてエチレングリコールを製造する方法におい
て、触媒がルテニウム含有化合物及びルテニウム
1グラム原子に対して0.1〜200モルの芳香族カル
ボン酸、並びにアルカリ金属塩又はオニウム塩を
含有するものであることを特徴とするエチレング
リコールの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59053607A JPS60199843A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | エチレングリコ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59053607A JPS60199843A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | エチレングリコ−ルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60199843A JPS60199843A (ja) | 1985-10-09 |
| JPS623133B2 true JPS623133B2 (ja) | 1987-01-23 |
Family
ID=12947575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59053607A Granted JPS60199843A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | エチレングリコ−ルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60199843A (ja) |
-
1984
- 1984-03-22 JP JP59053607A patent/JPS60199843A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60199843A (ja) | 1985-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |